ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝   作:ふくちか

5 / 200
ちょっとストックが減ってきてるので、pixivの連載を少し分けて投稿します


MAGIC4『俺、戦います』

 

 

 

よぉ皆、こんばんは。イッセーだ。

え?こんな夜中に何してるかって?

 

町中の家のポストに簡易魔法陣のチラシ配りをしてるんだ。

 

 

悪魔だから、そりゃあ人間の欲望を叶えるもんだからな~。

んで人間の欲望を叶える代わりに対価を貰う…………それが悪魔との取引ということらしい。

 

因みに対価はその欲望に応じて比例するんだとか。

まぁ、大きすぎる願いだとそれ相応のリスクも伴うって事だな。

 

『新聞配達みてーだな』

「まぁ良いじゃん。悪魔になったお陰で、夜になるとバリバリ動きたくなるしさ。だから今の内に配るのが最良なんだろ」

 

そう、悪魔になって少し俺の生活態度に変化が訪れた。

 

それは、夜、凄く体が軽くなるのだ。

逆に昼間などは体がだるくなる。

 

やっぱり悪魔だからな、日の光とかは苦手なんだと。

それでも暫くすれば慣れるらしいから、我慢我慢。

 

部長達は普通に動けてるしな。

あ、後、怠けるのを許してくれなくなった所かな?

 

俺がサボるのを防ぐため、毎朝俺んちに迎えに来るんだよ!

どんだけ信用ないんだよ!?

 

『そのお陰で手料理食えるじゃん』

 

そう、ドライグの言う通り、部長は毎朝俺んちに迎えに来るだけでなく、朝ごはんまで作ってくれる。

それが美味いのなんのって…………!

 

部長と結婚する奴が羨ましく感じたよ。

 

 

 

「っと………これで最後だな」

 

気づけば、俺は全てのチラシを配り終えてた。

 

「で、一旦部室に戻らなきゃ駄目なんだっけ?」

『あぁ』

 

はぁ………悪魔って意外にめんどくせぇ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま戻りましたー」

 

俺がオカ研の扉を開けて言うと、部長が笑顔で労ってくれる。

 

「お帰りなさい、イッセー。お疲れ様」

「いえ、大丈夫っす!」

 

くぅ~、部長の優しさが五臓六腑に染み渡るぜ!

 

「じゃあ早速なんだけど………契約者の所に行ってきてくれる?」

「え!?マジすか!」

 

ヤベ、緊張してきた!

上手くやれるかな?

 

「ええ。小猫に指名が2つ来ちゃってね。もう一人の方をお願いしようと思ってね」

「お願い、します………先輩」

 

小猫ちゃんがペコリとお辞儀をしてきた。

 

「分かった。でもあんまり期待しないでね?」

「面白いですね、先輩………」

 

小猫ちゃんがクスッと笑ってくれた。

そ、そうかな?

 

「それじゃ、早速準備をするわ。朱乃」

「はい、部長。イッセー君、失礼しますわ」

 

朱乃さんは俺の手の甲に何かを書いた。

魔方陣?

 

「これで契約者の元に一瞬で飛べますわ」

「へー、便利っすね」

「ではイッセー君。そちらに」

「はい」

 

朱乃さんに言われて、俺は魔方陣の上に立った。

 

「頑張ってね、イッセー」

「お気をつけて、イッセー君」

「はい!兵藤一誠、頑張らせていただきます!」

 

よーし、行くぜ!!

そう意気込む俺は光に包まれーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気付けば別の場所にいた。

おぉ。びっくり!

 

「あれ………小猫ちゃんじゃないのかい?」

「あぁすみません。彼女、別の人の方に行ってて、変わりに俺が………」

 

暗がりの中から声が聞こえたため、そちらの方に向かって行くと、

 

「あれ?一誠君じょないか!」

「も、森下さん!?」

 

知り合いの森下さんだった。

知り合いと言っても、魔法使いの仕事の時に出会って、その時の縁でたまに会うんだ。

 

「君悪魔になったのかい?」

「はい。つってもこないだなったばかりなんすけど………」

 

お互い知ってる者同士、会話がスムーズに進むなぁ。

 

「そっか……。今日彼女にこれを着てもらおうと思ったんだけどなぁ」

 

と言って森下さんはクローゼットから綺麗なドレスを取り出した。

 

「それ着せてどうするんすか?」

「勿論これを着てもらってお姫様抱っこを……」

「するんすか?」

「いや、その逆」

「してもらうんかいっ!?」

 

思わず突っ込んだ俺は悪くない筈。

 

 

 

 

 

 

とまぁ、こうして悪魔として目一杯やって過ごしたんだ。

一番驚いたのが、魔法使いになりたいって言ってきた「ミルたん」って人だったな………。

 

 

と言うかアレを人としてカテゴライズして良いのかどうか………。

 

取り敢えず、筋トレこなせば魔法使いみたいになれるって言ったら契約とれた。

対価が謎のノートだったのは、完全な余談だ……。

 

 

 

 

 

 

んで次の日の夜。

俺達はとある廃墟に来ていた。

 

なんでもはぐれ悪魔の討伐、なんだとか。

因みにはぐれ悪魔ってのは、眷族である悪魔が主を殺し、主なしという状態になる極めて稀な事件らしい。

 

そんなはぐれ悪魔がグレモリ―領であるこの町に潜入していて、毎晩人をおびき寄せては喰らっているらしい。

 

『物騒な世の中だなぁ~』

『相棒、少し話しておきたい事がある』

『何だ?』

『暫くの間、赤龍帝の籠手の機能を制限しなくてはならない』

 

………………え?

 

『な、なんで?』

『相棒の体は悪魔に変化した。つまりその体に合う様に調整しなくてはならないんだ 』

『な、成る程………』

『だから暫くは『禁手(バランス・ブレイカー)』が使えなくなる』

 

マジかよ……。

 

『一応他の機能は使える様にする。と言っても制限はかかるが。すまんな』

『良いよ、気にしないで。寧ろそれだけでも有り難いよ』

『そう言って貰えると助かる』

 

ドライグと精神世界で会話をしていると、

 

 

「………………………血の匂い」

 

 

小猫ちゃんの呟きで、俺の意識は現実に戻された。

確かに嫌な匂いだ……。

 

「イッセー、いい機会だから貴方にも悪魔としての戦い方を経験してもらうわ」

「………それって俺も戦えってことっすか?」

「ん~……確かに貴方の力も間近で見てみたいけど、それはいざってときに、ね。後悪魔の駒の各駒の特性と由来をレクチャーするわ」

 

お、それは俺も知りたかった。

確か部長は『王』、朱乃さんが『女王』で、木場が『騎士』、小猫ちゃんが『戦車』だっけ?

 

「そう言えば部長、俺の駒は?」

「イッセーの駒は………」

 

そこまで言って部長は言葉を止めた。

 

『相棒、敵さんのお出ましだ』

 

分かってるよ、ドライグ。

さっきからずっと感じてたからな。

 

 

 

俺の視線の先には馬鹿みたいに大きな、上半身は女、しかし下半身は化物のように四足という存在がいた。

 

オマケに手には槍みたいな獲物………なるほど、これがはぐれか。

 

 

「不味そうな匂いがするぞ?だがうまそうな匂いもするぞ?ぎゃぎゃ!」

 

おおぅ、口開いたらすげぇ言葉飛び出た。

 

『気色悪っ』

 

良いぞドライグ、もっと言ってやれ。

 

「己の欲を満たすために主を殺したはぐれ悪魔、バイサー………悪魔の風上にも置けない貴方を消し飛ばしてあげる!」

 

部長はそんな相手にも臆さずビシッと言ってのけた!

格好いい!!

 

「小娘が……。逆に貴様らを消し飛ばしてやるぅ!!」

 

相手の脅しに取り合わず、部長は、

 

「祐斗」

「はい」

 

部長の声に木場は腰に帯剣してた剣を引き抜き、常人には目にも負えないような速度で動いていた。

 

「じゃあイッセー、気を取り直して駒の特性を説明するわ」

 

すると部長は木場の方を見た。

 

当の木場は非常に速い速度ではぐれ悪魔の槍による攻撃を全ていなし、軽くかわしている。

 

「祐斗の駒の性質『騎士』……あのように騎士になった悪魔は速度が増すわ……そして祐斗の最大の武器は―――剣」

 

すると木場ははぐれ悪魔の槍を持った片腕を、一瞬で切り落とした!

 

速い………!

真剣に目を凝らさないと見失う、それぐらいのスピードだった!

 

『速いな、あの小僧』

「ぎゃぁぁぁぁぁぁああああ!!!」

 

ドライグが感嘆の声を漏らす中、はぐれ悪魔の絶叫が聞こえてきた。

はぐれ悪魔の切断された腕からは血が止まらない!

 

そうしている中、絶叫の途中のはぐれ悪魔の足元に小猫ちゃんがいた!

 

「小猫の特性『戦車』。その力は・・・」

 

 

 

すると、はぐれ悪魔は小猫ちゃんをその馬鹿デカイ足で押しつぶそうとしていた!

 

 

まずいと思い、俺は助太刀しようとするが……部長に止められる。

 

「大丈夫よ……小猫は『戦車』。その力はいたってシンプル」

 

踏まれているはずの小猫ちゃんが、はぐれ悪魔の足をぐぐぐっと持ち上げてた。

アレ?

 

「馬鹿げた力と、圧倒的な防御力!あんな悪魔じゃあ小猫はつぶれないわ」

 

 

そうこうしてる内にはぐれ悪魔の巨体はみるみる持ち上がり、

 

「………………えい」

 

そしてその小さな拳ではぐれ悪魔の巨体を殴り飛ばした!!

す、すげぇパワー……普段の可愛い一面とはすごいギャップだ。

 

『ギャップ萌えってレベルじゃねーぞ!?』

 

ドライグ、少し黙ってて!

言いたい事は分かるけども!

 

 

「最後に朱乃ね」

「あらあら、うふふ……分かりました、部長」

 

 

 

朱乃さんはそう言うと、そのまま悪魔の方へと歩いてゆく。

 

はぐれは木場の切断と小猫ちゃんの打撃で既に戦闘不能だった。

 

っと、あのはぐれが槍を少し動かしているのに俺は気付いた。

 

 

「あぶね!」

《ディフェンド!プリーズ》

 

咄嗟に右腕の指輪を付け替え、魔方陣で部長を槍から庇う!

ふぃ~、間一髪だぜ……。

 

「い、イッセー……」

「大丈夫っすか、部長!?」

「ええ……。それより今のは……」

「あぁ、気にしないで下さい」

「………分かったわ」

 

俺がそう言うと、部長は気を取り直して朱乃さんを見た。

 

 

 

「あらあら、うふふ………部長に手を出すなんて、おいたが過ぎましてよ!」

 

すると、朱乃さんの手からバチバチと、電気のようなものが発生する。

 

「朱乃の駒『女王』……『女王』は『王』を除いた全ての特性を持つ、最強の駒。最強の副部長よ」

 

するとはぐれ悪魔の上空で雷雲のようなものが発生し、次の瞬間、そこから激しい落雷がはぐれ悪魔を襲った!

 

「ぐぎゅゅゅゅう……………」

「あらあら……まだ元気みたいですわねぇ」

 

 

 

 

………鬼だ。

鬼がいる!!

 

末に瀕死のはぐれ悪魔に、これでもかっていう位、雷撃を浴びせ続けている!?

 

 

そこまでしますか!?

 

見た感じ、あの雷撃は一撃一撃は相当強いはずだ………。でも何より、朱乃さんの表情が……

 

 

「うふふふふふふふ!」

 

 

………笑ってるよ!

 

もう楽しいのがこの距離で分かるくらいに雷撃を浴びせることを楽しんでるよ、あの人!!

 

「朱乃は魔力を使った攻撃が得意なの。特に彼女が得意なのが雷………そして何より、彼女、究極のSだから」

 

 

部長がサラリと告白するけど、寧ろあれを見てそうじゃないって言える人はいねぇよ!!

 

 

「ふふふふふ!!まだですわ!!」

 

 

ほら、まだまだっといったように未だに雷を撃ちい続けているし!

 

表情もなんか生き生きしてるよ!?

何か同情したくなってきた!!

 

『………ちょっと踏まれてみたいかも』

 

おい、ドライグ!?

何言ってんのこのドMドラゴン!?

 

………俺はこの人には絶対に逆らわないでおこうと決めたのだった。

 

 

 

「大丈夫よ、朱乃は味方にはすごく優しいから」

「ホントですか………?」

  

俺は苦笑いでそう呟く。

 

「うふふ……そろそろ限界かしら?とどめは部長ですわ」

 

すると朱乃さんは雷撃を止め、部長に道を譲った。

ああ、良かった。あれ以上は見てられないよ!

 

「何か言うことは有るかしら?」

「……殺せ」

 

はぐれ悪魔はその一言と同時に、部長の手より極大の魔力が生まれる。

 

その魔力は黒と赤を混ぜたような少し気味の悪いオーラを放っており、危険な匂いがプンプンしていた。

 

「そう……なら消し飛びなさい」

 

その一言とともに部長から発せられた魔力の塊を受け、はぐれ悪魔は跡形もなく消しとんだ。

 

『バアル家特有の消滅の波動か……。相棒のアレと真逆だな』

 

まぁな。

アレは魔力を凝縮して一気に放出だからな 。

 

 

そして俺は部長に、一番気に気になっていることを投げかけた。

 

 

 

「それで部長・・・俺の駒は?」

 

……まあ大体予想はついてるけどさ?

今思い出したら、転生の時チラッて聞こえてたからさぁ?

 

予感というか、予想というか……そしてそれは普通に的中した。

 

 

 

「『兵士』よ?」

 

……笑顔でそう言う部長に、俺は肩を落とした。

ってか結局兵士の役割教えて貰ってねぇし……!

 

「あら、『兵士』は『王』を除いた駒の特性全てを使えるのよ?」

「そうなんすか!?」

「まぁ、私の許可が必要だけどね」

 

何だよそりゃ……。

それは兎も角、仕事を終えた俺達は部室に戻ろうとすると、

 

 

 

 

 

『この匂い……悪魔か?』

 

ソイツは姿を現したのだ。

 

 

 

イッセーside out

 

 

 

 

木場side

 

僕達が帰ろうとした時、

 

『この匂い……悪魔か?』

 

声と共に、廃墟から謎の異形が現れた!

何だアレは……少なくとも冥界の魔獣には見えない。

 

「貴方は?ここで何をしているの? 」

『それを悪魔風情に教えてどうする?』

 

月明かりに照らされたソイツは、部長の言葉を一蹴した。

頭に角を生やした、何処と無くミノタウロスを彷彿とさせるソイツは、

 

『まぁいい。目障りだ、消えろ!』

 

手にした槍から、光波を放ってきた!!

 

「部長!!」

 

咄嗟に朱乃さんが防御魔法で防ぐも、軽く吹き飛ばれる!

何て威力だ!?

 

「朱乃っ!?」

 

部長が朱乃さんを支えるが、今の部長達を守るものが……!

 

 

 

 

すると、

 

『ぐああ!?』

 

何処からともなく飛んできたナニかが、異形を吹き飛ばした!

 

僕らは飛んできた方向を向くと、

 

 

 

「ホンットお前ら空気読まねーなオイ。俺眠たいのによ……」

 

イッセー君が、見たこともない銀色の銃を構えていた。

するとさっきのはイッセー君が……。

 

『何だ小僧!?やる気か!』

「……そうだと言ったら?」

 

イッセー君は不敵に笑って腰に右手を当てる仕草をすると、

 

 

《ドライバーオン!プリーズ》

 

何処からか不思議な音声が聞こえたかと思うと、イッセー君の腰に銀色のベルトが装置された!

 

『フンッ、威勢が良いな小僧!ならば、後悔させてやるっ!!』

 

するとソイツは、口から火炎弾をイッセー君に向けて放った!!

 

「イッセー!避けて!!」

 

部長がイッセー君に叫ぶも、無情にも、火炎弾はイッセー君に命中した……っ!!

 

 

 

 

「あぁっ……」

「そんな………!」

「先輩………!」

「イッセー、君……!?」

『ふん、呆気ないな!次は貴様らだ』

 

そう言ってソイツは僕達の方を向いた瞬間、

 

 

 

 

『オイオイ、フィナーレにはまだ早いぜ?』

 

爆炎の中からイッセー君の声が聞こえた!

 

 

『何だとっ!?』

 

ソイツが振り向くと同時に僕らもそちらを見ると、

 

 

 

《フレイム、プリーズ。ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!》

 

 

 

そこには、魔法使いの様な姿のイッセー君がいた!

奴が吐いた炎は、手元に現れてる魔方陣に吸い込まれていたっ……!

 

 

 

『貴様……指輪の魔法使い!?』

 

ソイツは驚いた様子で叫んでいた。

指輪の、魔法使い?

 

 

そうだ、アレは!!

冥界でも噂になっている、

 

 

魔法龍帝(ウィザード)……!」

 

部長が小さく呟くと、イッセー君はその場で1回転して、

 

 

『さぁ、ショータイムだ』

 

左手を上げてそう言うと、異形に向かって行った!

 

イッセー君は手にした銃を操作すると、ソレは剣に変形していた!

 

『ぬおおおっ!!』

『……はっ!』

『ぐはぁ!?』

 

異形の槍の太刀筋を見切って、イッセー君は異形を切り裂いた!

 

『そうらよっと!』

『ぬおっ!』

『はぁっ!!』

『ぐっ!』

 

そこから肘打ちで怯ませ、お腹を蹴って壁まで飛ばした!

 

『くっ……おのれぇ!』

『お次はコイツだ』

 

イッセー君は右手の指輪を入れ替え、腰のベルトを操作すると、真ん中に右手を翳した。

 

すると、

 

《ビッグ!プリーズ》

 

現れた魔方陣に手を突っ込むと、その手が何と巨大化した!

 

『ほいっ!』

『ギャアア!!』  

 

イッセー君は巨大化した手で容赦なく異形を外に叩き出した!

 

イッセー君も外に出て、僕達もそれを追いかける。

 

『ぐっ、うぅ……!よくも、俺の角をぉ!』

 

見ると、異形の角が片方だけ折れていた!

さっきの一撃か……。

 

『悪いけど、これでフィナーレだ』

 

イッセー君はそう言うと、再びベルトを操作した。

 

《ルパッチマジックタッチゴー!ルパッチマジックタッチゴー!》

 

呪文らしき物が詠唱されている内に、イッセー君は指輪を入れ替えて、それを翳した。

 

『チョーイイネ!キックストライク、サイコー!』

 

そう音声が響くと、イッセー君は再び1回転する。

すると、魔方陣が展開し、イッセー君の右足に炎が集中してきた!

 

『くっ、このままでは……!』 

『逃がすかよ!』 

 

イッセー君は逃げようと背を向けた異形に向かってロンダートをして、空中で反転、そして、

 

 

『だぁあああああ!!!』

『ぐあああああ!!』

 

異形に向かってキックを放った!!

それを受けた異形は、大爆発を起こして、消滅した!

 

 

その爆炎を背景に、イッセー君は

 

 

 

 

『ふぃ~』

 

 

いつも通りに、一息ついた。

 

 

 

 

 

次回、D×Dウィザード

 

リアス「貴方が、ウィザードだったのね……」

 

アーシア・アルジェント「ありがとうございます!」

 

イッセー「可愛いな……」

 

MAGIC4 『聖女、出会います』

 

ドライグ『俺はMじゃないよ。いたぶられる事に快感を見出だしてるだけだよ』

イッセー「うん、ドMだわ」

 

 

 

 

 

 




今回のファントム:ミノタウロス

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。