東方×ミリタリーとなります。東方が関係してくる為、この作品と同じ様に幼い頃極秘入隊となっています。
(18歳の時に幻想入りするため)まあ、設定を流用するといっても、一方的なので、向こうの作品にはこの作品の主人公は存在しません。
~準side~
「痛たたたた........」
ここは病院。この年で銃を、無理な姿勢で撃った為、当然肩を脱臼、さらにヒビも入っているかも知れない、と言う事で入院したのだ。
それにしても、暇だなぁ...新聞でも読みたいなぁ...(※注:5才)
いっそ自分で論文かなんか書こうかなぁ...(※ちゅ(ry
その時、扉があいて、お母さんと知らない人が来た。
「やぁ、君が準君だね?」
「はい...何か用でしょうか」
「あぁ..私は政府の者だよ。」
そういって彼は名刺を出した。名刺には、高橋蓮人と書かれていた。
「私が来たのは先日の件でお礼に来たのだよ。」
「はぁ..」
脳裏にあの時撃たれた警察官が浮かぶ。
お礼に来るのだったら、この人は警察の人の筈だ。しかし、名刺には、
防衛省の方が一体何故...? まぁ、それは置いといて
「彼は大丈夫ですか?」
僕が聞いたのは、そう、撃たれた警察官の事。
「ああ、彼は左腕を撃たれたが、元気だよ。それに、君があの女性の銃を撃っていなかったら、
今頃自分は死んでいたと、感謝していたよ。」
「いえ、僕は感謝されるような事はしていませんよ。
」
むしろ感謝するのは自分のほうだという言葉は、心の中に留めておく。
本当は、過剰防衛となってもおかしくなかったのだ。もっとも、まだ未成年だが、
あの警官は、自分に非は無いと庇ってくれたのだ。未成年で、罪に問われる事は無いにしても、
とても嬉しかった。
その後、他愛のない世間話を一頻りしたあと、いよいよ本題に入った。
「ねえ準君、これ読んでどう思う?」
僕のお母さんが渡して来たのは、とある国の研究者が出した論文だった。
「....はっきり言って、少し怪しい・・・。
あまりいい論文では無いね。」(※ち(ry
その答えに、お母さんは高橋さんに目配せした。彼も何か頷いている。
「どうかなさいましたか?」
「いやぁ、素晴らしいね。身体能力も高いし頭もいい。とても五才とは思えないよ。」
彼は、満足そうに拍手をしながら立ち上がった。
「しかしいいのかね?本当に」
「ええ。これもあの子の為です。」
なんか二人でコソコソ喋っているが、気にしないでおこう...............おっと、話終わったようだ。
「ええ~~~と...もし君さえ良ければなのだが....」
「なんでしょう?」
いやな予感がするが、一応聞いておこう。
「もしよかったら...極秘で特殊部隊に入ってくれないだろうか....?」
.............Oh...........どうしてこうなった......。
「ね..ねえお母さん...」
「あら、どうしたの?(ニコッ」
「ちょっとこっちに来てほしいんだがいいかいいなちなみに拒否権は無い」
そのまま病室を出てお母さんを問いつめてしまった僕は悪くないと思う。
結果。
「高橋さん...僕は...
特殊部隊に入ります。」
くそぉぉぉぉおおお!問いつめたと思ったらいつの間にか言いくるめられてていた...!
「でも、身長も無いし(120cm位)、幼すぎる(五才)し、大丈夫なんですか?」
話を聞いた当初から思っていた事を、高橋さんに聞いてみる。
「ああ、それなら大丈夫だよ。小さいなら小さい銃を持てばいいし、そもそも実戦には出さないよ。やるとしても後方支援だ。君には基本、司令塔の役割をしてもらう。つまり、我々は身体と銃を武器に戦うが、
君は自分の頭脳を武器に戦うんだ。これからよろしく、準君。」
「―――はい、よろしくお願いします。」
............................
...................
............
〈夜 準の病室〉
「はぁ・・・・・、お母さんには勝てないなぁ・・・」
ーー当初、僕は何があっても特殊部隊には入らないつもりだった。
それでも、時々する、あの何でも、未来までも見透かしたような目で、
————あなたは、いざと言う時、守りたいと思った全てのものを守れるの?
この先あなたは、普通の人にはあり得ないほどの苦難が訪れる..当然、あなたの周りも巻き込まれる。そんな時、このままで、あなたは守れるの?—————
その時、守れるとは言えなかった。だから入る事にしたのだ。たとえ全部は守れないとしても、
入らなかった時より、一人でも多く守ると....。
—————————————————————————————————————————————————————
そして、準は此処から普通の人では考えられない様な人生を送る事になる。だが、準の所属が何であっても、、兵士であっても一般人であっても魔法使いであっても、今後この考えは一切揺るがない。
全てを守れなくても、1人でも多く守る。守るのが到底無理に思えても、最後まで諦めずに守り抜く。
これが、後に彼の原動力となる。