絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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三二一話 SAO

神崎:

 

 

 

あれから、数ヶ月の刻が過ぎ去った。

未だ、俺達は師匠と合流できていない。

なので、俺達はSAOモドキ世界を楽しんでいる。

前回は、第22階層の秘密基地に行って端末から【組織】の掲示板にアクセスしたけど、その後に秘密基地の回収を行おうとした。だが、何をどうしても回収できずに何度も【掲示板】で色々質問したが、師匠の魔力でロックされてるんじゃないか?という返答で諦める事を進められる。って、回収をほのめかしたのはお前等だろ!?

結局、泣く泣く諦めてアルンに戻ったら今度はシノンが持つ武器の整備や銃弾の補充等で秘密基地を往復させられて何度か諦め切れずに回収を行おうと四苦八苦くするが……無駄だった。クソォ!

そして、現在……俺達は、キリトに誘われて狩りへと来ていた。

 

「つか、転生者及びSAO関係者&NPC達の食料を確保する日々は大変だな。農業だけで回るなら、それだけで構わないのに皆肉を食いたがるから……」

 

「そうね。でも、捕った人が優先的に肉を食べられるっていうシステムは良いわね。肉を食べたいなら、狩りに出なきゃならないんだから……という訳で、肉を捕まえるのよ!」

 

「良い所のお嬢様が、今や肉を狙うハンターに……」

 

「大丈夫か?」

 

「まあ、あっちのお嬢様も超肉食様だが……」

 

バトルジャンキーと共に、肉を狩り捲るアスナの様子を見て似た様なモノなんだなぁ……と感慨深く思う。つか、SAO系女子ってみんな肉食系な女の子だよな!誰も彼も、剣や銃を振り回して戦う勇ましい女性達だ。嬉々として、今日の晩御飯を狩り捲っている姿を眺めながら適当に目の前に来たモンスターを殴って翼の居る場所へ押し込む。すると、翼が目を輝かせてそのモンスターを狩るのだ。

因みに、現在のシノンの装備は弓である。ヘカートは、遠距離でこそ輝く武器なのでムシャクシャした時に使う程度なんだって。趣味の為に、俺はアインクラッド第22階層とアルンを往復させられたのか……等と思うと、色々言いたい事が出てくるので黙っておく。

翼に倒された、肉となるハズのモンスターは何故か光の粒子になって消え去った。

 

「あ、さっきのモンスターはSAO時代のモンスターだったのか……残念無念」

 

このSAOモドキ世界には、光の粒子となって消滅するモンスターと死体をそのまま残すモンスターが居る。前者が、旧ゲーム時代のモンスターで……後者の、死体が残る方は新時代のモンスターだ。

以前は、通常の動物が魔力の影響で凶暴化して暴れているのが【魔物】。光の粒子になって、消滅する方は『怪物』の意味を含めた【モンスター】と呼んでいたのだが……見た目はほぼ同じで、光の粒子になって消滅する魔物が現れた事によって俺達の理論は否定された。多分、ゲーム時代の名残的な存在が駆逐されずに未だ世界の何処かに居るのだと思われる。そう言えば、ゲームの名残と言うならばあのキャラも復活してアインクラッドの何処かで暮らして居るのだろうか?まあ、口にしたらキリトとアスナの関係が拗れるので言わないけど……キリトも、探しに行きたいだろうに我慢でもしているのだろうか?……無いな。ほぼ、間違いなく忘れているんだろう。思い出したら、狩りを止めてアインクラッドの二十階層に向けて駆け出しそうだ。黙っておこう。

 

「割りと、居るモノね……」

 

「名残か?……そうだな。アイテムでも、ドロップしてくれれば良いけど……そっちは、中々手に入れられないからなぁ……」

 

「ラグーラビット……ジュルリ」

 

「リーファが、獣と化している。もはや、乙女の顔ではない件」

 

「それは……アスナもでしょ?というか、みんなお腹が減ってるのね……そう言えば、鉄は……」

 

「彼なら、恋人の所よ」

 

背後から聞こえたシノンの唐突なカミングアウトに俺と翼が勢い良く振り替える。その表情は、驚愕に型取られ口はパカーン!目も、見開かれて間抜け顔を晒していた。

 

「まさか、すずかか!?」

 

「ここに来て、【リリなの】のキャラと添い遂げるなんて!?」

 

「違いますよ?えっと、アルンにいたノームのトルエッタさんっていう人とデートしてました!!」

 

「「何だってぇ!?」」

 

なんと!ヤツは、モブキャラと付き合っているらしい!!

俺達が、他の世界を回って……回ってないな(笑)!【組織】で、色々とやっていた間に奴は一人楽しく恋人と逢瀬の日々を過ごしていたらしい!!なんて、うらy……もとい、なんて暇人な!!

 

「それで、クライン?邪魔はしたのか!?」

 

「ちょっと……なんで、邪魔なのよ……」

 

「あ、つい。モテない男の性が……お約束とも言う!」

 

「それがよ、俺達にも紹介してくれねぇんだ!」

 

「かぁー!エギルは!?見てねぇのか!?」

 

「アイツ、単体で転移が出来るらしくってよ……中々、尻尾を見せない。全く、どこで何をやっているんだか……」

 

「ほぉ……ならば、最終兵器!フレールくん、お願いします!!」

 

『『『『!?』』』』

 

言って、表示されるウィンドにその場に居た全員が殺到する。

何だかんだ言っても、やっぱりみんな気になってんじゃないか……とりあえず、殺到して来た奴等に呆れつつ問題の鉄が今どこにいるのかを確認すると?……おや?何て言うか、繁華街ッポイ映像が見える。そして、その中央に鉄が居て……奴が向かう先には、なんというか、その、アレだ。

お姉さん達と楽しくお酒を飲むお店。

 

「キャバレー?スナック?あー……」

 

「あ、ああ~うん。お金の使い道は人それぞれだよな!!」

 

「だな!!」

 

「それ、後ろを振り向いても言えるか?」

 

「「「後ろ?……ひぃっ!?」」」

 

振り返れば、目の据わった女性達がブリザードを吹雪かせながら立ち尽くしていた。そりゃ、恋人との逢瀬か!?恋話か!?とワクワクしていたのにこのオチである。

呆れを通り越して、軽蔑にまで至ってしまったらしい。

 

「とりあえず、ノームのトルエッタってキャバ嬢がお気にのモヨウ」

 

「なーんだ。つま~んない!」

 

「呆れた話よね……」

 

「全くですよ!」

 

「ここに、これだけ良い女が揃ってるって言うのにねぇ……」

 

皆、主人公(キリト)に目が向いてる攻略し難い女性だけどな!!

だが、それぞれの魅力がある女性である事は否定しない。

 

「これなら、すずかとくっついてくれた方がマシね……」

 

「アハハ……」

 

「とりあえず、狩り続けるか?」

 

「そうね」

 

という訳で、俺達は狩りの続きに戻った。

 

 

 

 

……………………

 

 

 

……………………

 

 

 

……………………。

 

 

 

 

「大量♪、大量♪」

 

それはもう、体全体で慶びを露にするリーファがニッコニコでスキップしている。しかし、大量と言われても全部ストレージに仕舞われては余り大量とは思えないんだけれど……こればっかりはなぁ?

 

「大量って言うか、毛皮と皮と肉いっぱいだな……」

 

「大量じゃないですかぁ?」

 

「師匠だったら、ラグーラビットが山の様に……」

 

「止めろって……無いものを夢見るのはさ」

 

「つかよぉ、神崎の師匠って奴は一体いつ戻って来るんだ?」

 

「というか、本当に居るの?」

 

俺が、師匠の話をする度に皆は半信半疑の様子で本当に居るのかを問おてくる。これが、師匠から聞いていた【外】に出た《神殺し》に対しての現地人反応だ。《神殺し》が、一歩でも世界の【外】へと出てしまえば現地人の記憶や記録からも完全に消えてしまうという現象。いつもは、師匠に付いて回っていたので今一わかってはいなかったんだが……今回の一人立ち?で、それを体感として認識させられた。誰も覚えてなくて、インプ領やウンディーネ領の事は科学バカが力を貸してくれたから勝った!的な話になっている。

 

「全く、記憶削除って最悪の所業だよな……」

 

「それでも、人々が幸せなら良いのでしょう?」

 

「師匠、なんでこんな仕事をしてるんだろう?」

 

「贖罪だって、聞いたわよ?」

 

「ああ、【魔王】化してた時のアレか……」

 

かつて、師匠は大罪である【憤怒】と【悲観】を爆発させて暴走していた時期があった。その時に行った、悪行の数々を《神殺し》の仕事をする事で償っているらしい。師匠は、中途半端に真面目なので色々とギャップがあり過ぎる。悪戯、大好きだしな!

翼との内緒話を切り上げて、肉屋と交渉しているリーファ達に合流する。男達は、先にネグラへと戻ってしまったのでここからは女性衆だけの交渉となる。まあ、肉を多目に確保するか別の肉と交換という話になるんだけど……今日は、兎・狼・猪の三種しかないと嘆いていた。なら、兎か猪の肉と交換となるんだろうけどそれらも相手側に少量しかないとのこと。

 

「狼の肉って、筋ばっていて余り食べたいとは想わないんですよね」

 

「うむむ……今日は、果実中心かなぁ……」

 

「もう、そんなにお肉ばっかりだと脂ぎって来ちゃうよ?」

 

「サラマンダー領で、蜥蜴祭りとか?」

 

「「「蜥蜴は、嫌!!」」」

 

「あ、サーセン……」

 

「バカね。女の会話に口を挟むから……」

 

「……大富豪邸で、ラグーラビット三昧……」

 

「止めなさい。叶わぬ夢よ」

 

「だが、翼なら行けるだろ!?」

 

「「「その手が、あったか!!」」」

 

「やらないわよ?」

 

「「「えぇー……」」」

 

リーファ、リズ、シリカが、にべもなく断る翼に不満を漏らす。ま、そうだよな。料理の出来ない翼には、関係のない話である。

あ、クッキーとか簡単な焼き菓子程度なら出来るんだぜ?ただ、手の込んだモノが苦手なだけで。それに、そういう方面は師匠か師匠の使い魔が担当していたので翼に料理は出来ない。俺は、適当に焼く、煮る、茹でる、炒めるが出来るだけだ。味は、保証しない。

 

「お前等でも、参加する方法はあるぞ?」

 

「え?ひぃ!!で、で、で、出たぁ!!!」

 

唐突に話掛けられて、振り返ったシリカがオバケでも見た様な顔でその人物から逃げ出す。他の振り返った女性達も、ドン引きしているのでここは俺が対応するべきなんだろうけど……どんだけ嫌われてるんですか!?【鮮血の】さん……。

 

「俺等、出禁食らってるんですけど?」

 

「だから、ボクと共に参加すれば良い。なんたって、大富豪を落としたからな!攻略、完了だぜ?」

 

「え!?マジで!?」

 

なんつーか、師匠と言い【鮮血の】さんと言い地味な作業好きですよね?つか、小太りなおっさんを攻略って……嫌な恋愛ゲー風な言い方だな?

 

「で?好感度は、何万まで上げたんですか?」

 

「一千万ポイントだ。大変だった……」

 

『『『『い、一千万!?』』』』

 

「おかげで、レベルも三百近くになったよ……」

 

「うわぁーい。お疲れ様です!!」

 

『『『『お疲れ様です!!』』』』

 

「それで、ボクとパーティーを組めば参加可能になるが……ラグーラビット祭りしたくないか?あ、因みに大富豪の好感度はチョロまかしたりすると一日で15Pくらい下がるから。で、クエストをちゃんとやり切ると一クエスト毎に1Pずつ上昇。特殊なアイテムで、ガンガン上がる事がわかっている」

 

言って、【鮮血の】さんが歩き出したので俺達も交渉を終えた者が付いて行く。リーファとアスナは、未だに交渉中なのでここで別れた。

 

「で、出禁食らった俺等とパーティー組んで再度参加が可能か確かめるんですか?」

 

「いや……そっちは、別口の奴等で試したよ」

 

「転生者?」

 

「ああ。割りと、面白おかしく参加させてやったよ?」

 

「あー……ギルガメッシュ?」

 

「良くわかったな?最後まで、農業云々言ってたがある程度付き合わせたから奴も単体で参加が可能になった」

 

マジ、お疲れ様です!ギルガメッシュ、君は良く頑張った!!【鮮血の】さんと、二人っきりでパーティーを組まねばならないとか……とてつもなく、苦労をしたであろう事は容易に想像できた。

つか、苦労しないハズがない。ヤツには、今度なにかお礼を用意するとして今は【鮮血の】さんの話を聞くのが先だ。

 

「それから?」

 

「一応、救済処置というヤツだ。信用零かマイナスの奴を信用MAXの者が連れて頑張れば一人でも参加出来る様になる。まあ、回数的には十回程連れて回ったがな?後、ドラゴンも見付けた」

 

「え!?まさか、レベル二千万のドラゴンですか!?」

 

「そうだ。大富豪クエストで信用度をある程度上げると受ける事が可能になるクエストで『宵闇のとこしえへ』というのがあるのだが……その先に問題のドラゴンが居た」

 

「倒したんですか!?」

 

「いや、ただ……レベルが、更に上がって約五千mーー「「「「ゴセンマン!?」」」」……になっていたので諦めた。アレは、ボク一人では無理そうだ」

 

「な、なんで、そんな事に……!?」

 

「同レベルで、人数を揃えれば勝てると思ったバカが数百人単位で突撃したらしい「バカなの!?」こっちも、ギルガメッシュを連れて行こうとしたけど……そのクエストはある程度の信用度がないと連れて行く事も出来ないモヨウ」

 

「え……じゃあ、ある程度の信用度がある者達がレイドパーティー分必要という事ですか!?」

 

つー事は?SAOが、ゲームだった頃のシステムが生きてるとして六人で一パーティー扱いだから……レイド組だったとして、八パーティー48人参加。それを数百人単位って事は、何ダースの転生者で突撃したというんだ!?つか、レベル(笑)。同レベルって話だから、それだけの人数を同等にするとしてもちょっとあり得ないレベル。間違いなく、神様特典臭がプンプンする。多分、任意でレベルを上げるチートアイテムか何かがあるのだろう。

だが、数が居たとしてもドラゴンのブレス一つで全滅は必死だ。無理なんじゃね?《神殺し》でも、逃げ帰るレベルだぞ!?

あ、でも……師匠が、以前言っていた属性を視る【真実の瞳】なら『直死の魔眼』が使えるとかなんとか言ってなかったか!?

 

「【鮮血の】さんは、『死』属性を視れないんですか?」

 

「ボクは、科学者だぞ?真理を読み解く魔術師なら兎も角、真理の先にある根源までは読み解けないよ」

 

そう言えば、そんなモノもありましたね。つか、属性眼は魔術師の領分でしたか。なら、科学者な【鮮血の】さんには無理ですね!

 

「じゃ、師匠を待つしかないのか……」

 

「アイツでも、直ぐには無理だと思うよ?」

 

「つか、なんで転生者はそこまでそのドラゴンにこだわるんだ!?」

 

「あのドラゴンを倒せば、レベル1でも最強になれるんだって。階層を守るボスも通常のモンスターもラスボスも一撃必殺らしいよ?」

 

「なんだそりゃ!?」

 

それが、どんな能力なのかアイテムなのかはわからないがチートなモノである事は間違いない。だって、どんな敵に対しても一撃必殺が望めるならばそれはチートである事に間違いないからだ。それが、プレイヤーにも有効ならばだけれど。……多分、有効なのだろう。

 

「そりゃ、『俺最強絶対無敵』が出来るなら転生者はこぞって突撃しますよね……つか、どうやってその情報を?」

 

「実際にドラゴンをこの【眼】で視たからな……だから、わかった事だ」

 

「そう言えば、【鮮血の】さんも【真実の瞳】保有者でしたね……」

 

つか、知り合いに【真実の瞳】保有者が三人も居るのでそれがレアスキルだと認識出来ないけど……かなり、希少な能力のハズだ。

それで、ドラゴンを直接視た以上……転生者達が、どんなに返り討ちにされても何度も突撃する意味が良くわかった。そんな、アイテム?が手に入るなら仕方がないと言えば仕方がないだろう。

 

「それで、それはどんなモノなんですか?」

 

「武器だ」

 

「武器ですか?」

 

「ああ。『???の欠片』というアイテムがあるだろう?アレをある程度集めて鍛冶屋に渡すとインゴットと宝玉に精製して貰えるんだ。で、ソレを得る為にはその武器と宝玉が二つ要る」

 

「インゴットは武器に、宝玉はそのまま要るんですか?」

 

「要る。ドラゴンを倒すと、その宝玉にドラゴンの魂が宿って『死滅の御霊』というアイテムになる。それと、武器を融合させれば一撃必殺の武器が完成する」

 

「はぁ……成る程?」

 

そういう武器だったのか!そりゃ、転生者がこぞって手に入れようとする訳だ。あの武器が、そんなチート武器になるとわねぇ。

 

「……………………あれ?」

 

「どうした?」

 

「それらが、チート武器になるのはわかりましたが……インゴットから作った武器は、そのままでも『クリティカルが出たら即死』効果があるんですよ?しかも、武器の耐久性が一で」

 

「フム。耐久性が一なら、使い捨てのアイテムにしかならんな……」

 

「ですよね?じゃ、宝玉が武器と融合したら耐久性は増えるんですか?それに、クリティカルの確率も0.1くらいで役に立ちそうではなかったんですけど!?」

 

「……多分、大富豪クエストで得られるコレを使うんじゃないか?」

 

言って、【鮮血の】さんが取り出したとあるアイテムを見せられて俺は超納得した。つか、こんなアイテムもあったんですね。そのアイテムっていうのが、『耐久性無限(不壊)』なんてモノを付与するカスタマーツール専用の付与アイテムだった。

 

「うわぁい!御都合主義バンザーイ!って、こんなモンを持ち込んでやがったのか!?あの転生者共は!!!!」

 

他にも、武具カスタマーツールを使ったチートアイテムがゴロゴロ出てくる出てくる!中には、武器や防具の性能を強化するアイテムまであって……あ、クリティカル50%UPアイテムまでありやがる!コイツと不壊アイテムで、楽々モンスターを撃滅出来るじゃないか!?マジ、御都合主義だな!!

 

「つまり、大富豪クエスト全てがその武器の為にあるって訳ですか!?舐めてますよね!!」

 

「というか、ドラゴンよりその武具の方がヤバい代物だとボクは思うんだけど?だって、根源を形にした武器だよね?ヤバくない?」

 

( ゚д゚)ハッ!!!そう言えば、レベル二千万のドラゴンよりも世界的には根源を形にした武器の方がなによりもヤバい気がする!!

 

「多分、この依頼には沢山の裏があるんじゃ無いかな?」

 

「マジか!?なんて依頼を持って来るんですか!?セイビアさん」

 

「多分、双夜は了承済みだったと思うぞ?本来なら、指名依頼になるモノを見放された塩漬け依頼として受けているだろうからな……」

 

「うわぁい(凹)。流石、我等が師匠である……折り込み済みですか!」

 

確かに師匠ならば、セイビアさんの考えも読み取っていそうだ。それに、セイビアさんもそこら辺を折り込み済みで師匠と接触していそうだから何とも言えない。つか、そういう事なら最初から言ってくださいよ!?っと言っても建前があるから何も言えなかったモノと思われる。

 

「なんーだそりゃ……真っ黒な駆け引きじゃないですか!?つか、依頼料を削るにしてももう少しなんとかならなかったんですか?」

 

「依頼料?違うと思うぞ?」

 

「へ?そうなんですか?」

 

「通常依頼にして、《旧・神族》の目を引かない様にしたんだろう?下手に突っ込まれると、色々問題になるモノがあるからな……」

 

「それだと、《旧・神族》と取引があるように聞こえるんですが?」

 

「あるよ?「えぇ!?」と言っても、末端の《旧・神族》側に傾倒した馬鹿共との交流だけど。最深部の奴等とは、全く一切関わっては居ないけどね?」

 

「泥船に寝返る奴が居るんですか!?」

 

「少なからず、居るんだなぁーこれが!」

 

現行政府に従えない、一部神族が《旧・神族》側に寝返っちゃう事が屡々あるらしい。それ故に、《旧・神族》との戦いが間延びしているらしく【組織】に取って頭の痛い話になっているらしい。とは言え、《旧・神族》であるからと言って取引を突っぱねる訳にも行かないので泣く泣く取引を行っているのだそうだ。

 

 

 

はぁ……お疲れ様です。

 

 

 

 

 




さて、【鮮血の】がめでたく大富豪を攻略致しました!!
元より、このクエストの最初の攻略者は【鮮血の】だったのでこの流れはとても自然に来てるよ!まあ、チート武器の詳細はネタバレしちゃってたので感動もなにもあったものじゃないけど……チート付与アイテムは隠し切ったから問題なしだね!!因みに、救済処置は後足し。参加出来ないのは、可哀想なので信頼を攻略者依存で連れられて行けば問題なく参加出来て、ある程度繰り返せばソロでもイケる様になってます!
そして、例のドラゴンも登場!!レベル二千万なんて眉唾だぜ!とか言ってたのに、今度は五千万で再登場である。まあ、約五千万になっているのはシルフ、サラマンダー、ケット・シー、ウンディーネ、インプ等の領地を妖精側に奪われたから自暴自棄になったとしか言い様がない。ついでに、ALOがドンドン大きくなって行ったのも影響してプレイヤーすら一撃必殺出来るチート死属性武具を求めた結果でもある。一応、例のドラゴンは隔離空間にいるので表には出て来ませんがそれも時間の問題です!そろそろ、空間に穴を開けて飛び出して来そうな感じですが……そうなった場合は、どこに向かわせようかなぁ(笑)。って事になると思われ。まあ、ウンディーネ領辺りで首都消し飛ばしが一番あり得るかな?それと、例のドラゴンは【死】を司るのでドラゴンに直接殺された者は転生者だろうが原作人物であろうが転生も復活も不可能だったりします。つまり、このドラゴンに殺された場合のみ死に至れるという事らしい。まあ、前提条件としてドラゴンが己の居城から出ていた時のみを条件としてある。

因みに、大富豪クエストで得られるチート付与アイテムは以下の通り。案があれば感想でもメールでも受付中(笑)。
こんなのあったら良いなぁってのがあっても良いし、高価だけどゴミアイテムでも良いんじゃないかな?

耐久性無限(不壊)
クリティカル50%UP・20%UP・10%UP
攻撃力+5000・+2500・+1000(ステータス)
斬+4500・+2000・+1000
突+4500・+2000・+1000
防御力+5000+・2500・+1000(ステータス)
回避率80%UP・50%UP・30%UP・10%UP
命中率80%UP・50%UP・30%UP・10%UP
経験値UP(2倍・1.5倍・1.2倍)
必要経験値Down(二分の一・三分の一・四分の一)
ボーナスポイントUP 会得金UP ドロップ率UP
レアドロップ率UP ドロップ率100%
レアドロップ率100% スキルポイントUP
スピードUP+2500・+1500・+500
高ランク回復アイテム各種。
高価な武器。(売り用)
高価な防具。(売り用)
高価なアクセサリー。(売り用)
高ランク補助アイテム各種。
若返りの秘薬。(売り用)
高ランク食材。(食用)
他チートと思える高ランクアイテム群。

双夜へのオススメは、『不壊』と『クリティカル50%UP』w。双夜は、手数が多いからその二つだけで十分チート(笑)。まあ、死滅武器を使う場合は……だけどね!
ああ、ドラゴンを倒して宝玉を覚醒させてないと死滅武器は消耗品のままです。理由は……本編で(笑)。

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m(_ _)m

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いつも、読んでくれてありがとうございます。

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