仕事の休みの間に書きたかったのですが体調を崩したり、他工場に応援に行っていたりと書いていく暇がありませんでした。
内容もアニメの最後まで書いていませんがこの二人の物語はこれで終わりです。
アンケートの結果は東郷さんに決まりましたので鷲尾須美編から書かせてもらいます。
私は勇者に変身に家を飛び出して大赦のもとに向かった。
この行動が運命を大きく変えることになるとは思はなかった。
私は私たちを騙していた大赦を許せない……それと同時に友奈達を勇者部に誘ってしまった私が許せないそんな気持ちを抱いている中、私の中で嫌なことを思ってしまう。
遥君の精霊の数の事だ、彼はこの前のスマホのアップデートから二体の精霊が増えて六体の精霊を持っていること。
私の中で導き出された答えは遥君は前勇者であり満開を行い記憶と他に二つも神樹様に供物として捧げたことになる。
私はそう思うとさらに大赦が許せなくなってきた。
多分、遥君が戦っていたころは私の両親が亡くなった時期と重なっていると思う。
「許せない」
私の両親が亡くなったころで考えると遥と東郷は小学生の時にバーテックスと戦っていたことになる、そんな幼いときにつらい経験をしている二人がまだ苦しむ必要はない。
「待ちなさい」
その声と共に風の頭上から無数の刀が降り注いだが風はそれを大剣で一振りですべてを叩き落した。
「あんた、何する気」
夏凛の問いかけに風は静かに答える。
「大赦を潰す」
その答えを聞いた夏凛は驚いた。
「大赦は私たちを騙していた」
風は地面に着地してまた跳躍した。
「満開の代償は治らない」
「だから、私は大赦を潰す」
その瞬間、上から黒い何かが風に斬りかかった。
「なっ」
風は自分に攻撃を加えようとした人物を見て驚いた。
「な、なんで、遥君!」
攻撃を加えたのは遥だった。
「私たちは騙されているのよ!」
風は叫ぶように遥に言うが遥はそれを知っていながら風に刀を構える。
「なんで遥君は大赦を庇うの」
そう言って風は遥に向かって大剣をふるった。
風の大剣の威力は大きく遥の持つ刀は一撃で壊れてしまうが遥は壊れた刀の代わりに斧を取り出して対応をしていく。
「もう、君が戦う必要なんてないの」
その言葉に遥は顔を横に振るう。
二人はお互いの武器をぶつけ合うその間に遥の満開ゲージが溜まっていくのを風は見逃さなかった。
「これ以上、あなたが一人で背負い込まなくていいの!」
その言葉を聞いて遥の顔は険しくなった。
「もう、あなたが苦しむ必要もないの」
遥は険しい顔から睨みながら風の目を見る。
風はそれに恐れを抱くが言葉を続ける。
「二年前になにがあったか分からないけど」
言葉を繋ごうとしたら遥は風に向かって突撃していた。
「 」
遥は両手に持った斧を振り落とすが風は大剣を下から振り上げて弾く。
遥は攻撃が弾かれた瞬間に両手の斧を消して6本の刀を出して人の動きでできないような反応速度で斬りかかるが風はそれを見切っていたのか全ての攻撃を防ぎ刀を破壊した。
遥は刀を破壊されたことに驚きもせず後ろに下がって2本の槍を出して突撃する。
大剣に対して2本の槍の攻撃は有効だったのか風は遥の攻撃の速さに反応できなくなってきた。
それと同時に遥からの攻撃から苦しみが伝わってくる。
そして遥君の変身が解けてしまった。
この場にいた全員が驚いた。
突然、遥の変身が解けてしまったのだ。
遥君の手からスマホが落ちてその画面には『勇者の精神状態が安定しないため神樹との霊的経路を生成できません』と書かれていた。
遥は涙を流しながらその場に膝を着いた。
それを見た風は変身を解いて遥に近づいて風もその場に膝を付けて遥の頭をそっと後ろから自分の胸に引き寄せて話し出した。
「もう、つらい思いをしなくていいのよ。あなたは今まで頑張って傷ついて失って色んなことがあったと思うけどあなたの戦いは終わったの、だからあとは私たちに任せてあなたは休んでいて」
風は泣き崩れる遥の頭を優しく撫でながら介抱していく。
それから数分後には全員が大変な事態に追い込まれたが、この二人の物語は最後のページに進む。