勇者部の恋物語   作:りりなの

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友奈ちゃんの話はすんなりと出てくる、今まで不調が嘘のようだ!

これなら年内に終わりそうだ!

終われば映画までにわすゆの残りのキャラも書けそうだ書くぞやるぞ!

にしてもゆゆゆのアニメを見るとモチベが上がる。


結城友奈
結城友奈 1


「起きたか、出雲暁人」

 

 自分の名前だと思うものを呼ばれて振り向く。

 

「自分の名前を忘れたか……まだ君は使えるからこれを見てくれ」

 

 一枚の写真を渡されそこに移されている少女を見る。

 

「彼女は結城友奈、君が守らなくていけない者だ」

 

「守る?」

 

「そう、彼女は我々の希望だから君に彼女を守ってほしい」

 

「僕が彼女を守る」

 

 彼女の写真を見ながら呟く。

 

「彼女はこの世界には居ないと困る」

 

「僕が守れば」

 

「だが、君の端末は壊れていてバージョンアップに間に合わないのでバージョンを下げたこいつを使ってもらう」

 

 そう言って端末を渡せたが話が分からない。

 

「話は分からなくていい、それで結城友奈を守ればいいのだから」

 

「分かった」

 

 その言葉を聞いて僕はまた眠りにつく。

 

「君には消えてもらわなくてはならない、いかなる手を使っても」

 

 

 

 

 私たちが神樹様の勇者に選ばれて1ヶ月が経ち久しぶりにバーテックスとの戦闘がやってきた。

 

「戦闘目標確認殲滅する」

 

 そんな声と共に私たちの後ろから一人の男の子が颯爽とバーテックスに向かっていった。

 

「あんた何、一人で先走ってるのよ!」

 

 そう言って赤い勇者服を着た女の子がバーテックスに向かっていった。

 

「どこかで見たような」

 

 私はそう口にして男の子の動きを見た。

 

 刀を持ってそのままバーテックスの4つの足を斬りバーテックスを見上げて。

 

「切り裂く」

 

 そのままバーテックスを真っ二つにしてしまった。

 

「なに私の立場とってるのよ!」

 

「早く封印の儀をしろ」

 

 男の子は興味なさげに素気なく女の子に言った。

 

「あんたに言われるまでもなくやるわよ」

 

 そう言って武器を投げて封印の儀を行うとバーテックスから紫の霧が出てきた。

 

「邪魔だ」

 

 そう言って男の子は霧の中に入りコアを切り裂いてしまった。

 

「なんであんたはいいところまで持って行くのよ」

 

 こちらに向かってきながら男の子に怒っているが興味なさげに全く耳に入ってなさそうに歩いくる。

 

「君が結城友奈だな」

 

 突然声をかけられたがどこかで聞いたことのある声だ。

 

「えっ、うん」

 

「出雲暁人だ、君を守るために大赦から来た」

 

「守る?」

 

「そうだ、そのためにここに来た」

 

 そう言って出雲君はどこかに行ってしまった。

 

「何あれ?」

 

 風先輩の言葉も分かるけど出雲君はどこか東郷さんに似ていると思ってしまった。

 

「でも、あれって告白にも思えますよね」

 

 えっ!

 

「そうね、出会い頭に『君を守る』なんて」

 

「えっ、あれって告白なんですか!」

 

 私がわたわたしていたら後ろに居た東郷さんが呟いた。

 

「友奈ちゃんに告白」

 

 その言った東郷さんは黒色のオーラを纏っていた。

 

「で、でも大赦からって言ってたから告白じゃないですよ」

 

 私は笑いながらそう言ったがあの言葉を思い出すと顔が熱い。

 

 そんな色んな意味でビックリなことが起きた日から1日が終わり学校に転入生が2名来ていた。

 

 私のクラスには夏凜ちゃんが来て隣のクラスに暁人君が転入してきた。

 

 放課後に夏凜ちゃんを無理やり暁人君は話をするとすんなりついてきてくれた。

 

「大赦からの話はあまり知らない、結城友奈を守れとしか言われていない」

 

 そう言って窓際に背を預けて空を見ている。

 

「そいつは大赦からの預かりものよ」

 

「預かりもの?」

 

 風先輩は夏凛ちゃんにその話を詳しく聞いた。

 

「そう、最新の勇者アプリに適合しないから旧作の勇者アプリを使っている旧世代よ」

 

 部室に浮いている私の牛鬼を指さして説明を続ける。

 

「精霊がいない精霊の加護を持たない勇者よ」

 

「精霊の加護がないと違いがあるんですか?」

 

 今度は樹ちゃんが質問したら後ろに居た暁人君が口を開いた。

 

「精霊の加護がない勇者はダメージが肉体にそのまま反映され、バーテックスを殲滅するための封印の儀を行えない」

 

 ダメージが反映される。

 

「そ、それって死ぬかもしれないんじゃ」

 

 私が恐る恐る聞いたら暁人君は素気なく答えた。

 

「そうだな、勇者アプリを起動していたら少しだけ治癒力があるから問題ない」

 

 自分の事なのに気にしていない。

 

「自分に課せられたことをするだけだ」

 

 そう言って部室から出ていこうとしたが風先輩が止める。

 

「出雲も監視役としてきたのなら勇者部に来るんでしょ」

 

 風先輩は先ほどの話を忘れて勇者部の事を話し出した。

 

「そうだな」

 

 そう言って勇者部から出るときに暁人君は普通に言った。

 

「大赦の命令を遂行するなら命なんてどうでもいい」

 

 そう言って暁人君は帰っていった。

 

 なんでそんなに自分の命を軽く見れるのか分からなかった。

 

 彼の事をもっと知りたいと思ってしまった。




東郷「作者さん話の中に出てきた黒色のオーラはなんですか?」

 最初は黒いオーラって打ち込んだんですがテニヌの本を読んでたら黒色のオーラの方が東郷さんにぴったしだったので……

東郷「つまり私が老けて見えるんですね」

 その口は笑ってるんですけど目が笑ってないですよ……って別に老けているではなく古風なキャラが似てるかなって思ったんですけどね。

東郷「彼は武田信玄を模倣している点は素晴らしいと思いますが……」

 話が長くなりそうなので今回はここまでです!

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