特殊部隊員がホグワーツに!?   作:ゆっくり分隊長

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私の書いているほかの作品とは一味違うこの作品。
その所為で書きにくいです・・・・まぁそこまで書きにくくはないですけどw



新メンバー(笑)

~室内~

豪華な部屋と言う大人しか居ないような場所に、子供が4人。

しかも1人は犯罪者。

そんなカオスな状況の中、準が口を開く。

 

「・・・・で、君の名前は?」

 

「・・・・・・。」

 

「彼女の名前は麗華。苗字は、事情により今は無い」

黙っている少女―――麗華の代わりに書類を見ながら話す男性。

一方麗華は質問してきた準の事を睨み付けている。

 

(・・・レイと言いこの子と言い、僕なんか色々な子供に睨み付けられ続ける運命なのかな・・?)

 

内心ショックを受けている準を尻目に、他のメンバーは麗華を連れて帰る準備をしていた。

 

「ほら、行くよ」

 

「・・・分かりました」

葵によってなんとか立ち直れた準は少し崩れた服を整えて、帰る準備をした。

 

「ほら、えぇーと・・・麗華ちゃんも、一緒に来て」

 

「・・・・・。」

葵は麗華も呼ぶが、無視されてしまう。

 

(S.O.S!!)

耐えかねた葵が準に目線で助けを求めるが、準だって解決策は持って居ない。

 

それでも葵を可哀想に思った準は麗華に話掛けようとする。

しかし、

 

「・・・・・・zz」

無視し続けるのに飽きたのか、麗華は寝始めてしまった。

 

「えぇーー・・・・じ、じゃあ準君お願い」

 

「・・・は?」

 

「だって私達荷物をあるし―――お願い、駄目?」

 

「ぇ、ぃゃd・・・い、良いですけど・・・」

 

準は子供とは言え戦闘員として鍛えている上、準の方が麗華より少し大きかった為、

準は麗華を背負う事になった。

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

準達は行きと同じ道を行きより一人多い状態で戻る。

 

準は子供特有の高い体温を背中に感じながら歩く。

準は麗華に上着を掛けている所為で冷たくなった自分の体を麗華の体温で温めながら

今後の事を考える。

 

(一気に子供が2人追加・・・これは確実に保育園と化すな・・・)

2人とも実力があるから良いものの、と苦笑する準は、前を歩いてるパチュリーを見る。

 

(・・・そういえばノーレッジ一家もウチで保護するんだっけ?

これは前みたいな襲撃があった時は大変な事になるな)

 

「ねぇ、今度の作戦の事知ってる?」

突然、葵が準に話掛けて来る。

 

「・・・?いえ、知りません」

 

「前基地を襲撃した奴ら居たでしょ?あれと関係していると思われる所を潰すんだって。もしかしたらその子も使う事になるかも」

そう言って葵は準の背中、つまり麗華を指さす。

 

「ハッキングが必要だと?」

 

「まぁ、そうなる〝かも〟って段階なんだけどね」

なんか、ハッキングをするのが難しい場所だから、準君のレベルでも少しキツイらしいよ~、と言う葵に準は軽く落ち込む。

(いくら麗華はハッキングが強いらしいとはいえ、僕だって得意分野なのに・・)

 

「悔しいの?」

 

「!?い、いぇ?悔しくなんかっ「準君はそっちの分野も得意だもんね・・・何なら今度対決したら?」・・・」

考えていた事を当てられ、焦る準の口を人差し指で制止しながら葵は言葉を続ける。

 

「私達だって麗華ちゃんが実際にハッキングしている所は見た事ないし、実力だって知らない。だから勝負して準君とどっちが優れているか試したいの」

 

「・・・そんな事して、僕たちに何の得があるんですか?」

準はそれでも食い下がる。

 

「準君だってどっちが優れてるかはっきりさせたいでしょ?それに・・・

準君が勝ったら麗華ちゃんを好きにして良いから」

 

「はぁ!?」

準は葵のその言葉に顔を真っ赤にさせて驚愕する。

 

「だって、ハッキング能力を買われて此処の所属になったのに、そのハッキングさえ準君に負けたら此処に居る意味が無くなるでしょ?」

 

葵だって何年も部隊に居る人間、要らない人材はバッサリと切る気らしい。

「・・・・」

 

「準君が勝った場合は麗華ちゃんを準君の親に預けて、犯罪とは程遠い世界で過ごさせるように親を説得しても良いし、逆に準君が麗華ちゃんを飼っても良いし、或いは麗華ちゃんを部隊のマスコットキャラにしても良いよ?」

 

「・・・逆に僕が負けた場合は?」

 

「うぅ~ん、準君はハッキング以外も出来るから、負けてもハッキング担当が麗華ちちゃんになるだけで、他はいつも通りだよ?まぁ・・・

準君が望むなら、負けた場合は準君は麗華ちゃんに飼われる、て事も出来るけど?」

 

「そんな事望みませんッ!!」

 

「・・・んぁ・・?」

準の怒鳴り声に背中に居た麗華が起きてしまう。

 

「ん・・・?・・・・・!?!?!?」

準達の基地までは後少しだが、まだ到着して居ない為に準は麗華を未だに背負っている。

 

「~~~~~~ッ///!!!」

自分が準に背負われているのに気付いた麗華は、顔を真っ赤にさせる。そして、

 

ギュ~~~ッ!!!

背負う為に準は麗華の手を自分の首の前に持って来ていたが、それが拙かった。

麗華は両手を使って背負われた状態で準の首を絞める。

 

「ッ~~~~ッ~~~ッ!!」

首を絞められた準は、何とか手を振り解こうとし、その影響で

麗華と準の間に隙間が出来る。

 

「グ...ガッッッ....」

準の手からするりと抜け出した麗華は、準の背中に膝蹴りをする。

 

準は、目の前が真っ暗になっていった・・・

そして、準が気を失う前、最後に見たのは、葵が「・・・こりゃ身体能力も麗華ちゃんの方が上かもね・・・」と苦笑している姿だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

結局あの後、気を失った準を、荷物で手が一杯の葵がなんとか引きずって基地まで戻って来た。

 

「知らない・・・いや知ってる天井か」

 

目を覚ました準は、部屋の隅に居る麗華に話しかけようとする。

 

「ねぇ麗華、「・・・呼び捨てにしないで」・・・麗華ちゃん「ちゃん付けするな」

・・・麗華さん「名前を呼ぶな」じゃあどうしろと・・・「話しかけるな」アッハイ」

 

 

「助けてレイ「こっちに話を振るな、と言うか話しかけるな」・・・」

 

「ねぇパチュリー、「・・・・・・・・・・」・・・。」

 

 

 

・・・こうして準は、子供が増えた基地で楽しい楽しい生活がスタートした(笑)。

 

 

 

 

 




皆(同年代)から拒否される系男子、準君です。
次話以降は遂に魔法関係になるかな・・・?そしてその後はいよいよ入学の予定です。
私の作品が4作品に増えたため、少し更新は遅くなると思いますが、それでも今までみたいに更新に1ヶ月とかはかからない(と思う)のでご安心下さい。

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