ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝   作:ふくちか

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イッセー「魔法使いウィザードであり、リアス・グレモリーの兵士の兵藤一誠h」

ドライグ『古代の眠りより目覚め、人間を鏡の中へ引きずり込んで自分達の同族へと進化させる不死生命体・イマジンを、清めの音を流し込みながら高速で倒すべく、禁断のアイテム、ハザードトリガーを使い闇のキバへと変身!』
ドラゴン『しかしその代償としてオーバーロードへと変貌、目に映るもの全てを破壊すべくデミアプロジェクトを始動。人類史上最悪のパンデミックを引き起こしてしまった。この状況を打破するには、自分がメダルの器となるしかないのであった。兵藤一誠が選んだ運命とは如何なものか(台本ガン読み)』

イッセー「待て待て待て!!割り込むのはもう突っ込まねぇけど混ぜすぎだっての!!」

ドラゴン『台本にはそう書かれてるぞ』

イッセー「え、ホントだ…………ってこれお前の字だろドライグ!!」

ヴァーリ「どうなる番外編(カンペガン見)」
イッセー「何でお前までいるんだよ?!」
ヴァーリ「エロゲとカップ麺の新作をくれると言われた」
イッセー「そんなんで釣られるなよ旧ルシファー!!」

曹操「どうなる番外編!?(キュアブラックの格好)」

イッセー「お前もか……って何でプリキュア!?しかも何で着てんだよ!?」
曹操「これを着ながら新プリキュア見てた……が!何だ今回のビルドは!?うちのレオナルドが泣いてしまったぞ!新しいプリキュアでヨッシャラッキー!ってなってたのに一気にテンションダウンだよ!!」
イッセー「俺に言うなよ東映に言え東映に!!そんなん言ったらハティとスコルも朝からビビりまくってたんだぞ!」

ドライグ『まぁそんなこんなでグレイフィア・ルキフグスと一線越えちゃった相棒は果たして世界を救えるのか』
ドラゴン『果たして滅びを回避する未来を掴めるのか』
ヴァーリ「ゲートの運命を変えられるのか」
曹操「彼何時か腹上死しないかな」

グレイフィア「どうなる番外編?」(キュアムーンライトの格好)


イッセー「…………グレイフィアぁぁぁぁぁ!!?」



ヴァーリ「台本に従えこの性槍野郎。後エロゲ返せ」
曹操「俺の人生の台本は俺が書く。あ、それとエロゲはもうちょっと待って」


MAGIC番外編『羽ばたかない不死鳥』

 

「ライザーが?」

 

よぉ皆、イッセーだ。

今日は衝撃的過ぎた夜から一夜明けた次の日の休日。

突然だが俺の家に、今日は珍しいお客さんが来ている。

 

「……はい」

 

リアスの質問に答えたのは、金髪のドリル――――ゲフン、レイヴェル・フェニックスさんだった。

彼女は冥界に出向く時に、たまに顔合わせする程度だったんだけど……こうして俺の家に来るなんて珍しい。

 

「あの一件以来、兄が塞ぎ込んでしまったのはお耳に届いてるとは思いますが……」

「まだ凹んでんの?」

「……お恥ずかしながら」

 

レイヴェルはグレイフィアが淹れてくれた紅茶を飲み、小さく肯定した。

 

「……本来ならここへ来るのは筋違いなのは重々承知です。ですが、兄の治療に何が良いかと色々な参考意見を集めた所、リアス様に相談した方が良いと言う意見が多くて……」

「私の所?」

「兄の心身……所謂、『根性』と言うのを学ばせるのが良いと、そう意見をいただいたので」

 

こ、根性か……。

 

『根性なんて早々身に付くもんじゃないぞ。あの焼き鳥小僧なんて、根性とは無縁の存在だ』

『俺も見ていたが、あのモヤシ小僧がその様なものを身に付けれるとは思わんぞ』

「コラ!お前らは黙ってろ!」

 

レイヴェルに態と聞こえる様に意見した俺の相棒二人に突っ込む。

 

「いえ、お二人の言うとおりです。……兄が情けなさすぎるんです!たった一度負けたぐらいでもう半年も塞ぎ込んで!男ならそういうトラウマを糧に前に進めば宜しいものを!一度の負けを経験してドラゴン恐怖症だなんて……本当に情けなくて!」

 

おおぅ、不満のマシンガントークだ。

相当鬱憤溜まってたんだな。

 

「……でも、一応は私の兄で、家族ですから」

 

……何だかんだ言いつつも、兄貴が心配なんだな。

 

「だったら、良い方法があるぜ」

 

俺が言うと、全員の視線が俺に集まる。

 

「こうなったのはブッ飛ばした俺にも責任はあるし、ほっとけないからさ。それにこの中で根性って言ったら俺だ。当てもあるからさ」

『ジープでも走らせるのか?』

『それとも崖登らせて岩を落とすのか?』

「そこまではしねぇよ!」

 

有りっちゃ有りだけどな!

けどその場合はフェニックス家の人達の苦情が怖いわ!

 

それを聞いてレイヴェルは顔を輝かせるが、直ぐに咳払いをした。

 

「し、仕方ありませんわね。そこまで言うのでしたらイッセー様に頼んで差し上げてよ?精々上級悪魔の為に粉骨砕身の気で励んで下さいな。……一応、礼を言って差し上げますわ」

『高慢ちきのツンデレってめんどくせぇなぁ』

『ツンデレとはコミュニケーション能力が不足したKY女だと聞いたが……まさにその通りだな』

「だから黙ってろって!!」

 

 

 

ーーーー

 

 

数分後、俺達はフェニックス家に来ていた。

 

しかし……デケェな。

 

 

リアスの家も大きかったけど、フェニックス家も負けず劣らずだな。

流石貴族!

 

レイヴェルの案内でライザーが過ごしていると言う区画へと歩いていると、前方に見知った気配が……。

 

「これはリアス様。お久しゅう御座います。そして、此方も久しいな、赤龍帝」

「久し振りっす、イザベラさん」

 

顔の半分に仮面を付けた女性――――ライザーの眷属のイザベラさんだ。

 

「噂は色々と聞いてるよ。この間は聖槍の使いを退けたとか」

「まぁ、ギリギリでしたけどね」

「だがまたこうして平和の為に一つの驚異を収めたんだ。誇っても良いだろう」

「……別に誇りたいから戦ってる訳じゃないんで」

 

俺はただ、守りたいから戦った。

ただそれだけだ。

 

そこにある希望を、そして摘まれようとしている希望を――――。

 

 

「……イザベラ」

 

低い声でレイヴェルが促すと、イザベラさんは咳払いをして俺達の前に立った。

 

「す、済まないお嬢。では、主の元へご案内します」

 

イザベラさん先導の元、俺達は広い内部を進んでいった。

「引きこもってるって聞いたけど、普段アイツって何してるんだ?」

「一日中レーティングゲームの仮想ゲームをしているか、チェスの強い領民を家に呼び寄せての一局。殆ど家から出ることはないな」

 

ほー、マジの引きこもりか。

しかしイケメンの引きこもりって中々インパクトあるな。

 

ってことはアイツは今、俗に言うプータローって奴か?

 

『プータローだな』

『プータローだ』

 

何て話し込んでると、ある扉の前までたどり着いた。

見れば、扉には立派な鳥のレリーフが刻まれている。

 

……中にいるのは、ライザーか。

 

「お兄様。お客様ですわ」

 

レイヴェルが扉を叩くが…………反応がない。

寝てるのかと思ったら、中からか細い声が聞こえてきた。

 

「…………レイヴェルか。今日は誰とも会いたくない。嫌な夢を見たんだ……とても誰かに会える気分じゃない 」

「……リアス様ですわよ」

 

レイヴェルが言ったその一言に――――一瞬の間が空いたかと思うと、何かを落とした音が響いてきた。

 

「……り、リアス、だと…………!?」

 

おぉ、すげぇ狼狽してる。

よっぽど予想外だったみたいだな。

 

「ライザー、私よ」

「……リアス、今更何をしに来た?俺を笑いに来たのか?それとも赤龍帝との仲睦まじい話を聞かせに来たのか?」

『だらしねぇなフハハハハハハ!!!』

『兵藤一誠はリアス・グレモリーと毎晩同じベッドで寝てるぞ』

 

煽るなって!

表には出してないけど、もし聞こえたら拗れるだろ!

 

 

「……少し、お話をしましょう。顔を見せてちょうだい」

 

そうリアスが言った後、一寸置いてドタドタと此方へ向かってくる足音が。

そして扉が勢いよく開かれ――――中から出てきたのは、髪をボサボサにしただらしない格好のライザーだった。

 

「振った男に君は何を話すと――――」

「よぉ」

 

ライザーが怒りに満ちた口調で言うも、視線が隣の俺へと映ると、途端に顔色が変わった。

見られたので一応挨拶をするが……

 

「せ、赤龍帝…………」

「おう、俺だぜ」

「…………ひ」

 

ひ?

 

「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい!!!」

 

いきなり絶叫上げて部屋へと逃げていったー!?

マジか、そんなにか!!

 

これには流石に俺達全員驚いた!

 

「か、帰ってくれぇぇぇぇぇ!!もうあの時の事を思い出すのは嫌なんだ!もう嫌だ!あんなみすぼらしい思いは、二度としたくないんだぁぁぁぁ!!!」

 

 

…………うわー。

 

これは、重症だ……。

しかもアイツ、鍵掛けやがった!

 

「お兄様!?ちょっと、お開け下さい!お兄様!!」

「レイヴェル、任せとけ」

「……へ?」

《コネクト・プリーズ》

 

とは言え俺にとっちゃ鍵なんてあって無いようなもんだ。

コネクトでライザーの部屋の中と空間を繋げると、中に手を突っ込み鍵を開けた。

 

「入るぞー」

「ふ、不法侵入だぁぁぁぁぁ!!!」

「ちゃんと俺達は来客だっての」

 

未だにガクガク震えてるライザーをチェーンソー持ってたびっくり双子ちゃんが宥めてた。

 

「ライザーは今まで負けた事がなかったから」

「はい。イッセー様に真正面からやられてしまったのが心身ともに大きく爪痕を残してしまった様ですわ」

「たかだか一度の挫折で情けねぇぞ。俺なんてお前のノリで行ったら何回挫折してんだ」

『両親が死んだ時、サッカーの試合で負けた時、テストで赤点取った時、箱買いしたけど目当てのカードが当たらなかった時』

『目の前で多数のゲートが絶望した時』

 

お前ら少しは遠慮と言うのを学べ、特にドラゴン。

 

「ほらお兄様!折角リアス様達がいらしたのですから、ベッドから出てください!」

「は、離せぇ!!帰ってくれ!!」

 

こりゃ話にならねぇな。

 

《バインド・プリーズ》

「うおっ?!何じゃこりゃぁぁぁ!!」

「レイヴェル、ライザーの荷物纏めててくれるか?俺はライザー引っ張っていくから」

「あ、はい」

「おいっ、これをほどけ!!俺は外へは出ないぞ!!って、コラ引っ張るなイテテテテテテ!!!擦れてる!背中と床が擦れてるって!!」

 

ライザーの悲鳴を無視して、俺達はライザーを強引に城の外まで連れ出した。

 

 

 

 

 




先週のビルドは凄かったですね

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