緋弾のアリアに転生したら危険な姉から逃げないといけなくなりました。 作:レイアメ
ボッチって、つらいね。
今日はほんとに厄日だと思う。マジで行きたくねえなぁ。まあ、いつもと違いレキが居るから安心できるけど。
つーか干渉できないようにとか言ってた(書いてた)くせに、逆に引き寄せるなよ。
でも所詮下っ端の集団だろう。だってアリスはこんなことをしてこない。
アリスが作った‘
圧倒的力でねじ伏せ、逆らうならば殺す。しかし、逆らわなければ力を与える。どちらを選ぶと言われれば後者である。こうやってアリスは‘
きっと今回のミッションを失敗すればアリスに気付かれる。それだけは避けなければならない。おそらくアンノウンは何らかの理由があって俺にこの依頼を受けさせたんだろう。...多分。
そんな少しの不安と嫌な予感を感じながら、ミッションが始まる。
◇◇◇
『レキ、そっちから見てどうだ?』
『武装した見張りが二人、中に七人居ます』
『そうか、狙撃はそっちの判断で任せる』
『分かりました』
俺達が居るのはアジトだと思われる廃ビル。俺は入り口付近に身を潜め、レキは隣のビルに身を潜めている。
『突入10秒前。・・・・5,4,3,2,1、GO!』
開始と共にナイフ2本を見張りの足元にに投げつける。いきなりの強襲に驚いてるが一秒、でも俺にはそれで十分。声を出される前にすぐさま剣を抜き峰打ちで気絶させる。
この位なら能力を使わなくてもいけそうだ。
『どうだ?』
『気付かれてはいません』
『なら、引き続き続行で』
『分かりました』
ここからは銃が必要だろう。俺が持っている銃は基本、盗んだ物が多い。裏の世界の奴らから奪った物だから違法改造なんてざらだ。
今回俺が使うのは、対獣用のデザートイーグル。勿論、普通のより凶悪に改造されてる。その代わり反動が凄いがそのくらいなら別に大丈夫だ。
弾丸はゴム弾のためコレといった傷は出来ないと思うが、威力が半端無いから間接を撃てば簡単に外れる。額なら脳が揺れてしばらくは動けないだろう。
とりあえず、手榴弾放るか。真正面から行くなんてバカだけだよ。
「なんだ、この煙!おい!どうなってんだ!」
「分かりまs...ぐあぁ!」
「どうしt...」
「く、来るな!」
「何が、起こってんだ!」
「知る必要はねえよ。眠ってろ」
「何を、言って...うっ!」
『制圧完了』
『了解』
今回の戦果は俺が見張り二人と中の三人、レキが四人。今回も何も無かったようでよかった、よかt...!
「誰だ!」
『燐さん?』
居る。さっきまで居なかったはずなのにそこに存在してるやつが居る。俺は銃を構えなおしながら目を凝らす。しかし気配を感じない。だがそこには確実に何かが居る。嫌な汗が頬を伝う。すると目の前に男が出てくる。
「へえ、分かるんだ。俺が」
「お前、‘
「ああ。ちなみに俺はアリス様に、力を貰ってるんでね。そいつらと同じにしないほうがいいぜ」
そうか、この感覚アリスと同じだ。最も
...力か。これまで力を貰った奴は会った事が無いな。どんな力を与えてるのか。締め上げて聞き出すか。
「おい。大人しく情報を吐けば手荒な真似はしねえよ」
「ははは!そんなこと言って聞くやつ居ると思うか?答えはNOだ」
「そうか、なら叩きのめしてから聞くことにしてやるよ」
「はっ!やってみな!」
銃の発砲音が響き、戦いの火蓋が切られた。
戦闘描写には期待しないでください。