絶望を払う者～狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達～

三四一話 凍真

凍真：

予想通り、殺されました……まる。

ついでに、信用を得る為に無抵抗で殺される……なんて事もしてみました。そして、現在……二度目の訪問。『ハチミツ、分けて下さい』と言って突撃してみたのですが……また、殺されてしまいました。なので、妖精様にどうすれば亜人と仲良く出来るのかコツを聞いてみた所……全力で、馬鹿にされた挙げ句無理と断言されてしまう。なので、それだと四神と言葉で交渉も出来ないのでは？と訊ねてみる。すると、あの冗談を真に受けた！？と驚かれた上に散々平和ボケ扱いを受ける事になったので掲示板に文句を書いたら仲良くする方法を教えて貰えた。

「妖精様をブチ殺せってどういう事だよ！？」

「そりゃ、私が蜂共を襲って奪っている張本人だからさ！！」

えっへん！と言わんばかりに胸を張って威張る妖精様。

そして、その加護下に置かれている俺は妖精様の使者扱いで彼等からは攻撃されて当然の存在らしい。ふざけていやがる。

つまり、現状からして蜂さんと仲良くなる事は出来ないという事らしい。因みに、四神とは交渉で仲良くなれるとのことなので少し安心である。それよりも、問題なのはこの妖精様の所業だ。

俺が、ダンジョンに突撃している間……何をしているかと思えば、亜人達を徹底的に痛め付けてその財宝(甘味)を奪い捲っていたらしい。何たる悪行！こいつが、魔王か！？

「本当に、妖精様がラスボスだったんだな……」

「ふふふ。なら、何だと思っていたのよ？」

「双夜さんが、召喚できたら楽に倒せるのに……」

「止めてよ！？あんな、化け物呼ぶの……アイツ、基本的に物理魔法も効かない怪物なのよ！？」

「へ？……ああ、《ルール・ブレイカー》であれもこれも惨殺する人だもんな。そりゃ、恐い存在だわ……」

「《ルール・ブレイカー》よりも、《ルール・メイカー》の方がヤバいわよ！？だって、新たにルールを差し込まれたら私達の魔法が何の意味もないゴミに成り下がるのよ！？」

そして、科学も魔法もありとあらゆるモノが意味のない幻想に成り下がってしまうらしい。そうなったら、妖精様達では文字通り手も足も出せない怪物と化してしまうと言う。しかも、駄々をコネ続けるといつの間にか【始まりの魔法使い】の目の前に飛ばされてとても怖い思いをする事になるとか。それを、『へぇ……』と相打ちしつつ聞き流し俺は亜人さん達の事は棚上げにして先に現在レベルのステータスをカンストさせる事にした。

現在のレベルは、『184』だからこれの最大値くらいまでステータスを上昇させる必要がある。まあ、そこまでステータスを上げられなくても半分くらい上げれば当分の間は十分なのでしばらく拠点やその周辺で修行する事にした。とりあえず、砂糖黍か甜菜で御機嫌伺いをしつつ隙を見て倒せたら倒すって方針で殺伐とした関係になるだろうけど……亜人達と仲良くなる為だ泣いていただこう。

「ちょっと！」

「は、はい！？」

「アンタ、私が単独行動でハチミツ採取してる事をチクったでしょ！？何で、私のささやかな楽しみをチクるのよ！？」

「えっ……と？」

良からぬ事を、企てていたので一瞬それがバレたのかと怯えてしまったがどうやら違うらしい。なので、幾つかの疑問に感じた事を訊いてみた。すると、基本的に妖精様は拠点であるここから外に出てはイケないらしい。その上、俺が集めたモノを自由にする事は許されているけど、自分で採取する事は許されて居ないのだとか……なのに、俺が掲示板でハチミツ云々をチクったので監視が送られて来る事になったんだそうだ。

「自業自得。ざまぁ！！」

「ふざけんな！アンタが、チャッチャと甘味を集めないから私が出向く事になったんでしょ！？」

「そりゃ、そうだろうけど……規則破ったのは、妖精様な訳だし俺関係ない。あ、【風紀委員】さんとか来ないかな？」

「止めてよ！？それ、勝てないヤツじゃない！？」

「もしくは、双夜さんの使い魔とか？」

「いずれにしても、私が自由にならない怪物共を上げないでよ！？アンタ、反意を翻そうってんじゃ無いでしょうね！？」

「…………この程度の軽口で、なんでそう思うんですか……全く、これだからルールを守らない反社会派の妖精は……」

「普段は、はいはい言ってる癖にここぞって時に反意を翻すなんて最悪よ！？ちょっと、聞いてるの！？」

「はいはい。そりゃ、ここぞって所でストレス発散しないと禿げるでしょ？なんで、我慢して下さい」

「ムッキィー！コイツ、調子に乗ってんじゃ無いわよ！？殺されたい訳！？つか、殺すわよ！！」

『ほぉ……』

「ひぃ(ノД｀)ノ！？」

『成る程。普段から、そういう態度を取っていたんですね？』

「言質を取るなら、通信状態は必須！ざまぁ！！」

「アンタ、中々良い性格してるじゃない！？」

「妖精『様』のお陰で、色々と学ぶ機会がありましたから……」

「ちょ！？なんで、『様』の部分を強調するのよ！？」

『ほぅほぅ、普段から新人に『様』付けを強要していたって事ですね？どうやら、人選を間違ったみたいですね？セイビア……』

『あー、そうでも無いんだけど……凍真みたいな怠け者は、ああいう性格の妖精とかに尻を叩かれる方が良いかなぁって……』

『フム。確かに、その点のみを追求すればアレで正解かも知れませんが……不正行為を許容する者と一緒にしては、凍真が闇落ちする可能性が出て来ますよ？』

『それはホラ、反面教師ってヤツで……』

『それでも、荒療治なのは否定出来ませんよね？と言うか、許可も無くあんな世界を創ること事態、規則を破っている事はわかっていますね？』

『そりゃ、取り締まる側だからな。だけど、ここにいる限り凍真は成長しなかったのも事実だろう？』

『確かに……』

なんと言うか、俺の目の前でそういう会話をするのは止めて欲しい。段々、心がヘコタレて来るんですが……あ、続けるんですね？

『兎に角、あの妖精を監視出来る人材を派遣してくれない？』

『そうですね……双夜に、適当な人材が居ないか訊いて見ましょう。その方が、あの子も気合いが入るでしょうから……』

「ちょ！？双夜の関係者は止めて欲しいんだけど！？ねぇ！？」

『ダメです。貴女を監視出来る者は、限られていますから……双夜に相談しますよ？』

「詰んだ……」

「あ、セイビアさん調味料アザーッス。最近は、色んな味が楽しめる様になったッスよ？」

『ほぉ……セイビア？』

『ちょ！？なんで、ここでそんなお礼を言って来るんだ！？』

「あれ？なんか、不味かったんですかねぇ？」

「セイビア、ざまぁ！！」

「あ、これヤバかったパターンだ。セイビアさん、すみません」

『いや、まあ、ちょっと……いや、かなりヤバイッスわああああぁぁぁぁぁ！！！』

『セイビア！貴方という人は、何処まで！！』

その後、プツッと音声が途切れて通信は繋がらなくなった。

なので、妖精様になんでセイビアさんが叱られていたのかを聞くと……普通は、十分な装備を持たせて送り出すのが当たり前なんだとか。それなのに、腕輪型ＰＣを渡して置けば何とかなるだろうと放り出したって事で責められているらしい。

「やっぱり、通常とは違ったんですね……」

「そうでもしないと、ヤらなかったでしょ？アンタは……」

「あー……まあ、そうッスね……」

言われてみれば、セイビアさんの考えも妖精様の意見も間違いでは無かった。そこまで、追い込まれないと動き出さない俺としては情けない限りではあるけど。良し、これは考えない事にする。

「それで、誰が派遣されて来るんでしょうね？」

「そりゃ、双夜なんだから使い魔でしょ？」

「ついでに、組み手とか出来る人だとありがたいんですが……」

「お？少しは、前向きになって来たのかしら？」

「色々と思う事が、出てきましたので……」

「そうよね。そろそろ、別の鍛練法を取り入れるべきよね……」

そんなこんなで、鍛練を中止にしてあーだこーだ言ってると拠点の近くに何か落ちて来た。いやーもぅん、スゴイ音でしたよ？

ズガーンって！！俺も妖精様も、慌てて拠点の外に出ちゃうくらいの音がして周囲の状況を捜索しましたとも！！そして、出て来たのがこの人？人なのかな？まあ、見た目は人間と変わらないので『人』と称しても大丈夫だと思う。という訳で、セイビアさんが手配したのは双夜さんの使い魔だった。

だけど……あー、うーん……だが、敢えて文句を言わねばならない事があるとしたら、何故女性の使い魔なんですかねぇ？

「初めまして、アンドロメイアと申します。メアとお呼び下さい。そして、妖精さん？お久しぶりですね？」

「二度と、会いたく無かったわよ！？」

訊かなくても、二人が犬猿の仲であるのは自己紹介時に理解出来た。つか、挨拶より先に罵り合いをしないとイケないルールでもあるんですかね？って思わずには要られない鷹の爪対応である。

まるで、妖精様の天敵が現れたーーーという感じだ。

どうやら、二人には面識があったらしく妖精様は騒がしくメアさん？は静かな応酬を繰り返している。その様子を俺は、賑やかになったモンだなぁと思いつつ二人の罵り合いを眺めていた。

こういう関係の者に、部外者が口を出すと大抵八つ当たりをされるのはアリサで学んだからな。まあ、アリサの俺に対する感情は冷え切っていたけど……こんな風に、相手を意識しているのであれば仲良くなる可能性は皆無ではない。というか、結託されて精神ダメージが二倍にならない事を祈っておく。つか、犬猿の仲だとしても上手くかち合えば二倍にも三倍にもなるかも知れないのでここは《気配遮断》スキルを使って無心に消えていく事にした。そう、俺は壁……拠点の壁。ついでに、魔力も遮断してここにはいないよ！？アピールをしてみた。だが、俺が使う《気配遮断》には致命的な欠点があるらしく簡単に見付かって八つ当たりをされることになる。

「何、気配消して壁に成り切っているのよ！？」

「大体、予想は付きますが……その場に留まる等、悪手としか思えません。これは、色々と鍛える必要がありそうですね……」

「……お、お手柔らかにお願いします……」

「お手柔らかには無理でしょ……」

「無理ですね。既に、『お手柔らか』部分は過ぎ去っていますので……ビシバシ、ハードに参りましょう！」

「あ、さいでっか……」

という訳で、俺は妖精様の次に女王様と出会ったのだった。

……………………

……………………

……………………。

し、死ぬ！！

あ、どうも！翌朝の禍焔凍真です。朝起きて、ウォーミングアップ後朝食を取ったら地獄の猛特訓が始まりました。ぶっちゃけ、日々の自主トレがかなり緩い自主トレだったみたく今は超シゴカレています。普通に、朝食を全て消化する前に吐きました。とても、キツイ自主トレです。今は、全力でかくれんぼ中だったりしますが……13戦中13敗と、全負け中だったりします。

これが普通で、基礎だと言われた時は普通に逝けそうでしたが逃げられそうにないので頑張って隠れている最中です。とりあえず、ステータス確認はしない方向で全スキルを同時使用で逃げろと言われているのでコッソリ彼女の捜索範囲から出ようとしているのですが……無理そうだ。糞！？双夜さんの使い魔で、捜索してるんじゃねぇだろうな！？

「見付けました！」

「またか！？」

「14戦14敗です。頑張りましょう」

「くっ……」

ここで、ボケて『くっ……殺せ！』とか言うと鞭でビシバシ叩かれるので言葉を飲み込む。お仕置きだとしても、鞭は無いと思わずには要られない。それにまだ、言った事はないけれど……もしも、文句とか言ったらどんな目に合わせられるか……恐怖しか感じられない。言ってみるか？と思ったりもするが、本人を目の前にすると別のドキドキ感が俺を行動不能に追い込んで来る。普段から、無表情な女性が鞭を持っているというだけである種の扉がチラホラと見え隠れしているから俺は全力で視線を外すのみだ。

流石に、その扉を開けたいとは思えない。なので、鞭が振るわれる機会を出来るだけ少なくする必要がある訳だ。

その後、クドクドと隠密の基本を説明されて再度かくれんぼの再開を繰り返し……俺の心はもう瀕死です。隠密とは、相手に気取られる事なく行動し対象の監視又は情報を主に送る草であるんだそうだ。地元に溶け込んで、スパイをしろって事なんだろうけど……ここは、誰も居ない森。なので、かくれんぼをするのが主となり俺は潜んでいるつもりなんだけど……相手には、諸バレだと言う。一応、見付けにくい迷彩服を来ているんだけど！？

10秒ルールで、同じ場所にはそれ程長くは留まっても要られないし……中々、難しい注文である。

「( ﾟдﾟ)ﾊｯ!!」

もしや、ギリースーツにしないと駄目なのかも知れない。

彼女も、工夫しろって言ってたもんな！だがしかし、ギリースーツなんて売ってないし粘着系の薬品も持ち合わせていないので落ち葉の上を転がった所で意味はない。だからと言って、今から粘着系の薬品を作る訳にも行かないのでこのまま逃げ切るしか無いのだろう。準備不足は、仕方がないので現在出来る限りの方法でこの場から遠ざかる事にした。

《気配感知》と《魔力感知》を最大にして、相手の位置を探しつつ《魔力操作》で極力魔力が体の外に溢れない様に引っ込めて《気配遮断》と《忍び足》で移動を開始。

俺が持っていない魔法系スキルの《魔力遮断》があれば、相手に気取られる事はなくなると思われる。多分、相手は魔法にも気功にも精通した相手だろうから俺が持ち得ない《魔力感知》でこちらの位置を特定しているのだと考えられた。故に、魔力を極力体外に排出しない様にすれば消費魔力も抑えられて相手にも気取られないハズだ。

これぞ、正しく一石二鳥ってヤツだろう！

「魔力の揺らぎ……見付けました！」

「くっ……」

クソォ！魔力の集束が今一だったか！？つか、早く《魔力遮断》スキル来い！！そうすれば、俺の隠れる能力は更に強化されるハズだ。だが、魔力の集束が甘いのか《魔力遮断》スキルは一向に生える気配が無かった。出来うる限り、体外に漏れない様にしているハズなんだけど……難しい。

「時に」

「うおっ！？」

「我等のMasterが、彼の妖精を下した時の話はご存知ですか？」

驚いたせいで、心臓がドキドキしているがメアの様子からして突発的な休憩が始まったモヨウ。この使い魔さんは、宣言も何も言わずにこちらが行き詰まったりするとこうして雑談的な息抜きだと思われる行為をチョクチョク挟んで来る。そのついでで、妖精様の余り知られたくないと思われる黒歴史をポロポロと溢して行く。

多分、妖精様に告げたら俺が死ぬヤツですな。

そして、今回は双夜さんとの間で行われた水飴事件についての話だった。なんで、そんな事になったのか流れが全く見えなかったので『へぇ。水飴に溺れたんだぁ』って話になっていたんだけど……今回は、その全貌が明らかにされるらしい。

「えっと……？水飴に浸けた話ですか？」

「正確には、Master作の水飴ですね」

「？？？」

「Masterの作る料理には、中毒性があるのですよ……」

「え！？毒物！？」

「いえ、そういう事ではなく……余りにも美味であるが故に中毒性が生まれるのです」

あ、そっちですか。というか、中毒になるレベルの美味しい料理とか言われてもピンと来ない。そりゃ、一度食べればわからない事も無いけれど。見た事も無い物を想像する事は出来ない。

「その結果、無制限に水飴を求めたそうです……」

「それはまた……ん？無制限？…………太った、とか？」

「ええ、自分の羽で飛べなくなるくらいには……」

そりゃ、相当太ちゃったらしい。つか、自力で飛べない妖精って妖精と言って良いのだろうか？というか、飛べない妖精なんてリ〇ちゃん人形に羽が付いているようなモノだろう？

「子供に、人気だったでしょうね……」

「え！？何故、子供なのですか！？」

「あれぇ？〇カちゃん人形って知らねぇ？」

「えっと……」

「子供……主に、女の子に人気のオモチャなんだけど……一部の大人も大好きですが……」

「はあ……それが、どうしたんですか？」

「それに羽付けたら、調度妖精様みたいになるなぁって……」

「成る程。つまり、子供に与えて彼女が苦しむのを見たいと？」

「………………子供、苦手なのか！？」

「知りませんが？多分、苦手かと……」

まあ、双夜さん(確信犯)にジャレられて怯えるくらいだ。

御子様特有の無邪気(超邪悪)さに、苦手意識を刷り込まれたのかも知れない。それに、同族嫌悪なんて言葉もあるくらいだ。

御子様思考の妖精様なら、同じ様な思考の子供を嫌悪しているかも知れないからな(勘違い)。後日、その考えを訂正されるまで俺は妖精が子供好きだという事を全く知らなかった。むしろ、混ぜるな危険レベルで悪戯が捗るとか言い出す妖精様にドン引きする事になる。つか、妖精様……アンタ、普段は大人大人って言ってる癖に何子供に混じって大人げない事しているんですか！？

何はともあれ、唐突に始まった休憩も終わりまた油断の出来ないかくれんぼが始まる。この日は、全く逃げ切れずに終わることとなった。というか、隠れる事に長けた使い魔相手に逃げれる訳がない。多分、あの高みに至らなきゃならないんだけど……あのレベルッスか！？って言いたくなる悪夢の様な隠密だった。

……………………

……………………

……………………。

それからの毎日は、朝ウォーミングアップから始まり昼からは食料の調達と隠密の勉強＆訓練や武術等の習得が主なモノとなる。たまに、息抜きに拠点周辺の探索をしてダンジョンへの突撃は控えめとなった。まあ、ある程度ステータスを上げてから突撃する様にメアが言っていたのでそんな感じの鍛練漬けの毎日だ。

亜人さん達との接触は、見掛けたらする程度で頻繁には通っていない。まあ、大抵は殺されそうになるんだけどね？最近は、話し掛けると『また、来たのか……』程度の会話が交わされる様になった。幾ら殺されても、へこたれる事なく現れて殺される俺に呆れられてる感じはあるけど……このまま、何度もアタックすれば多少なりとも関係は改善するかも知れない。まあ、そんなこんなでひたすら鍛練と勉強を頑張っていると、何となくステータスを開いて見ていた頃よりスキルの使い方がスムーズになって来た感じがする。これは、熟練度が上がって来たと認識するべきなのだろうか？流石に、『俺が強くなった』なんて驕りを持てるハズもなく……『俺TUEEE』も『俺SUGEEE』もないので、冷静で常識人な俺は『熟練度？』程度の認識となる訳だ。

普通に、妖精様最強だし……最近に至っては、派遣されて来た使い魔さんの方が強いし多彩だ。そんな訳で、俺が驕りを持ったり傲慢さを育む様な生活は存在すらしていない。

堅実・謙虚をモットーに、地道な鍛練を日々行うだけである。つか、俺の行動は逐一双夜さんに報告されているだろうけど。

故に、絶対はっちゃけたりは出来ないのだった。

LV　???

HP　12255←(+????

MP　18548←(+????)

TP　3900←(+????)

SP　9200←(+????)

STR　 8621←(+????)

VIT　 6989←(+????)

DEX　13353←(+????)

INT 　8400←(+????)

AGI　 8667←(+????)

MND　6240←(+????)

LUK　 56←(+)

CHA 　670←(+)

スキル技術

《瞬動術Lv?》《伐採Lv?》《木工加工Lv?》

《忍び足Lv?》《気配感知Lv?》《調合Lv?》

《細工Lv?》《気配遮断Lv?》《索敵Lv?》

《罠感知Lv?》《高速演算Lv?》《解体Lv?》

《闘気Lv?》《夜目Lv?》《聞き耳Lv?》

《偽装Lv?》《対(耐)痛覚Lv?》NEW→《ド根性Lv?》

《超直感Lv?》《気功Lv?》《身体能力強化ⅡLv?》

《体術ⅡLv?》

スキル魔法

《魔力感知Lv?》《生活魔法Lv?》《土魔法Lv?》

《風魔法Lv?》《錬金術Lv?》《氷結魔法Lv?》

《火魔法Lv?》《闇魔法Lv?》《幻惑魔法Lv?》

《魔力制御Lv?》《並列魔法Lv?》《回復魔法Lv?》

《解毒魔法Lv?》NEW→《魔力遮断Lv?》

《魔力精密操作Lv?》《魔力循環Lv?》

固有　　　なし

ＥＸ　　　《神速》

称号　　　《器用貧乏？》

　不死の呪い

　不老の呪い

　再生の呪い

　不能の呪い

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進退中！！使い魔が来て一歩前進。つか、凍真の身請けをする事を決めたから派遣された隠密系の使い魔です。
隠密をするに当たって、師匠に当たる存在が必須なのは凍真が行う日々の鍛練を見ているとわかるレベル。そもそも、凍真は都会っ子設定なので見てくれる免許皆伝が居ないと大成出来なさそうだったので突っ込んでみた。
亜人については、妖精様を倒してからじゃないと交流は不可能。なので、棚上げです。つか、妖精様を自由にしていた結果なのでこんな感じに纏まりました。最悪だな。
SAOストーリーも最悪だけど、こっちも最悪なキャラが住み着いているのでどっこいどっこい。向こうは、転生者でこっちはオリキャラって言うんだからもう……(沈黙)。

ステータスが、『???』だらけになっていたのは見るな！と厳命された結果。

凍真のお話は、これにて一時凍結。というか、双夜の使い魔が来ちゃったので地味な修行が開始されます。書いててもつまらなかったので修行期間をスッ飛ばします。その間は、丸っと棚上げです(笑)。

誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m

感想もあれば、お願いします！
いつも、読んでくれてありがとうございます。