ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝   作:ふくちか

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今回の非公開騒動におきまして、盗作行為に抵触していたので、一時的に非公開となりました。

お気に入り登録してくださっている読者の皆様、そして盗作被害にあったヴァルナルさん。


この場をお借りして、お詫び申し上げます。


本当にすみませんでした。


第七章:放課後のラグナロク/オールドラゴン
MAGIC59 『人は彼を、魔法使いと呼んだ』


『フハハハハハ!!今日こそこの世界から砂糖類を無くしてやるわぁ!!』

 

と、テレビの中で高らかに吠える何か悪の組織っぽいやつ。

だが――――

 

 

『待てっ!!』

 

その野望に待ったをかける男。

その名は………

 

『その声……貴様は!?』

『この星を…否!糖類を守るために受け継がれてきた秘密の力!それは魔法なり!』

『う、ウィザードラゴン!!』

『覚悟しろ!無糖将軍ブラックブレンダ―!!』

《コネクト・プリーズ》

 

赤龍帝の鎧にウィザードライバー、そして黒のローブを身にまとったヒーロー……

 

 

 

 

 

 

 

―――――魔法龍帝・ウィザードラゴン。

 

 

そう、以前持ち掛けられていた娯楽番組の話の正体が、これだ。

今、テレビ画面ではウィザーソードガンを振るって戦う俺がいた。

 

 

因みに、これは実際に俺が戦っているわけではない。

中に入っているのはスタントマンの悪魔の方で、俺は声のみの収録になってるんだ。

 

そして現在、グレモリー眷属全員で完成した一話を視聴しているのだ。

んで、予想外の完成度の高さに俺も驚いている。

 

「このウィザードラゴン、冥界でもトップクラスの視聴率らしいです…」

 

と、俺の膝上に座る小猫ちゃんが教えてくれた。

 

「それに玩具も完成度が高いからね」

 

そう語る木場の手には玩具版の赤龍帝の籠手が。

何とこれ!ドライグの生ボイスを多数収録してるのだ!

 

例えば「おはよう」と声をかけると『よう、相棒』と返ってくるのだ!

もうウザったいぐらいセリフのバリエーションが多いんだ!

 

『イヤー、いい仕事をしたな』

 

ドライグも完成した一話と玩具を見てご満悦の様子だ。

ただ、名前に関してはドラゴンとかなり喧嘩したけどな。

 

 

 

ドライグ曰く『何で俺の名前じゃないんだ!?』、そしてドラゴン側の意見は『勝手に俺の名前を使うな!!』だ。

ま、コイツの正式名称は「ウィザードラゴン」だけどね。

 

『これでとどめだ!!』

《チョーイイネ!キックストライク・サイコー!》

『ストライクウィザードォォォォォォッ!!!』

『ぐあぁああ!!……の、ノンシュガー帝国に、栄光あれぇぇぇ!!!』

 

お、必殺キックが決まった。

そしてその場に現れた人物は――――

 

 

『ウィザードラゴン、大変大儀であったぞ』

『プリンセス・シュガー!』

 

部長の顔をした、お姫様――――プリンセス・シュガー。

この物語のヒロインで、主人公が守るシュガーアイランドの王女様だ。

あ、この部長の顔も切り取って合成してるんだぜ☆

 

………ちなみに、この作品のあらすじはこうだ。

 

 

 

砂糖や甘物をこよなく愛する国、シュガーアイランド。

そして世界中から砂糖類を消そうと企む悪の軍団、ノンシュガー帝国。

 

シュガーアイランド側はそれを食い止めるべく、かつて砂糖に愛され、魔法の竜を宿した魔法使いを探し当てた。

 

 

それが主人公、ウィザードラゴンである。

主人公の正体は、その魔法龍を宿した風来坊の青年で、自らの故郷を探すため旅から旅をしているっていう設定だ。

 

 

………何か、名前はカッコいいのにストーリーが何だか微妙な気がしてならないのは、俺も感じていた。

と言うか、ここまで大受けしているのが驚きだ。

 

そして何故砂糖を取り扱うのかというと、俺がプレーンシュガーばっか食ってたら、アザゼル先生達が甘党だと受け取ったからっぽい……別に俺は甘党じゃないのにな。

 

「でもイッセー君がここまで人気者になるなんて幼馴染としても鼻が高いわ!昔はよくヒーローごっことかしてたもんね!」

 

イリナが昔流行ったヒーローのポーズをとった。

おー、懐かしいな。

 

「こんなのもあったな。命あるところ、正義の雄たけびあり!って」

「うんうん!けど、私は正義のロードを突き進む!ってフレーズが好きだったわ!」

 

イヤー、懐かしいな。

こうして話すと、イリナは良い幼馴染だったんだなって自覚する。

 

「……そう言えば、私は猫科の拳法ヒーローを見ていました」

「へぇ~。アンブレイカブル・ボディ!って奴だよね!」

 

 

 

 

などと懐かしい話を進めながら、俺達はウィザードラゴンの終わりまで余す事無く視聴した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回は短めです

因みに今回、何故ドラゴンが喋らなかったのかは、次回で明らかになります


ではノシ

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