ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝 作:ふくちか
創生ではドライブとウィザードを好んで使ってます。
ウィザードやっぱカッコいいですね、ドラゴンスタイルサイコー!
後ウルトラマンX見てきました……ネタバレになるのであまり言えませんが、ウルトラマン好きならば、絶対に見るべき作品だと感じました。
人とウルトラマンの絆――――ウルトラ十勇士でも出てたこのキーワードの答えの一つがこの映画にはある!
私はティガの登場シーンがやばかったです……年不相応に「おぉっ!」と叫んじゃいました……
「つまり、上級悪魔にとって社交界とは――――」
よー皆、イッセーだ。
え、何してるんだって?
勉強だよ。例の貴族社会のルールとか云々の。
朝から教育係の悪魔さんに上級悪魔、上流階級、悪魔とは何ぞやをこうして聞いてるんだよ。
まったく眠たいぜ………俺の意思は無視だもんなぁ。
まぁ、どうしてこんな事させるのかは何となく察しは付くけどさ…。
でも冥界に関しては知らない事の方が多いから結構タメになるんだよな。
俺の質問にも嫌な顔ひとつせずに快く答えてくれるし。
他の部員達は皆一緒にグレモリーの敷地を観光………何で俺、冥界まで来て勉強してんだろ?
あ、そうそう。隣ではミリキャス様も一緒に勉強してらっしゃる。
「若様、悪魔の文字はご存知でしょうか?」
「え、悪魔文字ですか?分かんないです……」
「よろしい。では、そこから一つ一つ覚えていきましょう」
……けどなぁ、この「若様」ってのは慣れないよな。
「若様にはグレモリー家の全てをお教えしなければならないものですから。お覚悟を」
「あの~…その「若様」は止めていただけませんか?なんかむず痒くて………」
「いえ、私共使用人が若様のことを名前呼びなど恐れ多いことです」
くそ、やんわりと断られた。
「あ、おばあさま!」
ん?おぉ、部長のお母様だ。
そういやミリキャス様にしてみたらお祖母さんなんだな、そうは見えないけど。
「一誠君、ミリキャス。お勉強は捗っているのかしら?」
「はい!」
「えっと………ボチボチです」
悪魔文字とかもミリキャス様のと比べるとかなり拙いし。
でも部長のお母様は俺のノートを見て微笑んでくれた。
「サーゼクスやグレイフィアの言う通りね。何事も一生懸命のようだわ」
「え、私の事をお教えしてるんですか?」
こりゃ意外だ。
「えぇ。特にグレイフィアはとても楽しそうに貴方の事を語るわ。エリスさんと一緒に話してる中にも、貴方の事が話題に上がるようですし」
「エリス、さん?」
はて、聞いた事ない名前だな。
「ミリキャスの母ですわ」
…………って事は、
「サーゼクス様の、奥さんですか?」
「えぇ。普段はあまり表には出ませんが、中々の淑女ですわ」
「お母様は、厳しいけどとっても優しいんですよ!」
「へ~!」
一度会ってみたいなぁ。
さぞや美しいんだろうなぁ。
「もうすぐでリアス達も帰って来るでしょうからそろそろ晩御飯の支度を命じませんと」
え、もう夜かよ!?
『展開の都合だ…………ZZZ』
『諦めて腹括れ………グゥ』
メタいわ!
なんつー器用な寝言だよ!
~~~~~~~~~~~~
「SURPRISE~、世界中がDRIVE♪」
等と歌を口ずさむアザゼル先生……あの後飯を食べた俺達はグレモリー家の所有する温泉に浸かっていた。
「先生って温泉好きなんですか?」
「ん?おぉよ。こう見えて温泉とかヴァンガードとかの日本文化は中々好きなんだぜ?」
まぁ、初めて会った時にも浴衣だったしな。
「ギャスパー!そろそろ入って来い!!」
「はう!!で、でも………」
「でもなんだよ?お前男だろーが!!」
「きゃ!」
悲鳴を上げるなそして………何故タオルを胸の位置で巻いてる!?
無駄に似合ってるのが腹立つわ!!
「あ、あの……あんまりジッと見ないでください……」
「誰が好き好んで男の裸何ざ凝視すんだよ!?女見てーなカッコしてるからこっちも戸惑うわ!!」
「そ、そんな……イッセー先輩、僕をそんな目で見てたんですか…?身の危険を感じちゃいますぅぅ!!」
「ええい、黙れ!俺のコブシが可笑しくなるまで殴るぞこの野郎!!」
埒が明かないので俺はギャスパーを湯船に投げ込む!
「あっついよぉぉぉ!!イッセー先輩のエッチィィィ!!」
「変な事叫ぶんじゃねぇぇぇぇぇ!!!!」
ホラ!今隣から笑い声聞こえたし!!
「だーもう!!」
いったん心頭滅却だ!俺は温泉に頭まで浸かる!
「おいイッセー」
「……はい?」
アザゼル先生がいやらしい顔つきでこちらに近づいてくる。
「お前、リアスの胸は揉んだ事あるのか?」
「…一回、事故で触っちゃった事なら」
あの時の柔らかさはまだ覚えてるもん!
「ほう、事故とは言え主の乳を揉むなんざ、将来有望な獣だな」
「獣?」
「俺ぁな、こう見えて昔は大ハーレムを気づいた男なんだぜ?」
大ハーレム………だと?!
「だからな、女の事で何か分からない事があったらいつでも聞きな。お前は、俺を越えるハーレム野郎になれるかもだぜ?」
「はい!俺、絶対童貞を卒業して見せます!!」
「その意気だ!!………っと、それじゃあ」
アザゼル先生は徐に俺の腕を掴むと
「今の内に女の裸体に慣れとけ!!」
「は――――うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
気を抜いてるところに勢いよく投げ飛ばされた先は――――女風呂!!
ドッポォォォォン!!
空中で部長たちと目が会って直ぐに、俺は湯船に叩き付けられた。い、痛い……!
ザバンっと勢い良く湯船から顔を上げると、そこは桃源郷だった。
女の子のは・だ・か!!!
って、普通はここで桶とか投げられるんだけど………皆投げるどころか裸体を隠そうともしなかった!
「あらイッセー、いらっしゃい。体は洗ったの?」
「うふふ、イッセー君ったら大胆ですわぁ」
「や!か、隠してくださいよ!!女の子なんですから!!」
だけど俺の言葉は届かなかったのか、近づく二大お姉様――――先着の朱乃さんにホールドされる!!
「イッセー君と、ユナイトですわ♪」
な、生乳の感触がぁぁぁぁぁぁ!!
あ、朱乃さんアーマー・アクティブ!って言えばいいの、俺は!?
『キスすれば、良いと思うよ』
『接吻、抱擁、そのままベッドにチョーイイネ』
出来るか甲斐性0の俺によぉぉぉぉ!!
後ドラゴン!お前そんな性格じゃないだろ!!
むにゅんっ!
「朱乃!私のイッセーから離れなさいっ!」
ぶ、部長まで!
ゆ、夢にまでみたおっぱいサンドイッチだけど………このままでは俺の意識がマズイ!!
『これは面白い展開だな』
ニヤニヤしてないで助けろやこの馬鹿!!
「やーですわ。イッセー君と温泉を楽しむって決めましたの。それにしても………はぁ、イッセー君のお体、ホントに気持ちいぃ………」
「ダメよ!イッセーは渡さないわ!!この子の髪の毛から全身に至るまで私のものなのだから!………ぅん、何だか、変な感じ…イッセーに触れてるから?」
『お嬢様発言極まれりだな』
『………だが、こりゃコイツの弱点だな』
や、ヤバイ………
「う~む、あの二人からイッセーを奪うのは至難の業だね」
「あぅぅ……私も楽しみたいのに」
「アーシア、しょげる事はないさ。私達はイッセーと同じ部屋なのだから」
「…そう、ですね!」
何やらアーシアとゼノヴィアが言ってるけど…………もう、だめ、だ。
「ぐふ」
「「イッセー(君)(さん)!?」」
皆、こんな何も纏ってない状態で異性と密着は、止めとけよ………こうして、俺の意識は堕ちていった。
小猫ちゃんが憂鬱そうな顔を浮かべてるのに、気付けず。
~~~~~~~~~~~~
…………ここは。
俺が目を覚ますと、周りは暗黒に包まれていた。
周囲を見渡す俺の周りで――――暗黒だったそれは人の形を成した。
『なんで、君は幸せなの……?』
やめろ………
『俺達を踏み台にして、のうのうと………』
やめろ………ッ!
『偽善者』
『失望しましたわ』
『最低です……』
『どうして、貴方は笑ってられるのですか……?』
『見損なったよ…』
『酷いです……』
『君も一緒に死ぬべきだったんだ』
憎い、君が、お前が……
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い―――――――――――――――――
「ッ!!!!!」
勢い良く目を覚ました時、俺は漸く悟れた。
「夢…………」
そう実感すると、ドッと安堵と倦怠感が襲い掛かった。
隣では、アーシアとゼノヴィアがスヤスヤと寝ている。
『どうした相棒。やけに顔色が悪いぞ』
「…ちょっとな」
『……風呂にでも入ってきたらどうだ?そんなんじゃ、寝汗もたっぷりかいてるだろうからな』
ドライグは敢えて何も聞かないけど………今は、ありがたい。
「そうするよ…サンキュ、ドライグ」
『…なぁ、相棒』
「ん?」
『……もう、彼女達に話しても良いんじゃないのか?』
……………………
「ごめん……まだ、踏ん切りが付いてないんだ」
嘘だ。
俺は、怖がってる。
部長たちに、否定されるのを…。
『…イヤ、俺も行き成りですまん』
「……」
俺はそれに応えず、アーシア達を起こさない様にそっと抜け出した。
「……………」
~~~~~~~~~~~~
「ふぅ………」
流石はグレモリー家と言うべきか、こんな深夜時刻でも風呂は温かかった。
俺はこれ幸いと湯船に身を預ける。
「………隣、宜しいですか?」
「ッ!?」
だ、誰!?
と思い勢い良く背後を振り返ると、
「ぐ、グレイフィアさん………」
そう、グレモリー家のメイド長、グレイフィアさんだ。
「は、はい…でも、どうして?」
「この時間帯は我々使用人が使う時間帯ですよ」
苦笑いしながら俺の隣に腰を落とすグレイフィアさん。
そ、そりゃそうだよな。
「あ、あの……俺、もう出ますんで」
「お待ちください」
恥ずかしさから上がろうと立ち上がった俺だったが、グレイフィアさんに手を掴まれた。
「な、何か……?」
「先程、顔色が優れないようでしたので……」
も、もしかして、ここに来るの見られてたの?
「いや、ちょっと悪い夢を……ハハハ、すいません。心配かけて」
「……イッセー様」
ふわり、と俺は顔面を包む柔らかさに気付くのにワンテンポ遅れてしまった。
耳を澄まさずとも聞こえる、心地良い心音。
そして、視界に広がる健康的な肌色。
こ、コレッ!ぐ、グレイフィアさんの、おっぱい?!!
「何も、何も言わなくて結構です。ですがっ」
アタフタする俺にグレイフィアさんは抱擁の力を強くする。
「そんな辛そうな笑顔は、見たくないです……ッ!」
………上手く、笑えなかったな。
『今は、その温もりに甘えとけ。相棒』
そう、するよ………。
俺は何も言わずに、グレイフィアさんに体を暫く預けるのだった――――。
次回、D×Dウィザード
イッセー「特訓キターーーーッ!!」
タンニーン『ほう、中々良い面構えだな。小僧』
アザゼル「イッセー。お前修行中禁手禁止な」
MAGIC43 『特訓、始めます!』
正妻グレイフィアさんでもいい気がしてきたな。
ドライグ『ウルザードってさ、カッコいいよな』
イッセー「お、おう」
ドライグ『名前もウルフとウィザードからだしさ。そしてこの作品の主役?たる相棒もウィザード…』
イッセー「?付けんな!」
ドラゴン『……で、要約すると?』
ドライグ『相棒の父上をウルザードとして登場させても良いんじゃないかと思ってな』
イッセー「良い訳あるか!何人の父さん魔導騎士にしてんだよ!?」
ドラゴン『それは良いな』
イッセー「ヲイ!!」
ドライグ『っつー訳だ。読者の皆!賛成か反対かコメント欄で言ってくれ!』
ドラゴン『沢山の応募、待ってるぞー(棒)』
イッセー「嘘だからな!読者の皆、嘘だからな!!お前ら今回出番少なかったからってハッチャけ過ぎだろ!!」
※嘘です