カミカゼエクスプローラー 無のメティス   作:簾木健

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遅くなってすみません!!

今回は実は一回出来たのですがちょっと書き換えておりそれで遅れてしまいました。

序盤でしかもいきなりこれかよ!?と思われるかもしれませんが一応こっちのほうが今後の展開的にいいと思いこういった展開にしております!

では楽しんで読んでくれると幸いです!

いつも応援ありがとうございます!!

簾木健


決意

makoto side-------

 

その日の放課後

 

 

「1年B組の祐天寺美汐さん、1年B組の祐天寺美汐さん。至急、生徒会室までお越しください」

 

「お」

 

慶司がその放送に反応した。

 

「祐天寺だな」

 

放課後になるやいなや、そんな放送が校舎内に響いていた。

 

「こりゃ、部活はじめるのはちょっと遅くなるかもな」

 

「だねぇ」

 

慶司の言葉に姫川がうなずく。

 

「俺はサッカー部に行ってくらぁ」

 

その横で航平が帰りの用意を済まし立ち上がる。

 

「おお、今日もサッカーか。頑張ってなー」

 

「航平しっかりやってきな」

 

「おー」

 

おれと慶司の激励を受けて航平が教室から出ていく。

 

「それじゃ真、今日はお願いしてもいい?」

 

「ああ。ただちょっと店が混んでるみたいでな、少し待ってきてくれだと」

 

「そうなの?じゃどうする?」

 

「ちょっと話しでもしてたら連絡くるだろうしもうちょっとしてから出ようぜ」

 

「わかった」

 

「お?」

 

おれと沖原がそんな話をしていると慶司が教室の外を見ながら声をあげた。

 

「どうかしたか?」

 

おれも教室の外を見る。

 

「あの・・・・・・すみません・・・・・・」

 

「あ、智ちゃん」

 

教室の外で景浦がおろおろしていた。本当に人見知りなんだな・・・・あの人とは正反対だ。

 

「あ、よかった。速瀬さん、神野さん、姫川先輩、それから沖原先輩も」

 

そういって景浦が教室に入ってくる。

 

「珍しいね、智ちゃん一人なんだ?」

 

沖原が声をかける。

 

「あの、お嬢様たちは今、生徒会室に行ってまして。それで『申し訳ないけど、今日はアルゴノートの活動はお休みにする』と伝えるようにと」

 

「なるほど・・・・なんか釈然としないけど、わかった。ありがとう」

 

「?釈然としないとは?」

 

「んー、生徒会室に呼びだされて活動を休みにするっていうロジックが、祐天寺っぽくも、近濠先輩っぽくもないと思って。だから、別の理由があるんだろうなと」

 

「フフ」

 

「あ、智ちゃん笑った。かわいい」

 

「や、やめてください。姫川先輩」

 

「でもホントにかわいいよね、智ちゃん。それがあんなに凛々しく刀とかシュパーってやっちゃうんだから堪らないっ」

 

「お、沖原先輩もっ!お二人の方がもっともっと素敵ですし、お嬢様だってお二人のことをとても素敵だっておっしゃってて、それで・・・・って、ああっ、私なに言ってるんだろうっ。それに武道に関しては神野さんがもっとカッコよくて・・・・・ああっ・・・・・」

 

「ど、どうしよう琴羽ちゃん・・・・智ちゃん、本当にかわいいよ・・・」

 

「あ、あたしもちょっと、ドキドキしてきた・・・・」

 

「おい、あんまり苛めるとかわいそうだぞ」

 

さすがにそろそろ景浦がかわいそう・・・・

 

「そうだ真の言うとおりだぞ、恥ずかしがってるんだから、そんなにいじめてやるなよ」

 

「じ。神野さん、速瀬さん・・・」

 

「確かに俺も今、このかわいさはやばいなーとは思ったけど・・・・」

 

「ああ。かなり破壊力なのは理解したけど・・・・」

 

「ッ!?!?!?」

 

その言葉で景浦は完全に真っ赤になった。あっ・・・・カバーミスったな

 

「せ・・・・先輩たち、みんな意地悪ですっ!!!」

 

「あっ智ちゃん!?」

 

「うわぁぁぁぁぁっ!」

 

景浦は両手で顔を押さえながら、疾風のような速さで駆け去ってしまった。

 

「慶司と真がとどめさした」

 

「えっ!?俺?」

 

「確かにおれたちのいせいだな。明日あたりでも謝りいくぞ慶司」

 

「えー、おれたちのせいなの!?」

 

「うん。とどめは二人だった」

 

「う、姫川まで・・・」

 

「わかったろ。二人で謝ろうぜ」

 

「・・・・わかったよ、明日にでも謝っておくよ」

 

「まぁ、照れて逃げただけだから、怒ってないと思うけどね~」

 

「いやぁ~わっかんないよ~?二人の場合、一旦フォローに入ると見せかけてから、ズバッときたからね」

 

「あー」

 

「いやっ、別にズバッといくつもりはなくて!だって、あれは実際かわいかっただろ。なぁ真」

 

「そうだな。確かにかわいかったな」

 

うん。いいものを見たと思う。

 

「おお、慶司と真がそこまでいうとは」

 

「ふ、二人とも・・・・・智ちゃんのこと好きになっちゃった?」

 

「いやそういうのではないな」

 

「ああ。真の言う通り――――」

 

―――――ガラガラと教室のドアが開かれる。

 

「お、姫川がまた残っていたか。よしよし」

 

「せ、先生・・・・」

 

入ってきたのは朝比奈先生だ。こりゃ完全に仕事を押し付けにきたパターンだな。

 

「だらだらしゃべっていただけだよな?時間があるなら少し手伝ってくれないか?」

 

「え、あ」

 

「ん?都合が悪かったか?」

 

「い、いえ。わかりました」

 

「・・・・先生」

 

「うん?・・・ゲッ!?神野」

 

「先生・・・・あんまり姫川を使わないを様にって言いましたよね?」

 

「いや・・・これはだな・・・・」

 

「これは?」

 

「いやーじゃ姫川!職員室に来てくれな」

 

「えっ!?」

 

朝比奈先生はすばやくドアを開けて逃走していく。ハァ・・・・・

 

「悪いな。姫川」

 

「神野くんが謝ることじゃないよ」

 

「いや・・・・でもだな」

 

「先生困ってるみたいだし・・・・今回まで大目に見てあげてよ」

 

「たく・・・・今回までだぞ。あんまり先生を甘やかすなよ」

 

「うん。わかった。じゃ行ってくるね」

 

「ああ。じゃな姫川」

 

「風花頑張ってね」

 

「うん!!」

 

そうして姫川も出ていく。

 

「たく・・・・本当にあの先生は・・・・」

 

「真は相変わらず気苦労が絶えないね」

 

沖原は苦笑する。

 

「今度こそきつく言っとくよ・・・・さて沖原そろそろ行くぞ」

 

「オッケー」

 

「慶司はどうする?」

 

「うーん・・・じゃ一緒に行ってもいいか?」

 

「構わないよ。沖原もいいか?」

 

「うん。じゃ行こうか」

 

沖原がスッと立ち上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっちゃん!!」

 

おれが店のドアを開き呼ぶ。その店の中にはゴツイ体の三十代くらいの男が元気に笑っていた。

 

「おう。来たか!真。琴羽ちゃんもいつもかわいいねぇ・・・・とそっちは知らない顔だな」

 

「ああ。うちのクラスに転入してきた・・・・」

 

「速瀬慶司です。よろしくお願いします」

 

「慶司な。ぜひ散髪の時はうちを利用してくれな」

 

「あっはい」

 

「慶司、この人は顔はこんなんだが腕はマジで一級品だ。良ければここを使ってくれな」

 

「あ、ああ」

 

おれはそういいながら鞄の中から自分の使い慣れた道具の入った箱を取り出す。

 

「顔はこんなんだとは失礼じゃないか?」

 

「いいんですよ。事実だから。なっおっちゃん」

 

「おう!!で?今日は琴羽ちゃんの髪だったな?」

 

「うん。場所借りてもいい?」

 

「それは大丈夫だ。琴羽ちゃんここに座って」

 

「うん」

 

沖原は結んでいた髪を解きおっちゃんが示した椅子に座る。するとおっちゃんが沖原髪を少し触る。

 

「痛みはほとんどないな。きっちりと手入れがされているいい髪だ」

 

「当たり前だよ。おれがちゃんと教えてんだから」

 

「そうだな・・・・じゃ御手並み拝見としますか」

 

「いつも見てるじゃん」

 

おれはそういって沖原の髪を整えにかかった。

 

 

 

 

 

 

keizi side-----

 

 

「すげぇ・・・・」

 

俺は真の動きに見入っていた。その動きには一切の淀みや躊躇いがない。

 

「すげぇだろ?あいつの動き」

 

「ええ。なんていっていいのかわからないですけど・・・・なんか凄いですね」

 

「・・・・正直やっていることはただ髪を少しすきながら長さを整えているだけだ。でもそれがかなりのスピードで行われている。あのスピードであそこまで正確に切れるやつはいない」

 

「そういえば・・・・あなたは真の師匠なんですか?」

 

「髪切りのか?違うぞ。あいつが澄之江に来た時、うちの店に来てな。それからちょくちょく店を手伝ってもらっていたんだ」

 

「じゃあ、どこであの技術を真は手にしたんだ・・・・」

 

「なんかアメリカにいたとき色んな人の髪を切っていたらしいぞ。それで身についたらしい」

 

「そうなんですか・・・・・」

 

そういえば真はあんまりそのアメリカにいたときのことを話さないよな。

 

「アメリカにいたときのことはな聞いてもはぐらかされるんだ。慶司は何か知らないか?」

 

「いえ。自分もアメリカに居たってことしか知らないです」

 

「そうか・・・・」

 

やっぱり真には何かあるんだろう。今度菜緒さんか本人に聞いておくか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

makoto side------

 

 

「よし。オッケー。どう?」

 

おれは全体のバランスをもう一度確認し沖原に声をかけた。

 

「うん!!バッチリ!!。ありがとう真」

 

「いえいえ。髪洗うのはおっちゃんに頼むな」

 

「わかった」

 

「うんじゃおっちゃんよろしく」

 

「おお」

 

おれはおっちゃんと入れ替わり慶司の横にいく。

 

「ふぅ・・・疲れた」

 

「お疲れ、真」

 

「ああ。でも今回はまだマシなほうだ。すいてちょっと調節するだけだかんな」

 

「真いつそんな髪切れるようになったんだ?」

 

「それは・・・・・」

 

アメリカのときにと言おうとしておれはそれを止めた。

 

「それは?」

 

「・・・・・今度話す。だからそれまでは待っていてくれ」

 

「・・・ああ」

 

そろそろ誰かに話すべきときな気がしたのだ。それは虫の知らせというか予感というかそんなもののようにおれはその時思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

おれたちは店を後にし『ヴィルフランシュ』にやってきていた。

 

「そういえばここのオープンカフェだったな。琴羽が俺と姫川から逃げたの」

 

「うっ!そのときは悪かったわよ」

 

「そういえばここは沖原や姫川のお気に入りの場所だったな。おれはあんまりこないけど」

 

「確かに俺や真は一人では入りにくそうな雰囲気だよな」

 

「アハハハ。男の子ってそういうとこで気後れするよね」

 

「場違いな気がするんだよな。一人じゃ速攻で出る自身がある」

 

「俺もだよ。琴羽だって一人牛丼屋とかラーメン屋って行きにくいだろ?」

 

「ん?そうね、そういえば」

 

「まぁでも琴羽はあっさり行けそうな気がするけどな」

 

「そんなことないって。ま、そもそもあたし、あんまり外食はしないんだよね。ここも食事できるけど、せいぜいケーキくらいしか食べないし」

 

そんな話をしながら俺たちは席に案内させる。場所はオープンスペースだった。

 

「ケーキねぇ・・・おすすめは?」

 

「ラズべりータルト」

 

「ほほー、真どうする?」

 

「そうだな・・・・・・おれはチョコレートケーキとアッサムをミルクで」

 

「真はいつも通りなのね」

 

「いいだろ?好きなんだよチョコ」

 

「真はチョコ好きなのか?」

 

「ああ。チョコは良いよ。頭の回転を助けるしなによりうまい」

 

チョコは本当にうまい。一度食べてからはやみつきだった。そういえば師匠によくねだって世界中のチョコを買ってきてもらったよな。

 

「おけ。すみません!!」

 

「ラズベリータルト二つにチョコレートケーキ、ダージリンのストレートとアッサムのミルクを・・・・・で?琴羽はなに飲む?」

 

「じゃあ、ハワイコナで」

 

「なにそれ?」

 

「ハワイコナといえばハワイのコナ地方で育った無農薬有機栽培のコーヒーだな。かなりうまいコーヒーだが・・・・」

 

「うん。ちょっぴり高めだから普段は飲まないんだけど今回は慶司のおごりと見たから」

 

「くっ、読むな」

 

「わかるってそのくらい」

 

「まぁいいや。それじゃあ、それでお願いします」

 

店員さんがぺこりとお辞儀をしてカウンターのほうに戻っていった。

 

「慶司おれの分は良いからな。沖原の分だけ奢ってやれ。てかむしろおれも沖原の分半分だすよ」

 

「いや、今回はおれが持つよ。真にはかなりお世話になってるし・・・・・・・それにしてもミス澄之江さんは、奢られ慣れていたりするわけ?」

 

「え?まさかぁ。相手が慶司や真じゃなきゃそんなことわかんないし・・・・そもそも奢られたりしないかな。借りを作るの好きじゃないし・・・・それにアレだ。慶司にしちゃ読みが甘い」

 

「ほぉ」

 

「あたしが奢られ慣れたりしたら、放課後に暇だなんてありえないでしょう。デートのお誘いで予定詰まっちゃうわよ」

 

「・・・・・・琴羽の人気は女の子だけってことか」

 

「慶司・・・・・」

 

こいつわかって煽ってんのか?

 

「男の子の誘いは全部断ってるって意味っ!もう『あいつは無理』って知れ渡ってるのっ」

 

「あれ・・・・・・それじゃ俺と真はかなりまずいんじゃない?」

 

あれ?もしかしてあの煽りは天然?・・・・・慶司ってかなりの鈍感野郎なんだな・・・

 

「マズくないよ・・・慶司は慶司だもん。それに真は例外になるんだから慶司も例外だよ」

 

「真が例外?」

 

「なんかおれは例外らしいんだよ」

 

昔10人くらいの男子に囲まれて言われたんだよな・・・・『お前だけは・・・・お前だけは沖原琴羽と一緒にいることを許す』って

 

「そういうことだから慶司も例外よ」

 

「いやいやそういう理由で真はいけるかもしれないけど俺に関しては周りはそう思わないだろ?明日から俺も俺もって誘われちゃうんじゃないかって」

 

「まぁそうなってもこれまで通り断るだけ。慶司のこと言われても、アレは旧い親友だからってちゃんと言うよ」

 

「悪いな。でも、そうしてもらえると助かる。俺としても琴羽と話せなくなるのはごめんだからな」

 

「ブッ!!」

 

おれは慶司の言葉に噴出してしまう。慶司が不思議そうな顔で沖原は苦笑いを浮かべながらおれを見た。

 

「いや悪い。ただ慶司そういう発言は少し自重しろよ」

 

「え?」

 

「まったくね・・・・」

 

慶司は全くわかってないようでキョトンとし沖原はため息をついた。

 

「お待たせしました。ラズべりータルトお二つにチョコレートケーキとダージリンのストレートにアッサムのミルクでそれからこちらハワイコナになります」

 

「あっども」

 

相変わらず見た目からおいしい雰囲気のケーキだよな。

 

「まぁそういう発言を自重できないのなら慶司はさっさと恋人でも作っちゃえばいいんじゃない?」

 

「そうだな。慶司そうしろよ」

 

「二人ともそんな簡単になにいってんだよ・・・・てか急になんでだよ」

 

「いや、そうすれば慶司とこんなことしてても大丈夫だし」

 

「・・・・でもそれってなんか本末転倒じゃないか?」

 

「え?なんで?」

 

慶司が今度は苦笑いを浮かべ沖原がキョトンとする。

 

「沖原、その感じだと沖原と遊ぶために慶司が彼女を作るって風に聞こえないか?」

 

「え・・・・・そういえば・・・・確かに・・・・・」

 

「だろ?」

 

おれはそういってチョコレートケーキに手をつける。苦みと甘みが相変わらず絶妙だ。

 

「おっ!マジでこれおいしいな」

 

慶司もラズベリータルトを一口食べ感嘆の声を漏らす。

 

「・・・・フフ、うん。おいしいでしょ」

 

「うん、確かにいい店だな。琴羽がおすすめすることもあってすごく落ち着く・・・・。ただ惜しむらくは、足繁く通うには財布の中身が心許ないくらいだな」

 

「それはホントに・・・・・」

 

「確かに学生が足繁く通うにはかなり割高だよな」

 

三人とも残念そうにため息を漏らす。

 

「そういえば慶司・・・・」

 

「うん?なんだよ?」

 

「さっきの私の話は抜きにしてさ、それでも、特に恋人とか作る気はないの?」

 

「そんなことはないよ。俺だって彼女くらいほしいと思ってるし、できれば思いっきりイチャイチャというヤツをしてみた」

 

「ふーん・・・じゃ、真は?」

 

「そうだな・・・」

 

「おれもほしいけどさ・・・・」

 

沖原には嘘はつきたくなくそこで言葉を切る。これ以上はあのことを話してない以上今はこれがマックスだ。

 

「つまり、二人ともこれといった女の子はまだ見つけてないと」

 

「まぁ、ここには転入してきたばかりだしな。これから新しい出会いを探すか、すでに出会った中から関係を育むか」

 

「おれは事情があるしまだその辺はまだ少しな」

 

「ふーん・・・そっか・・・・」

 

沖原の表情に少し影が差し目を伏せる。その表情におれは強い痛みを覚えた。

 

「おれはまだ進むことができないのか・・・・」

 

心の中で自分に悪態をつく。

 

「なんか悪いな・・・・」

 

おれの口からこぼれた謝罪。ただその言葉に沖原がキッとおれを見て言った。

 

「真、教えて。真は何があったの?」

 

「・・・・・・・えっ?」

 

自分のものではないような小さな声。

 

「真は出会ったときからずっと何かを隠してる。洋子ちゃんや薫子先生はなにかを知ってて、でも教えてはくれない」

 

「・・・・・・」

 

慶司が少しおれに目を向ける。たぶん慶司も気になってはいたのだろう。

 

「やっぱり話しておくか・・・・」

 

慶司のメティスのこともあるしな。そろそろおれも前に進んでいこう。

 

「沖原、慶司。今日の夜屋上のプールに来てくれ」

 

「プール?屋上にプールがあるのか?」

 

「うん。あるよ。でも夜は・・・・」

 

「どの口がいうんだよ・・・・沖原」

 

「あははは・・・」

 

沖原が気まずそうに笑う。こいつ全く反省しないからな・・・・・

 

「まぁいいよ。とりあえずいつもの階段のとこ開けておくからそっから入ってこい」

 

「わかった」

 

「慶司も沖原に案内してもらってきてくれ」

 

「了解」

 

「じゃおれは先に帰るわ」

 

おれは代金を置いて席をたった。




急展開ですげてわろたwwwという感じかもしれませんがこっちのほうがいいと思ったので……出来れば続けて読んでもらえたら嬉しいです!

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