垣根帝督SIDE
臨戦態勢に入った妹紅とレミリア、そんな2人を制止した上条当麻の声
当初は生存すら危ぶまれていた当麻と魔理沙の生還、それに加えて何故か二人と敵対している筈のフランドールが敵意も無く共にいる現実…これに対して垣根帝督の取った行動は…
「生きてんのかよお前は!無駄に心配させてんじゃねぇ!!」
「ツンデレか!?それは垣根なりのツンデレだと上条さんは理解して宜しいんですか!?」
取り敢えず、とホールへと駆け込んだ当麻に挨拶宜しくの顔面への飛び蹴りを放つ
「こっちはてめぇの不幸の所為で無駄な心配と妹紅の惚気話を聞く羽目になっ」
「してねェよ、惚気話なンざしてねェから。つーか状況が掴めなさ過ぎンだろ。一つ一つ聞かせろ、お前達は無事なのか?」
俺の飛び蹴りを躱した当麻に更なる追撃を放とうとした所背中から文字通り爆発が襲いかかる。分かる、分かるぜ妹紅…お前の爆発だろ?
「あ、あぁ。色々あったが上条さんも霧雨も無事だ。こっちのフランドールにも世話になった」
「…うん、お兄さんには迷惑をかけちゃったんだ。その点はシラを切るつもりは無いよ」
「まァ切れるシラもねェわな…だが追求も責苦も無用みてェだが」
ねぇ、何で皆足元で俺がチリチリと燃えカスになって力尽きてるのに無視してんの?もしかして扱い酷い?
その後も誰一人として…魔理沙は勿論フランやレミリアに至るまで垣根の事は気にも留めずこれまでの経緯説明を行った。
「ふーん、何だか当麻は当麻で戦ってたのな。」
「何だ垣根、生きてたのかよ?…しぶといんだな」
「今の余計な一言は俺の寛大な優しさで水に流してやるよ。…でもよ、当麻。レミリアとの勝負は俺に譲れ、ここまでお前達を虚仮にされて俺が黙ってる訳にはいかねぇんだわ。お前を治療する為に体力を残しておく必要も無くなったからな」
「…頼む、上条さんが我儘を言ってる事も垣根がリーダーとしての責任を感じて率先してるって事も分かってるんだ。それでもここは俺に任せてくれ」
互いに譲らない、二人の少年には二つの譲れない信念がある。
片や仲間の為に譲らない垣根帝督、片や友達の為に譲らない上条当麻。二人の間に火花が散り始めたその時だった
「――――フラン、お前…人間如きに感化されたのか?」
紅く輝く
その視線を受け
「そうだね、私は感化されちゃったのかもしれない。うん…違う、私は自分の意思で、お姉様の逆鱗に触れる事を承知で脱出をはかったの。これは感化されたんじゃないよ、私の大切な友達が示してくれた道を…私は示された内のこの道を選んだ――それだけ」
「――そうか、何をお前が思ったかは知らんが。どの道この件が片付けば今度は監禁生活をくれてやる、拷問付きで二度と人間如きに感化されないようにな」
「っ…!おいレミリア!お前それでもフランドールの家族だってのか!?」
非情にもレミリアから紡がれた「監禁」の言葉。当麻はすぐにその言葉に反応して拳を握る
「家族だからこそだろ、私がフランを抑え込まなきゃ誰が抑え込む?それともお前は暴走したフランを知っているのか?そんなフランが人里に現れてみろ、数時間で死体の山の高さが妖怪の山を越えるぞ」
「お前はフランドールを何だと思ってる…!」
「良いよ、お兄さん。今お姉様と論争したって無駄だよ、今は目的を見失っちゃダメ」
…意外なもんだな、色々と。
思わず俺はぼそりと呟く。まぁ諸事情があるんだろ、と適当に考えを放棄した俺は改めて思考を巡らせる
まず俺がレミリア戦を譲る気は毛頭無い、私怨も大いにあるが冷静に考えりゃ徒手空拳で吸血鬼を相手なんて馬鹿のすることだ。飛び道具も能力も使える俺が戦った方がまず有利に戦える
……ここがリーダー垣根帝督としての意見
今の当麻に何を言っても無駄だ、どうやらフランドールって奴と約束をしちまったみたいだし。このまま当麻と言い合うのは時間効率が悪過ぎる、大体説得で自分の信念曲げる程ヤワじゃない
(それに…当麻の仲間としての垣根帝督の意見なら当麻には戦わせてやりたい、有利不利じゃねぇんだ。俺みたく損得勘定で戦うんじゃなくアイツは本気でフランドールとレミリアの野郎との蟠りを解こうとしてやがる…どっちが出るべきか?誰だって分かる話だぜ)
…ったく!あぁ俺もお人好しになっちまったな!どの道ここで売上なきゃ皆永琳に臓器取られるけどな!?
垣根は思考の迷走が始まり、当麻とレミリアは口論に火がつきフランと魔理沙は誰にもついていけていない。まさに場は混乱状態である。
その時、小さなため息と共にボンッ!と玄関ホールの赤絨毯が爆ぜ全員が静まりかえる
こんな状況を打破したのは、こんな状況を生みだしたのは。唯一落ち着いたままの『悪党』だった
「…レミリアと当麻、一度黙れ。本来の目的を忘れてんじゃねェぞ。それに垣根もだ、一人で迷走するンなら相談位しやがれ、一人よがりとリーダーとしての責任を履き違えンな」
「悪い…妹紅」
「…フンッ」
「誰が一人よがりだ、さっき単独で突っ込んだお前が説教くれてんなよ。…で、結局どうする?俺達は既に王手を取った、紅魔館は…確かパチュリーとか言うのとレミリアが残ってるんだろ?俺は当麻にパチュリーって奴と戦って貰うのが最善だと思うけどな」
「でも当麻にも当麻の事情がある、この手の馬鹿は考え無しに他人の悩みを背負い込むから手に負えないンだっつの。こォ言うのをデジャブ、つったかなァ…?ともかくだ、そんな訳で私に紅魔組も垣根達も納得出来るかもしれねェ案が一つある」
「ほう…?それは何だ?」
「単純な話だ、タッグマッチを殺ンだよ。お前はパチュリーと、垣根は当麻と組ンで戦う。勝利条件はまァ…紅魔組は垣根と当麻の両方を
「…言葉の端々に棘があるように感じるけどさ、上条さんは異存無しだ。」
「気は乗らんが私には代案は無い、だからそれで良いだろう」
ここが落とし所だろ、流石にこれ以上反対したら何されるか分かんねぇ
そうして垣根も妹紅の案に賛成しようやく場が収まった。とうの場を収めた妹紅は再び口を開き10分程の休憩をその場で提案しこれもレミリアの賛成を受けた、どのみちパチュリーを呼ぶ必要もあったのだろう
「つー訳だァ、双方休憩する10分の間に面倒事起こしてンじゃねェぞ」
散れ散れ、と妹紅が皆を追い払うように手をヒラヒラとさせたのを合図に各々が…と言うかそれぞれのメンバーが二箇所に固まっていく
「よっ、仕切るのご苦労だったな。案外場の切り盛りが上手いじゃねぇか」
遅れてうどんげや当麻達の元へ向かい始めた妹紅に俺は背後から声をかける
「ガキ共の扱いは慧音の寺子屋で慣れてるンですゥ、尤もお前程ひねくれたガキは初めてだけどな」
妹紅は妹紅で特に俺に向き直る事なく歩みを進める
ったく…ひねくれたガキはどっちだよ
思わずそんな事を垣根が内心で呟いた時に妹紅がふと振り返る
(あっ、やべぇ…見透かされたか?)
ポケットに突っ込んだ手の中で滲む汗に気付かないフリをしながら、俺は普通を装って「なんだよ?」とだけ呟いてみた
「お前、当麻とレミリアの口論が始まった時に意外なもんだな、『色々と』…って言ってただろ?その色々ってのがお前にはどう映ったのか…気になっただけだ」
「あぁなんだよそんなことか…俺はてっきり見透かされたのかと」
「あン?」
「何でもねぇから落ち着け!…そりゃフランドールが予想とは違ってた事もある、見た目も内面もな」
「それは当麻との戦いで何かあったンだろ、まァそれも印象深かったけどよォ」
「それと…だ、ただ気になった事がもう一つある。意外だったのはむしろこっちだったぜ、アイツがあんな表情をするなんて盲点だったしその割には言動が反比例してやがる」
「奇遇だな、私も多分お前と同じ事が気になってンだ」
…そうだ、あの時あの瞬間気になったのは噂とは真反対のフランドール・スカーレットの様子でも珍しく頭に血が上った当麻でもない
―――垣根と妹紅は無言で背後を振り返る。その視線の先に居るのは…
(レミリアの野郎…何でフランドールが自分の意思を示した瞬間、あんな暗い表情をしやがった?)
上条当麻SIDE
自陣に戻った当麻はまず水筒に手を伸ばし中身の緑茶を喉へと運ぶ。元より喉は潤いさえすれば公園の水でも構わない、という当麻である。カラカラに乾いた喉を緑茶の苦味で上書きする感覚にも特に難色は示さない。
「ふぅ…美味かった、喉が乾いては吸血鬼退治も出来ないんでせう」
「それを言うなら腹が減っては何とやら、だろうが?ともかくだ!時間もねぇから軽く打ち合わせだけでいくぞ」
そう言えば休憩時間は…あんまり無いんだよな
乾いた喉を潤したり念の為妹紅の勝敗を聞いたりで思いの外時間に余裕がない上条当麻。そんな彼の緊張感の無さに垣根はため息で苦言を呈する
「良いか?俺達の
まず一勝すれば良いという点、これは間違いなく大きい。そうなれば取るべき作戦は分かるな?」
「そりゃ勿論二人がかりでどちらかを集中して倒すんだろ?」
「及第点だな、当麻お前テストじゃ毎回記述問題落としてるだろ」
「…うるせーよ。で、どこをどう直せば合格点にしてくれるんだ?」
「よしよし、教えてやるよ。連中が勝つには俺達二人を両方倒す必要がある訳だ、そんな状況で敵2人が無策に片方の味方に集中したらどうなる」
「…ま、まぁ最悪の場合一気に撃破される…」
「そういうことだ、それに魔法使いはともかくレミリアは1匹1匹チマチマと…なんて柄じゃない。十中八九俺達2人を一気に潰しに来るだろ?だから今回は…レミリア狙いで行くぞ」
「吸血鬼狙いよりは魔法使いの方が楽に倒せる…なんて単純な作戦じゃないよな?寧ろ魔法使いに集中している間に意識の外からあの
「その通りだがな、まだ及第点だ」
再び及第点、を口にした垣根に当麻は水筒に蓋をして表情でその先を封じる
「俺がレミリアを倒すまで、サポートと魔法使いの牽制は任せたぞ」
「―――分かってんじゃねぇか、ただ俺にも1発殴らせろよな」
狙うは
門番で始まった第1戦を皮切りに玄関ホールでの第2戦、そして再び玄関ホール第3戦
ここで決着が付くのか?それとも……
全ては
そして集まった俺と垣根、レミリアと魔法使い…と俺達が勝手に呼んでいたパチュリー・ノーレッジ
(確かにまぁ…いかにも魔法使いって感じの格好だよな。霧雨はどっちかと言うと魔法使いのコスプレをした女の子って感じだったけど…)
恐らくそうさせているのは彼女の魔法使いとしての礼装だけではない、これまでの経験もあるのだろう。しかし今になって相手の雰囲気に呑まれている2人ではない
幸先良く当麻がレミリアに向け口を開く
「待たせて悪かったな、俺もようやく気持ちが落ち着いたし状態も整えた。…遠慮なく勝ちに行くぜ」
「勝手に言ってろ、たかだか王手で良い気になるなよ?」
これは…宜しくない、また口喧嘩になる雰囲気だ。流石の上条さんも煽り耐性が付いてきたんでせう
元から険悪な雰囲気が更に悪くなる予感がした当麻はすぐさま話題を切り替える
「それじゃあこの勝負の内容だけ決めて始めようぜ」
「そうね、でもこの際弾幕・格闘・飛び道具何でもありの戦いの方が時間も省けてあなた達にも都合が良いでしょう?」
ねっ、レミィ?と手早く話をまとめたのはパチュリー。レミリアの背後から確認を取るように声をかける
「あぁそれもそうだな、お前達も異存ないだろ?」
あぁ、おう、とここは素直に頷く当麻と垣根。
その後も特に伝えるべき事も無かった垣根は数歩下がる…がしかし。垣根は特に何も無くとも、当麻には最後に取り付けるべき約束がある
「待ってくれ、レミリア。戦いを始める前に頼みがある」
「何だ?手加減なら考えてやらんでもないが」
「そんな事は頼むかよ……
「何が言いたいか解らんな、アレはフランを抑え込む為に監禁した。それ以上でもそれ以下でもない、それでも良いならお前の前だろうといくらでも話してやるさ」
当麻とレミリアは当初の位置のまま動かない、唯一距離を取った垣根とパチュリーが静かに構える
(こりゃ……もう長くはもたねぇな)
(彼にせよ、レミィにせよ…)
((恐らくあのまま近接戦闘が始まる))
既にこの場の雰囲気は「険悪」なんてレベルではない、先程開戦しかけた妹紅とレミリアの間の雰囲気そのものだ。後はどちらが先に仕掛けるか、それだけである
尤も……それはこの場の全員、垣根やパチュリー、妹紅や魔理沙に至るまで全員が予感していた
「当麻ッ!こじつけがましいがレミリアと約束は取り付けたんだ!そのまま1度俺の隣まで後退しろ、その間合いから始める必要はねぇ!」
「だ、そうだ。不本意だが人間相手でも約束は約束だ――まぁそれが叶うとは万に1つもあると思うなよ」
…垣根の言う通りここは1度下がろう、折角冷やした頭がまた熱くなってきた。
俯いたまま、勝つまでは仕方ないと割り切ってレミリアに背中を向ける。垣根の隣まであと3歩…2歩…
「…ふざけんな」
垣根まではあと1歩、レミリアからは5歩…と言った距離か。上条当麻がソレを口にしたのは
「俺達を煽るならともかく間接的にもフランドールが傷付くような言い方は止めろ…!もしフランドールが脱出した事が気に食わないんならその責任は俺にある!」
雀の涙程の2人の間合いが一気に0へと変わった。
とうとう当麻がレミリアの胸ぐらを掴んだのだ
「フランの脱出が気に食わない?…何か勘違いしてないか、お前?」
「何がだよ…!」
「そりゃ気に食わないさ!フランが悲劇のヒロインを気取ってお前達人間に縋ってるんだ、吸血鬼として恥晒しも甚だしい!!」
「何より…だ。お前…誰の襟首を掴んでるんだ?」
あっという間に、身体が浮き上がる。それに背中から響く激痛とメキメキと言うこの音……もしかして俺は――――
「ッハ…!?」
「余程お前は私の癪に障る事が得意らしいな、今の所ほぼ全ての言動が癪に障ってるぞ。……お前の脆い首をへし折りたい位にはな」
もしかしても何もない、当麻は一瞬でレミリアに片手で首を掴まれ壁に叩き付けられた。勿論レミリアはそれで解放などする訳もなく締め上げる力を強めていく
「だから離れろって言っただろうが…!馬鹿野郎が!」
「止めておけ、お前が私を殺すよりも私がコイツの首の骨を握り潰す方がよっぽど早い。それとパチェも手出しするなよ?コイツは私が殺す」
「はぁ…今日のレミィはやけに血に飢えているのね。――どうぞご自由に」
すぐさま垣根は銃口をレミリアに向けるもパチュリーもまた垣根とレミリアの間に割って入る。これではレミリアに銃弾すら届かない
まさに最悪のスタート…いや、これでは最悪の幕引きになりかねない。既に当麻は王手をかけられ2対1では垣根に勝ち目などある訳がないのだから
「悪く思わないで頂戴、あぁ見えて躊躇いが無いのよ。レミィは人間に対して」
当のパチュリー本人も垣根を即座に倒すべく弾幕を放つ。パチュリーから放たれた七色の弾幕が垣根の視界を塗り潰す、それに見惚れる余裕すら無いほどに
「…ったく、苦労するよな。お互いせっかちな相棒を持つとさ、オマケにあの2人…『両方』躊躇いが無いんだからよ」
次にパチュリーの視界に映ったのは被弾した垣根ではなくその彼を包み込む謎の白い球体だった
アレが彼の防御なのだろう、だが気がかりはそこではない。
「…両方?それはどういう意味かしら?」
「気になるなら自分で確認してみな、アンタ相手に不意打ちする気は無いんでね」
金髪の彼は未だに白い球体の中だ、背後のレミィを確認する程度には余裕がある
「レミィ、まさかまだ殺してないでしょうね?」
振り返れば
そこには紅く染まった勝利が
吸血鬼に牙を剥いた哀れな人間の末路が
「…ッ…ハッ…!!」
「…殺してないぜ、いや殺されてない…そんな表現が正しいかもな」
――――広がっているはずだった
そこに居たのは脇腹を庇う人物とそれを見つめる人物の2人。ただし……脇腹を抱えていたのは――
「脇腹に俺の右フックが掠っただけだ…そんなの吸血鬼なら痛くないだろ」
「チッ……少し、肩透かしを食らっただけだ」
「…レミィが、掠っただけで?」
「本当に掠っただけだ、本当ならちゃんと鳩尾に決める筈だったんだけどな。やっぱり力んじまうと上手く決まらないのは俺もまだまだってことか」
気道を防がれた人間の一撃が吸血鬼を怯ませる。博麗の巫女ならいざ知らずそんなふざけた人間など――誰もがそう考える
「悪いな垣根、あれだけ俺にも配慮した作戦を立案してくれたのにさ…悪かったな」
「まっ、今はさっきとは違って落ち着いてるから良いんじゃねぇか?…で、当麻はこれからどうしたいんだよ。それだけハッキリさせろ」
「勿論勝つ、俺達の目的は最初から変わりない。ただレミリアに…俺が無駄口を叩く余裕がある間に、1つだけ言わせてくれ」
「仮にあの場で、俺と霧雨が殺されても、万が一にもあの厄介な空間の仕掛けをフランドール1人で潜り抜けてもさ…フランドールはきっとお前に叛逆なんてしないし殺しもしなかった筈だ」
「何を証拠に…第一今のフランが正気なのはお前達に感化されたからだろ?」
「確かに、な。俺や霧雨と出会っていなければフランドールは今も狂っていただろうさ…でもな!そんな俺達2人がフランドールを変えられたのはフランドール自身の意思があったからだ!495年間監禁されても完全に狂気に身を委ねなかった奴が…そんな優しいアイツが
「…黙れよ、さっきから癪に障っていると言ってるじゃないか…!」
「だから今回ばかりはお前の幻想は絶対に殺さない…フランドールの為にも…!」
「お前のそのふざけた幻想をぶち殺さねぇ!!」
最終局面…開幕
昼寝と衝動買いが楽しみ過ぎる今日この頃