とある幻想郷の幻想殺し   作:愛鈴@けねもこ推し

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格闘家~Martial artist~

紅美鈴SIDE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「それでは一通りのルールを確認しておきましょう、時間は無制限、勝利条件は相手を降参させるか戦闘不能に陥らせるか…武器と能力はどうしますか?」

 

私はこれ以上、『門らしき場所』を『門だった場所』にさせないため真上から見て門と平行になる位置に陣取る、これなら仮に戦闘が激化しても余程の事が無い限り門の破壊は防げるでしょう

 

「どちらも私は使わない、あなた相手に格闘で重りを付けて勝てると自惚れるほど傲慢じゃないわ。時間と勝利条件についても異議は無いし私から追加するルールも特には無いもの」

 

そう言い切った彼女…鈴仙さんは太ももに取りつけたホルダーから拳銃とナイフを抜くと先程の金髪少年にそれを投げ渡す。

 

「横槍入れるみたいで悪いんだけどよ、その勝負ってのは万が一その気が無くとも相手を殺したらどうなるんだ?例えば今うどんげがカバー無しのナイフを俺に投げ渡したみたいにな、うどんげが殺られる可能性もあるがアンタが死んだって俺は詫びる気は無いぜ?」

 

金髪少年の問いかけはなるほど確かに、私は彼女を殺す気はありませんしお嬢様からもその命令は下っていない訳ですから鈴仙さんが死ぬ可能性はまず無いでしょう

ですが問題は私…ですか

 

「ご心配なく、少なくとも格上の相手にすぐ噛みつくような短気な性格ではないつもりですからある程度は死を察知できますしそれ相応の『覚悟』も持ち合わせていますよ」

 

「そうかよ、だったら精々うどんげにKOされた時の事も覚悟して言い訳でも考えておくんだな。お前ならすぐに目を回していそうだ」

 

「…ふふっ、随分と信頼関係がおありのようで」

 

「私には信頼関係じゃなくて垣根の頭に障害があるように見えるんだけど…恥ずかしい…。馬鹿は無視してそろそろ始めましょう?」

 

はい、それもそうですねと美鈴は返す。近くで垣根の更なる煽り文句が一瞬だけ聞こえたがそれもすぐに硬い物を殴ったようなゴツン!!という音と何かが燃えるゴウゴウという音の中に消えてしまった

そして鈴仙は顔の前で拳を軽く握り、臨戦態勢に入りながら美鈴にジリジリと近寄る。

対する美鈴はフゥー…と息をゆっくりと吐き出して身体の力を抜いていく

 

「…先は挑戦者であるあなたに譲りましょう」

 

「それでは…遠慮なく」

 

遠慮なく、この言葉を放った時に彼女は既に動きだし私の手前で身体を捻りながら足に力を込めていた。すなわち私の反応が一瞬遅れたことになる、そして格闘に限らず勝負において先制の反応に遅れると言うのはもってのほかである

 

だが━━━━

鈴仙の足から自身の顔面に向けて放たれた回し蹴りを美鈴は避けるでも受け止める訳でもなく、半歩だけ後退しながら手で靴の踵を前方へと弾いた。弾かれた鈴仙の足は虚しく何もない空間を蹴り抜きながら物理法則に従って地面へと向かい━━無防備な背中ががら空きになる

 

「まずは一本、私が取らせて頂きます」

 

「ッ!?しまっ━━」

 

私がそのがら空きになった背後を見逃す訳もなく、左手は彼女の肩を掴み開いた手を背中に押し当てそのまま地面に叩きつける

ドスン、という低く鈍い音が響く、鈴仙が美鈴に先制攻撃を許した証拠だ

 

「…大、丈夫そうだな…鈴仙、叩きつけられるまでは一瞬だったけど音も鈍いし地面にめり込んだって訳でもない。だろ、妹紅?」

 

「いや…あれは不味いかもね、確かに一撃目から地面にめり込むってのも大ダメージだけど…あれだけの速度で叩きつけられてあんな鈍い音しか響かないのは絶対におかしい。多分あれは…」

 

(さすが自身の仇と長年殺し、殺し合いを重ねてきた妹紅さんなら分かりますか。まぁ今更隠すような秘伝の技術と言う訳でも無いので構いませんが)

 

上条当麻は一般人よりは確実に戦い慣れている、本人も周囲もそれは認めるところだ。だがその戦いのほとんどは戦術や策略といった物の絡まない言葉にするならば『規模の大き過ぎる喧嘩』である、だからこそ上条当麻から視た2人の一瞬の攻防は今までの経験則から言えば差し支えないものだった

 

「ゲホッゲホッ!!ガハッ…!?一体何を…!?」

 

「さぁ、何でしょうか?勿論能力は一切使っていませんよ、それは貴女に対する最低の侮辱に値しますし何より私にも格闘家としてのプライドがありますから」

 

叩きつけられた鈴仙の口から漏れたのは先制を許した事に対する後悔の言葉でも余裕を見せる訳でもなく、、、紅い血。量はそう多くないが吐血したと言う事は臓器を痛めた証拠でもある

直撃すれば気絶は免れないであろう威力と速度を回し蹴りを放った鈴仙はある事を確信し、ある事を誤認していた。

まず確信していたのはそれは自身の回し蹴りが決まれば一撃でノックアウトとはいかなくとも二撃目、三撃目に繋げられ仮にガードされてもある程度は身体を揺らせる。身体を揺らせば体勢が崩れ結局はまた連撃へと繋がる、勿論回避される事も考慮したがそれも結果はガードされた時とほぼ同じになるだろう

ここまでは良かったのだ、実際に美鈴もこれをまともに顔面に食らえば深手を避けられないであろうことはすぐに理解していた

だが、ここからが鈴仙の誤算。ガードも回避もままならない、ならばどうするか?美鈴の出した答えは『弾く』こと。正確には自分に向かってくる回し蹴りのベクトルに力を加えて進む方向をほんの少しだけ変化させる、当然敵を一撃で仕留める威力をもった蹴りは一度力のベクトルを変えられてしまうと成す術はない

 

「とに…かく!今は距離を取らないと…!」

 

「させませんよ、このまま勝たせて頂きます!」

 

自身が受けた攻撃の分析よりもまずは未だ地面に組み伏せられた状況を打破するべきだと考えた鈴仙は美鈴の拘束から抜け出すべく身体に力を込める、だが美鈴もそんなことは百も承知。それを阻止するために背中に押し当てていた手を動かし恐らく負傷が激しいであろう腹部を圧迫する為に腰に手を当てる

 

「ッ………!!!!!アァァァァァァァァァ!!!!!!!」

 

「鈴仙…!ちくしょう!いくら勝負だからってこんなの鈴仙の身体が勝ち負けより先に潰れるぞ!!」

 

上条当麻は先程レミリアが取り決めたルールを承知の上で、美鈴を止めようと拳を握る。一週間の永遠亭での修業を経ても彼の目の前で苦しむ人は助けると言う長所であり短所だけは変わる事はなかったのだ

 

流石にこの戦法は十代半ばの子供には厳しいものがあったのかもしれない、かと言って今ここで降参していない鈴仙さんの拘束を解くのは問題外だ。ならば片足を浮かせてダメージの少ない箇所を狙ってあの黒髪の少年を蹴り飛ばす?…不可能ではないが未だに鈴仙さんはかなりの力で抵抗し続けている…正直言って今の体制を維持したままあの少年を迎撃するのは難しい…。普段滅多に使わない頭で最善策を考えてみたものの、流石と言うべきかどう言うべきか最善策など思い付く訳もない。そして、いよいよ不味くなってきた所で行動を起こしたのは意外な人物だった

 

「とう…まっ!!大丈夫!!だいじょ…ぶ…だから!!そこで見ていて!かきねも…!もこっ…うも!」

 

「…っ…でも鈴仙!その傷はかすり傷なんてレベルじゃないぞ!?いくらお前が妖怪だとしても今すぐ治療しないと…!」

 

「信じろよ、当麻。うどんげはまだ白旗をあげていない、それにあの野郎はムカつくが殺す気はないと言った…信じる気は毛頭ないが仮にもうどんげを殺したならすぐさま後を追わせてやれば良いだけだろ」

 

「そうだ、当麻。お前のその気持ちは分からないでもないがこれは実戦だ、仕掛けたのはこちらで門番は何もルールに違反していないだろ?むしろ今ルールを破ろうとしているのは当麻…お前自身だよ」

 

…これは意外な展開とでも言いましょうか、鈴仙さんが拘束から抜け出す為にもがきながらも黒髪の少年を制止したのも意外ですが後の2人はそれ以上に意外でした。特にあの金髪の少年はすぐさま飛びかかってくるのではないかとヒヤヒヤさせられたのですが

 

「…悪い…でも俺は本当に鈴仙が死ぬと感じたら次は制止を無視してでも止めに入るぜ」

 

「そんな場面が仮に訪れたら…な。その時はあの中華門番の幻想ごと当麻の右手でぶっ飛ばしてこいよ、ルール違反だ何だと言われようがお前のミスは俺のミスだ。責任とって土下座でも靴でも舐めてやるよ、間違って噛み砕くかもしれねぇがな」

 

「当麻はともかく垣根は信頼して良いのかどうなのか…でも鈴仙、お前はまだ戦える…それだけは信じたぞ?」

 

「えぇ…!すぐに勝ちを奪い取って戻ってくるわ…!!」

 

心なしか…鈴仙さんの抵抗する力が強くなったような…きっと気のせいではないでしょう。ならば私が取るべき手段は1つ

 

「相談は纏まりましたか?あぁルール違反の件でしたらお気になさらず、怒気程度で拘束は緩みませんし誰一人として私に触れてすらいない。ですから今のところは土下座の心配はありませんよ」

 

「それはどうも…!安心できたおかげでこの痛みも…!拘束も乗り切れそうよ…!」

 

さて…理想としてはこのまま鈴仙さんが痛みで気絶してくれるのがベストなのですが…どうやらこの勝負、一筋縄ではいきそうもありません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴仙・優曇華院・イナバSIDE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これまでの経緯を落ち着いて把握してみよう、渾身の回し蹴りは軌道を反らされそれからすぐにカウンターを貰ってしまった。多分骨は折れていないと思うけど内臓が揺らされた、お陰さまで今も我慢していないとまた血を吐いてしまいそうだ

 

(考えれば考えるほど不味い状況じゃない、これって…!!焦っても逆効果なのは分かるけど焦らずにはいられない…!!)

 

未だに拘束からは脱出出来ず、臓器へのダメージも深刻。アドレナリンの分泌により痛みはあまり感じないがもしかするとそのせいで骨が折れている事に気付いていないのかもしれない。もしアドレナリンの効力が切れてしまえば途端に鈴仙は身体の内側からの痛みと美鈴からの圧迫の痛みに耐えきれず押しつぶされてしまう可能性も否めない

はっきり言って絶体絶命である、だが自然と上条当麻が自分の為に足を踏み出した時は声が出た。理由は分からないがとにかく自分は絶体絶命ではあるものの、まだ負けが確定した訳ではないらしい

 

「さて、どうした…ものかしら…!」

 

ただ抑えつけられただけなら、どうとでも抜け出す方法はある。でも今の私は臓器を損傷してその損傷した箇所を押しつぶすように圧迫されている、もがくだけでも激痛が走るのにそれが抜け出すとなると…痛みによるショック死もあり得るかもしれない

 

「中々タフですね…!あれを食らってまだ意識を保っていられるなんて自信が喪失しそうですよ!」

 

「永遠亭で八意永琳様に仕えるのならこれくらいのタフネスは前提条件よ…!とは言っても師匠はこんな滅茶苦茶なパワハラはしなかったけど…!!」

 

そう、師匠なら内臓だけをピンポイントで揺らすなどと言う生ぬるい事はせずに私の精神も、内臓も、骨も、全てを揺らしてくるから。多分注射一本で…って違う!今はそんなことを考えている暇はないじゃない!!

 

(覚悟を決めて最後の力を振り絞る…?ダメ、リスクが大き過ぎて試せない…!でもこのままじゃ間違い無く私の体力が先に尽きる…!)

 

自爆覚悟の特攻か限りなくゼロに近い奇跡を待つか…どちらとも私がそのまま負ける結果に繋がる確率の方が圧倒的に大きい。更に間の悪い事に長考する余裕はまったくない、今すぐに何らかの策を講じなければ私が気絶して見事敗北…なんて末路も十二分にあり得る

せめて私の肩と腰を抑える手のどちらか片方でも無くなったのなら、そんな無い物ねだりを考える余裕などないのに自然と脳裏にはその欲求が浮かんでくる

 

(ほんっとたまったものじゃないわ…ピンチだって言うのに頭に浮かぶのは不利を打破するアイデアじゃなくて無い物ねだり…!……待って…もし、本当にどちらかの手を跳ね除けるまではいかなくとも…せめて拘束を緩める位なら…!)

 

鈴仙の脳裏に浮かんだ案は無い物ねだりでしか無かった、だが…見方を変えればどうだろうか?もし、それが無いものねだりではなく━━鈴仙自身の身体が長年の経験と訓練に基づいた直感から弾き出した今行使できる最も有利な作戦だとすれば?そうなれば自ずと見えてくる物は全く異なってくる

 

「そろそろ…降参して頂かないと本当に鈴仙さんの身体が持ちませんよ?…もし降参して頂けないのであれば…」

 

格闘家は、紅美鈴は先程まで現状維持でもがく事しか出来なかった鈴仙の僅かな変化を瞬時に感じ取った。間違い無くこの敵は降参も、このままもがいて負ける事も考えていない、と。むしろここから確実に逆転を狙ってくる、私が本当に警戒すべきなのはむしろこれからであり早急にトドメを指さなければならない

だからこそ美鈴は目の前の兵士が本気になる前に決着を急いだ、だが鈴仙が当初の一撃で確信と誤認の両方を抱いたように美鈴のこの行動も確信と誤認の両方を孕んでいたのである

まずは確信から、鈴仙は確かにとある策を思い付きそれを行使しようとしていた。鈴仙の計画ではもしこの反撃が成功すれば拘束からの脱出は勿論、上手く決まればお返しの一発をお見舞いすることも可能であった

 

「…覚悟…!」

 

美鈴はもう目の前の兵士が起き上がってこぬようトドメを指す為肩と腰を腕に力を込める━まともに食らえばまず無事ではいられる訳がない

つまり美鈴の確信は正しかった、あのまま鈴仙の変化を無視し拘束を続けていれば今も優勢が続いていたかは分からない

 

「…ゴキッ!!」

 

それは鈴仙の肩から響いた音、乾いたその音はその場にいたレミリア、上条当麻、垣根帝督、藤原妹紅には嫌な音程度にしか感じられなかっただろう

ただし…その音を『意図的』に発生させた鈴仙とその音の意味を身体で理解した美鈴にはその何倍も、何十倍もの意味があった

何と鈴仙は自分の肩を自分自身でわざと脱臼させたのだ、つまりはどういうことか?美鈴は鈴仙の動きを封じるために『肩』と腰に手を置いた、そして鈴仙は抑えつけられていた肩を脱臼させた。敵を拘束する為に圧迫していた手の地盤が揺らげばどうなるか?━━━答えはただ1つ

 

「とう…ぜん美鈴さんの体制は崩れるわよね?私にトドメを指す為に拘束を強めたのなら尚更…」

 

「…っ…!私に変化を悟らせたのも作戦の内…ですかっ!!」

 

鈴仙の肩を圧迫していた手が脱臼により手を滑らせ、拘束が解かれる。鈴仙はこの時を見逃さない、全て作戦通りなのだから

脱臼させた左肩が使えなくなってしまったが、それでも右手を即座に地面に突き立て勢いを付けて右肩で美鈴にショルダータックル、続けて顎に右肱で肱打ち。

これが美鈴が抱いてしまった誤算である、わざと自身の変化に気付かせトドメの一撃を誘発、トドメを指す為に腕に込められた力が強まった頃合いを見て左肩を脱臼させ最後に脱出

 

「…さて…私の残り体力も微々たるもの…その前にさっきの手痛い一撃のお返しをしないと…ね」

 

「…どうぞ、もっともそんな余裕が残っていればの話ですがね」

 

格闘家(めいりん)は口元の血を拭い、身構える。兵士(れいせん)は呼吸を整え、美鈴へと肉薄し身体を捻りながら足に力を込める

 

「また同じ手ですか、私も甘く見られたものです…!」

 

「同じかどうか…まだ私の攻撃は始まってなんかいないっ!!!」

 

(…確かにやり返し程実戦で無駄な行為はない…でも私を心配してくれる人達がいる…せめて…せめて私が負けるなんてふざけた幻想くらいはぶち殺す位は出来る…!)

 

友達の口癖を心で叫びながら、鈴仙(へいし)は二度目の回し蹴りを放つべく足を振り上げる

 

「なるほど、覚悟は見せて頂きました…ですから私も本気であなたを潰しにかかりましょう!!!」

 

またもや美鈴は半歩だけ後退し、振り抜かれた足の踵を手前に弾く。やはり手負いの兵士の戯言でしたか、そんな事を心のどこかでは残念に思いながらも礼を尽くす為再び鈴仙の腰に手を当てた…はずだった。だが腰に当てたはずの手は鈴仙が回転した事により放たれた左手の裏拳に━弾かれていた

 

「…さすがに一度視た技なら対抗策位は思いつくわ…でもこれで左手は完全に使い物にならなくなったわね…」

 

「…奇遇ですね、私も今思考が停止して使い物にならなくなってしまったところです…」

 

そう…、とだけ鈴仙は呟き弾かれた右足で地面に着地、だがそれでは終わらず身体の捻りの勢いを殺しきらずに生かして今度は左足を振り上げる

 

「…これはあくまでさっきのお返し!決着は今からつけさせて貰う!!」

 

 

 

 

ズドン!硬い物同士がぶつかって生まれたようなその音が響いた数秒後には左側頭部から血を流した格闘家が地面に倒れ込んでいた




ッエーイ!!良いね良いねェ最ッ高だねェ!!!久し振りの投稿だぜヒャッハ―!!

ふぅ…何が文化祭だ何が中間テストだ、私は執筆活動で忙しいんだよ!!!

なんて言えたら多分この小説も楽に毎日更新出来るんだろうなぁって思う事しか出来ないけねもこ推しなのであった

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