機動戦士ガンダム Silent Trigger   作:ウルトラゼロNEO

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皆様のお陰で20000UA達成することができました、この場を借りて御礼申し上げます!これからも少しでも楽しんでいただけるような小説作りを目指していきますので、よろしくお願いします!

今回の記念小説は本編が始まる前、つまり何度か作中に出てきたガンダムグレートフロントでの出来事。つまりは無印の話です。


20000UA記念小説
機動戦士ガンダム INFINITY


 

 

 《──機体チェック、GAIOSリンク、オールグリン! 接触回線開きます。聞こえますか?》

 

 東京・台場……実物大ガンダム立像がそびえるこの地でかつて、史上最大のガンダムイベントとも言われた【ガンダムワールドがいま“現実”となる】をテーマにした当時の最先端技術をつぎ込んだイベントであるガンダムグレートフロントが執り行われていた。

 

「……ええ」

 

 実物大ガンダム立像の前にこのイベントのためだけに建設された1/1ホワイトベース内で行われていたこのイベントには、如月 翔の姿があった。

 

 ・・・

 

 《では、機体性能の確認とパイロット適性のテストを兼ねて敵支配地域周辺部で威力偵察をしてもらう》

 

 ガンプラバトルシュミレーターと呼ばれるドーム型のMSのコクピットを簡易化したような装置内にいる翔はシートに腰掛けながら先程のオペレーターの少女に答えると、今度は中年に差し掛かりそうな年齢の大柄の男性……隊長から通信が入る。

 

 《まずは敵戦力の状況を探るための小手調べのミッションだ。付近を哨戒している敵部隊を発見し、これを撃破しろ!》

 《それでは作戦行動を開始してください!》

 

 敵支配地域や敵部隊と言っても、あくまでそういう設定なので勿論、現実ではない。

 単純に敵を見つけて倒せということだ。隊長の指示と共にオペレーターはにっこりと笑い、戦いの幕が上がる。

 

「……ッ」

 

 自分のガンプラが持ち込み禁止のこのイベントで支給されたジムのガンプラを作成した。

 そのジムは今、完成度を含めてデータ化され、制作されたジオラマ上にホログラム投影され、自分の手足のように機動戦士ガンダムなどに登場するジャブローを模した森の中を歩いている。

 

 《敵機の出現を確認! ザクⅡです! 撃破してください!》

 

 森林を抜け、川が流れる場所にたどり着いた時、オペレーターの指示が入る。

 モニターを確認すればザクⅡが3機現れていた。

 ザクⅡのモノアイが光ると翔は表情を引き締め、戦闘を開始する。

 

(……機体の操作法は頭に叩き込んでいる……。だから後は……どう戦うかだけだ)

 

 一斉にザクマシンガンをこちらに向けてくる。

 高揚感と共に緊張感が翔を襲うが、寧ろ心地いいくらいだ。

 自分は今、夢にまで見たガンプラを操作しているのだから。

 

 手に持つビームスプレーガンを3発だけ発射。

 それぞれザクⅡを狙った射撃だ。当然、ザクⅡ達はそれを避けるが……。

 

 それが狙い目だ。

 撃ったと同時に全てのバーニアを使用して突っ込んだジムはビームサーベルを引き抜くとシールドを前につき出して目の前のザクⅡに衝突する。

 地面に倒れる間際に近くにいたザクⅡの胴体を切り裂き、振り向きざまに背後のザクⅡも一文字に斬り裂く。最後に倒れたザクⅡの胴体に一突き、行動不能にした。

 

 《敵小隊の全滅を確認しました! いい動きです!》

 《気を抜くな、今のでどんどん来るぞ! 視界外の攻撃に注意だ!》

 

 ビームサーベルを戻し、再びビームスプレーガンを装備して周囲を警戒している翔にオペレーターは翔の動きを褒め、隊長は注意を促す。

 言葉通り、ザクⅡの増援部隊が翔のジム目掛けて襲いかかってきていた。再び翔は表情を引き締めるのだった……。

 

 ・・・

 

 《よーし、このくらいで良いだろう》

 

 あれから無事にザクⅡの増援部隊も撃破し、翔が操るジムの足元には撃破したザクⅡの残骸が転がっていると、隊長からの通信が入る。

 

 《初戦闘でここまでやれるとは大したものだ。以後のミッションでの活躍も期待できるな! よし、そのまま近くにいるもう一人の隊員と合流して引き続き作戦にあたってくれ!》

「……了解」

 

 隊長の期待の言葉にムズ痒そうに頬を掻きながら、指示通り、レーダーに反応がある場所へ向かう。

 

 ・・・

 

「おっ、アンタが俺と一緒に戦ってくれるって人?」

「……そうだけど」

 

 目的地に到着した翔は同じく戦闘をしていたのか、ビームサーベルを持っているジムを発見する。

 そのジムから通信が入る。

 気さくな若々しい声を聞く限りでは若く自分と同じくらいだろうか? そう思いながら返答をする。

 

 《このエリアの敵機の掃討を持って作戦を終了とします!》

「さっきと比べると強いらしいからな、慎重に行こうぜ」

「ああ」

 

 オペレーターからの通信と味方の少年の言葉に頷きながら共に森林部を歩いていると複数の赤いザクが現れ、彼らに襲いかかる。

 

 《シャア専用ザク、複数です!》

「シャア専用機のくせに群れで来るのか……こりゃ熱いぜ!」

(……そうか?)

 

 オペレーターから瞬時に通信が入ると、味方機のジムは手に持つビームサーベルで先ほど襲いかかってきたシャアザクと交戦を開始する。

 その際に発した言葉に翔は違う感想を抱いていたのか首を傾げながらも自身も戦闘に参加するのであった。

 

「……突っ込むのは勝手だけど、もう少し配慮してくれないか?」

「えっ? もしかして射撃派? 悪い悪い!」

 

 味方機のジムに反して翔は距離もあるため、ビームスプレーガンによる射撃で攻撃するのだが射線上に何度か味方のジムが割って入り、苛立ちのあまり思わずきつく言ってしまうと少年は謝りつつも一気にシャアザクを倒して、翔もまた撃ち抜く。

 

 ・・・

 

 《作戦完了、よくやってくれた! これでチュートリアルミッションは終了だ! 次からは本格的なミッションが始まる、楽しんでいってほしい!》

「よっしゃあぁぁぁあっっ!!!!」

 

 シャアザクを全て撃破した翔達のジムの足元にシャアザクであったモノが転がっている。

 佇む2機のジムを操っているシミュレーター内に隊長からの通信が入り、作戦終了を告げる。それを聞いた少年は初めて動かした興奮と合わさってか声高らかに叫ぶのであった。

 

 ・・・

 

「よぉアンタがさっきの人?」

「……そうだけど」

 

 作戦が終わり、ガンプラを持ってシュミレーターから出てきた翔に声をかけるのは先ほど共に戦った少年だ。

 その周りには他のシュミレーターで翔達と同じくプレイしていたであろうプレイヤー全員が思い思いの行動をしていた。

 そして目の前の少年は声で感じたように活発そうな同い年くらいの少年だった。少年の問いかけに翔は答えると、彼は満足げに頷き……。

 

「さっきは楽しかったぜ! 俺、ナオキってんだ、よろしくな!」

「……如月 翔。よろしく」

 

 己の名を名乗る少年……ナオキに翔もまた己の名を名乗る。これが後に親友と呼べる仲になった者達の初めての出会いだった。

 

 《──ハ~イ、バトルライブG参加プレイヤーのみなさんにお知らせします!》

 

 そんな記念すべき出会いの最中、シュミレーターの置かれる広間で今回のイベントを務めているツインテールのイベントMCが立体映像を通じて翔をはじめとした参加プレイヤーに話しかけてくる。

 

 《遂に本日開催となったガンダムグレートフロント! バトルシステムは正常に稼働中、いつでも参戦可能よ! それじゃあイベント最終日まで頑張ってね! 貴方達の熱いプレイを待ってるわ!》

 

 バトルライブGとはガンプラバトルシュミレーターを使ったライブイベントだ。

 このイベントには翔やナオキのような一般公募による選ばれた少数のプレイヤーや模型誌などで招待された著名人達の数十名が参加している。

 イベントMCの期待の言葉とともに映像はガンプラのGMに切り替わり、プレイヤー達はそれぞれ割り当てられた場所へ向かう。選ばれた数十名のプレイヤーはこれから数名の隊として戦っていくのだ。

 

 ・・・

 

「よし、これより我々は敵勢力との本格的な交戦状態に突入する。改めて自己紹介をしよう、私は君達ガンダムブレイカー隊に作戦指令を与える隊長である! よろしく頼む!」

「私は作戦行動のサポートオペレーションを担当いたします! よろしくお願いいたします!」

 

 翔やナオキを含めた数名は今、彼等が割り振られた場所へ向かうと、先ほど翔が指示を受けていた隊長とオペレーターから挨拶を受け、それぞれ拍手をする。

 

「今回のイベントでは原則としてパーツ含めガンプラの持ち込みは禁止となっております。ですので支給されたみなさんが組み上げたガンプラで戦い、装備やパーツなども敵機の破壊やパーツを外した敵機を撃破することでプラモデルのランナー型アイコンがドロップし、これを取得することで対応するプラモデルのランナーを支給させて頂きます。これによって機体の強化などに役立ててくださいね」

「我々の目的は襲いかかる敵ガンプラ軍団への対処、そして発生源の探索、壊滅だ。機体を強化し、戦功を立てていく事によって難易度の高いミッションや新たな戦場に身を投じていくことになるだろう。全ては君達の腕、そしてビルド能力にかかっている。心してかかれ!」

 

 オペレーターからイベントに関する説明がなされる。そして隊長が今イベントの概要などを説明し、最後に締めくくる。

 イベント期間内による翔とナオキをはじめとした10名によるガンダムブレイカー隊のガンプラバトルが始まったのだ。

 

 ・・・

 

 《そのテクニックが俺にもあれば……》

「逆に俺は貴方のガンプラの腕前に憧れてますよ。…………………………後でサインください」

 

 フルアーマーダイテツ……翔が愛読しているモデル誌などにもゲスト参加しているセミプロモデラー。その名を名乗る程、重装甲&重火器系の機体を好み、ガンプラ作りの腕も確かだがゲームの腕は今ひとつである。

 

「痛い痛い痛い……っ! なんでガンダムのイベントに来て、柔軟体操をさせられてるんだ!?」

「シミュレーター内で座りっぱなしは良くないわ。それに如月君、普段から動かないタイプでしょ」

 

 アカネ……モデラーであり、ゲーマーであり更には真龍館という道場で空手を習っている硬軟併せ持つ才色兼備の熱血女子大生だ。その性格からか燃えるような真紅の機体に格闘攻撃を好む。

 

「……凄いな」

 《機体の反応速度は良いみたいなんです。ダイテツさん達に見てもらって良かったです》

 

 LYNX-HMT……参加プレイヤー最年少の中学生でありながら、極めて鋭い感性を持ち、対戦ゲームで勝てる者はいないとまで言われる天才ゲーマー。高機動設定の機体に比較的マイナーな武器を好んで使用する。

 

 《パチリと言うまでハメてなかった……!》

「……大事なことだな」

 

 ユーゴ・オカムラ……兎に角ガンダムに詳しくその知識では右に出るものはいない生粋のガンダムマニア。特に宇宙世紀のガンダムを好み、ガンダム世界の日系人パイロットのなりきりプレイをする。

 

 《あたしのガンプラには触らせなーい》

「……分かったから……少し下がってくれ」

 

 ヤマモト✩ルミカ……一部のコアな世界ではそれなりに名前の知られる半アイドル。ゲームやプラモの知識は深くなく可愛いものが好きな為か、丸みのある機体や女性型の機体を好み、かわいらしいピンクを主体にした色にする傾向がある。

 

 《フッ……呆気ないものだな》

(……さっきパーツ外れて慌ててたくせに)

 

 レイジ……DARK RAGEというバンドのボーカルを務める異色のビジュアル系プレイヤー。黒、闇のイメージの退廃的な雰囲気を好み、何故か超越者目線……のなりきりプレイをする。因みに彼のバンドはボーカル以外の全パートを募集しているとのこと。

 

「……俺、ソウゲツさんのセンス、結構好きです」

「ジオンの精神を表そうと思って作った機体だからな。如月君も中々、見所があるぞ」

 

 ソウゲツ・シンイチロウ……ジオン系の渋いキャラクターを好む年季の入った特にグフをこよなく愛するジオンマニア。モデラー歴も長くジオン系統の機体のカスタマイズを行い青い機体を好んで使用している。

 

 《凄い! 尊敬しちゃいます!》

「……なんかムズ痒いからやめて」

 

 あやこ……人を助けることに喜びを感じる貴重な癒し系プレイヤー。白衣の天使を思わせ安らぎを感じさせる白い機体を好み、ガンダムブレイカー隊のサポート役を買って出る。

 

 個性豊かなガンダムブレイカー隊の面々に囲まれ、翔もまたその技術とセンスを磨き、成長していく……。

 

 ・・・

 

「シャンブロ、やっぱスゲェな! なにか方法はあるかッ!?」

 

 翔は順調に仲間達と共にイベントの攻略を進めていた。

 今現在、巨大空母の上で海面から現れた巨大MA・シャンブロとの戦闘を行っている。

 共に出撃しているナオキはジムをカスタマイズしたセミストライカー試作型を操り、ジャンブロの攻撃を避けて、近くにいる翔に通信を入れる。

 翔の機体は機体こそジムだが武装はガンダムのビームライフルとシールドだった。どちらも翔によってクオリティの高いモノになっていた。それもこれも共に戦っている仲間達から学んだことだ。

 

「……どうだろうな。俺達の機体はGMタイプだ。だけど俺達にはGAIOSがある。俺達が少なからず学んだようにGAIOSだって学んできたはずだ。だからこそ……!」

 

 GAIOSとはガンプラデータを動かしてくれる学習型のOSだ。

 人工知能による強力な学習機能を有し、ナチュラルな学習のため僅かな感情も設定されている。その為かEXアクションと呼ばれるガンダム世界ではありえない所謂チート技をGAIOSが思いつき、それが製作者側によって仕様化され攻撃手段となる。

 GAIOSはプレイヤーのパートナーとして共に戦っているのだ。だからこそ翔はGAIOSを信じてビームライフルの銃口を向ける。

 

「──俺達は今までの全てをぶつける!!」

 

 翔の言葉に呼応するようにGAIOSはビームライフルの銃口を2つに幻影のように表し、そこから一気に三本の太いビームを発射する。

 これはEXアクションのミラージュショットだ。三つのビームはシャンブロとアームとアームをつなぐ関節部に直撃すると翔のジムはバーニアを利用して飛び上がる。

 

 そのまま右足部を突き出し、飛び蹴りの体勢のまま急降下する。

 ミラージュショットによって傷つけられたシャンブロの関節部をそのまま貫いた。

 だだのキックでは有り得ないが、これはただのキックではない。EXアクションであるグランドシェイカーの威力だ。

 

「ああ、そうだよな……。俺達だって何も学ばなかったわけじゃないんだ!!」

 

 翔のジムがシャンブロのアイアン・ネイルの一つを使い物に出来なくしたのを見てナオキも頷く。

 そうだ。まだ日は少ないが、それでも自分と自分のGAIOSだって学んだものはある。セミストライカー試作型も翔のジムのように天高く飛び上がる。

 

「ウオオオオオォォォォォォーーーーーーォォォォオオオッッッッ!!!!!!」

 

 拡散メガ粒子砲を避けながら、速度を殺さずにツインビームスピアをアイアン・ネイルの関節部に突き刺し、その瞬間、EXアクションであるゲイルスパイクを発動する。

 何度も再び突き刺して最後に一度空にクルリと半転、突進突きをして、突き続けた箇所に再び突き刺す。破壊することは出来なかったが、アイアン・ネイルを殺すことに成功した。

 

「くっ……!?」

「うあぁっ!?」

 

 リフレクターピットを全て放ち拡散メガ粒子砲と併用して、翔達を襲う。

 何とか避けようとした翔のジムはシールドを持つ腕ごと破壊され、ナオキのセミストライカー試作型も肩部などを撃ち抜かれる。二人はシャンブロの懐近くまで移動するが……。

 

「──こっちもまずい!!」

 

 頭部に内蔵された大口径メガ粒子砲が翔達を襲う。間一髪、ナオキの声と共に飛び出すことで避けることに成功するが、その後もシャンブロの猛攻に機体はボロボロになっていく。

 

「っ……! どうする……どうすれば……!」

 

 周囲に展開されるリフレクターピットと拡散メガ粒子砲によって苦しめられる翔達。

 このままではやられるのは時間の問題だ。翔の額に汗が大量に流れる。

 バトルライブGで観戦している客達もその映像をジッと見つめている。だがそこで閃いたのはナオキだった。

 

「翔、援護頼む!」

「なにっ!?」

 

 そう言ってナオキのセミストライカー試作型は返答も聞かず飛び出し、翔のジムも仕方なしに何をするか聞かされぬままリフレクターピットのプロペラ部を撃ち落とし、極力、セミストライカー試作型に攻撃が向かないようにする。

 そうしている間にもセミストライカー試作型は懐に飛び込んだようだ。

 

「そうだ……。それでいい!!」

 

 懐に飛び込んだことでシャンブロは迂闊な攻撃が出来ない。

 ならばと大口径メガ粒子砲のチャージを始め、それを見たナオキは口元に笑みを浮かべ、ツインビームスピアを持って飛び上がる。

 

 チャージ終了間際にツインビームスピアを大口径メガ粒子砲の砲口に投げ込むとそのせいで砲口は大爆発を起こす。

 その爆発は凄まじいものでセミストライカー試作型も吹き飛ぶが、それを援護していたジムが受け止める。

 

「まったく……無茶なことを」

「これが遊びだから出来ることだよ。さぁケリつけようぜ!」

 

 EXアクション・アーマーリペアを使用してそれぞれの機体の損傷を少しではあるが治すと翔はナオキの行動に呆れ半分といった表情だ。

 だがナオキの表情は逆に満足気味でナオキの言葉に翔はジムのビームライフルを、ナオキのセミストライカー試作型もビームライフルを同時に構える。

 

「……確かにこんな遊びなら無茶だって──」

「──全力で出来る!」

 

 翔とナオキ、息を合わせ同時に放たれたミラージュショットの計6本の太いビームはシャンブロを撃ち抜き、行動停止にする。その結果にバトルライブGで観戦していた観客達は歓声を上げた。

 

 《やりましたね!私興奮しちゃいました!!》

「フッ……」

「へへっ……!」

 

 シャンブロを撃破した二人にオペレーターから通信が入る。

 言葉通り、興奮冷めやらぬ様子だ。それは二人も同じなのか互いに満足気な表情で機体を通してハイタッチをするのだった。

 

 だがこれが終わりではない。

 ガンダムグレートフロントは開催されたばかりであり、今のシャンブロも初心者のプレイヤーに合わせて強く設定されていない。まだまだこれから強敵達が立ちふさがるのだ。

 




作者が以前書いたガンダムフロントへ行くことができたので、それもあって(深夜テンションも加味されて)サクサク書けました。今回の話、所謂前日談のようなもので話として前、中、後と三つに話を分けて話を進めていきます。流石に1のゲーム本編の内容を現在書いている話のように全て書くことは出来ないのでダイジェスト方式で話を書きますが…。EXアクションもゲーム通り、バンバン出していきます。ゲーム本編でもEXアクションが解放されたなど触れられているので。ただこれらは本編だと本当に出すタイミングに悩むんですよね。基本、覚醒状態で出すって感じにしていますので。

後、GAIOSやナオキ達の設定などを改めて知る為に中古で投げ売りされていたガンダムブレイカー1を買い戻しました。今、やってみるとやはり1には1の良さがありますね。キャラクターも個性的ですし、何より味方機も所謂、俺ガンダムでカスタマイズされているのでそれだけ見るのでも楽しかったりしますね。まぁやっぱりステージ10個目でシャンブロと戦わされた時は驚きましたが…。

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