それもこれも全部テストってやつのせいなんだ・・・。
絶対に許さないぞドン千(八つ当たり)!
今回、プレミ等あるかもしれませんし、かなりご都合主義です。それでも良ければどうぞ。
side YUYA
菊兄さんのデュエルは凄まじいとしか言いようがなかった。
本来なら圧倒的に不利な条件、そんな中で先行で相手に展開させないコンボと、次のターンで相手3人を全て倒すだけの準備を終わらせたのだ。
ところで、なぜか頭に髭のおじさんが出てきて「ワンターンスリィキルゥ」という声が聞こえたが、あれは何だったのだろうか?まあいいや。
「次は君だよ、赤馬零児君。さっさと降りてきなさい。ほら、はやく。」
どことなく、兄さんの声はイライラしているようにも感じる。さっきは気付かなかったが、兄さんもこの理不尽な買収に怒ってたんだ。まあ、そうでもなけりゃあんなデッキ使わないか。それにしてもシューティング・クェーサー・ドラゴン2体にナチュル・エクストリオかぁ。どうやったら突破できるのだろう・・・?
「分かりました。すぐ行きますがその前にデッキ調整をさせてください。流石にあのデッキに勝てる気がしませんので・・・。」
「心配するな、さっきとは別のデッキを使ってあげるから。それにデッキ調整なら俺がやってる合間に出来ただろう?あまり今の俺をイライラさせないでくれないかい?」
「分かりました、すぐ行きます。ですから頼みますのでその怒りを収めてください。」
「社長、危険です!!あのモンスターの攻撃、いくらソリッドヴィジョンでも下手すれば・・・。」
「いや、あの人は別のデッキを使うと言っていた。あのモンスターが出るデッキとなると専用の構築が必要になるだろう。それにあの人の怒りももっともだ。これ以上待たせるわけにもいかない。」
「しかし!!」
「くどいぞ中島!大丈夫だ。」
なんか、戦場へ行く兵士みたいな会話してるなぁ・・・。まあ、あのデュエルを見た後で進んでデュエルしようとする人は中々いないだろうなぁ・・・。
そしてついにデュエルが始まった。相手、赤馬零児の先行。
「私の先行、手札から地獄門の契約書を発動、このカードは自分のスタンバイフェイズに1000ダメージを受ける代わりに自分メインフェイズ時にデッキからDDモンスターを手札に加える。この効果で私はDDナイト・ハウリングを手札に加える。」
地獄門の契約書
永続魔法
地獄門の契約書の(1)の効果は1ターンに1度しか発動できない。(1):自分メインフェイズに発動できる。デッキから「DD」モンスター1体を手札に加える。(2):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。
REIJI
手札5→4→5
「なに、なら奴は次のターン、1000ポイントのダメージを受けるのか?!」
みんなが驚いている。俺も驚いている。それもそのはず、権現坂の言うように1000ライフを失うということは初期ライフの4分の1を奪われることと同義。そんなことをすれば自分から負けに行くようなものじゃないか!!
「更に魔神王の契約書を発動、効果で私は自分のスタンバイフェイズに1000ダメージを受ける代わりに自分メインフェイズ時に悪魔族モンスターを融合なしで融合召喚できる。私は、手札のDDリリスとDDケルベロスを融合。」
「融合なしで融合召喚だと?!」
魔神王の契約書
永続魔法
「魔神王の契約書」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。(1):自分メインフェイズに発動できる。自分の手札・フィールドから、悪魔族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。「DD」融合モンスターを融合召喚する場合、自分の墓地のモンスターを除外して融合素材とする事もできる。(2):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。
「現れろ、DDD烈火王テムジン。」
DDD烈火王テムジン
融合・効果モンスター
星6/炎属性/悪魔族/攻2000/守1500
「DD」モンスター×2
「DDD烈火王テムジン」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。(1):このカードがモンスターゾーンに存在し、自分フィールドにこのカード以外の「DD」モンスターが特殊召喚された場合、自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。(2):このカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合、自分の墓地の「契約書」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
REIJI
手札5→2
現れたのは攻撃力2000のモンスター、でも、絶対に何かある・・・。下手をすれば下級アタッカーと同じ攻撃力のモンスターだ、その分効果が強いと見て間違いはないだろう。いや、兄さんが使ったモリンフェンは別だが。はたしてあれはモンスター1体をリリースする価値があるのだろうか?
「更に私はチューナー・モンスター、DDナイト・ハウリングを召喚、効果でDDリリスを蘇生。更にテムジンの効果でケルベロスも蘇生。」
「シンクロ召喚か。」
兄さんがそう口をこぼした。シンクロ召喚?!あのデッキは融合のデッキじゃあないのか?!
DDナイト・ハウリング
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 300/守 600
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は0になり、そのモンスターが破壊された場合に自分は1000ダメージを受ける。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は悪魔族モンスターしか特殊召喚できない。
「私はDDナイト・ハウリングとDDリリスでシンクロ召喚、現れろ、DDD疾風王アレキサンダー。更に手札から死者蘇生を発動、こい、DDリリス。リリスの効果でDDナイト・ハウリングを手札に。」
DDD疾風王アレキサンダー
シンクロ・効果モンスター
星7/風属性/悪魔族/攻2500/守2000
「DD」チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「DDD疾風王アレクサンダー」の効果は1ターンに1度しか使用できない。(1):このカードがモンスターゾーンに存在し、自分フィールドにこのカード以外の「DD」モンスターが召喚・特殊召喚された場合、自分の墓地のレベル4以下の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
DDリリス
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻 100/守2100
「DDリリス」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。●自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。●自分のエクストラデッキから、表側表示の「DD」Pモンスター1体を手札に加える。
「今度はレベル4モンスターが2体か。さすがだね、零児君。」
え、そんな、まさか?!
「私は、DDリリスとDDケルベロスでオーバーレイ。2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚。現れろ、DDD怒濤王シーザー。私はこれでターンエンド。」
DDD怒濤王シーザー
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/水属性/悪魔族/攻2400/守1200
悪魔族レベル4モンスター×2
「DDD怒濤王シーザー」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。このターンに破壊されたモンスターをバトルフェイズ終了時に、自分の墓地から可能な限り特殊召喚する。次のスタンバイフェイズに自分はこの効果で特殊召喚したモンスターの数×1000ダメージを受ける。この効果は相手ターンでも発動できる。(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「契約書」カード1枚を手札に加える。
手札2→1
驚いて声が出ない。そんな、1ターンで融合、シンクロ、エクシーズが並ぶなんて。
だけれど、兄さんはちっとも驚いていない。むしろ、「そんな展開で大丈夫か?」とすら言っている。「大丈夫だ、問題ない。」と赤馬零児は答えていたが、死亡フラグに聞こえたのは何故だろう?
「なら俺のターン、ドロー。さあ、満足させてもらおうか!!」
兄さんはそう、高らかに宣言した。そうだ、兄さんならきっと何とかしてくれる。頼みます、菊兄さん。父さんの塾を守ってください!
side KIKU
さて、カッコつけたはいいものの。どうしよう、事故った・・・。
いや、この世界に来て運命力は上がったと思ってたんだけどなぁ。
それなのに零児君ワンターンスリィDDDとか殺意溢れる某希望集団みたいな展開しやがって・・・。最終回アストラルかお前は!!
それにしても、満足のまの字もねえ糞手札だなぁ。これ、満足デッキなのに。しかたない。
「俺はこれでターンエンド。君の番だ、零児君。」
KIKU
手札5→6
この宣言に皆驚いている。仕方ねえだろぉが!!下手に動くより手札で唯一使えそうなこいつを使った方がいいしな。後は次のドローとアクション魔法に賭けよう。
「私のターン。ドローしスタンバイ、この瞬間、地獄門の契約書の効果で1000ダメージを受ける。が、この瞬間手札のDDD反骨王レオニダスを特殊召喚。効果で今ダメージを受けた数値分、ライフを回復。更にこのカードがフィールド上に存在する限り、私は効果ダメージを受けない。」
「なに、ライフダメージを受けないだと!!」
DDD反骨王レオニダス
ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2600/守1200
【Pスケール:青3/赤3】
(1):自分が効果ダメージを受けた時にこの効果を発動できる。このカードを破壊し、さらにそのターン、LPにダメージを与える効果は、LPを回復する効果になる。
【モンスター効果】
(1):自分が効果ダメージを受けた時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、受けたダメージの数値分だけ自分のLPを回復する。(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分が受ける効果ダメージは0になる。
REIJI
手札1→2→1
ふざけるなよ!!なんでデッキトップレオニダスなんだよ!!俺、DDでそんなに回った覚えないぞ!!てか契約踏み倒しやがった。ブラック企業じゃねえか。甘い蜜だけ吸うんじゃねえ。
契約?知らんなぁそんなもの。これはDDにおける格言。
「地獄門の契約書の効果を発動し、デッキからDD魔導賢者ケプラーバトル。テムジンで攻撃!」
その宣言と共に俺のライフは大幅に削られる。
KIKU 4000→2000
「この瞬間、冥府の使者ゴーズの効果発動。自分が戦闘ダメージを受けた時、このカードを攻撃表示で特殊召喚しその数値分の攻撃力、守備力のカイエントークン1体を特殊召喚する。」
冥府の使者ゴーズ
効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2700/守2500
自分フィールド上にカードが存在しない場合、相手がコントロールするカードによってダメージを受けた時、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。この方法で特殊召喚に成功した時、受けたダメージの種類により以下の効果を発動する。●戦闘ダメージの場合、自分フィールド上に「冥府の使者カイエントークン」(天使族・光・星7・攻/守?)を1体特殊召喚する。このトークンの攻撃力・守備力は、この時受けた戦闘ダメージと同じ数値になる。●カードの効果によるダメージの場合、受けたダメージと同じダメージを相手ライフに与える。
冥府の使者カイエントークン
星7/光属性/天使族/攻2000/守2000
KIKU
手札6→5
「なら私は守備表示のカイエントークンを破壊し、ターンエンドです。」
「俺のターン、ドロー。モンスター1体を伏せてターンエンド。」
KIKU
手札5→6→5
「また何もしない?」
「兄さんらしくない・・・。」
「え、どうしてなにもしないの?」
うん、いろんなとこから疑問の声が出てるけど、『展開しない』じゃなくて『できない』んだよねぇ・・・。
手札は見事にほぼ真っ赤。あと1枚緑色。罠ばっかだけどいま伏せても意味ないし、初手にソウル・チャージ来てもただの事故なんだよなぁ・・・。
「何故展開しないのか、疑問に思いますがまあいいです。私のターン、このままバトルフェイズ。伏せモンスターを攻撃。」
「攻撃されたのはヘルウェイ・パトロール。破壊される。」
「なら、カードを1枚伏せてターンエンドです。」
「俺のターン、ドロー。」
このカードは・・・。うん、とりあえず発動しておこうか。
「俺はブラック・ホールを発動、フィールドの全てのモンスターを破壊する。」
「ならそれにチェーンして契約洗浄を発動。フィールドの契約書2枚を墓地に送り2枚ドロー。更にその枚数分1枚につき1000ライフを回復。」
あ、やっべ。
「更に破壊されたテムジンとシーザーの効果を発動。デッキから戦乙女の契約書をサーチ。更に墓地から地獄門の契約書を回収。」
REIJI
手札1→5
うわぁ、手札が一杯だぁ(現実逃避)。
「俺はモンスターを1枚セット。これでターンエンド。」
KIKU
手札5→4
でも幸い、今の発動の時にどさくさに紛れてアクション魔法をひろうことが出来た。
でも、なぁ。手札6枚、いや、ドローあわせて7枚のDDかぁ・・・。
「私のターン、ドロー。私は地獄門の契約書を発動。対象はDD魔導賢者ガリレイ。」
来たか。『ペンデュラム』。シーザーの効果を発動しなかったからペンデュラム狙いなのは分かってたけど、きついなぁ・・・。
「私は、スケール1のDD魔導賢者ガリレイとスケール10のDD魔導賢者ケプラーでペンデュラムスケールをセッティング!」
遊矢君たちが驚いている、というより遊矢君だけはショックを受けている。まあ、自分だけのアイデンティティを奪われたんだ、無理もないか。
「我が魂を揺らす大いなる力よ。この身に宿りて闇を引き裂く新たな光となれ!ペンデュラム召喚!DDD死偉王ヘル・アーマゲドン!レオニダス!!」
DDD死偉王ヘル・アーマゲドン×3
ペンデュラム・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻3000/守1000
【Pスケール:青4/赤4】
(1):1ターンに1度、自分フィールドの「DD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで800アップする。
【モンスター効果】
(1):1ターンに1度、自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された場合、そのモンスター1体を対象として発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、対象のモンスターの元々の攻撃力分アップする。この効果を発動するターン、このカードは直接攻撃できない。(2):このカードは、このカードを対象としない魔法・罠カードの効果では破壊されない。
ワンターンスリィDDD再び。ドローのほとんどがゲドンさんとかマジふざけんなし。詰め込みを疑うレベルだなぁ。まあ、そんな不正はないだろうけど。てか、戦乙女あるなら1枚召喚せずに握っとけばよかったような?いや、このターンで終わらせる気か。甘いな。
「バトルです。1体目で伏せモンスターに攻撃。」
「バトルフェイズに入った瞬間、手札からアクション魔法大脱出を発動。バトルフェイズを終了させる。」
「く、やはり拾っていたか。ならばこれでターンエンド。」
REIJI
手札7→1
ペンデュラムスケール
DD魔導賢者ガリレイ
DD魔導賢者ケプラー
フィールド
DDD死偉王ヘル・アーマゲドン
DDD死偉王ヘル・アーマゲドン
DDD死偉王ヘル・アーマゲドン
DDD反骨王レオニダス
魔法罠
地獄門の契約書
伏せ(戦乙女の契約書)
フィールドのほとんどが埋まる。対して俺は何もないフィールド。
・・・・。
・・・・・・・・・・。
く、クククク。
やばい、面白い。
手札事故でもしなきゃ、この興奮は味わえなかっただろうなぁ。
そうだ、周りがあんまり弱いんですっかり忘れていた。デュエルって、こういういつ負けるかもしれないものなんだよなぁ・・・。てか、不満足さんみたいになってんな、俺。まあ、いいや。
だけど、今回は負けられない。塾がかかってるんだ。だから、そろそろ満足させてくれよ?俺のデッキ。
「俺のターン、ドロー。」
よっしゃ、来た。
「俺は手札抹殺を発動!!お互いの手札を全て捨て、その数ドローする!チェーンは?!」
手札抹殺
通常魔法
お互いの手札を全て捨て、それぞれ自分のデッキから捨てた枚数分のカードをドローする。
「有りません。1枚捨てて1枚ドロー。」
「ならば俺は手札を4枚捨てて4枚ドロー!さて、今度こそ満足させてもらうぜ。」
手札はなぁにこれぇ状態から満足状態まで改善された。これだけは言わせてもらう。
俺たちの満足はこれからだ!!
「俺はまず反転召喚、インフェルニティ・ビートル。そして、魔法発動愚かな埋葬。デッキからインフェルニティ・デーモンを墓地に送る。更に、カードを2枚伏せる。」
これで準備完了。
「まず、死者蘇生発動、対象はインフェルニティ・デーモン。チェーンは?ないか、なら続ける。デーモンを特殊召喚し成功時効果。インフェルニティ・ガンを手札に加え、発動。更にインフェルニティ・ビートルの効果でこいつをリリースしデッキから2体のビートルを特殊召喚。」
インフェルニティ・ビートル
チューナー
星2/闇属性/昆虫族/攻1200/守 0
自分の手札が0枚の場合、このカードをリリースする事で、デッキから「インフェルニティ・ビートル」を2体まで特殊召喚する。
「レベル4インフェルニティ・デーモンにレベル2インフェルニティ・ビートルをチューニング!シンクロ召喚、氷結界の龍ブリューナク!!」
氷結界の龍ブリューナク
シンクロ・効果モンスター
星6/水属性/海竜族/攻2300/守1400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
手札を任意の枚数墓地へ捨て、捨てた数だけフィールド上のカードを選択して発動できる。選択したカードを持ち主の手札に戻す。
「この瞬間罠発動。戦乙女の契約書、効果で手札のDDリリスを捨ててブリューナクを破壊「アクション魔法透明だ。チェーンは?」ありません・・・。」
戦乙女の契約書
永続罠
「戦乙女の契約書」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札から「DD」カードまたは「契約書」カードを1枚墓地へ送り、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの悪魔族モンスターの攻撃力は、相手ターンの間1000アップする。(3):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。
透明
アクション魔法
(1):自分フィールドのモンスター1体を対象として発動出来る。このターンそのモンスターは相手の効果の対象にならず、効果を受けない。
おっしゃ、通った。
「伏せていたソウル・チャージの効果でデーモンを蘇生。代わりに1000ライフを失うがこの際どうでもいい。」
KIKU 2000→1000
死ななきゃ安い。これは格言。
「デーモン効果でデッキからインフェルニティ・ネクロマンサーを手札に、そしてヘルウェイ・パトロールの効果でそのまま召喚し、ネクロの効果で墓地のビートルを蘇生。」
インフェルニティ・ネクロマンサー
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻0/守2000
このカードは召喚に成功した時、守備表示になる。また、自分の手札が0枚の場合、このカードは以下の効果を得る。1ターンに1度、自分の墓地から「インフェルニティ・ネクロマンサー」以外の「インフェルニティ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚できる。
そして、この一連の動作の時に俺のもとをいつの間にか離れていたブリューナクが戻ってきた。ブリューナクの口にはあら不思議、アクション魔法が。
犬かお前は。だがナイスタイミング。撫でてあげたら気持ちよさそうにしている。
うん、犬だこれ。
「更にブリューナクが拾ってきたアクション魔法を捨ててブリューナクの効果発動。戦乙女の契約書を手札に戻す。そしてシンクロ召喚、氷結界の龍トリシューラ。効果発動!手札1枚と墓地のケルベロスと地獄門の契約書は除外。」
「クッ、アクション魔法ミラーバリアを発d「無駄だ、トリシューラの効果は対象を取らないうえ、破壊ではない、除外だ。」なに?!」
破壊ではない、除外してもらう。
地獄門も手札も凍り付く。まあ、伝説のフィッシャーマン3世よりましだと思ってくれ。KO○MAI、あんなもの作りやがって・・・。青天の霹靂で出せばほぼ無条件で除外出来るだろうが!!今すぐ霹靂か3世は制限にしろ!!今すぐにだ!!
「更にインフェルニティガンを墓地に送り、効果でネクロマンサーとデーモン蘇生でデーモン効果でインフェルニティ・バリアをサーチ。そしてブリューナク効果発動、バリアとアクション魔法を手札から捨ててアーマゲドン二体を手札に戻す。シンクロ召喚トリシューラ、効果で手札1枚だが、さっき戻したアーマゲドン1枚のみ。なのでそれと墓地のナイト・ハウリング、フィールドのアーマゲドンを除外する。ブリュの効果を発動。さらにもう一度拾ったアクション魔法を捨てて効果発動しブリュ自身を手札に戻す。」
なんで戻したんだろうという声があちこちから聞こえる。動揺していないのは素良君と零児君だけ。
「更に伏せていたZERO・MAXを発動しネクロ蘇生効果でデーモン蘇生さらに効果でガンサーチ。ガン発動からの墓地送りでビートル蘇生し、シンクロ召喚トリシューラ。効果で墓地のリリスとフィールドのレオニダスも除外。このターン、ソウル・チャージの効果で攻撃できないのでエンドフェイズに入る。さあ、君のターンだ。」
アクション魔法って便利だなぁ(コストとして)。
インフェルニティガン
永続魔法
1ターンに1度、手札から「インフェルニティ」と名のついたモンスター1体を墓地へ送る事ができる。また、自分の手札が0枚の場合、フィールド上のこのカードを墓地へ送る事で、自分の墓地の「インフェルニティ」と名のついたモンスターを2体まで選択して特殊召喚する。
KIKU
フィールド
氷結界の龍トリシューラ
氷結界の龍トリシューラ
氷結界の龍トリシューラ
伏せ
無し
REIJI
ペンデュラムスケール
DD魔道賢者ケプラー
DD魔道賢者ガリレイ
フィールド
無し
伏せ
無し
やられたらやり返す。倍返しだッ!というわけでワンターンスリィトリシューラやってみたんだが、酷いな、コレ。地獄門とペンデュラムカードは残ってるからドローしだいでワンチャンあるかないかってところかな?いや、無理か。ブリュ潰さなきゃいけない上に攻撃力2800を召喚しないと次でやられるからなぁ。全盛期ガン3積みのインフェルニティが環境の時はこれがデフォだったんだよなぁ。ガン3積みエクシーズでも良かったんだが、やっぱこっちの方がえげつない。まあ、そのせいでさっき事故ったんだが。手札がゴーズビートルインフェルニティ・ブレイク3枚とかマジふざけんなし。最初のドローもソウチャ。ゴーズ抜いときゃ良かった。まあ、ヘルウェイ来たし何とか持ちこたえたし、ポジティブに考えよう。
さて、零児君はどうするのかな?若干FXで有り金全部溶かした人に見えなくもない顔してるけど。悔しいでしょうねぇ。
「私のターン、ドロー。」
お、ちょっと希望の出てきた顔になった。
「私のスタンバイフェイズ「大変です、社長!!」どうした、中島。」
ああ、たしか原作でも邪魔が入ったんだよなぁ。何やら深刻な顔で話している。
「すみません、この勝負、私のまけで「行っておいで、零児君。」え?」
「今、何か大変なことが起こったんだろう?秘書の磯野・・・じゃない中島君があれだけ焦っている。ということは何か深刻な事態が起こったんだろう。それに今回は君がどれだけやってももう勝てないだろうしねぇ。」
「いえ、今私が引いたのはDDD制覇王カイゼル。ペンデュラム召喚さえすれば、そのトリシューラ2体とブリューナクは戦闘破壊できます。」
遊戯王に解説は死亡フラグ。
「果たしてそうかな?」
「なに?」
「自分のペンデュラムスケールをよく見ろ。」
「なに?これは?!」
DDのペンデュラムスケールが2と5になっている。そうだった、アニメでは確か最初だけペンデュラムスケール下がりが違うんだったな。まあ、OCGでも3と8になるから召喚不可能だっただろうけど。
「さあ、フィールドには使えないペンデュラムスケールのみ、手札は最上級モンスター。アクション魔法で乗り切ってもいいが、逆転は困難だろう。この状況で何が出来ると?」
「・・・何が望みですか?」
お、こっちの要求を聞いてくれるのか。あ、脅しじゃないよ?取引だからね?そこのところ間違えないように。
「なら、今後遊勝塾、いや、榊遊矢及びその周辺の人物に対する不干渉と、試作品のペンデュラムカードの開発に成功した場合、その1部を遊勝塾に提供すること。」
「それだけで構わないので?」
零児君が聞いてくるが全く問題はない。
「構わないよ。1つ目は彼の安全。2つ目としては、ペンデュラムをジュニアの子たちに使わせてあげたいだけだし、それは今後遊勝塾を売り出す目玉になりえる。こちらにとってはメリットしかない。そちらとしては、今回の半強制的な吸収合併を世間に公表されずに済む。今回の問題はこちらから営業妨害で訴えてもおかしくないだろう?」
「そうですね、ならその条件で。開発中ですが、また後ほど開発したペンデュラムカードは送らせていただきます。いくぞ、中島。」
「ハッ!」
はあ、何とかなった・・・。事故ったときは本気で焦ったわ・・・。
遊矢君たちはこっちを見ている。何人かはまだ若干呆けているが、とりあえずこの言葉をかけておこう。
「ガッチャ、(後半は)圧倒的なデュエルだったぜ。」
インフェルニティをほとんど回したことのない作者には書くのがきつかった・・・。
非力な私を許してくれ・・・。