俺は怪獣王になる   作:ヤマタノオロチ

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遅れながら皆様、新年明けましておめでとうございます!!
今年もよろしくお願いいたします!!
今年初の話は知っている人も多いあの人気怪獣とゴジラ怪獣の中でレアな存在でもある怪獣が登場します。是非読んでください。


古代怪獣ゴモラ、超古代狛犬怪獣ガーディー、昆虫怪獣メガロ、木枯らし怪獣グロン
宇宙凶険怪獣ケルビム、凶暴怪獣アーストロン、バリヤー怪獣ガギ
宇宙怪獣エレキング、雷怪獣バルグザーダン   登場



第10話 湖と雷雲の王者

とある湖―――

 

 

「グッギャアアアオォォ――ン!!」

 

「ギャアアアァァォォォン!!」

 

 

生き物にとって水は生活に欠かせない物である。水分を補給するために必要な綺麗な湖の水を狙って2体の怪獣が争っていた。

一方は頭の長い角とヒレ状の耳、長い4本の指、棘がついた瘤のある尻尾が特徴の宇宙凶険怪獣ケルビム。

もう一方は鋭い刃物のような一本角とスマートな青色の体をした凶暴怪獣アーストロン。

2体は組み合ったり、角や尻尾で攻撃し合ったりして激闘を繰り広げる。その時、突然ケルビムの耳がピンと立った。それを見て驚くアーストロンの隙をついてケルビムが口から3千度の火球『弾道エクスクルーシブスピット』を何発も放つ。辺りを巻き込みながら火球はアーストロンに命中する。それにより悲鳴を上げながらアーストロンは倒れる。

死んだかどうか、確かめようとケルビムが近づいた時・・・。

 

 

 

シュルルルッ!!

バシィッ!!

 

 

 

「グッギャアアァァ!?」

 

「ピシャアアアァァァァァ!!」

 

 

突然2本の触手がケルビムの首に巻き付いたのだ。そして後ろへ引っ張られるのを必死に踏ん張りながら振り向くとそこに1体の怪獣がいた。

そいつも同じように一本角があって、鋏状の両手にある触手が特徴のバリヤー怪獣ガギである。この怪獣も湖の水を狙って襲い掛かってきたようだ。何とか触手を振り払おうとケルビムは腕に力を込めるが、なかなか解けない。逆にガギによって左右に振り回され転んでしまう。しかもその先にはアーストロンがいた。

 

 

「ギャアアアァァォォォン!!」

 

「グッギャアアァァ!?」

 

 

上に倒れ込む瞬間、アーストロンが立ち上がってケルビムを押し飛ばした。実はまだ倒されていなく、死んだふりをして機を窺っていたのだ。地面に倒れ込んだケルビムだったが、その反動で触手が解けて自由になった。すぐに立ち上がって耳を立たせながら2体を睨みつける。アーストロンもガギも同じようになりながら相手の様子を見る。

暫く睨み合いが続いて3体が同時に走り出そうとした時・・・。

 

 

 

ゴロゴロッ!!

 

 

 

突然激しい雷の音がして3体が上空を見つめると先程まで青かった空がいつの間にか黒い雲に覆われていたのだ。

 

 

「グヴゥオオオオォォォッ!!」

 

「「「!!?」」」

 

 

巨大な雷雲の中から獣の咆哮が響き、それと同時に雷が一層激しく発生する。まるで早くこの場から立ち去れと言っているかのようだ。だがこれを素直に聞く3体ではない。

雷雲の中にいる何かに目掛けてケルビムが火球を撃ちまくる。しかし火球が雲に当たる寸前に雷によって全て打ち消されてしまった。更に雷雲から今まで以上に強烈な雷が塊となって出て、ケルビム目掛けて突っ込んできた。慌てて避けようとするが間に合わず、ケルビムは爆発して木端微塵になった。

爆発が収まるとそこには1体の怪獣がいた。

黒と白の棘がある鎧に似たものに包まれた体で、両肩の大きな棘と前に伸びた2本の大きな牙が特徴の四足型の怪獣、雷怪獣バルグザーダンである。

 

 

「グルルルッ」

 

「ピ、ピシャアアアァァァ」

 

 

雷を纏わせながら緑色の眼でバルグザーダンは2体を睨みつける。先程の破壊力と今も放たれている凄まじい威圧感によりガギは戦意損失して慌てて地中に潜って逃走する。

しかしアーストロンは違った。怯みはしたが逃げようとはせず、立ち向かうと角を前に突き出す。

だがその時、突然湖から謎の尻尾が出てきてアーストロンの体に巻き付いて動きを封じる。そのまま湖の中へと引きずり込んでしまった。その光景を静かに見つめていたバルグザーダンは静かに雷雲の中に戻って行った。

 

 

 

 

 

その頃、クロウはペンドラゴンの自分の部屋にてレイブラッドの闘争本能の制御と怪獣にライブした際にその力最大限にまで出すための修行を行っていた。

特に怪獣とライブすると自分の体にある変化が起きてしまうため、そちらを重点的に行っている。

 

 

「ふぅ~~かなり長い時間制御する事が可能になってきたな」

 

 

もっとやれば1日中ライブすることも可能だな。続きをやろうとした時、ヒュウガから通信が入った。至急集まってくれとのことだ。コックピットに向かうと既に全員が集まっていた。

 

 

「何か起きたのかボス?」

 

「ああ、アレを見てくれ」

 

 

言われた方角を見ると遠くで地上から空に向かって強烈な電気エネルギーが放たれているのが見えた。成程ね・・・今回はエレキングとの対決か。あの電気はこの先にある湖の中でエレキングが戦っている証拠だ。しかし1つ気になる事がある。

あの巨大な雷雲は何だ?あれほど大きなものは見たことがない。しかもいろんな方向に散らばる電気を一か所に吸い込んでいるし。あの雲の中には絶対に何かいる。アレを調べるよう俺が伝える前にリーシャが言う。

 

 

「ボス!あの場所に向かってください!!」

 

「何!?」

 

「私には分かるんです。あの現象を起こしている者が誰なのかが!」

 

「よーし!スペースペンドラゴン発進!!」

 

 

リーシャの頼みもあってあの現象を調べるためにペンドラゴンは出発した。少しかかって現象が起きている場所の湖に辿り着き、水中ドローンを使って中を調べるとエレキングとアーストロンが戦っていた。

先程の体に巻き付いた尻尾はエレキングのものだったのだ。

 

 

「やはりエレキングの放電で起きた現象でしたか」

 

「分かっていたのリーシャ!?」

 

「当然です。エレキングは私達にとって大切な家族の様な怪獣ですからすぐに察しました。それにしてもあのエレキング・・・かなり強い個体ですね。よく育っています」

 

「へぇ~~」

 

 

流石ピット星人だ。エレキングの事に関しての知識は完全に俺やオキより上だ。今度よく教えてもらうかな。けど今はアイツらの戦いについてだな。

必死に応戦するアーストロンだが、どう見ても水中戦を得意とするエレキングの方が俄然有利で太刀打ちできていない。近くの岩場にアーストロンを何度も叩き付けた後、尻尾を巻き付けて放電攻撃をする技『エレクトリックテール』を喰らわせる。

すると近くにある岩に含まれている結晶が青く光り出した。知っているけど知らないふりをしないと。

 

 

「あの光っている物は何だ?クマさん」

 

「ちょっと待てくれ。・・・分かった。あれはソリッド鉱石だ」

 

「ソリッド鉱石?」

 

「ソリッド鉱石は、惑星ボリスを周回する人工太陽のエネルギー源であって電気エネルギーと結びつく事で太陽の様な強力な熱線を放射するんだ」

 

 

オキが説明し終えたのと同時にエレキングの咆哮が聞こえた。見るとアーストロンが倒されていた。そしてドローに気が付いて追い掛け、湖から出るとペンドラゴンに攻撃してきた。

 

 

「レイ頼む!」

 

「分かった!!」

 

「ちょっと待てください!私も行きます!!」

 

 

ヒュウガの命令でレイが出撃し、何故かリーシャも一緒に付いて行く。理由は大方分かる。エレキングを自分の仲間にしたいのだろう。だってピット星人だもん。

レイとリーシャはドラゴンスピーダーに乗ってゴモラとガーディーを召喚する。突然現れた2体にエレキングは驚くが、すぐに敵だと判断して構える。

先に動いたのはゴモラで勢いよく突進する。それを見てエレキングは長い尻尾や三日月状の『放電光線』で攻撃するが避けられ、突進をくらってダメージを受ける。さらにゴモラの強烈な尻尾攻撃も受けて倒れてしまう。そして倒れたところをガーディーが馬乗りになって何度もパンチを繰り出す。2体ともいい連係だな。特に相手(エレキング)に詳しいリーシャがいるのが何よりプラスだな。

頃合いと思ったのか、ガーディーが後ろに飛び下がってゴモラが止めの『超振動波』を放つ。だがそれはあの雷雲から発生した雷によって相殺されてしまった。そしてその中からバルグザーダンが出てきた。

 

 

「マジか!?バルグザーダン来たーーーーー!!」

 

「ク、クロウどうした!?」

 

「そんなにも珍しい怪獣なの!?」

 

 

伝説と言われた怪獣を見て今までにない興奮で万歳する俺を見たクマノとオキは呆然とする。けど仕方ない事だ。バルグザーダンはゴジラ怪獣の中でもレア中のレア怪獣だ。

やっば~~超欲しい!!

 

 

「グヴゥオオオオォォォッ!!」

 

「キィイイ!!」

 

「ガウウゥゥッ」

 

「グルル・・・ギシャアアアァァァ!!」

 

 

体に電気を纏わせながらバルグザーダンは互いの間にゆっくり降り立つ。すると背後にいるエレキングは慌てて膝をつけて頭を下げる。見た感じ的にエレキングは部下みたいだと俺は推測する。

3体怪獣と対峙した時と同じように圧倒的威圧感を放ってゴモラとガーディーを威嚇するバルグザーダン。ガーディーは慎重に観察しながら構えたが、ゴモラは逆に今まで以上の強敵に出会えた喜びで闘争心が高くなって咆哮を上げる。

 

 

「おいおい・・・何の策もなしにこれは流石に相手が悪すぎるぞ」

 

 

バルグザーダンの力は並みの怪獣とは比べものにならないほど高い。いくらゴモラでも危険すぎる。しかしゴモラはバルグザーダンに突進を仕掛ける。対してバルグザーダンも雷雲から雷を発生させて、背中の巨大な棘に受けた状態で体当たりする技『スパークダッシュ』を繰り出す。互いにぶつかり合った瞬間、激しい衝撃と爆発がした。

そして勝ったのは・・・・・バルグザーダンだった。

空高くブッ飛ばされたゴモラはそのままガーディーの上に落ちた。それを見たレイとリーシャは不安に思いながら2体に安否を問う。

 

 

「ゴモラ!!」

 

「ガーディー大丈夫!?」

 

「ガウゥゥゥ・・・」

 

「ゴアァァ・・・」

 

 

小さいが2体は鳴き声を上げる。下敷きになって上に乗っかているゴモラを退かそうと力を入れるガーディーだが、先程のダメージとグロッキー状態のゴモラが予想よりも重い事で難儀していた。

その隙をエレキングが見逃すはずがなく、長い尻尾で2体をまとめて巻き付けて『エレクトリックテール』を繰り出す。これを受けて2体は悲鳴を上げる。

このままだとアーストロンの二の舞だ。俺はオキから通信機を奪い取って言う。

 

 

「お前ら、ゴモラとガーディーを戻せ。このままだと死ぬぞ!」

 

「了解」

 

「はい」

 

 

俺の言葉を聞いて2人は渋々言われた通りにバトルナイザーに戻した。

突然敵がいなくなった事にエレキングとバルグザーダンは首を傾げるが、暫くして自分の住処に戻って行った。それを確認してドラゴンスピーダーが戻ったのを見計らって出入り口で待っていると不機嫌な状態で2人が戻って来た。そしてレイは壁に拳を叩き付け、リーシャは顔を下に俯きながら静かに手を強く握りしめた。

どちらも負けた事で悔しく、イラついているな。

 

 

「全く・・・いつまでそんな状態を続けているつもりだ?」

 

「「・・・・・」」

 

「確かに負けたけど2体は怪我しただけで済んだではないか。今日負けた分も含めて次の戦いで必ず勝てばいい。諦めたら・・・そこで終わりだからな」

 

 

このセリフは俺が好きだったキャラの言っていた言葉だ。自分で言ったのも何だが、やっぱりちょっと恥ずかしい。けどそのおかげでレイとリーシャは元通りに元気になってくれた。その後一緒にコックピットに戻るとクマノからソリッド鉱石の鉱脈が惑星の中心に向かって伸びていて、電気エネルギーに反応して限界値を超えたら惑星の半分が吹っ飛ぶ事を聞かされた。

そのためエレキングを湖から引きずり出す作戦をするとの事だ。

 

 

「作戦の内容は分かった。だがそれにもう一手加えさせてもらいたい」

 

「もう一手?」

 

「バルグザーダンに対してだ。奴を野放しておくと絶対邪魔してくる。奴の相手は俺がやる。レイとリーシャはエレキングに先程の借りを返してやれ。いいな?」

 

 

先程の勝負を強調して言うと2人はすぐに承諾した。全員がそれぞれの役割を決め終えて作戦が開始された。

まずハルナが水中ドローンを操ってエレキングを目標地点まで誘導してその上からペンドラゴンがレーザーネットを出して釣り上げる。陸の上まで行くとエレキングを切り離して待機してレイとリーシャが傷の癒えたゴモラとガーディーを召喚して戦わせる。その間俺は2体の怪獣を召喚する。

 

 

「出てこい!メガロ、グロン!!」

 

『バトルナイザー!モンスロード』

 

「ギュイイイィィィィィ!!」

 

「ギィガアアアァァァ!!」

 

 

よしよし。メガロの傷はちゃんと治ったようだな。うん?グロンはいつ手に入れただと?まだ俺がレイと会う前に旅していた時に手に入れたんだ。2体は咆哮を上げた後しゃがんで俺に近づいて見つめる。間近で見るとさらに可愛いくカッコ良く見えるな。

 

 

「いいかお前達、これから聞く事をしっかりやるんだぞ」

 

「キュィィ?」

 

「ギィィ?」

 

 

考えた策を分かりやすく伝え終わるとメガロは口から『地熱ナパーム弾』を爆発させないようにしながら何発も出し、グロンは限界まで息を吸い込む。弾が10個以上出た時にメガロに出すのを止めさせた後、雷雲目掛けて『殺獣レーザー光線』を撃たせる。

光線は雷雲に当たる前にバルグザーダンの雷で相殺される。だが俺は続けて放つように指示する。その間にギガライブナイザーを使って弾を慎重に持ち上げる。

そしてグロンが溜めていた激しい暴風が口から出た時に一緒に弾を載せて一直線に雷雲へ向かわせる。

風だからと言って侮れないものだ。ロケット以上の速さで載せた弾を運んでしまった。弾が雷雲に入った瞬間、雷と爆発の音が混ざり合って響いた。それと同時に雷雲が晴れて、少しボロボロになったバルグザーダンが地面に落ちた。本来なら雷で近づく物を全て破壊できたけどメガロの光線が邪魔をしてできなかったのさ。

 

 

「グ、グヴゥオ・・ォォォ・・・」

 

 

弱々しく鳴きながらバルグザーダンは立ち上がる。しかし体の棘の殆どが折れ、また焦げた後も所々ある。それでもバルグザーダンはこちらに向かって走り出す。

それを見てメガロは翅を広げて飛行しながら体当たりを仕掛ける。激しく激突する両者だが、先程のダメージによってバルグザーダンがブッ飛ばされる。

倒れるバルグザーダンにグロンは近くにあった木を何本か抜いて吹き矢のように狙い定めて攻撃する。

飛び出した矢の殆どはバルグザーダンの硬い体によって撥ね返ったが、一部の矢が傷口部分に当たる。激しい激痛にバルグザーダンは悲鳴を上げて動きが鈍くなった。

あれくらい弱らせればもう十分だなと俺はバルグザーダンをギガライブナイザーに回収した。最強クラスの怪獣を手に入れられた事に喜びを隠し切れず、歓喜の声を上げた後メガロ達も回収してレイ達の元に向かうとした時・・・。

 

 

「・・・うん?」

 

 

近くに怪獣の気配を感じて辺りを見渡すと森の方で俺をじっと見つめている奴を発見した。アレはもしかしてガギか!?俺に見つけられてなおガギはじっと見つめてくる。

 

 

「もしかして・・・お前も仲間になりたいのか?」

 

「!!ピシャアアアァァァッ」

 

「そうか。だったら一緒に行こうぜ!!」

 

 

すぐにギガライブナイザーを向けてガギを回収する。中を覗いて見ると嬉しそうに鳴く。こちらも嬉しいよ。なんだってガギはお気に入り怪獣だったからね。さらに嬉しい気持ちになりながら戻ってみると既にエレキングを倒した後だった。

レイ達だけでなく他のクルーもエレキングの側にいたのを見つけたので近寄る。

 

 

「何だもう終わっていたか」

 

「あっ!クロウさん!バルグザーダンはどうなりましたか?」

 

「奴なら俺の仲間にしたよ。今はギガライブナイザーの中で傷を癒している」

 

「ねぇねぇクロウ!後でその怪獣の事について詳しく教えてよ」

 

「はいはい。後でな」

 

 

近づく俺に一番早くリーシャが気が付き、少し雑談をする。さてそろそろエレキングが起き上がるころだな。誰の仲間になるかな・・・やっぱりレイか?それともリーシャ?まさかだけど俺か!?そう思っていた時、エレキングがゆっくり立ち上がる。

それを見て銃を構えるクルー達の前をレイが飛び出して止める。そしてエレキングは光となってレイのバトルナイザーの中に回収された。それを見てリーシャは驚きの声を上げる。

 

 

「ど、どうしてレイなんですか!?私ではなくて!?」

 

「俺は何もしていない。バトルナイザーが求めたからそれに従っただけだ」

 

「そんな~~~」

 

「いいじゃないかリーシャ。今回がダメでも次の機会でもっといい怪獣を仲間にできるかもしれないぞ」

 

「・・・・・けど今回私だけ仲間にする事ができなかったんですよ~~」

 

「やれやれ・・・」

 

 

落ち込むリーシャを励ましながら俺達はペンドラゴンに戻る。すると突然レイが苦しみだした。またウルトラマンがテレパシーで呼んでいるらしい。それと同時に謎の音が鳴りだした。調べるとZAP SPACYの救難信号だった。

場所を調べようにも信号の電波が微弱で正確な位置が分からないようだ。

 

 

「レイ!お前が調べろ。ウルトラマンのテレパシーとシンクロさせればできるはずだ」

 

「分かった」

 

「でもその前に!」

 

「?」

 

 

俺はレイの額に手を当てて感覚を上げる。

それによりレイは原作より早く発信位置を突き止めた。場所はヴィンセント島。

いよいよクライマックスに近づいてきたなと思いつつ底を目指して出発した。




【大怪獣バトルファイル】
雷怪獣バルグザーダン

巨大な雷雲の中に潜む怪獣で雷を自由に操れる。
主な武器は雷を使った技で、遠距離でも近距離でも対応する事ができる。かなり高い戦闘能力を持っているけど、性格は優しく相手が誰であろうと自分から攻撃する事はしない。クロウの仲間になってからはキングギドラの配下になった。



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