ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝   作:ふくちか

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最近の日課は種火集めて鯖強化しつつキャメロットを少しずつ攻略しています


MAGIC128『獣の難』

 

 

「――――だぁぁぁ!!疲れたーっ!!」

 

勉強会、そして並行して行っていた悪魔家業を終えた俺は自室のベッドに突っ伏していた。

…やっぱり勉強なんて大嫌いだよ!

 

『夜だからまだ良いだろ』

 

…まぁ、悪魔だから、その辺は助かってる。

今は女性陣がキッチンで夜食を作っている。

 

何て言うか、皆良くこんな俺に付き合ってくれるよな……リアスや朱乃さんも夜遅くまで俺の勉強を見てくれる。

朱乃さんなんて俺と同じ立場だってのに……それでもやはり負担はあるようで日中は保健室で寝ちゃったりしてるみたいだ。

 

うっし!皆がここまでしてくれてるんだ。

俺が弱音吐いたらダメだな、ここは少し仮眠をとろう!

 

少しだけ寝て、そこからまた勉強再開だ!

っつー訳でドライグ、アラーム宜しく!

 

『しょーがねぇなー』

 

サンキュウ!

さて目を瞑ったのは良いが、ここで扉の外に一つの気配を感じた。

 

俺が気になってそちらを見ると、扉が開かれた。

 

「…小猫ちゃん?」

 

訪問者は小猫ちゃんだった。

…何故か白装束を着て、猫耳と尻尾を出していたが。

 

確か最近は調子が悪いから、悪魔の仕事も休みを入れていた……今日もそうだったし、一体どうしたんだろ。

 

そう思う俺の眼前、小猫ちゃんは妙に艶のある表情を見せつつ、白装束の裾をたくし上げた。

 

そこには――――

 

 

『……わぁお』

『…ほぅ』

「――――ッ!?」

 

ドライグの驚嘆、ドラゴンの意外そうな声が聞こえる中、俺は唖然とした。

 

 

何故なら――――履いていないのだ。

 

その衝撃たるや……俺はもう一度目を擦って見るが、やはりそこには何も纏わっていなかった。

……って!

 

「小猫ちゃん!か、隠して!!」

 

俺は慌てて声を上げるが、小猫ちゃんはまるで気にした様子もなく、恍惚そうな表情を浮かべ、俺に抱き着いてきた!

訳が分からない俺の耳元で、小猫ちゃんが囁いた。

 

「……先輩、切ないです………」

「はい?!」

 

そんな官能的なセリフを囁くと、小猫ちゃんは俺の手を取って自分の胸に押し付けてくる。

掌に感じる柔らかさを実感していると、小猫ちゃんは甘い喘ぎ声を漏らす。

 

「ッ…にゃぁぁ……!」

「ちょ、ちょっと…うひぃ!?」

 

止めようとしたその時、首筋をざらりとした感触が襲った!

この感じ…こ、小猫ちゃんの舌か!

 

改めて確認すると、小猫ちゃんは俺の首筋に舌を這わせていた。

な、何だこの舌遣い!?情事の時のグレイフィアもこんな舌遣いだったけど……そう思っていた俺に、小猫ちゃんは更に爆弾を投下した。

 

「先輩の、あ……」

「あ?」

「…赤ちゃんが、欲しいです……」

 

―――――ッ

 

『随分大胆な告白だな』

『さぁどうする?応えてやらねば男が廃るぞ』

 

いやいやいやいや!!

俺まだ子供とかは早いって思ってるし、そもそも小猫ちゃんの様子が変だ!

 

 

……ここは少し荒っぽくなるけど、仕方ない。

 

「小猫、ちゃん…ゴメン!」

「!」

俺はガッと上体を起こして、小猫ちゃんを布団の上に押し倒す。

そして小猫ちゃんが呆気に取られている隙に、指輪を小猫ちゃんに嵌め、腰に宛がった。

 

《スリープ・プリーズ》

「……」

 

すると小猫ちゃんは糸が切れた人形のように倒れ込む。

魔法がキチンと効いたみたいだな。

 

 

……兎に角、小猫ちゃんの異変について調べないとな。

 

 

 

 




ちょっと短めです

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