ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝   作:ふくちか

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何と言うか……R-18ver書きたい衝動に駆られるのは何故なんですかねぇ

やっぱり私がスケベだからなのだろうか………


MAGIC78『狙われた少年』

 

 

「母さんなんて大嫌いだ!!」

 

明くる日の昼下がり、一つの家から子供の声が響いた。

 

「待ちなさい、信彦!!」

 

母親の制止も聞かぬまま、少年――――信彦は家を飛び出した。

 

 

 

 

『漸く…………見つけたぁ!』

 

 

その様子を、謎の怪物が物陰から見ていたのを、信彦は知らない。

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

よ、皆!イッセーだ。

俺達は今学校にいる。学生だから、当然授業はあるからな。

 

あ、因みに晴人は家で寝てる。

流石に同じ顔の俺達が学校にいるのは怪しまれるからな。

 

と言っても、晴人本人は『一日中ベッドで寝れるとか最高かよ!』って喜んでいたけどな。

多分今も寝てるんじゃないかなぁ。

 

晴人は最近よく母さんの家事の手伝いをしたり、俺達の特訓に付き合ってくれてる。

同い年の筈なのに、何故だか晴人の方が年上っぽいんだよなぁ。

 

 

………俺に兄さんがいたら、こんな感じだったのかなぁとか思ったり。

 

 

今の所は晴人の追ってきたファントムって奴等は姿を見せていない。

それに関しては殆ど晴人一人で受け持ってるから、俺達も何とかして手伝えないかと模索しているけど、その度に晴人に『その気持ちだけ受け取っとくよ』って言われるんだ。

 

 

でも、このまま何もなかったら良いってのも、全員思ってることだ。

そう思いながら、俺は教科書と睨めっこするのだった。

 

 

 

 

 

放課後。

俺達は何時も通り、オカルト研究部に集まっていた。

 

「さて、今日は今度行われる文化祭について話し合おうと思ってるのだけど……」

「悪い、リアス。邪魔するぞ」

 

と、ここでアザゼル先生が入ってきたので、俺達は一旦会話を中止する。

 

「どうしたの、アザゼル?」

「……どうも、この辺にファントムってのが出たらしい」

 

 

――――っ!

 

ファントムの情報に、俺達は顔色を変える。

 

「とにかく、今から言う住所の方へと向かってくれ。場所は――――」

 

 

 

 

アザゼル先生に言われた通りの住所へと向かうと、そこでは――――

 

『さぁ、俺と一緒に来てもらおうか!』

「く、来るなぁ!!」

 

手に槍を携えた蜘蛛みたいな怪物と、それに襲われている男の子という光景だった。

 

「やめろぉぉっ!!」

『!?』

 

黙ってみていられず、俺はそいつに殴り掛かった!

怪物は槍で俺の拳を受け止める!

 

『何だ貴様は?俺様の邪魔をするな!!』

「っ!?」

 

そう言うと、怪物は地中へと潜っていった!

逃げたのか!?

 

『ヒェアァァァァッ!!』

「がぁぁっ!!」

 

背後から踊り出た怪物の一撃を受けてしまう!

いてぇ!!

 

「イッセー!このっ」

『おっと、良いのかぁ?そんな危険な魔力をこんな所でぶっ放してもよぉ』

 

奴の言うとおり、周りは住宅街!

しかも地中に潜る能力を持っているなら、部長の滅びの魔力が外れて思わぬ物を滅ぼしちまう可能性もある!

部長は悔しそうに魔力を消した。

 

 

 

と、その時だった。

 

 

 

――――ブゥンッ!

 

『あ?グギャッ!?』

 

俺達の背後から響いたバイクのエンジン音と共に、怪物が何かに轢かれた!

バイクは俺達と怪物の間で勢い良く止まった。

 

「おいおい、今度のファントムはショタコンか?裁判所が来るレベルだぜ」

 

こ、この声は………!

俺達が誰なのかを察した時、そいつはヘルメットを取った。

 

「すまねぇな、寝てた」

 

やっぱり、晴人だったか!!

ってか、そんなカッコいいバイク持ってたのかよ!

 

『な、何だ貴様は!?』

「問われて名乗るも烏滸がましいが、特別に名乗ってやるよ」

《ドライバーオン・プリーズ》

 

晴人が腰に手を当てると、何処からか変な音声が響き、晴人の腰に銀色のベルトが巻かれていた!

晴人が左右のレバーを操作すると、

 

《シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!》

 

……何やらおかしな呪文があたりに鳴り響いてる!

俺達が唖然としていると、晴人は左手に赤い指輪を嵌めて指輪の目らしいカバーを下すと、

 

「変身!」

 

そう言って指輪のついた左手をベルトに翳した。

すると――――もっと驚くべき事が起こった!

 

 

 

 

《フレイム・プリーズ!ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!》

 

変な呪文の後に、晴人が翳していた手の方向から赤い魔方陣が現れ、晴人がその中を潜ると――――晴人は俺達が初めて会った時と同じ魔法使いみたいな姿に変わっていた!

 

 

 

まるで、小さい頃によく見ていた特撮のヒーローみたいだ……!

 

 

『ゆ、指輪の魔法使いか!?』

 

驚きつつも槍を構える怪物を前に、晴人は、

 

 

 

「さぁ、ショータイムだ!」

 

 

 

 

大胆不敵に、そう言ってのけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




イッセー「俺も仮面ライダーに変身してみたいなぁ」
ドライグ『龍騎とかどうだ?』
イッセー「最後死ぬのか!?」

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