ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝   作:ふくちか

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アニメのロスヴァイセさんかなりエッチぃ問題について

ドライグ『エッチぃのは良いことだと思うぜ』
イッセー「ロスヴァイセさん、残念な面もあるけどそこが可愛いよな」
ロスヴァイセ「へぇっ?!///」
イッセー「え、いたんすか!?」
ドラゴン『息をするかのように口説くな毎度』


俺の予約投稿・part3!



MAGIC115『ダブル戦車の蹂躙?』

 

『初陣を制したのはグレモリーチーム!さぁ、次の試合はどちらが勝利を掴むのか!!』

 

実況が観客を煽る中、魔方陣から帰還する木場。

それと同じくして、結界が薄れた。

 

試合が終わったからまたダイスを振るのか……次はどうなるか。

 

再びダイスが転がり、出た目は――――部長が6、サイラオーグさんは4!

 

今度は大きいぞ!

 

『おおっと!今度の合計は10!10までの選手を出すことが出来ます!勿論、複数での選出も可能であります!』

『一対一か乱交か、って事だな!』

 

確かにそうだけど言い方もうちょいあるだろ。

俺と朱乃さんだと単独でしか行けないし、リアスも出れるけどまだ出張るには早い……となれば。

 

「ここは手堅く行くわ。ロスヴァイセ、そしてサポートに小猫。二人に任せるわ」

 

そうなるな。

木場はさっき出たから今回は出せないし、ギャスパーとだと実質単独勝負になりかねない。

しかし二人の戦車か……珍しい攻めだな。

 

「分かりました」

「……了解です」

 

二人とも気合いバッチリだな。

 

二人が転送されて再びフィールドが映された。

……薄暗い神殿風のバトルフィールドか。

 

何とも嫌な記憶が蘇るが、まぁそれは置いとこう。

さて、二人の対戦相手は……軽い鎧を纏った金髪優男君と――――三メートルはありそうな身長の巨人だった。

 

『俺はサイラオーグ様の騎士の一人、リーバン・クロセル。此方のデカイのは戦車のガンドマ・バラム。この二人でお相手する』

『…………』

 

全部あの優男が紹介しちゃったよ。

しかしすげぇ威圧感だな、あの巨人。

 

『本当に悪魔なのか?怪物と呼んでも違和感がないぞ』

『バラムは怪力が特色の悪魔だからな』

 

記録映像でも伝わってきた程だ、この男の怪力は。

 

『クロセルは確か、断絶した家の末裔だった筈だ』

『断絶したと言うのに生きているのか』

 

何らかの形で末裔が現存するのはあるらしいぜ。

旧魔王の末裔のヴァーリ然り、サーゼクス様の奥さんのエリスさん然り。

 

『第二試合、開始して下さい!』

 

審判の声により、試合が始まった。

 

『……相手が相手なので、初っぱなからクライマックスで行きます』

 

小猫ちゃんがボソリと呟くと、全身に闘気を纏わせ、猫耳と尻尾が特色の現れる。

だがその尻尾は二つに分かれていた。

 

これは小猫ちゃんの新しい姿――――『猫又モードレベル2』。

仙術により、全身に闘気を纏わせる事でパワーを最大限まで爆発させる他、身体能力も向上するのだ。

しかも暴走のリスクもなし!小猫ちゃんが成長した証でもある。

 

『レベル2だけど病原菌と患者を分離させる機能はないぞ』

 

それはレベル1だ。

とかやっている内に、小猫ちゃんの拳がバラムの顔面を捉えた!

 

 

ドゴッ!!!

 

 

豪快な音が響くが、バラムは顔色一つ変えていない。

ダメージは窺えない……戦車だから、防御力も段違いなんだな。

 

とは言え仙術で練られた気を叩き込んでいる筈だから、効果は少なくてもあるだろうな。

 

『……ぬん!』

 

バラムが豪快に腕を横殴りに薙いだ!

空気が震えるのが映像越しでも伝わってくるな。

 

小猫ちゃんはそれをかわし、その後衛からロスヴァイセさんの魔法攻撃が浴びせられた!

炎、雷、氷、風等色とりどりの属性魔法攻撃だが、バラムに目立ったダメージは見受けられない。

 

『……イッセー君との特訓で京都より鍛え上げられた筈ですが、どうも最近、魔法に対する防御の高い相手と出くわしてばかりですね!』

 

多分ヘラクレスの事か。

アイツも中々タフだったもんな。

 

『お前の事でもあると思うぞ』

 

え?

 

『あの女ヴァルキリーの魔法攻撃、全部ドラゴンスタイルで突破したじゃないか』

 

そ、それは防御関係ないだろ!?

それは兎も角、映像に意識を向けると――――ロスヴァイセさんとその周囲が突然ブレだした!

 

あの感じは……

 

 

『重力か』

 

俺が何時も使ってるのと同じだから何となく分かった。

その証拠に周囲の床が圧されていく!

 

『隙アリだ、お姉さん』

 

クロセルが双眸を光らせてそう言う。

その間にロスヴァイセさんは魔方陣を足元に展開しようとするが……

 

『そうはさせない!おまけに凍り付けだ!』

 

クロセルが先に魔方陣を手元に発動、直ぐ様ロスヴァイセさんの足元が氷で覆われた!

 

『そう言えば魔法剣士でしたね……!』

 

剣を抜いて向かってくるクロセルにロスヴァイセさんは不敵に笑んだ。

 

『俺はクロセルと魔法使い、プラス人間の血も宿す混血でね。序でに剣術も得意だ!そして重力の方は人間の血により宿した神器の力――――「魔眼の生む枷(グラビティ・ジェイル)」!』

「彼の神器は視界に映した範囲に重力を生み出す!彼が貴女から視線を外さない限り、効力は持続するわ!気を付けて!」

 

見た範囲か……俺の魔法より使い勝手は上かな?

 

『お前のは魔方陣の範囲だけだからな』

 

その横では小柄な小猫ちゃんが大振りなバラムの攻撃をかわしつつ攻撃を叩き込んでいた。

うわ、アイツ柱引っこ抜いたのか!ブン回してやがる!

 

『ええ、分かってますよ。彼の神器に関しては総督からも伺っています。……視線を媒介にする能力は弱点と分かりやすい』

『っ、抜け出したのか!』

 

見ればロスヴァイセさんは重力と凍り付けから逃れてクロセルと相対していた!

あの二重苦コンボから抜け出した!

 

『おあいにく様ですが、貴方より強力な魔法をこの身で何度も食らってますので!』

 

ロスヴァイセさんは手元の魔方陣を周囲に展開させ、閃光を放った!

 

『甘いぜお姉さん!鏡よ!』

 

クロセルは素早く手元に鏡を召喚させ、閃光を防ごうとした。

そして再び両目を煌めかせる!

 

『自分の能力の性質状、弱点も当然把握している。そしてそれを補う力もね!』

 

読まれていたか………………いや、これは違う。

敢えて読まれることを想定していたのか!

 

鏡に反射させられた閃光がバラムに当たり、その瞬間、ロスヴァイセさんとバラムの位置が逆転した!

虚を突かれた表情のクロセルだが、発動させた神器の効果はバラムに掛けられた!

 

『互いの位置を魔法で交換したのか。鏡に反射させたのはあの魔法の発動条件って訳だ』

 

上手く虚を突いたな、これは行けるぞ!

 

『小猫さん!』

『……魔法に対する防御は殆ど展開出来ない様に、あの巨人さんのオーラと内部は乱してあります』

『了解です!フルバースト、二人まとめて食らいなさいっ!!』

 

ロスヴァイセさんは力強く魔方陣を展開し、フルバーストの魔法攻撃を放った!!

 

『やったか?』

『よっしゃ勝った!第十章完っ!!』

 

フラグ建てるな!!

攻撃が止んで暫くは塵芥が辺りに巻き起こるが、そこから感じるのは……クロセルだけ?

 

――――ッ!!

 

「小猫ちゃん、ロスヴァイセさん!離脱しろっ!!!」

『えっ……』

『……隙があると、言った筈だぜ…………?特に……倒したと思った時が、な…………っ!』

 

瀕死の状態のクロセルの目が煌めいた!

 

『しまっ……!』

 

刹那、二人の体が重力に侵される!

寸前で気付いたロスヴァイセさんは何とか重力から逃れるが、小猫ちゃんには――――

 

『……ぬぅおぉぉぉぉ!!!』

 

満身創痍のバラムの拳が突き刺さった…………!

そうしてリタイヤの光に包まれるクロセルとバラム、そして……小猫ちゃん。

 

『小猫さん!』

 

横たわる小猫ちゃんを抱き抱えるロスヴァイセさん。

小猫ちゃんの体は一目で分かる程の重傷を負っていた。

 

『……良かった。ロスヴァイセさんが残っていれば、グレモリーはまだ戦えます…………』

 

だけど、小猫ちゃんは笑っていた。

その顔はとても満足そうに。

 

『……御免なさい、小猫さん』

『……謝らないで下さい、ロスヴァイセさん。嬉しいんです……私、お役に立てたから…………二人も、倒せたんですから…………』

 

それだけを言い残すと、小猫ちゃんはクロセル、バラムと共に転送されていった。

 

 

『相棒、その感情は取っておけ。まだ爆発させるのは早い』

 

…………わかってるよ。

『サイラオーグ・バアル選手の騎士、戦車各一名、リアス・グレモリー選手の戦車一名、リタイヤです!』

 

 

第二試合も勝利したが、その為と言うのか、犠牲も出た結果となった。

 

 

 

 

 

 




次回は赤龍帝が活躍!…………するかもよ?

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