特殊部隊員がホグワーツに!?   作:ゆっくり分隊長

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あと4~5話でハリーポッターに入ります(フラグ)


訓練2、そして実戦

今、準達6人は、中央付近で相手と銃撃戦をしていた。

「早く撃て!」

「了解!」

 

準は、UMP45をペイント弾が撃てるように改造した銃を使っている。

この訓練もこの部隊ならではなのだろうなーと思いながら、銃の射線の近くに出てきた

相手の隊員に向けて一発。見事に頭に命中、ヘルメットと液が目に入らないための

ゴーグルの様なものは青に染められた。

「よしっいいぞ準。さすがだなあ!」

先輩隊員の激励も有り、やる気(殺る気とも言う)が更に上がる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在相手チーム、6人中残り4人

準のチーム、残り6人中6人

 

 

「右に一人、左に3人!」

準が他の隊員に報告する。

「このまま押し切るぞ!」

(よし、先輩と僕で2人やった。先に右を片付ける!)

準は、遮蔽物から銃だけ出し、相手の隠れている遮蔽物に掃射を加える。

(今だっ!)

遮蔽物から飛び出した準は、前方の建物に向けて走る。

その間に、相手の弾が仲間に当たり、仲間が一人倒された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在相手チーム4名、

準のチーム5名。

建物の中に入った準は、2階目指して階段を駆け上がる。

2階の小さな部屋に入ると、窓の近くへ行く。

下では、カラフルに彩られた演習場があった。気づかれないようにして窓から顔

を出す。

(ここから狙えるのは1人。気づかれないようにしなきゃ)

そっと銃を構える。

パシュパシュパシュッ

小さな音と共に放たれたペイント弾は相手の心臓と肺と頭にそれぞれ当たり、

それに気づいた一人がこちらに銃を向ける。

(ッ拙っ!)

しかし、それは他の場所から飛んできた弾によって阻止される。

撃ったのは、以前の女性隊員だった。

そして、残った2人は間もなく倒され、こちらの演習は終了した。

他の所も終わった様で、全身様々な色が付いていた人もいた。

「先程は有難う御座いました。」

 

「別にいいのよ。それにしても準君は凄い行動力ね。」

この女性は朝瀬葵。準の同僚となる人だ。この訓練は、前線に出ない隊員もやらなければいけないのだ。

準の初の訓練は、準達の勝利で終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~5ヶ月後~

中東のあるテロ組織が日本へのテロを計画しているとの情報が入った。

その為、準達JSBUにテロ組織の幹部の殺害の命令が下った。

 

~作戦指令室~

今、指令室の中はとても慌ただしかった。

そんな中、6歳になった準(外見は7歳程度だが)は作戦内容や地図、レーダーなどの画面が沢山ある前で、インカムを付けて集中していた。

(前線では死の危険と隣合わせなんだ。僕は此処で出来る限りの事をしないと...!)

作戦は、中東までは航空自衛隊のヘリが途中何か所か経由して運び、

その後は幹部を襲撃、その後その地点から3キロの場所で待機している空自のヘリに乗り、

帰還するというものだ。空自にも我々と同じ様な部隊が居て、

今回、初めて協力を依頼したのだ。

《こちらブラッドストーム、これより徒歩で移動する、オーバー。》

どうやら、ヘリから降りたようだ。

《了解、対象の家はその地点から南に1キロの場所だ。ヘリは対象から西に3キロの地点に移動し、待機している。余り時間はかけるな。オーバー。》

《了解、アウト》

なぜか、このやりとりに室内に居た全員がこちらを見ている。そんなに6歳児の命令口調が珍しいかと準が睨むと、全員が眼を逸らせた。

 

~10分後~

《こちらブラッドストーム、対象を排除した。オーバー。》

《ご苦労、作戦通りにヘリは待機している。出来るだけ早くしろ。オーバー》

《それは無理だ。いま残存している敵と交戦中だ。オーバー》

《では、片付け次第そこを脱出しろ。他にも敵が来る可能性がある。

無傷で帰還しろ。繰り返す。そこを脱出し、無傷で帰還しろ。(・・・・・・・)オーバー》

《了解、アウト》

今のは、準なりの優しさなのだろうか。しかし、その真実は、

本人しか知らない...(多分)

 

 

通信からおよそ10分後、また通信が来た。どこか焦っているようだ。

《こちらブラッドストーム。指令室、聞こえるか。今、敵の反撃が予想以上に激しく、脱出地点へは向かえない。》

《こちら指令室。詳しい状況を説明しろ、オーバー》

《北と西は敵がいて、突破は不可能だ。》

その言葉に、準は冷静に対応する。

《そこから東南に4キロの場所にヘリを待機させる。そちらへ向かえ。オーバー》

その直後、準の顔が驚愕に染まる。彼はレーダーを見ていた。そこには、3機の

ヘリと思われるものが移動しているからだ。

準は慌てて地図とレーダーを確認す。

《作戦司令室よりブラッドストーム分隊、そこから東に1キロの所に川がある。その川にはボートがあるはずだ。そこから川を下り、脱出地点へ向かえ。》

《こちらブラッドストーム、何があった。》

《レーダーにそこから東南1・5キロの地点に反応が3つあった。

おそらく敵の航空戦力だろう。死にたくなければ従え。オーバー》

《分かった。脱出地点は変わらないのか?オーバー》

《ああ。だが、敵の航空戦力に見つかったらおしまいだ。10分以内に向かえ。》

《了解、アウト。》

そして12分後、

《こちらブラッドストーム、無事脱出出来た。オーバー》

《遅い。2分も遅刻だ。10分以内と言っただろう。》

そう言う準はしかし、どこか嬉しそうだった。

《まあ.....良くやった。オーバー》

《それは貴方だ、準。感謝するのは此方ですよ。帰ったら何かジュースでも奢るか?オーバー》

《コーヒーでも買って来てくれ。オーバー》

《ははっ準君はコーヒーが好きなのか。分かった。買っておく。アウト》

《任せたぞ、アウト》

 

 

 

 

こうして、準の初の任務は終わりを告げたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

...幹部を殺害されたテロリスト達が復讐を企んでいる事も知らずに..。




ヘリで向かったのは諸事情です。
流石にHALOの場面をオペレーター側からやるのはむrゲフンゲフン...

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