ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝   作:ふくちか

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D×D最新刊の龍神化、かっこよすぎやしませんかねぇ…?


MAGIC53 『終章 ~乱戦・合戦・ドラゴン乱舞~』

「イッセーが!?」

 

アーシアからファントムの出現を聞かされたリアス達は現在ビーストから事の顛末を聞いていた。

 

「あぁ。白いローブ着た魔法使いがイッセーを連れ去りやがったんだ」

「…………そう」

「…なーんかアイツ、胡散臭そうだったけど、信用できんのかね?」

「あの魔法使いはイッセーの事を知っていた。恐らく、イッセーに魔法を授けたのは、彼よ。一応、信頼は出来ると思うの」

「成程なぁ。つまりアイツもライバルって訳か!」

「……どうしてそうなるんですか?」

 

見当外れな事を言うビーストに小猫がジト目で突っ込む。

 

「……ですが、イッセー先輩の気配が全く感じられないということは、何処か別の空間にいる可能性が高いです」

「…その様ですね」

「い、イッセー先輩、改造されちゃったりするんですかぁぁ!?」

「イッセー先輩をアレ以上改造する所なんてないよ。ギャー君」

「………その突込みもどうかなぁ」

「しっかし、どうしたもんかねぇ…………」

 

チラリとビーストが横目で眺めるのは、ゲートである志保。

その志保は現在、膝を抱えて泣いている。

 

「うっう………ヒサくん……」

「アンタもいい加減泣き止めって。いい大人なんだからさ」

「あ”の”っ!?ヒサ君は化け物に操られてるだけですよね!?」

「えっ!?あー、そうだと思うけどさ……」

 

言葉に詰まるビースト。

十中八九ベルゼバブの仕業なのだろうが、どういう風にして操っているかまでは分かっていないからだ。

 

「…そう言えば」

 

と、ここでアーシアが何かを思い出したかのように呟いた。

 

「どうしたの?アーシア」

「いえ、あの……イッセーさんがさっき、志保さんのお友達の方々を見つめてたので、もしかしたら何かあるのでは…………って、ご免なさい!根拠もないのに…」

「ううん。そういう直感も大事よ。そうね……もう一回志保さんのご友人の元を訪れてみましょうか」

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

 

そして、一方のイッセーはと言うと…………

 

 

 

「………うっ」

 

現在、イッセーは四方が闇に包まれた空間にいた。

 

『目が覚めたか。相棒』

「ドライグ……ここは?」

『分からん』

 

すると、イッセーは中央の魔法陣が刻まれたテーブルを囲むように、それぞれ四方向に丸いテーブルが安置されているのに気付いた。

そして、その上には四つのドラゴンスタイルの指輪が。

 

「………そうだ!志保さんは!?」

『あぁ、それなんだが……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「安心しろ。ゲートは無事だ」

 

 

 

 

 

「……へ?」

 

声がした方向を振り返ると、そこには――――

 

「久し振りだな。兵藤一誠」

「…白い、魔法使い」

 

白い魔法使いが、悠然と佇んでいた。

 

「また、アンタが助けてくれたのか」

「ふ、お前に死なれては困るからな……それよりも、魔法使いとしても、赤龍帝としても、随分成長したようだな」

 

まるで世間話でもしているかのような雰囲気。

 

「コカビエルを倒した時以上だ」

「……そんな事ないさ」

 

イッセーは俯き気に自分の指輪を眺める。

 

「指輪があるから、どうにか戦えてるだけだ……。コカビエルの時だって」

「指輪は、お前の魔力を引き出すための道具に過ぎない。言わば補助装置だ」

「けど、さっきだってあのザマだ!肉体が強くたって、魔力が弱かったら…………ッ!」

 

イッセーの脳内には、先ほどベルゼバブに言われた言葉がちらついていた。

 

「魔法使いとして、もっと……!」

「強さを求めるのなら、方法はある」

「えっ…?」

 

突然の打開策に、間抜けな声を出すイッセー。

が、白い魔法使いは構わずに続けた。

 

「確かに奴の言うとおり、お前は内に眠る力の半分しか引き出せていない。ならばどうするか?お前の魔力の源であるドラゴン、奴の力を限界まで引き出せばいい」

「限界まで……」

「尤も、お前が耐えられればの話だがな」

「耐えるさ」

 

何処か試すように挑発的な声音で問いかける白い魔法使いに、イッセーは間髪入れずに答えた。

それを聞いた白い魔法使いは、満足げに頷いた。

 

『相棒……』

『大丈夫だ。それに……あのフェニックスに勝つためにも、今以上に強くならなきゃなんねーしな』

『…………』

「ドラゴンに喰われるなよ」

「ドラゴンにも言ってやってよ。俺に食われんなって」

 

不敵にほほ笑むイッセーに、白い魔法使いは何かの術を発動した。

すると、四方に置かれていたウィザードリングから強烈な光が放たれ、イッセーの中へと入っていく。

 

何もない異空間がイッセーの眼前に広がったかと思うと、いきなり丸腰のイッセーに火炎、水流、暴風、岩石が襲い掛かってきた。

 

『ぐ…………ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!!!!』

『相棒!!!!』

「ウェルシュドラゴンよ。お前の介入は許されない。今は黙って見てもらおうか」

『ぐっ………!』

 

絶叫するイッセーを手助けすることは許されない、そう分かっているからこそ、ドライグは歯軋りする。

 

「………この、程度で!俺が絶望すると思ってんのか!!?遠慮すんなよドラゴン!……全力で、俺を食いに来いッ!!!!」

『……ならば、後悔するなよ。兵藤一誠!!』

 

それに加え、更に温度の上がった火炎、猛吹雪、雷を伴った竜巻、超重力が襲い来る。

 

『ぐおおおおおおおおおおおおッ!!!!?』

『これが……奴の本当の力、なのか!?』

 

ドライグはドラゴンの力を見て戦慄した。

その力は、かの五大龍王にすら匹敵するほどだとも、ドライグは確信した。

 

『お、俺は!!絶対に…………屈したりは、しねぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!』

 

そして、遂にイッセーは――――生き延びた。

 

 

 

 

「……完成したな」

「ハァ、ハァ、ハァ…………こ、これは?」

 

ドラゴンの攻撃が止み、現実へと戻ってきたイッセーが見たものは、中央のテーブルから放たれる光だった。

そして光が晴れると、そこには手甲のようなアイテムが鎮座していた。

 

「お前の魔力が具現化した魔法具――――ドラゴタイマー」

「ドラゴ、タイマー…………」

 

イッセーはドラゴタイマーを手に取った。

まるで、試練を乗り越えたことを確信するかのように。

 

『貴様、まだそれ程の力を隠していたとはな…………』

『………』

『何故、相棒にそれを委ねた?』

『…………………さぁな』

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

そして、リアス達はというと。

 

「ヒサく”ん”~~~!!!よ”か”った”よ”ぉぉぉぉぉ!!!!」

「お、落ち着けって志保………」

 

無事に、様子が可笑しかった志保の周りの人間を元に戻すことができたのだ。

 

「まさか、こんな小さな物で人を操ってたなんてね……」

 

そう呟くリアスの手には、小さい何かの破片が。

そう。何を隠そう、ベルゼバブはこの小さな僕を使い、他人を操っていたのだ。

 

「ま、この俺の魔力探知のお陰だな!って、イテテ………」

 

そう誇らしげに言うのは吼介…………ただし、その顔は酷く腫れ上がっている。

 

「…僕を取り払うといっても、普通女性を脱がそうとするなんて、変態のやることです」

 

そう辛辣に突っ込みを入れるのは小猫。

 

実は吼介、志保の友人や夫に取り付いた僕を潰そうと、ダンスクラブの女性の服を脱がそうとしたのだ。

当然そんな事を男からされれば一斉に攻撃を受けるのは当たり前なので、このような状態と言う訳だ。

 

「イッセー先輩でも、流石にそこまではしません」

「お、俺アイツより変態な訳!?」

「…と言うよりどっこいどっこいです」

 

と言う一幕を演じつつも、何とかベルゼバブの被害者を助け出せたことに安堵の息を漏らすリアス達。

が、その安堵は長くは続かなかった。

 

「部長!」

「たたた大変ですぅぅぅ!!」

 

木場とギャスパーの只ならぬ雰囲気に、何かあったことを確信するリアス達。

 

「どうしたの二人とも?」

「志保さんの旦那さんと、その友人達が……!」

「また操られてるみたいなんですぅ!」

『っ!?』

 

 

 

 

キャーーーーーーーーーーーー!!!!

 

 

二人の報告に顔を強張らせた彼女たちの元に、志保の悲鳴が届いた。

 

「…マジみてぇだな!」

「行くわよ、皆!」

『ハイ!』

 

リアス達が向かうと、その先には逃げるアーシアと志保、そして目の虚ろな志保の友人、そして夫が二人を追いかけるという異質な光景だった。

 

「おぉ、何かこえぇな……って言うか、僕消したから大丈夫じゃねーのか!?」

「その筈ですわ!まさか……消しそびれた物が!?」

「くそっ、一般の人間だからな……手を上げにくい!」

『ふっ、貴様等の着眼点は悪くなかったさ』

 

と、その行く手を遮るように立ちはだかったのは、ベルゼバブ。

 

「っ!ファントム!」

《ドライバー・オン!》

 

ベルゼバブの登場に、臨戦態勢に移行する。

 

『だが、一度私の僕に魔力を注入されれば、私がいる限り一生意のままの奴隷なのだよ!』

「成程なぁ。要するに…お前をたおしゃ万事解決ってことだろ!」

「実に分かりやすいな」

 

吼介が指輪を嵌める隣で、ゼノヴィアはデュランダルを構える。

 

「さぁ、悪しき幻魔よ!我がデュランダルの錆にしてくれるぞ!」

「勢い余ってこっちにぶつけてくれんなよ~。変、身ッ!!」

《セット!オープン!L・I・O・N!ライオーン!》

 

ビーストは先手必勝とばかりに突っ込み、ダイスサーベルを振りかざす。

 

『ふん。馬鹿の一つ覚えだな!』

 

ベルゼバブは動じる事無く空間を歪曲させてその攻撃をいなす。

その合間を縫うように、ゼノヴィアはデュランダルでの刺突攻撃を繰り出す。

 

『ちょこざいな…………っ!』

 

ベルゼバブは再び空間を歪曲させようとするが、何かの気配を感じてその場を離れた。

すると、先ほどベルゼバブがいた場所に、無数の剣が落ちた。

 

『ほぅ、闇雲に突っ込む馬鹿だけではないらしいな』

「そのまま動かなければ、串刺しに出来たものを……」

 

剣を召喚したのは、木場だった。

彼は空間の歪みを感知すると、その場所に聖魔剣を創造、あわよくば返す刃でベルゼバブを狂い咲く鉄華の剣で串刺しにするつもりだったのだ。

 

『ふん、私にばかり構っていられる余裕があるのかな?』」

 

ベルゼバブの見つめる先には、操られた人達と志保を庇うリアス達の姿が。

 

『それに……気絶させようとも私の意志一つで何度だって立ち上がる!さぁ、絶望の歌を聞かせろぉ!』

「この外道がッ!!」

 

非道な手を使うベルゼバブに怒ったビーストは再び斬りかかるもあっさり往なされてしまう。

 

「いや!やめて来ないで!ヒサ君、しっかりして!」

 

志保が懸命に呼びかけるも、

 

「俺の名前を呼ぶな。反吐が出る!」

「あんたなんて存在する価値もない!」

「目障りなのよ」

「早く絶望して消えちゃって」

 

 

「消えろ、消えろ、消えろ…」

 

 

非常な言葉が、志保を絶望へと追い詰めていく。

 

 

「いやぁぁぁーーー!!!」

「志保さん!気を確かに持って!!」

『さあ、絶望の淵へ落ちな!』

 

 

 

 

 

 

 

 

「させるかっての!」

《ライト・プリーズ》

 

すると操られた人やベルゼバブに強烈な光が。

次にベルゼバブが目を開けると、そこにいたのは――――

 

 

「待たせてすみません。部長、皆!」

 

最後の希望、兵藤一誠だ。

 

「「イッセー(君/先輩/さん)!!」」

『私に恐れをなして逃げ出したかと思いましたが?』

「笑えねぇじょうだんだな、そりゃ。こないだの借り、たっぷりと返してやるよ」

『出来るものか!ゲートが絶望する所を見せてやる…』

「絶望なんかさせない!俺が最後の希望だ!」

 

ウィザードライバーを操作し、指輪を翳した。

 

「変身!」

《フレイム・プリーズ!ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!》

「さぁ、ショータイムだ!」

『ほざけ!』

 

ウィザードFSはウィザーソードガンでベルゼバブに立ち向かう。

対するベルゼバブも武器の剣ど受け止め、そのまま切り結ぶ。

 

『ふっ!』

「っ!!」

 

が、ベルゼバブはウィザードFSの前から姿を消したかと思うと、今度は背後に突如として現れた。

そのまま背中に一太刀浴びせようと剣を振るうも、殺気を感じたウィザードFSはそれを背中にウィザーソードガンを回して受け止めた。

 

『なにっ?』

「不意打ちしたきゃそのうすぎたねぇ殺気を消すんだなっ!」

『ちぃ!』

 

振り向き様に蹴りを放ち、ベルゼバブを後退させる。

ベルゼバブが体勢を立て直す前に、ウィザードFSはフレイムドラゴンに強化変身する。

 

「見せてやるよ。ドラゴンの…本当の力を!」

《フレイム・ドラゴン!ボー、ボー、ボーボーボー!》

《コネクト・プリーズ》

 

迫りくるベルゼバブの剣を受け止めつつ、ウィザードFDは修行で手に入れた新しい力――――ドラゴタイマーを取り寄せた。

 

「……しゃっ!行くぜ!」

《ドラゴタイム!セットアップ!》

 

右腕に装着し、腕部分のダイヤルを回し、

 

「ここから先は、俺達のステージだ!」

《スタート!》

 

ダイヤル部分のカウンターを勢いよく押した。

 

『何を世迷言を!』

 

向かってくるベルゼバブに対して、ウィザードFDは冷静に対処する。

そして、ダイヤル部分が青の個所を差したところで、カウンターを押す。

 

《ウォータードラゴン!》

『何だ……何ッ!?』

 

すると、ベルゼバブの横から襲い掛かってきたのは――――

 

 

 

「呼ばれて飛び出て、俺参上!何てな!」

 

ウィザード・ウォータードラゴンだ。

 

「イッセーが増えた!?」

「だが、イッセーの分身は……全員が同じ動きをする筈だ!」

「ですがあの分身体のイッセー君は……明らかに別の意志で動いていますわ!」

 

コピーとは違い、明らかに本体であるフレイムドラゴンから独立して動くウォータードラゴンに驚きを隠せないリアス達(ビーストは単純に増えた事に驚いているだけだが)

 

『どんな手品か知らんが、一人増えたところで何も変わらん!』

「誰が一人って言ったよ?」

《ハリケーンドラゴン!》

 

再びカウンターを押すと、今度は――――

 

 

「ヒャッハァ―――!!百鬼夜行を叩き斬るぅ!!」

『ぐぁっ!……3人だと!?』

 

空中から、ウィザード・ハリケーンドラゴンが登場し、蹴りをお見舞いする。

予想もしていなかった場所からの一撃を食らい、後退るベルゼバブ。

 

「「「さぁて、どれが本物の俺でしょーか?」」」

『…調子に乗るなぁぁぁぁぁぁ!!!』

 

煽られて頭に来たのか、今度は魔力による遠距離攻撃を仕掛ける。

 

「ふふーん。その衝撃の答えは~?」

《ランドドラゴン!》

 

が、その攻撃は地面から現れた土壁により阻まれる。

土煙が晴れるとそこには――――

 

 

 

「答えは全員、俺!!」

 

ウィザード・ランドドラゴンがいた。

その場に遂に、4体のドラゴンスタイルが揃った瞬間だった。

 

「うっへぇ~、こりゃ壮観だぜ!」

「まさに強靭☆無敵☆最強!!だな」

「さぁ、蠅野郎……」

「この地獄絵図、振り切れるんなら振り切って見ろい!」

 

 

 

「「「「さぁ、ショータイムだ!!」」」」

《ファイナルタイム!》

 

ドラゴタイマーが4色の光を放ち始めた。

 

『…所詮馬鹿が4人揃ったところで、私の楽章は止められん!!』

 

空間歪曲能力を駆使してくるベルゼバブに対し、

 

「おっ、そっちに来たぞ!」

《ロック・プリーズ》

『ぐぁ!?』

「上からくるぞ!気を付けろぉ!」

《ハイドロ・プリーズ》

『がふっ!?』

「えー、フレイムドラゴンより、ハリドラに入電!目標、明後日の方向から来ます!」

「うぃーっす!」

《チョーイイネ!サンダー・サイコー!》

『ぎゃああ!!』

 

ウィザードは4人の連携での防御、攻撃で圧倒する。

 

「さぁて、本日のメインディッシュでございます!」

《ドラゴンフォーメーション!》

 

レバーを押すと、それぞれドラゴスカル、ドラゴテイル、ドラゴウィング、ドラゴヘルクローが装備される。

 

 

 

「「「「ベルゼバブのフランベ仕立て!土煙・竜巻・冷気和えです!ゆっくりして逝ってね!!」」」」

 

先ずは先制攻撃として、地中に潜ったウィザードLDが足元から回転しつつドラゴンリッパーを浴びせ、

 

「ほい!」

『ぐほっ!?』

「セイヤ―!!」

『ぎゃああ!?』

 

続いてそこに突風を纏ったウィザードHDのドラゴンソニックで切り刻まれ、

 

「ベルゼバブの、叩きだッ!!」

『ぐふぅ!!』

 

落下するタイミングで冷気を纏ったウィザードWDのドラゴンスマッシュで叩き伏せられた後、空中に放り出され、

 

「もっと熱くなれよぉぉぉぉぉぉ!!!」

『ぬあああああああ!!!』

 

最後の〆として、ウィザードFDのドラゴンブレスで、こんがりと焼かれてしまった。

 

『ぐっ、まさか…こんな、ことがぁ………!?』

 

が、何とベルゼバブはまだ生きていた!

 

「おぉっ、〆のデザート食べたいみたいだぜ!」

「よーし!俺、もう一頑張りしちゃうぞぉ―!」

「今宵のウィザーソードガンは一味違うぞ!」

「今、引導を渡してやんよ!」

 

全員同時にウィザーソードガンのハンドオーサーを動かし、刀身を合わせる。

 

 

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「「「「フィナーレだ!!」」」」

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それぞれウィザードリングを翳すと、各々が司る四大元素の力を刀身に纏わせると、一思いに振り下ろした。

 

「「「「だぁーーーーーっ!!!!」」」」

『こ、こんなフルコース…私は絶対認めんぞおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!』

 

何処かズレた断末魔を上げると、ベルゼバブは爆発四散した。

 

「「「「ふぃ~」」」」

 

そして、それを見ていたグレモリー眷属はと言うと……

 

「…騒がしいです」

「ど、どれが本物のイッセーさんなのでしょうか?!」

「あらあら、全員独り占めするのも悪くありませんわぁ」

「何を言ってるのかしら朱乃?」

「…イッセーとの子供が四人……ふふ」

「カッコいいです、イッセー先輩!」

「う~ん、何てオーバーキル………」

「ずりーぞアイツ!四人に増えやがって!」

 

 

 

何はともあれ、新しい力を手に入れたイッセー。

 

 

今後の戦いは、今後どのように変化していくのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、D×Dウィザード

 

 

ディオドラ「眷属のトレードに参りました」

 

朱乃「うふふ、どうですか?イッセー君♪」

 

イッセー「我が生涯に、一片の悔いなしッ!!!!!」

 

 

 

MAGIC54『眼福!コスプレパーティ!』

 

 

カカロット「次回は俺っち達も登場………ってオイ!名前間違ってるって!」

黒歌「もう諦めたら?カカロット」

アーサー「それもまた一興ですよ。カカロット」

ヴァーリ「そうだな。それに、改名すれば運気上昇にも繋がるとテレビで言っていたぞ?カカロット」

カイト「正直美猴と打つのが面倒だからな」

美猴「そんな理由かよ!?」

 

 

 

 

 




結論:ドラゴタイマーは反則

BLACK「何!反則だと!?」
ガタキリバ「ちゃんと堂々と戦わないと!」
イッセー「アンタ等には言われたくねぇ!」

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