ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝   作:ふくちか

36 / 200
チェイスぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!

でも、最後に魔進チェイサーを見られて嬉しくもありました…………(不謹慎ですみません)。







MAGIC30 『授業参観と魔法少女?』

 

よー皆。イッセーだ!

久々すぎな投稿だけど、俺たちは元気だぜ!

 

今回は前の予告どおり、授業参観だぜ!

え、メタいって?そんなの俺の管轄外だ。

 

「千鶴さん、上手くいってるかな~、女優業」

『まぁ大丈夫じゃね?あの様子だと、挫けても立ち上がるだろうしな』

 

ま、それもそうだな。

 

「こ、こう言うの初めてなので、凄く緊張します~…」

「確かに……戦いの時以上の緊張感だね」

 

戦いって………ま、ゼノヴィアらしい例えだな。

 

「まぁ気にすんなよ。おっちゃんが来るけど、何時も通りに振舞えばいいからさ」

「そ、そうなんですか?」

「あぁ。おっちゃん張り切ってたぜ~。アーシアちゃんとゼノヴィアちゃんの晴れ舞台DA!ってな」

『実の甥っ子なんてアウトオブ眼中だったもんな』

 

地味に傷つくから止めてくれよ……。

 

「所でイッセー、先日はすまなかった」

「え?……あぁ、別に良いって」

 

ただ時と場所を考えてくれれば、まぁ、別に…………。

 

「行き成り子作りなど突飛過ぎたと反省してね…。やはり何事も練習は大事だと気付いたんだ」

「うん……別に俺は………は?」

 

な、何か雲行きが怪しくなってきた様な…………。

 

「そこで日本ではこんな物を使って練習すると聞いてね。イッセーに渡そう」

 

そう言うとゼノヴィアは自信満々に色取り取りの袋に包まれたソレ――――って!!!

 

「アウトーーーーっ!!!」

 

俺は叫んでゼノヴィアからソレ……もといコンドームを取り上げる。

当然回りも蒼白になる!当たり前だ!!

 

「なんちゅーモン持ってんだ!?っつーか何処で手に入れた!!」

「いや、桐生からだが?」

 

ほほーう……………

 

「桐生ちゃ~ん?」

「な、何かしら……?」

「勝手な事吹き込んでんじゃねぇ!!」

「ぶぎゃんっ!?」

 

ったく、このエロメガネ(not元浜)は…………!

 

「兎に角、これは没収!!良いな!?」

「あ、あぁ……。だが使いたい時は何時でも言ってくれ」

「アホきゃぁーーー!!」

 

使うかよ!!こんなもん捨ててやる!!

 

『まぁ財布にでも忍ばせとけよ』

 

リアルでもいるけども!?

 

「ゼノヴィアさん、今のはどういった時に使うのですか?」

「うん、アーシアも知っていて損はないからね。ゴニョゴニョ…………」

「っ!きゅ~………///」

「あぁもう!!吹き込まなくても良いからぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

一応学び舎だからな、オイ!

 

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

さて、問題の授業参観の時間だ。

 

「さて、今日は美術だが……粘土によるアート作成だ。松田、元浜、間違っても変な物作るなよ?」

 

まぁ、釘刺しとかないと美女の裸なんて作りそうだもんな。

しかしアートか………小学生の時以来だな、こういうの。

 

『すげぇぞ相棒。茂殿お前を一切映そうとしてねぇ』

 

言うなドライグ。だけど傷つくぜおっちゃん………。

去年の授業参観サボった事まだ怒ってんのかな?

 

『まぁ良いじゃん。ティアマットは見に来てるし』

 

え、マジで!?

俺が振り向くとそこには赤いドレス調の服を着こなし美人――――人間体のティアがいた。

 

ありがとう、ティア。俺、やるよ!

 

 

「出来たぞ、イッセー!」

「ん?どれどれ………………OH」

 

ゼノヴィア、何をどうしたらそんなクトゥーラみたいなのが産まれたんだ……?

 

「一応聞くけどよ、それ、何をモデルにして作った……?」

「ん?イッセーだが」

 

俺はスペースビーストか!?

 

「良い出来だと思わないか!?」

「と、取り敢えず人の形に戻せ………先生、ドン引きしてるから」

 

顔引き攣ってんもん………後周りからの同情の視線も痛い。

 

「で、イッセーは何を作るんだ?」

「む~……………あ、そうだ」

 

俺は思いついた途端に手を動かし、そして気付けば二体のドラゴンが出来上がっていた。

 

「ひ、兵藤、お前デザイナーになれるぞ……」

「そ、そうっすか?」

「かっけー!!ドラゴンだ!」

 

俺の目の前には粘土で作られたドライグ、そしてドラゴンが悠然と佇んでいた。

 

『ほぉ、中々上出来だぞ相棒。生前の俺の肉体美を見事に再現してくれたな』

『兵藤一誠………こいつの方の首の向き、変だぞ』

 

え、マジかよ………あ、ゴメンドライグ。首落ちちゃった。

 

『おぃぃぃぃぃ!!』

『まさに(首が折れる音)だな!!実に滑稽だ!』

『糞が……相棒!こいつの方の翼、形が歪だぞ!!』

 

え………うわ、翼取れた!

 

『貴様…………!何たる事を!!』

『ファーーwww』

 

何だお前ら仲良いじゃん。

 

『『冗談言うな!!!』』

 

息ピッタリじゃん……。ていうかボドボドじゃねーか俺の粘土アート!!

もうしょーがねぇから合体させるか…。

 

『イヤァァァァ!こんな奴とポタラ合体するんだったら成仏した方がマシよ!!』

『悔しいが同感だ!!貴様の様な変態ドラゴンと合体など死んでもゴメンだ!!』

 

だーうるせぇぇぇ!!!!

後ドライグは女言葉止めろ!キモい!!立木さんボイスでそれは精神に効く!

 

『超同意。今すぐ消えるかその粘土細工に乗り移れ。兵藤一誠、どうせなら面白おかしく作り変えてやれ』

『オイ俺の扱い酷くね?』

 

もういーや、どーでも………。

 

 

まぁそんなこんなで、結局はティアを作りました………だって二人とも煩いんだもん!!

 

 

 

 

昼休み、俺達は食堂でご飯を食べていた。

 

「いや~二人とも可愛かったぞ!おじさん感動!」

「は、恥ずかしいです~///」

 

おっちゃん、そんなんだから30代になっても彼女が出来ないんだよ………。

 

「ん?何だイッセー」

「何でも」

 

危ない危ない。おっちゃん勘が鋭いからな~。

 

 

「やぁイッセー君」

「ん?ってサーゼクス様!!」

 

声を掛けられたので顔を上げると、そこには魔王サーゼクス様とリアス部長、グレイフィアさん、そしてダンディーなおじさんがいた。

 

「始めまして、兵藤一誠君。こうしてお会いするのは初めてだね。リアスがお世話になってるよ」

「…部長の、お父様?」

 

そう言えば婚約パーティーの時にいたっけ。

 

「は、始めまして!あの時は失礼なことをしてしまい、すみませんでした!!」

「いいや、あれは私の過失でもある。むしろ君には感謝したい。……君のお陰で私は目が覚めたよ」

 

部長のお父様はそう言って朗らかに微笑んだ。

やっぱサーゼクス様のイケメンはこの人の遺伝なんだな。

 

 

「オイ急げよ!今すげー可愛い魔法少女が体育館にいるってさ!!」

「マジかよ!?」

 

な、何だ?やけに騒がしいな……。

 

「まさか……」

 

部長は何か心当たりがあるかのようだ。

 

「部長、もしかして知ってる人ですか」

「……一応ね。取り敢えず、向かってみましょう」

 

俺達は部長に続いて体育館へと足を運んだ。

 

 

 

何なんだ、一体?

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

俺達が体育館へと到着すると、そこでは…魔法少女風のコスプレをした女の子が写真撮影を行っていたのだ!

 

 

「な、何だありゃ………」

「ほ-れほれ!写真撮影は禁止だぞー!さっさと戻れー!」

 

呆然としていると、生徒会の匙が父兄と生徒諸君を追い払っていた。

 

「貴女も保護者なんですからそんな格好辞めてくださいよ!」

「え~?だってこれ気に入ってるんだもん☆」

「おーい匙」

「ん?お~兵藤!」

 

匙は俺たちに気付くと此方に向かってきた。

 

「大変だな、生徒会の仕事も」

「あぁ。でも遣り甲斐あるぜ」

「ん~?あ~君は!!」

 

魔法少女は俺の顔を見ると此方に駆け出し、匙を壁に叩き付けた!

 

「ぐへぇ!!」

「匙ー!」

「ねぇねぇ君あの時の魔法使い君だよね!?」

 

え………!?

 

「な、何のことですか…?」

「惚けてもダメだぞ?私見てたんだから!君が青い魔法使いになって凄い氷の魔法発動したの!」

 

こ、此間の戦闘を見てたのか!?でも一体この子は………?

 

「あれを見てから私君の事が気になってしょうがないの~!ねぇねぇ、結婚しよ?兵藤一誠君☆」

「け、結婚?!」

 

な、何故話が跳躍するんだよ!!

と、ここでこの場の気温がグッと減ったような………

 

「イッセー、どう言う事かしら?セラフォルー様と何時お会いになったの?」

 

やっぱそうですよねぇぇぇぇ!!

グレイフィアさん達もなんかご立腹だ!!

 

「や、俺も何時あったか定かでは………」

「あ、リアスちゃん!」

 

 

…え?部長と知り合い?それに部長が「様」付けって………

 

「イッセー様。此方は最強の女性悪魔であり冥界を率いる現魔王の一人、セラフォルー・レヴィアタン様です」

「…魔王!?こんなコスプレ少女が!?」

「うん!気軽にレヴィアたんって呼んでね☆イッセー君!」

 

うっそーん…………俺女の子、て言うか魔王様に押し倒されてる!

ってか軽い!ノリが軽い!

 

「セラフォルー、イッセー君が困ってる。降りてあげなさい」

「あ、サーゼクス君。でもイッセー君モテモテだもん。だから先に既成事実作っとこうかなって☆」

『!!?』

『良かったな相棒。童貞卒業できるぜ』

 

してもその後死ぬ未来しか見えねーよ!!

 

「セラフォルー殿。相変わらず奇抜な格好ですな」

「おじ様。これは今若者の間で流行っておりますのよ☆」

「成る程…最近の流行は進んでいるのだなぁ」

 

嘘教えないでください。そして信じないでください。

そんなのが流行したらこの国ダメダメじゃねーか!

 

「匙!」

「か、会長…!」

 

と、ここで生徒会長のソーナさんがお出ましだ。

 

「揉め事は速やかに済ませろとあれほ、ど………」

 

ど、どうしたんだ?急に無言に………ってえ!?

 

「ソーたぁぁぁぁぁん!!!」

 

会長見た途端セラフォルー様が疾風の如きスピードで会長に迫ったーーっ!?

 

「お、お姉さま……!!」

 

え、えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?

か、会長のお姉さんんんんんん!?

 

『あーでも…そう言われると若干にてるなぁ』

 

確かに……!

 

「ソーナたん、酷いわ!私はこんなにもソーナたんを愛しているのに!」

「私の名前にたんを付けないでください!」

 

す、スゲーシスコンぶりだなぁ……。

 

「兵藤君、貴方の魔法でどうにかしてください!」

「え、あ、はい!」

《バインド・プリーズ》

「きゃんっ!?」

 

俺がバインドでセラフォルー様を縛るのを確認すると、会長は脱兎の如く逃走した!

 

「まってぇぇぇ、ソーたぁぁぁぁん!!!」

「うそぉぃ!?」

 

ば、バインドを力ずくで引き千切りやがった………何処にそんな力があんだよ!?

 

「一緒に百合百合しようよぉぉぉぉ!!!」

「もう帰ってくださぁぁぁぁぁい!!!」

 

な、何か新鮮だなぁ。あんな会長見るの。

 

『嵐のような魔法少女だな』

 

っつーか魔王少女だな。

 

 

 

そんな訳で、俺達のドタバタな授業参観は終わりを迎えたのであった。

 

 

あ、後何やかんやでセラフォルー様とメアド交換しました。

 

 

 

次回、D×Dウィザード

 

ギャスパー「いやぁぁぁぁぁ!!!」

 

ドライグ『なん、だと………!?』

 

イッセー「俺だって怖いさ。多分……この眷属の中じゃあ一番にね」

 

MAGIC31 『ヴァンパイアの指導法』

 

ドライグ『次回もフルスロットルだ!』

 

 

 




久々に書きましたが……D×Dウィザードは長いですね

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。