緋弾のアリアに転生したら危険な姉から逃げないといけなくなりました。 作:レイアメ
え、マジで?
あの後、皆から質問攻めにされる前に能力を使って、現在女子寮の前にある温室である人物にメールを打っている。
○○○
from 燐
sub 依頼!
至急、神埼・H・アリアの素性を調べてくれ。
いつもの場所で待ってる。
追記
報酬は後払いで
○○○
とりあえず、情報収集だな。敵を知り己を知れば百戦殆からず って言うしな。
俺にはそういうことは出来ないし、でも報酬に何やらされるんだろ。というかまだ視線を感じるんですけど。レキは授業受けてる筈だろ。...受けてるよね。こっち見てないよね?
...よし、気にしない!気にしない!きっと気のせいだ!HAHAHA!
・・・・寝よう。俺は眠りについた。何処からか視線を受けながら。
◇◇◇
「―――リン君、起きて。リン君」
「んあ。おはようリコリン」
「おはよ。リン君」
俺が呼んだのは峰理子。いつも情報を提供してもらってるお得意様だ。それと一応友達の1人だ。何故一応かと言うと、もし、もしもだ。
「俺達友達だよな」
「え、友達だったの」
「orz]
こうなったら俺はもう立ち上がれないと思う。
「で、今回は何をして欲しいんだ?」
俺が言っているのは報酬の件だ。毎回俺が頼むたびに報酬として俺が出来る範囲で何でもやっている。ちなみに前回リコの欲しがっていたエロゲーを一緒に買いに行かされたのはマジでつらかった。このエロゲーが良いかな?とかいらないよ。店員の視線が痛かったです。
「ん~今はいいや。それでね、アリアのことなんだけど―――」
主な情報は、
神埼・H・アリア
強襲科 Sランク
二つ名
実績 1回の強襲で99回連続で犯罪者を捕らえたらしい
バリツというなんでも有りの格闘技を使うらしい
イギリス人のクォーターそして
「イギリスでHの家系?それってお前」
「さすがリン君だね。そうそれであってるよ」
まさかあの家系とは想像もしなかったぜ。そんな奴にキンジは狙われてんのか。マジで笑えるよ。
「ねえ、アリアのことを知りたかったのは何で?ねえ、なんで?」
何故か目にハイライトが無いリコ。冷や汗がツゥーと流れる。何か浮気がバレた彼氏みたいだ。彼女とか出来たこと無いけど。
「い、いや、何かこっちのことを知ってるみたいだしさ。情報は必要だし知っておいて損は無いだろ?」
「ふぅん。ほんとにそれだけ?」
「ああ、それだけだ」
「・・・・」
沈黙がつらい。何、何なの?髪で表情は分からないし、これ何時まで続くんだよ。
「なら、いいよ。ゴメンねしつこくて。んじゃリコは用事があるから行くね。バ~イバイ!」
リコは急にいつものように戻って帰って行った。逆にその豹変が怖かった。
「ん?メールか。レキから?」
タイミングを合わせたかのようにレキからメールが届く。
○○○
from レキ
sub 無題
理子さんと何を話していたのですか。
○○○
え?
◇◇◇
レキからの謎メールに戦々恐々しながらやっとの思いで帰って来た部屋。そんな俺を出迎えたのは―――
「―――キンジ。あんた、あたしのドレイになりなさい!」
「・・・・」←俺
「・・・・え?」←アリア
「・・・・あ」←キンジ
―――何処からどう見てもアブノーマルなものだった。
「あ、ゴメンなさい。どっか行きますのでどうぞご自由に」
「待て!待ってくれ!頼む、待ってくださいぃ!」
「ま、待ちなさい!待たなきゃ、風穴なんだからー!」
そこに広がっていたのは完全な
「で、キンジはそこのチb「次、言ったら風穴」お嬢ちゃんに強襲科に戻ってパーティーを組め、と言われ。お嬢ちゃんはキンジをパートナーにしようと長期戦でもバッチコイ!ってか」
「まあだいたいあってるな」
カオスな空間から落ち着いた俺は2人から先程に至るまでの経緯を聞いていた。
「ねえ。あんたもあたしに協力してほしいんだけど」
「おい、俺との対応の差がありすぎないか?」
「お前も武偵なら俺の情報くらい知ってるだろ?俺は基本誰かと組んだりしない。それに、あ?」
急に話を止めた燐を2人は疑問に思ったが、そんなことを気にせず燐は自分の部屋に戻ってしまう。
そして5分が経ちやっと燐が出てきたと思うが、その顔はうえーといった感じのままでアリアに言った。
「分かった、俺は協力してやる。
―――キンジがやるなら」
理子もヒロイン候補の1人です。