アギトが蹴る!   作:AGITΩ(仮)

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できるだけ空いてる時間に投稿したいと思います。
では今回も駄文にお付き合い下さい。


第2話 さっそく…

目を開けると、もう夜だった。辺りは寝静まり、野良犬やホームレスがちらほら。

俺の第一目標は原作介入。取り敢えず、ここは帝都の街中っぽいから辺りを探索する。

 

 

すると夜には似合わない、銃声や刃と刃が重なり合う金属音が聴こえてきた。

 

 

「…始まったか。」

 

若干厨二クサい事を言ってしまったが、顔色には出さず、俺は音が聴こえてきた場所に走り出した。

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

タツミside

 

「くっ…。強い。恐らく俺が闘って勝てる相手じゃないけど、アリアを逃がさないとッ‼︎」

 

「…お前は対象じゃないが、邪魔をするならーーーー葬る。」

 

たった一晩の恩だが、アリアだけは逃さなきゃな……。

俺の後ろで腰を抜かしているアリアは今にも泣きそうだ。

……それもそうだよな。平和に暮らしていたら急に誰かも分からん奴らに襲われて、家族を殺されちゃあな。

けど、どうしたらいい?

 

そんな時、ふと近くに人の気配を感じた。

 

 

タツミside out

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

コウタロウside

 

原作介入をするにしても、俺がこの後の未来を知っていると他人に知られたら、トンデモない事になってしまう。

ならばどうすればいいか。決まっているだろう。

一般人のフリだ。

 

「なっ、なにしてるんですか‼︎そんな刀振り回して、危ないじゃないですかッ‼︎」

 

「「「っな、何でここに一般人がッ‼︎」」」

 

俺の突然の登場にタツミ、アカメ、レオーネは声を上げて驚く。

一瞬、否、数秒レオーネの豊満な谷間に目が釘付けになった。だが恐らくバレていない……と思いたい。

 

「レオーネ、どうする?」

 

「見られたからには仕方ない。気絶させて持って帰るぞ。」

 

冷静さを取り戻したナイトレイドの2人。一方、タツミとアリアは開いた口が塞がらない。

……流石はレオーネ姐さん。普通なら始末されるところを勧誘だけに済ましてくれる。決めた。俺はあのおっぱいに忠誠を誓う。

 

アカメはタツミ達を見張っているのか、此方には近づいて来ない。

となると、

 

「悪いね〜。見られたからには、着いてきてもらうんだけど、その前にちょっと眠ってて貰おうかな〜」

 

指から嫌な音を立てながら、俺に近づいて来る。相手は姐さんか…。

闘いざまにおっぱい触ってやる……。

 

「そんじゃ、おやすみ〜」

 

口では軽やかに言っているが、その腕から繰り出されるストレートは殺人級だ。……気絶させる気ないよね。俺はそれを紙一重で躱す。風を切ってるな……。

 

「っと、今のを躱すなんて、少年、なかなかやるね〜〜」

 

はい。褒められてメッチャ嬉しかったです。

だが俺は、切り替える。

 

両手を左腰に素早く持っていき、手を組む。

左手はそのまま、右手を前に勢いよく突き出し、今度は右胸に引っ込める。

すると、俺の腰辺りは歪み始め、ベルト〈オルタリング〉が発現する。

 

「っな、帝具持ちかッ‼︎」

 

オルタリングの発現により、レオーネは困惑する。帝具じゃないんだけどな。

 

そして俺は、静かに息を吐きながら、また右手を、今度はゆっくりと前に突き出す。

 

「変ちんッ‼︎」

 

盛大に噛んでしまった。

折角の初変身が……。それでも、俺の体はアギトへと変わって行く。

 

突然現れたと思った一般人が帝具持ちという事実に驚きを隠しきれないレオーネと、仮面の下では涙を流している俺の闘いが、今、始まる




くぅ〜疲れました。
次回は戦闘回です。こんな駄文でしたが、お付き合い頂き本当にありがとうございました。

それではまた次回。

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