俺は怪獣王になる   作:ヤマタノオロチ

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皆様、お待たせしました!また大分かかってしまいました。少しスランプ気味になって、その為に1年もかかってしまって・・・大変申し訳ございません!!
今回は様々な怪獣映画で活躍したレイオニクスと怪獣達が登場し、激しいバトルを行います。
感想と評価をお待ちしております。

最強超合体獣キングオブモンス、宇宙超怪獣キングギドラ、大魔王獣マガオロチ
超合体怪獣グランドキング(スーパーグランドキング・スペクター)
巨蛾モスラ(姉弟)、雷怪獣バルグザーダン、宇宙昆虫レギオン(マザーレギオン)
奇機械怪獣デアボリック、宇宙恐竜ハイパーゼットンデスサイス
宇宙凶悪戦闘獣スペースゴジラ、サイボーグ怪獣改造ガイガン(FW)
宇宙超魔獣デスギドラ、深海怪獣ジグラ(RB)、円盤生物ブラックテリナ
異次元生命体プリカーサー(RB)、電磁波暴獣レザーバック、凶悪翼獣オオタチ
大魔獣帝スラターン、M宇宙ハンター星雲人(RB)、魔海獣ダガーラ
公害怪獣ヘドラ   登場




第39話 あっ、タコだ!サメだ!虫だ!機械生命体だ!!(中編)

スーパーグランドキング・スペクター達とオルガ率いる怪獣軍団との戦いに決着が付き、スーパーグランドキングがクロウの元へ向かって少し経った後・・・。

 

 

「ギャアアアアアァァァゥゥゥッ!!」

 

 

なんと切り落とされたデスギドラの2つの首が木端微塵となって吹き飛んだ体を吸収して復活したのだ。

デスギドラは姿形はキングギドラに似ているが、その正体はマグマ状の不定形で、宇宙のエントロピー増大の傾向から生まれた“生命のない完全な負の存在”であり、死という概念が存在しない為に滅ぼす事はできないと言われていた。それにより今こうして復活する事ができたのだ。

そして復活したデスギドラは、自分をこんな目に遭わせたスーパーグランドキング達に復讐しようと彼らが飛び去った方向に向かって飛び立とうとするが・・・。

 

 

「待テ・・・デスギドラ・・・」

 

「ギャアアアァァッ!?」

 

 

突然背後から低い声が聞こえてデスギドラが振り返ってみると、そこには自分と同様に倒されたオルガがいた。だがその姿は半透明である上に、ドス黒いオーラに包まれていた。

何故この姿であるのか?理由は先程スーパーグランドキング達に倒された事、クロウに無礼な態度をとられたり無視されたりした事、レイオニクスバトルに敗北した事から怒りと悔しさが極限まで高まって怨念となったのだ。

 

 

「貴様ハ・・・コノ、ミレニアンノ・・・下僕・・・ダカラソノ体、我ニヨコセ!!」

 

「ギャアアァッ!?ギャアアアア・・・アァァッ・・・・・」

 

 

元主人からのまさかの命令にデスギドラは驚くと同時に恐怖する。なにしろ今目の前にいるオルガはまさに幽霊・・・いや、悪霊と言ってもいい存在だ。

そんな奴に自分の体を渡してなるものか!と急いでその場から逃げようとする。

しかしオルガの方が早く、デスギドラの体に覆い被さるように憑りつくとそのまま融合を始める。デスギドラは体を激しく動かしたりして必死に抵抗するが、次第に動きがゆっくりとなっていき、そしてドス黒いオーラが消えると動きを止めた。

 

 

「・・・・・グフフフ、ヤッタゾ。コレデ我ハマタ千年王国ヲ作ル事ガデキル。ダガマズ先ニ、アヤツラニ復讐シナケレバ」

 

 

そう言うとオルガ・・・いや、デスギドラ(M=ミレニアン)は再びドス黒いオーラを放ちながら翼を大きく広げて空高く飛び、スーパーグランドキング達を追い掛けた。

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、キングオブモンス達はスラターン達やヘドラ達相手に優勢に戦況を進めていた。

 

 

「キシュゥゥゥゥゥピイイイィィィィィッ!!」

 

「グアアァァァ!キィィィヤアアアァァァッ!!」

 

「グエエエエェェェェッ!!」

 

「カロロロロロロッ!!」

 

 

岩石類が多い地帯でレザーバック&オオタチと戦っているのはマザーレギオン&マガオロチの2体だ。

 

 

「グエエエエェェェェッ!!」

 

 

まずはレザーバックで、メイスのような腕を大きく振り上げ、マザーレギオンを叩き潰そうと勢いよく振り下ろす。しかしマザーレギオンは頭部の大角で腕を払い除けて、そのまま前脚のスレッジアームで突き刺そうとした。

だがレザーバックも素早く両腕を前に出してスレッジアームを受け止める。そしてそのまま押し倒そうと力を込めようとした時・・・。

 

 

 

ザシュッ!!ザシュッ!!

 

 

 

「グエエエェェッ!?」

 

 

何かがレザーバックの両肩に突き刺さって血が噴き出した。また激しい痛みも襲い掛かってレザーバックは悲鳴を上げる。それでも何とか痛みに耐えて、突き刺さった物を見てみるとそれはマザーレギオンの後脚のサイズレッグであった。

 

 

「グ、グエエエェェッ・・・!」

 

「キシュゥゥゥゥゥピイイイィィィィィッ!!」

 

 

必死にサイズレッグを抜こうとするレザーバックだが、マザーレギオンは一気に勝負を決めようと大角を左右に開いて至近距離から『マイクロ波シェル』を放とうとする。それを見たレザーバックはサイズレッグから手を離し、角を掴んで発射を阻止しようと押さえ込む。だがそれにより腕が仕えなくなった隙をつき、マザーレギオンはサイズレッグに加えてスレッジアームも使って攻め続けた。

 

 

 

次はオオタチで、四足歩行で素早く動きながら先端に3本の鉤爪が付いた長い尻尾を鞭のように振り回して攻撃する。対してマガオロチは攻撃を躱したり、両腕で弾いたりしながら口から『マガ迅雷』を放つ。それを見たオオタチは素早く横に移動し、両手を前に出してマガオロチの首を絞めようとするが・・・。

 

 

「グアアァァァ!キィィィヤアアアァァァッ!!」

 

「カロロロロッ・・・!?」

 

 

マガオロチは口を閉ざし、技を止めると同時に素早く尻尾を振り回した。それを食らったオオタチは勢いよくブッ飛ばされる。そこへマガオロチは再び『マガ迅雷』を放つが・・・。

 

 

「ギャヴヴヴゥゥッ!カロロロロロロッ!!」

 

 

オオタチは咄嗟に両腕の翼を広げて空を飛び、そのまま『マガ迅雷』を躱す。そしてお返しとばかりに頬を膨らませて、口から青色の『溶解液』を吹き掛ける。

しかしマガオロチも素早く攻撃を躱して、そのまま睨みつける。対してオオタチも同じように睨みつけた。両者共に知能が高い故、一歩も引かない状況となり、相手の隙を窺うように睨み合いを続けた。

 

 

 

4体が戦っている場所から少し離れた平地で戦闘を繰り広げているのは、キングオブモンス&キングギドラ&バルグザーダンVSスラターン&へドラ&ダガーラの6体である。

 

 

「グオオオオオォォォォーーー!!」

 

「ピッギシャアァァァォォォ!!」

 

「グヴゥオオオオォォォッ!!」

 

「フシュオオオオオオォォォォォォッ!!」

 

「キョオオオオオ!!」

 

「グワゥゥゥゥゥッ!!」

 

 

先の4体とは違い、こちらはクロウ側が完全優勢な戦いを繰り広げていた。

キングギドラ&バルグザーダンVSダガーラ&ヘドラ戦では、キングギドラ相手にダガーラは空中戦を挑み、彼を凌ぐ猛スピードで飛行しながら体内で生成した極毒結晶体ベーレムを肩口の開閉式砲口から撃ち出す『ベーレム弾』や口から放つ『噴灼毒撃波』で攻撃するが、キングギドラは両翼を大きく広げてバリアでベーレムと光線を全て防ぐ。そして3つの首のうち左右の2つの首から『引力光線』を放つ。

当然ダガーラは素早く飛行して躱し、もう一度ベーレムを撃とうとキングギドラの真正面に移動する。それを見てM宇宙ハンター星雲人(RB)が慌てる。

 

 

「ガサッ!?待てダガーラ!そっちへ行っては駄目だ!!」

 

「クク、今さら遅いぜ。キングギドラ!反重力光線!!」

 

「ピリリリ!カラカラ!ピギャアアアアアオオオオオオン!!」

 

「グワゥゥゥゥゥッ!?」

 

 

真正面にやって来たダガーラに向けて、キングギドラは翼から『反重力光線』を放つ。慌てて横に躱そうとするダガーラだが、左右から放たれている『引力光線』の為に横に逃げられなかった。

ならば上下どちらかに移動しようとしても残った真ん中の首から放たれる『引力光線』で逃げられず、とうとう光線を食らって地上に落下した。

 

 

「グヴヴヴゥゥゥ・・・」

 

「ピギャアアアアアオオオオオオン!!」

 

 

落下したダガーラは体に傷を負い、口から少々血を吐きつつも再び空へ飛ぼうとする。だがその前にキングギドラが容赦なく『引力光線』を何度も放つ。それによりダメージが蓄積していくダガーラを見て、Mハンター星雲人(RB)はまた慌てる。

 

 

「ガッサー!俺のダガーラがあんなにもダメージを!?早くへドラに援護をさせ・・・ってガッサーーー!!?」

 

 

苦戦するダガーラを助ける為、ヘドラに援護を命じようと振り向いた瞬間Mハンター星雲人(RB)から悲鳴の声が上げた。

何故ならバルグザーダンの電撃によって全身が乾燥し、ほぼグロッキー状態のヘドラの姿が映ったからだ。

最初ヘドラは目から赤い熱線『ヘドリューム光線』や体から『ヘドロ弾』を何発も放って攻撃する。対してバルグザーダンは空に向かって勢いよくジャンプして躱し、そのまま駆けるように飛行する。

そして両肩の発射口から帯電物質を射出して、稲妻を乱反射させて周囲全体を攻撃する技『スプリード・サンダー』を繰り出した。

 

 

「ギョオオオオオオオオオ!?」

 

 

それを食らったヘドラは悲鳴を上げて、飛行形態になって逃げようとする。しかし先程言った通りこの技は周囲全体を攻撃する技・・・故に飛行形態になっても逃げ場はなかった。さらに電撃を食らう度にヘドラの体は乾燥し、徐々にボロボロになっていった。

 

 

「ギョオオオ、オオオオオォォ・・・ォォォ・・・・」

 

 

そして冒頭に戻って電撃を食らい続けたヘドラはだんだんと呻き声が小さくなっていき、その後体内の水分を殆ど失ってボロボロになってしまった。その光景にMハンター星雲人(RB)は頭を抱えながら叫び、そんな彼をクロウはやはり姿がアレだから少し冷たい目で見つめながら呟く。

 

 

「ガッサーーー!?ヘ、ヘドラが!俺のヘドラがーーー!!?」

 

「・・・やれやれ、アレではもう倒れるのも時間の問題だな」

 

「そうか、ならば奴の止めは我のブラックテリナがやる!よいなモンスターキングよ?」

 

「あぁ、それは別に構わんぞ。だがこの結界の外から出るのは止めておけよ。出たらまた毒で苦しむぞ」

 

 

クロウはヘドラが猛毒のヘドロでできていて、戦いの時でも硫酸ミストを撒き散らす等を知っていた為、リーシャ達に「宇宙船から絶対に出るなよ」と忠告し、ギガライブナイザーを使って周りに結界を張っていた。その為ヘドラの近くにいても猛毒で苦しむ事が無かった。

そして後ろにいたジグラ星人(RB)にも先程言った忠告を告げる。先の戦いで毒に苦しめられていた事もあってジグラ星人(RB)はクロウの言葉に素直に従った。

 

 

「わ、分かっておる。行け!ブラックテリナ!!先程の借りを返してやれ!!」

 

「ファアアアアアアァァァァ!!ピュオン!!ピュオン!!」

 

 

主の命令を受けたブラックテリナは、飛行音とも鳴き声とも言える音を鳴らしながら移動する。そしてバルグザーダンの電撃を上手く躱しながらヘドラの真上にやってくると火花状の光線『ファイヤーレイン』で追い打ちを食らわせた。この攻撃によってヘドラはとうとう乾燥して土塊になってしまった。

それを見てバルグザーダンは嬉しそうに勝利の咆哮を上げ、ブラックテリナも触手を振って喜び、ジグラ星人(RB)も両鰭を叩いて愉快に笑い声を上げた。

 

 

「フハハハ!どうだモンスターキングよ?我がブラックテリナの強さ、驚いたであろう。フハハハハハハ!!」

 

 

調子のいいジグラ星人(RB)や2体の様子にクロウは内心苦笑する。

 

 

「(やれやれ、バルグザーダンは久しぶりの戦いもあって分かるが、ジグラ星人は本当に単純だな~。まぁいい・・・)あぁ、実に見事だった。ならもう1体の相手もできるな?」

 

「勿論構わんぞ。あの虫けらのもう1体の怪獣もあと少しで倒せそうだからな!さぁブラックテリナよ、我と共に奴を倒しに行くぞ!!」

 

 

そう言ってジグラ星人(RB)はブラックテリナに乗ってダガーラの元へ向かった。

そんなアイツらの後を追わせるように俺はバルグザーダンにキングギドラの加勢しに行くよう伝える。それが済むと今度はキングオブモンスが戦っている方に視線を移した。

 

 

「グオオオオオォォォォーーー!!」

 

「フシュオオオオオオォォォォォォッ!!」

 

 

対峙してから時折咆哮や唸り声を上げながら相手の出方を窺っていた両者。だがこのままでは埒が明かないと思ったスラターンが先に動き出し、キングオブモンス目掛けて勢いよく突進攻撃を仕掛けた。

此処にいるレザーバックやオオタチだけでなく他のKaiju達よりも強力な攻撃力を持っているスラターン。そこへプリカーサー(RB)のレイオニクスの力も加わっている為、その威力は計り知れないものである。並の怪獣なら一撃で倒されてしまうのだが・・・。

 

 

 

ガシッ!!

 

 

 

「フシュオオオオオォォォォッ!?」

 

「グルルル・・・グオオオオオォォォォーーー!!」

 

 

迫ってくるスラターンに対し、キングオブモンスは腹部の『シャークファング』で真正面から受け止めてしまった。その事にスラターンは驚いて動きを止めてしまう。その隙をキングオブモンスは見逃さず、両手を合わせてスラターンの頭目掛けて殴り落として地面に叩きつけた。

さらにそのまま頭を踏みつけようと足を上げるが、それよりも先にスラターンが自分の長い3本の尻尾を伸ばし、鞭のように振るってキングオブモンスを退かせた。そして起き上がると同時に両腕を前に出して首を掴んだ。今度は自慢の腕力で首を圧し折ってしまうつもりだ。しかしキングオブモンスは全く動じず、スラターンの両腕を掴んで無理矢理引き離し、そのまま力強く遠くへ投げ飛ばした。

 

 

「フシュウウゥゥ・・・」

 

「グルルル・・・!」

 

 

投げ飛ばされたスラターンは再び起き上がるが先程とは違って攻撃はせず、ただ唸り声を上げて睨みつけるだけだった。彼はようやく目の前にいる敵(キングオブモンス)がこれまで戦ってきた連中とは比べものにならないくらいの強豪であると察した。その為迂闊に攻撃しないで隙を窺っているのだ。

一方キングオブモンスも相手をしているスラターンが久しぶりに歯応えのある奴と分かり、どうやって叩き潰すか内心考えながら同様に隙を窺った。

その光景を見ていたプリカーサー(RB)は驚きの声を上げつつ訊ねた。

 

 

「馬鹿な!?俺のKaiju達がこんなにも苦戦するなんて・・・これがお前の実力だと言うのか!?」

 

「その答えは半分正解だな。これは俺だけでなく、俺達の実力だよ。だがプリカーサー、お前も大した実力者だと思うぜ。褒めてやるよ」

 

「・・・・・フッ、怪獣の王と名乗る貴様から褒められるとはな。だが不思議と悪い気はしないな。此処はありがたく受け取っておこう。だがスラターンの力はまだまだこんなものではないぞ。スラターン、お前の本気を見せてやれ!!」

 

 

プリカーサー(RB)の指示を聞いたスラターンは、大きく咆哮を上げる。それにより周りに激しい振動が起こり、岩が砕けて砂が舞い上がった。

本当に大した実力だな。だが相手が強ければ強い程盛り上がると言うものだ。そう思いながらキングオブモンスに新たな指示を出そうとした時、背後から悲鳴が聞こえた。振り返るとそこにはグランドキング達がデスギドラに襲われていた。その力は凄まじく、スーパーグランドキングと互角に渡り合い、モスラ姉弟とバトラ達を圧倒していた。

 

 

「どう言う事だ?何でいきなりあれ程の力を・・・!?」

 

 

いくらミレニアンが真のレイオニクスに覚醒したとしてもあんなにもパワーアップする事はできない筈だ。一体どんな手を使ったのかと少し観察してみるとある事に気がついた。デスギドラから感じる雰囲気・・・あれはミレニアンのものだ!

 

 

「アイツめ、どんな方法を使ったかは知らんがデスギドラと融合してあんな力を・・・いずれにしてもこのままではいくら覚醒したグランドキングでも危ない。ならば・・・マザーレギオン!バルグザーダン!こっちに来い!!」

 

 

クロウに呼ばれた2体はすぐさま動く。まずマザーレギオンはサイズレッグと角でレザーバックを切り付けて重傷を負わせて動けなくし、バルグザーダンはキングギドラにダガーラの相手をお願い(ついでにブラックテリナにも)して駆け寄った。

 

 

「いいかお前達、今からグランドキング達に加勢してあの黒い3つ首野郎を倒して来い。遠慮するな。全力で叩き潰してこい。いいな?」

 

「グヴゥオオオオォォォッ!!」

 

「キシュゥゥゥゥゥピイイイィィィィィッ!!」

 

 

指示を受けた2体は頷き、威勢よく鳴き声を上げながらグランドキング達の元へ歩き出した。

これでグランドキング達の方は大丈夫な筈だ。だがやはりちょっと心配だな・・・それに2体の変わりの怪獣も早々に決めないとマガオロチ達が危ない。そう思い急いで対応しようとした時、ブラックテリナがこちらに向かって飛んで来るのに気がついた。その上には勿論ジグラ星人(RB)がいて、彼はとても慌てた様子でブラックテリナから降りて兎跳び(?)で近づいた。

 

 

「ハァハァ・・・モ、モンスターキングよ!マズイ事になった!あの虫けらの、不気味な怪獣が生き返った!!」

 

「何・・・?」

 

 

ジグラ星人(RB)の報告を聞いてヘドラがやられた場所を見ると、そこには倒した筈のヘドラが両腕を上げて立っていた。そしてヘドラは仲間のダガーラを攻撃しているキングギドラに『ヘドリューム光線』を放って気を引かせる。その隙をダガーラは見逃さず、空に飛んで距離をとった後へドラと一緒に対峙した。そこへM宇宙ハンター星雲人(RB)が余裕な態度で話した。

 

 

「ゴキゴキ!驚いたかモンスターキングよ!俺のヘドラは体内に少しでもヘドロが残っていたら復活する事ができるのだ。如何に貴様の怪獣でもヘドロを全て消す事はできない。故に俺のヘドロは不死身なのだ!ゴーキゴキゴキ!!」

 

「・・・フン、何が不死身だ。ようはヘドラの体内にあるヘドロを全て消せば倒せると言う事だろう?自分から弱点言っておいて何いい気になっているのやら」

 

「確かに。それについては同意だ」

 

「ガサッ!何だと!?」

 

 

自分の怪獣の凄さを自慢したつもりのM宇宙ハンター星雲人(RB)だが、クロウには鼻で笑われ、プリカーサー(RB)にも馬鹿にされて苛立つ。そんな彼にクロウは冷静に言う。

 

 

「バルグザーダンがいなくなったから怖くなくなって安心したようだが、それは大きな間違いだ。アイツの他にもお前の怪獣を倒せる猛者はいる。その力を・・・たっぷりと味合わせてやる!無論プリカーサー、お前にもだぜ。ハイパーゼットン!スペースゴジラ!ガイガン!デアボリック!行け!!」

 

『バトルナイザー!モンスロード!!』

 

「ピポポポポポ!ゼェットォォーーーン!!」

 

「ギィガアアアオオオォォォォン!」

 

「キイイイィィィガァァァァァ!!」

 

「ピッギリリリィィィギャアアアァァァッ!!」

 

 

新たに召喚された怪獣はハイパーゼットン(D)、スペースゴジラ、改造ガイガン(FW)、デアボリックの4体だ。

ちなみにガイガン(FW)だが、クロウの怪獣となってパワーアップした事により頭部に棘が付いて、両腕の鎌(ブラッディ・トリガー)がブラッディ・チェーンソーになった改造ガイガン(FW)になっていた。

彼らは大きな咆哮を上げた後キングオブモンス達の元へ行き、体当たり等でスラターン達をブッ飛ばす。そしてキングオブモンスを中心に並び立った。

新たに召喚された4体を見てM宇宙ハンター星雲人(RB)とジグラ星人(RB)は溢れ出る強者のオーラに圧倒されるが、プリカーサー(RB)は違った。彼は強い彼らと戦える事に内心喜んでいた。

 

 

「モンスターキング・・・貴様の怪獣は本当に良いぞ。俺は今、心の奥底から貴様と戦えて嬉しい!さぁ、Kaiju達も心待ちにしている。もっと激しく全力で戦うぞ!!」

 

「(コイツ、意外と戦闘狂(バトルマニア)な奴だな。まぁ別に良いけど・・・)あぁ、だがそう長く付き合ってはいられないけどな。キングオブモンス、キングギドラ、マガオロチの3体はスラターンに!ガイガンはレザーバック!デアボリックはオオタチ!ハイパーゼットンはヘドラ!スペースゴジラはダガーラを倒せ!お前達の強さ、奴らに見せ付けろ!!」

 

「グオオオオオオオオォォォォォーーー!!」

 

 

命令が言い終わったと同時にキングオブモンスが代表して咆哮する。そしてクロウの怪獣達は一斉に走り出した。無論プリカーサー(RB)もスラターン達に突撃するよう指示を出し、遅れながらM宇宙ハンター星雲人(RB)もヘドラ達に突撃命令を出す。だが5体は最初の戦いでのダメージや疲れがあったので、どっちが有利なのか誰もが分かる事だろう。

 

 

「ピッギリリリィィィギャアアアァァァッ!!」

 

「グエエエェェッ!?」

 

 

最初はデアボリックVSレザーバックで、両腕を前に突き出しながら迫ってくるレザーバックに対し、デアボリックは左腕のアサルトアームや両肩、上半身の多砲塔からビームやミサイルを大量に発射して容赦なく浴びせる。1発1発が強力な物なので、いくら防御力の高いレザーバックでも耐えられず全身血だらけになってしまった。

 

 

「グエエエェェッ・・・!!」

 

 

それでもレザーバックの戦意は衰えず、なおも叩きつけようと腕を構えようとする。それを見てデアボリックは太い尻尾を振ってブッ飛ばした。

 

 

「グ、グゥェェ・・・グエエエェェッ!!」

 

 

接近する事ができないと判断したレザーバックは、切り札として残していた技を発動させよとする。それは背中にある撃鉄のような器官を叩き合わせる事によって発生させる技『電磁パルス波』である。これを食らえばサイボーグ怪獣であるデアボリックはただでは済まないだろう。だがそれを指銜えて見ているデアボリックではない。

 

 

「ピッギリリリィィィギャアアアァァァッ!!」

 

 

レザーバックが技を出すよりも先に右腕のジェムアームを構えて『ジュエリックブレーズ』を発射する。技を出そうとしていた為にレザーバックは動けず直撃してしまい、悲鳴を上げる事すらできず宝石へと変わってしまった。

 

 

「ピッギリリリィィィギャアアアァァァッ!!」

 

 

戦いに勝利し、主人(クロウ)へ巨大な宝石と言う良い献上品ができた事にデアボリックは愉快に咆哮を上げるのであった。

 

 

 

「キイイイィィィガァァァァァ!!」

 

「ギャヴヴヴゥゥッ!カロロロロロロッ!!」

 

 

次は改造ガイガン(FW)VSオオタチで、相手がかなりの強豪であると察したオオタチは迂闊に近づかず、尻尾をゆらゆらと動かして警戒しながら隙を窺う。

だが改造ガイガン(FW)はそんな事知るか!と言わんばかりに眼から威力がパワーアップした『ギガリューム・クラスター』を放つ。それを見たオオタチは素早く翼を広げて空高く飛んで躱すが、改造ガイガン(FW)は予想していたと言わんばかりに胸から小型の丸ノコのブラデッド・スライサーを連続発射し、腕もろとも翼を切り落とした。

 

 

「カロロロロロロッ・・・!?」

 

 

翼を切り落とされたオオタチは勢いよく落下していく。そんな状況でもオオタチは戦意を失わず口から『溶解液』を吐き、続けざまに尻尾を伸ばして改造ガイガン(FW)に一太刀でも浴びせようと攻撃する。しかし改造ガイガン(FW)はそれすらも予想していた。

 

 

「キイイイィィィガァァァァァ!!」

 

 

迫る攻撃に対して改造ガイガン(FW)は先程のオオタチと同様に空高く飛んで躱し、そのまま両腕のブラッディ・チェーンソーで尻尾を切り落とした。さらに悲鳴を上げるオオタチの体を空中で2、3度切り刻んだ後『ギガリューム・クラスター』を放って地面に打ち付けた。

止めの一撃も食らってオオタチは全身血だらけの状態になりながら力尽きた。その様子を見つめながら改造ガイガン(FW)は残虐な表情をしつつ勝利の咆哮を上げるのだった。

 

 

 

「ピポポポポポ!ゼェットォォーーーン!!」

 

「グワゥゥゥゥゥッ!!」

 

 

次なる戦いはハイパーゼットンデスサイスVSダガーラで、キングギドラ戦でダメージが大きいダガーラは早く勝負を決めようと空へ飛ぶのと同時に『ベーレム弾』や『噴灼毒撃波』の他に最強の技である両肩から放つベーレム毒素の破壊光線『超重龍爆炎』を放つ。だがハイパーゼットンデスサイスも空高く飛び、『ハイパーゼットンテレポート』や『ハイパーゼットンバリアー』で躱されたり防御されてしまう。そして逆に胸の発光器官から放つ『暗黒火球』を食らってダガーラはさらにダメージを負って地面に落ちてしまう。

 

 

「グ、グワゥ・・・グワゥゥゥゥゥッ!!」

 

 

それでもダガーラはこのまま終わる事を認めず、必死に立ち上がって再び空へ飛ぼうと鰭を大きく広げるが・・・。

 

 

「ゼェットォォーーーン!!」

 

「グワゥゥゥゥゥッ!?」

 

 

また『ハイパーゼットンテレポート』でテレポートしたハイパーゼットンデスサイスが両鎌を振って鰭を切り落としてしまった。あまりに突然の事だった為にダガーラは一瞬何が起きたか分からなかったが、鰭を切られた痛みによって理解して悲鳴を上げる。そんな彼にハイパーゼットンデスサイスは容赦なく『暗黒火球』を放つ。それを食らったダガーラはその場で大爆発してしまった。それを見てハイパーゼットンデスサイスは両鎌を叩きながら勝利の鳴き声を上げた。

 

 

 

「ギィガアアアオオオォォォォン!!」

 

「キョオオオオオ・・・!?」

 

 

さらに次はスペースゴジラVSヘドラで、知能が高いスペースゴジラはすぐさまヘドラ相手に接近戦は危険だと察し、飛行形態になって空を飛びながら『コロナビーム』を何度も放つ。威力が高い上に自由自在に曲がる光線にヘドラは対応できず、光線が当たる度に体が辺りに飛び散った。

ちなみに地上での戦いの際エネルギーを大幅に消耗するスペースゴジラが、何故これ程までに光線を放てるのか?それは勿論クロウのギガライブナイザーからエネルギーを得ているからだ。

そんな状況でもヘドラは必死に『ヘドリューム光線』を放って反撃する。だがそれもスペースゴジラの高出力の光子バリア『フォトン・リアクティブ・シールド』で防がれてしまう。そこへまた『コロナビーム』を食らってしまい、とうとうグロッキー状態になる。それを見てM宇宙ハンター星雲人(RB)は遂に決断した。

 

 

「ガサ~!ダガーラは倒れ、ヘドラがやられるのも時間の問題・・・もうこのバトルに勝ち目はない。ヘドラ!逃げるぞ!!」

 

「キョオオオオオ・・・」

 

 

主の言葉を聞いてヘドラはすぐさま飛行形態となる。彼自身も本能でスペースゴジラの強さが自分よりも遥か上である事を理解している為、何の迷いもなく逃げる事に専念したのだ。

 

 

「ギィガアアアオオオォォォォン!!」

 

 

だがそれをみすみす見逃すスペースゴジラではない。飛行形態を解いて地上に降り立ち、両肩のクリスタルから発射する緑色の反重力光線『グラビ・トルネード』でヘドラを捕らえる。そして身動きを封じた後最大出力の『コロナビーム』を放つ。それを食らったヘドラは断末魔を上げる事もできず、体内のヘドロ諸共全て消滅して塵となった。

 

 

「ガッサーーー!!?ダガーラが!ヘドラが!俺の怪獣達が負けるなんて~~・・・」

 

 

自分の手持ち怪獣2体が倒された事にM宇宙ハンター星雲人(RB)はさっきよりも高い声で悲鳴を上げる。そんな彼にも最期の時が来た。

 

 

「フン!所詮虫けらは虫けらだな。見ているだけで見苦しい奴よ。ブラックテリナ!止めを刺せ!!」

 

「ファアアアアアアァァァァ!!ピュオン!!ピュオン!!」

 

「ガサッ!?ガッサアアアアアァァァァーーー・・・・・」

 

 

いつの間にか移動していたジグラ星人(RB)がブラックテリナに指示を出し、それを受けたブラックテリナがM宇宙ハンター星雲人(RB)目掛けて『ファイヤーレイン』を放つ。それを食らったM宇宙ハンター星雲人(RB)の体は燃え上がり、悲鳴を上げながら暫く悶えた後黒焦げになってしまった。

 

 

「フハハハハハ!やっとくたばったか。しぶとい虫けらめが!!」

 

 

黒焦げになったM宇宙ハンター星雲人(RB)を見てジグラ星人(RB)は高笑いするが、それはすぐに止んでその場で黙り込んだ。何故なら今の自分の状況がかなり悪いからだ。

 

 

「(この虫けらのせいで我の怪獣はブラックテリナだけという手痛い深手を負ってしまった。このままレイオニクスバトルを続けるのは無理だ。だからと言って我が宇宙の支配者になるという野望を捨てる事はできない。なら我が取る手は1つ!あのモンスターキングに仕えて力を少しずつ手に入れ、いずれ支配者へとって代わるのだ!!)そうと決まれば奴に気に入られるようにしなくては・・・」

 

 

今後の方針を決めたジグラ星人(RB)は、ブラックテリナを戻した後M宇宙ハンター星雲人(RB)が持っていたバトルナイザー(少々焦げている)を手に入れてクロウの元へ向かうのであった。

 

 

 

「グオオオオオォォォォーーー!!」

 

「ピッギシャアァァァォォォ!!」

 

「グアアァァァ!キィィィヤアアアァァァッ!!」

 

「フシュオオオオオオォォォォォォッ!!」

 

 

そしてこの場所において最大の戦いを繰り広げているキングオブモンス&キングギドラ&マガオロチVSスラターンで、3体の激しい猛攻にスラターンは押されていた。

スラターンが咆哮で吹っ飛ばそうとするが、先にキングギドラが『引力光線』を吐いて妨害する。その隙をついてキングオブモンスが真正面から連続パンチを繰り出す。必死に反撃しようと尻尾を振るうも、マガオロチが背後から掴んで押さえ込んだ。

 

 

「グアアァァァ!キィィィヤアアアァァァッ!!」

 

 

そしてマガオロチはかつて自分が忌々しい黒き王にやられた時と同じ感じで、口から『マガ迅雷』を放ちながら尻尾を引っ張って引き千切ってしまった。

 

 

「フシュオオオオオォォォォッーーー!?」

 

 

これには流石のスラターンも悲鳴を上げる。だがそこへキングギドラが容赦なく『トリプルトルネード』を彼の頭目掛けて放つ。それを食らったスラターンは顔を両手で押さえながらさらに悲鳴を上げ、より大きなダメージを負ってしまった。そこへ今度はキングオブモンスが襲い掛かった。

 

 

「グオオオオオオオォォォォォーーー!!」

 

 

顔を押さえながら悶えるスラターンに再び連続パンチを食らわせ、さらに腹部の『シャークファング』を伸ばして突き刺したりした。

この強烈な攻撃によりスラターンは体中血だらけになり、顔はボコボコになった。そして荒い息を吐く度に口から血が溢れ出た。この状態にプリカーサー(RB)は酷く動揺する。

 

 

「ス、スラターン・・・俺のスラターンがこれ程まで!?それにレザーバックやオオタチ達までも倒されるなんて!?う、うぅ~・・・」

 

 

いくら戦闘狂(バトルマニア)な彼でも自慢のKaiju達のうち2体が敗れて倒されて、主力であるスラターンが虫の息と言う状況にこれ以上戦う事はできない。最早負けを認めるしかないと悟る。しかし彼のレイオニクスとしてのプライドが負けを認めたくないと邪魔をする。だがそんな彼の気持ちなんか知らん、と言うかのようにクロウが止めの指示を出そうとする。

 

 

「これで最後だ。キングオブモンス!クレメイトビーム!!キングギドラ!引力光線!!マガオロチ!マガ迅雷!!同時h「ま、待て!待ってくれモンスターキングよ!!」・・・何だ?」

 

 

指示を出していた時に突然プリカーサー(RB)に遮られた事に内心驚きつつ、クロウは訊ねる。

 

 

「・・・この戦い、俺の負けだ。もうこの惑星でレイオニクスバトルはせず、すぐにでも立ち去る。その代わりにスラターンを助けてほしい。この通りだ!!」

 

 

我が子同然のスラターンを助ける為にプリカーサー(RB)はクロウに頭を下げる。そんな彼の姿勢を見てKaijuへの思いは本物だと察する。

 

 

「・・・いいぜ。大人しく降伏すると言うなら俺もこれ以上戦う事はしない。約束もちゃんと守る(それにさっさと終わらせないとグランドキング達が心配だし・・・)」

 

「すまないモンスターキングよ・・・」

 

 

クロウの言葉を信じたプリカーサー(RB)は、ネオバトルナイザーを出してスラターンを回収する。それを見てクロウもギガライブナイザーを出してキングオブモンス達やこちらに向かっていたデアボリック達も一緒に回収した。この時相手を倒せていない事に納得できないキングオブモンスをキングギドラとマガオロチと一緒に説得した事は余談だ。

 

 

「ではなプリカーサー!もしまた戦いたいと思ったらいつでも相手をしてやるよ!じゃあな!!」

 

 

そう言った後クロウはギガモンスランスで背中にキングギドラの翼を出し、グランドキング達の元へ飛んで行った。

その光景をプリカーサー(RB)は静かに見つめる。

 

 

「いつでも相手をしてやるか・・・大した自信だ。いや、俺のKaiju達を倒した程の者だ。当然の事か・・・」

 

 

そこへM宇宙ハンター星雲人(RB)を倒したジグラ星人(RB)がブラックテリナと共にやって来た。ジグラ星人(RB)はクロウがいなく、代わりにプリカーサー(RB)がいた事に驚く。

 

 

「何故虫けらの貴様がいる!?モンスターキングは何処だ?」

 

「・・・奴なら向こうへ飛んで行った。きっとまだ戦っている自分の怪獣の助っ人に行ったのだろう」

 

「そうか。ならば待っておれモンスターキングよ!このジグラ星人も力を貸してやるぞ!さぁ行けブラックテリナよ。フハハハハハ!!」

 

 

高笑いしながらブラックテリナに乗ってクロウの後を追うジグラ星人(RB)を冷たい目で見ていたプリカーサー(RB)だったが、何故アイツがクロウの元へ向かうのか冷静に考え、少ししてその思惑に気がついた。

 

 

「なんとも愚かで弱い奴だ。貴様の浅はかな考えなどモンスターキングはすぐに分かる筈だ」

 

 

だがもしクロウが万が一アイツを配下にする事を認めたらどうする?そう考えるとプリカーサー(RB)の心の中でどこか腹が立ち始めた。そして気が付いた時には彼もクロウの元へ足を進めるのであった。

 

 

未だ長く続く大怪獣バトル。

そんな戦場へ別々の方向から2体の宇宙人が迫っていた。その宇宙人達はともにコウモリに似た姿と特徴がある者達であった。

 

 




【大怪獣バトルファイル】
大魔獣帝スラターン


クロウやゴジラ、ガメラ達が住む世界とはまた別の世界で猛威を振るっていた巨大生物“Kaiju”。
同じくその3つの世界とは別の異次元に住む生命体プリカーサーの主力Kaijuで、頭部がXの形をして、レザーバックと同等に全身が逞しく、青く光る4つの目とが非常に長く先端が槍のように尖った三つ又の尻尾が特徴である。
主な武器は長い尻尾で、物凄いスピードで鞭のように叩いたり、槍のように突き刺したりする。また強烈な振動を起こす咆哮や高い攻撃力と防御力による両腕や突進などもある。
これまで同じプリカーサーの手持ちKaijuであったレザーバックやオオタチと一緒に様々な怪獣達と戦いを繰り広げて勝利を収めてきた。だが今回のバトルでキングオブモンス達に敗れてしまう。その為スラターンはリベンジに燃えてさらに強くなろうと努力している。また主人であるプリカーサーの事を本当の親であると思っている。


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