とある幻想郷の幻想殺し   作:愛鈴@けねもこ推し

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プロローグ【4】〜それは物語が始まる前の物語〜

藤原妹紅SIDE

 

 

 

 

 

 

 

痛い…なんて感覚はない.酸欠で死ぬのは『痛い』と言うより『苦しい』の方が強いと思う,既に死んだ後だから戯言にしかならないけど

とにかく今は一度死んだ後で万全の体調なんだ,慧音は無事か!?ただの一般人じゃないだろうけどそれでも妖怪相手に素手なんて…!

 

「慧音!大丈夫か,慧音!?」

 

すぐさま起き上がり辺りを見回すと我ながら中々の事をやらかしたと思わされる,炭化した亡骸に紅で彩られた竹…どれを見ても猟奇的の三文字がよく似合うがそんな光景の中に唯一猟奇的でないものが混じっていた

 

妹紅が見たそれは何度見ても首を傾げてしまうような不可思議な被り物を頭に乗せたまま地面に膝をついて荒い呼吸を繰り返していた.そう,上白沢慧音である

 

「あっ…妹紅!無事だったのか!?良かった,急に豹変するから心配したんだぞ!?」

 

「あ〜…ごめん,アレは昔からなんだ….で,でも豹変を指すなら慧音だって…服装や髪が若干緑がかってるじゃない?」

 

「す,すまない……実は私のこれも昔からなんだ.詳しく話せば長くなる…が…い…まは…」

 

「けーね…!?ちょ,慧音!?しっかりしろ,おい慧音!?」

 

膝を付いていた慧音は立ち上がろうとすぐさま膝に力を込めるがそれは適わず今度は崩れ落ちる.慌てて妹紅が身体を支えて呼び掛けを行うが返ってくるのは言葉ではなく沈黙だけだった

 

(クソッ…!何が一体どうなってるんだ!?私がリザレクションを終えるまでに何があった!?診たところ慧音に外傷はないけど…とにかく!)

 

とにかくこのままでは不味い,そもそも慧音は極度の空腹でこの竹林にぶっ倒れてたんだ.その後奇襲に巻き込まれ飲まず食わずで今に至る,間違いなく洒落にならない状況なのは確定だろ!

気を失っているのかどうかさえ分からない慧音を無理矢理背中に背負った妹紅は辺りの警戒代わりに殺気を撒き散らしながら家替わりのボロ小屋を目指した,本来なら人里の慧音の家に向かうのが最善だが生憎と妹紅と慧音は初対面…家など妹紅が知る訳も無ければ妹紅自身も人里に足を運ぶ気は毛頭無い

 

走り始めてから数分後『わざわざ走らなくても飛べば良いだろ?』と至極当然の考えに妹紅は辿り着き,苛立ちを抑えながら竹を避けて飛行した.その甲斐あってかいつもより大幅な時間短縮に成功,今は小屋の中で慧音が寝かされている真っ最中だ

 

「とりあえず…!非常食で残しておいた物全部持ってくるんだ!!干し柿に川魚の干物がいくつかあっただろ!えぇっと…!それから水だ,新鮮な水!!」

 

慧音の空腹を満たす事が最優先だと考えた妹紅は唯でさえ散らかっている小屋の中を更に散乱させ埃を舞い上がらせる.続いて『急がなくては!』という焦りから安静にすべき人間の真横でドタバタと足音をたてる

語弊のないよう今の内に訂正しておくがまかり間違っても妹紅は嫌がらせをしている訳ではない,冗談抜きで本当に焦っているのだ.そもそも妹紅は「怪我をしたから治療する」「極度の空腹状態で死にそうだから食事を取る」などの概念が1000年以上前から消失している.怪我をしようが腕が消し飛ぼうが待てば治る事で空腹状態に陥っても死ぬ事は無い.日頃の食事は云わば妹紅の『趣味』,別に何ヶ月絶食しようが死んでまた蘇るだけである

 

「慧音,食べにくいかもしれないけど口を開けて!川魚をの燻製だよ,味と匂いには目を瞑って…今は贅沢言ってられる状況じゃないから…それと水もあるよ」

 

「…っ…すま…ない…!」

 

「謝る暇があるなら早く食べる!ここまで来て死なれた方が私は困るんだ…!」

 

その後も暫くは『すまない』を繰り返してから慧音はひたすらに無言で口と箸を動かし続けた.その食べっぷりに妹紅が安堵感を抱いたのとこれからの食料事情を鑑みて真っ青になったのは神のみぞ知る何とやら…だ

 

「…御馳走様でした,魚の燻製も干し柿も美味しかったよ.本当に助かった,妹紅…ありがとう」

 

「…別に良いさ,多分あの奇襲は私が原因で起こった事だろうから.それと慧音…体調が落ち着いたばかりで悪いんだけどさ…私の事,何か…聞いたの?もしそうなら,ちゃんと言って欲しいんだ…その方が面倒が無くて済む」

 

「…全てが真実かは分からないが一通りあの奇襲が人為的な物だった事は最後に私が殴り飛ばした妖怪が話した,連中の狙いは妹紅の肝でそれを竹林の奥に居る姫君が教えた…そうだ.それに妹紅が不老不死だという事も併せて聞かされたよ」

 

あぁ,そう――――

 

私にはそう答えるしか出来なかった.

また失った,いや――そもそも手に入りすらしていなかったか?でもまた化物呼ばわりされなくちゃならない,軽蔑されなきゃならない,嫌われなきゃいけない……何十年ぶりかに出会えた意気投合出来る人だったのに?

 

嗚呼――――ワたシはマタ――

 

マタヒトリボッチニナッテシマウ

 

 

「妹紅…?おい,妹紅…聞いているのか,妹紅?」

 

「っ!!あ,あぁゴメン…ちょっとボーッとしてたんだ.それと私が不老不死だって言うのは事実…と言うか私の腕が千切れたのは見てただろ?でも今は元通り…言うまでもないはず.ただ私の肝をどうするつもりだったのかは分からないな,大方それを食えば不老不死になれるとかあの格下に騙されたのか…まぁ何でも良い

 

 

――ブチ,殺す」

 

視界の端に慧音が驚きを隠せない,とでも言いたげに目を見開いているのが映るが気にしない.元より見せつけるつもりで言ったんだからむしろ良いことだ

 

「…とりあえず詳しい話は慧音がちゃんと回復してからだ,水を汲んでくるからちょっと待ってろ.それと念の為に戸は厳重に締めておく,ここを襲うような馬鹿共には文字通り焼印を押して調教したから大丈夫だとは思うけど今日ばかりはそれも信用ならないからな.帰って来たら合図をするからその時は開けてくれ」

 

「…妹紅,私はお前の事を――」

 

「じゃ,言ってくる.もし腹が減ったなら他の干し柿も食べてくれて構わないから気にするな」

 

未だ何かを伝えようとする慧音に背中を向けて私は立ち上がり小屋を出る.気付けば竹林の隙間からは陽が沈むのが見えた,当然辺りは暗くなる

だがそれ以上に暗くなったのは私自身の心だった."案外私にもまだ誰かを欲する気持ちがあったんだな"と呟やけどもその声に返事を返す者はいない

 

手に持った桶を握り直し迷いの竹林から外れた場所に存在する川を妹紅は目指した.道中で数回中型の妖怪に遭遇したが大概は道を彼女に譲る,今の妹紅ならば近寄っただけで殺されると察したからだろう.そんな妖怪達の反応すら…否,妖怪の存在すら妹紅は認識しようとしなかった

 

(…悲しい,か…案外素直に自覚出来るもんだな….そんな事を思うことすら許されない悪党だろ?私はさ….輝夜に復讐するために化物になった,その化物になる為に無関係の岩笠を殺した…ハッ…悪党としては私も輝夜も似たような三下だな…)

 

桶2つに7割程の水を汲む,物足りない気はするが汲みすぎて道中で零してしまえば意味がない.

水の入った桶を両手に抱えながら私はふと物思いに耽ってみた.悲しみは意外にも心を透き通らせるんだな――――足元に気を配りながら片目を閉じる

 

先ずは父上が短刀で腹を切った場面,多分あれは背骨も貫通していた筈.不思議な事にまだ化物で無かった私がそれを見て思った事は…何も無かった.別に無関心だったとかではなく純粋に『状況が理解出来なかった』,そうとしか言い様がない.暫くしてから派手に泣いたが父上が目を覚ます訳がないことは分かっていた,分かっていたからこそ私は心の中に在る感情を『悲』から『怨』に変えたんだ

次に富士の山で蓬莱の薬を奪った場面,岩笠は私より大きくて…って当たり前か.私は未だ子供で彼奴は元服も済ませた男,私の方が大きいなんて有り得ない.とにかくそんな岩笠を私は突き飛ばした,体格差はあれど傾斜面だったから然程差支えは無い.岩笠は悲鳴を上げる間もなく谷底へと転げ落ち,散った…人はあんなにも簡単に死ぬんだと思い知らされた.思えばこの時点で罪悪感が薄かったあたり私は人間じゃ無かったんだろう

 

後は……あぁ,幕末の京での彼の馬鹿との出会いか…思い出したく無いなぁ….あんなのと気が合うだなんて思った私は病気だよ病気.蓬莱人がかかる病気なんて先ず禄な物がな――

 

「ズドン!!」

 

ったた…!何だよ急に…!

 

「っ…も,妹紅なのか…?すまない,合図がどんな物かを聞き忘れていたからどうすれば良いかと思ってな…」

 

目の前にいたのは髪の色が完全に青へと戻った慧音だった,頭を抑えているから…多分私とぶつかったんだろう

 

「そう言えば…そうだね…じゃねぇよ!!」

私は慌てて桶を地面に置いてから慧音を伏せさせる

 

「言っただろ!?まだ辺りに妖怪が彷徨いているかもしれないからって…!何の為に扉を厳重に締めたと思ってるの!?」

 

「い,痛いじゃないか妹紅!第一私はある程度体力を回復させたからある程度の妖怪なら対応出来る!」

 

「素手の人間がやかましい!!」

 

どうやら慧音は私を探して小屋を出たらしく,たまたま鉢合わせた私に駆け寄ったら私の方がボーッとしていた為にぶつかったらしい.どうやらこの慧音先生はどこか抜けている部分があるんじゃないか?と疑いたくなる一面を持ち合わせているみたいだな!

 

それまで感じていた感傷や寂しさ,今慧音とぶつかった驚きに板挟みになった妹紅は苛立ったように頭をボリボリと搔く

 

ボジュッ!!

 

……頭皮と指の摩擦により軽く火が起こるレベルで

 

 

「えっ,ちょ…!?妹紅!?何故だ,何故頭を搔くだけで火が着いた!?」

「あぁもう!!やり過ぎた熱い死ぬ!!いや私は死なないけどさ!?とにかく水だよ早く掛けて慧音!!」

 

あぁ分かった,の掛け声に反応するまでもなく慧音により妹紅の頭には汲みたての水がぶっかけられた.

シューという音と共に火は消え去り妹紅の頭から煙が昇る,対する慧音はと言えば頭が燃えた妹紅の心配反面余りにシュール過ぎる現状に笑いを堪えていた

 

「……も,妹紅!頭は大丈夫か?怪我は…ないかもしれないが」

「心配してくれてありがと,元よりマッチより小さな火だったし私は…言っただろ?不老不死の化物だってな,マッチの火だろうが大火だろうが私には関係ない.それより早く小屋に戻ろう――僅かだけど火も付けたし大声も上げたら妖怪が寄って来る可能性もあるからな」

 

慧音は何か言いたげだけど関係無いとばかりに私は片手で水の入った桶を持ち片手で慧音を引っ張る.律儀な慧音は空の桶も咄嗟に拾ったけど…

 

「…もし,――――なら私はもこ――のくい――」

 

私の小屋までは後少し…そんな距離で慧音の凛とした声が聞こえた気がした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上白沢慧音SIDE

 

 

 

 

 

 

 

それは私なりの覚悟の言葉でもあり自身を励ます言葉でもある.恐らく妹紅には届かなかっただろうな…いや,今届けるつもりは無かったから当たり前か

 

慧音曰く「覚悟の言葉」を呟いた数分後二人は小屋の前へと戻って来ていた

 

「何とか妖怪と鉢合わせにならなくて良かった,また大乱戦なんて手間は御免被るからな」

 

「悪いな…私の所為で余計な手間をかけさせてしまって…」

 

「何度も言ってるだろ?あの襲撃は慧音の責任じゃないってな.それより早く入ろう,私も少し喉が乾いたんだ」

 

小屋に入るなり真っ先に桶の水を妹紅は手で掬って口に運ぶ.実は妹紅自身は喉は然程乾いてはいなかった…が

 

(まさかとは思うが…永遠亭の永琳が水を汲む事を見越した上で川に毒を流した可能性があるからな,遅効性なら判断は…いや彼奴なら間違いなく即効性の毒を流す筈だ)

 

不思議そうに首を傾げる慧音を尻目に妹紅は身体に異常が無いかを確認する,結果は――

 

「…ふぅ…潤った.慧音も飲むか?」

 

「私も折角だから貰っておくよ」

 

水を飲み干してから数分,妹紅の身体には異常は無い.単純に妹紅の考え過ぎか或いは――

 

「…考え過ぎ,今はそうしておくか」

 

「…?妹紅,どうかしたのか?」

 

いや別に,と答えた妹紅の瞳は何か考え込んでいるように見えたが…今は他に大事な話を優先するべきか…

 

靴を脱ぎ小屋の中央にある囲炉裏の側へと慧音は正座した.勿論その背筋は伸びている

 

「…妹紅,お前が不老不死だと言う話…それも踏まえた上で先の奇襲について.私に聞かせてくれないか?」

 

「…綺麗な正座だな,慧音.そんな調子で来られると私も緊張するんだけどな?…長くなるから楽な姿勢で聞いてくれよ」

 

私はあぁ,とだけ返した.仮に妹紅の話が何時間続こうとも正座を崩す気は無かったが

 

「…あれはもう1000年以上前の話,まだ侍だ貴族だの騒いでいた時代だったよ」

 

その切り込みから妹紅の衝撃的な話が始まった.どの話も――妹紅を疑う訳では無いが信じ難い話ばかりだ

妹紅の父とかぐや姫との出会い

蓬莱の薬との出会いとその効能

岩笠と呼ばれる人物を殺した事

そして1000年の時を経て出会った妹紅と輝夜は互いの狂気のままに殺し合っている事,だが迷いの竹林に偶然私が迷い込み妹紅が『光の世界』の住人である私に触れた…否触れてしまった.それをどこからか見ていた輝夜は妹紅が光の世界に憧れを持たぬように…原因である私を殺そうとしたのだろう

 

成程…な

 

「…巫山戯るなっ!!こんな不条理があって溜まるものか!何が光の世界だ!何が闇の世界だ…!闇の世界の住人が光の世界に憧れて何が悪い!?抜け出そうとして何が悪い!?どんな事情かと思えば…!そんな理由で妹紅を…!」

 

「…慧音にとってはさ,『そんな理由』でもな.私や輝夜みたいな悪党からすれば闇の世界に一度でも足を踏み入れた以上は光の世界とは一切決別しなきゃならないんだ.ましてや――彼奴が父上を死に追いやったように,私が無実の岩笠を殺したように,私や彼奴は光の世界の住人を殺した最低の悪党だ.逆に輝夜が光の世界に少しでも目を向ければ私は報復の意も込めて似たような事をしただろうな」

 

「…分からない,って顔だな?当たり前だよ,それで良いんだそれが正解なんだ.だからこそ私は初対面の慧音を悪党としての規律を破る事を理解した上で助けたんだ.…きっと慧音なら多くの人を助けられるヒーローになれる,今慧音と話してようやく自分の気持ちが理解出来た…」

 

ふぅ…と息を吐いて妹紅は目を閉じた.静寂が支配する部屋の中で慧音は同じように目を閉じる

 

(…そう,か…妹紅…お前は,そんな罪を背負っていたのか)

 

確かに妹紅の背負う罪は余りに重いものだ,『不老不死』に『殺人』は何時の時代も大罪中の大罪である事は歴史が証明している

何より彼等の罪は裁きようが無い,不死である以上地獄へと赴く事もないのだから.余談だが幻想郷の裁判官とも言うべき閻魔『四季映姫・ヤマザナドゥ』は蓬莱人に関する話には尽く歯軋りをしながら顔をしかめていた事を知る人物はそう多くは無い

 

「確かに,な…妹紅.お前は罪人だよ,それも裁かれる事が無いなら尚大罪だ…お前が自身を悪党や化物と卑下し善良な人間を巻き込むのを避けようとするのは分からないでもない」

 

「解ってくれて助かる,教師相手に論争になったら勝ち目が無いからどうしようかと思ったんだけど…慧音が清濁併せ呑む性格で良かった」

 

妹紅が安堵から溜息を付いたのも束の間,慧音は「だが」と間を置かずに切り出す.怪訝そうに首を傾げる妹紅には続いて慧音の口から放たれる言葉は――予想出来なかった

 

「だが…それでは何一つ解決にならない.それでは妹紅は永久に続く日々の中で罪悪感に身を焼くだけだ…復讐心に身を任せて身体が血に染まるだけだ!そんな事に妹紅は意味があると思えるのか!?」

 

「……だから言っただろ?無限に続く罪悪感も血塗れの身体も全て私が望んで選んだ道なんだ.罪を償えない私にはお似合いの末路だろ…?」

 

違う,絶対に違う!それは償いじゃない!!

 

「…では逆に聞こう.何故妹紅は罪が償えないんだ?死ねないからか?地獄に堕ちる事が叶わないからか?罪を償うとは『死』以外には無いのか!?」

 

「……あぁそうだ,人を殺めた罪は其奴を殺めた者の『死』によって償うべきだ.外界で死罪が存在する事やその意味なんて慧音なら私より知ってる筈だろ?だが…私には『死』は存在しないんだよ…!だったら…だったら!!」

 

「……だったら,死と等しい…若しくはそれ以上の苦しみを持つ痛みで贖罪と成す,か…」

 

馬鹿者,大馬鹿者……人間はそう呟き化物を抱き締める

 

化物は人間の頃ですら味わった事の無い人間の温もりに思考を停止させる

 

「そんな贖罪があってたまるものか!仮に閻魔がそれを許したとしても…!私は絶対に許さない!何より…!」

 

この瞬間,上白沢慧音は汚れ一つ無い綺麗な光の世界から血に塗れた闇の中へ足を踏み入れる

同情や哀れみなどでは無い.自分から闇へと堕ちる勇気も実力も彼女には存在しない.目的は只一つ――

 

『そんなやり方じゃお前が救われない』

 

闇の中をさ迷う出来たばかりの友人を引き上げる,それだけであった

 




お久しぶりです,無事北海道への修学旅行等々を楽しんで来ましたけねもこ推しでございます.行事が続くとやっぱり更新頻度は落ちるんでせう…

とりあえず私の身の上話なんてどうでも良い!!大事なのは作品についてだぜ!
言わずもがな,と言うか大半の方は察していらっしゃるとは思いますがこの回想編の慧音と妹紅はそれぞれ絶対能力者進化計画の時系列の上条さんと一方通行をモチーフにしています.そこで誤解のないようにお伝えしたい事がありまして、、、

1、私はホモ好きではないッ!あくまでけねもこと上手い具合に捏造話とキャラが重なっただけですから!

2、私は原作禁書の絶対能力者進化計画の頃の一方通行を擁護する気は欠片もありません.彼の過去や事情はあれども罪は罪であって償うべきもの.しかし…妹達も言っていたようにあの実験は「一方通行は加害者であり被害者」と言うのもまた事実.私はそれを記憶の片隅に置いて今回の話を執筆しました,そしてその設定を今回の話に重ね合わせた…と言った具合です
余りに長文になり過ぎて私も意味不明になりましたが要は『今回の話は絶対能力者進化計画の話と被った上にもこたんを救おうと慧音は奮闘しますが,それが=妹達虐殺の正当化ではない』ということです


やっぱり私に真面目な話は似合いませんねぇ…早く上条さんを不幸にしていじり倒したい!次はいよいよ回想編最終回,回想編が終わったら上条さん√に入りますです







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