絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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霧島君が、良い子になって不知火翼をビビらせる回。

スゲー長い1日だぁなぁ……。w

そういえば、原作組は【人格崩壊】ダグに分類されるのかな?そこら辺、わかる人いますか?


十四話

はやて

 

 

 

「あれ?みんな、こんなところで何やってるの?」

 

 

そんな声が聞こえて、視線を向けると林の奥から今来たんやろう霧島がおった。瞬間、腹の底からムカムカッ!!っと怒りが込み上げて来てガタン!と立ち上がってまう。

爽やかな笑顔で、手を振りながらやって来る霧島を見て私はまた何かを企んでいるとみた。あいつ、この期に及んで何企んどんねん!いてこましたるわっ!!という気分やったんやけど……。

 

 

「ああ、そうなるよなぁ……」

 

 

大悟が、疲れたように引き吊ったような苦笑いをしている。いや、むしろ……引いてる?

翼ちゃんは、何故かポカーンとした顔で見ていて……双夜君が、なぜか邪悪なニヤケ顔で霧島を見ておったけど。

 

 

「にゃははは。恐るべきは、【聖なる浄化の光】か?」

 

 

「怖っ!!あんな風になっちゃうんッスか!?」

 

 

「な、何なのよ!?アレは!?」

 

 

「あー……ビックリマンってアニメ覚えてるか?不知火……」

 

 

「え?び、ビックリマン?……あー、うん。覚えてるわ、メカメカしいウェハースチョコのシールでしょう?アニメは、昔やってたって聞いたけど……」

 

 

「あー、その世代かぁ……じゃ、わからないかもだけど『十字架天使』って、知らない?」

 

 

「……えっと、弓矢を使ったて悪い子を「良い子」にする天使でしょ?一応、概容は知っているわ……それが何よ?」

 

 

「まあ、霧島はその弓矢で射たれたんだと思ってくれ。厳密には、そのレベルの浄化を受けたんだが……師匠のアーティファクトで……」

 

 

翼ちゃんと大悟が、よおわからん話をしていたが、私は霧島の事で頭が怒りでいっぱいやった。

 

 

「……あのレベル?何、あんた……そんな、洒落にもならないモノ持ってるわけ!?」

 

 

「いや、アレよりヤバイ。基本的に範囲攻撃みたいだったからな……」

 

 

「範囲攻撃?……十字架天使のアレを?…………何それ……怖っ!!」

 

 

「無差別にみんな「良い子」にしちゃうぞ♪って、ムリムリ!直接触ってないと、ああはならないよ……」

 

 

『え!ホント?良かったぁ……』←被り(ユニゾン)w

 

 

「やぁ、みんなお揃いで、何してるんだい?」

 

 

「なっ……あムグッ」覚えてない?自分がしたこと……」

 

 

私の怒りが頂点に達し爆発しようとした時、双夜君が私の口を手で塞ぎそんなことを霧島に聞いた。

そんなことしたって何も変わらへん!!とか、思っとったけど……霧島の顔色がドンドン青白くなり、最終的に白く白く萎れて行く。

 

 

「な、なんや?」

 

 

疑問の声を上げたら、双夜君が答えてくれた。

 

 

「ちょっと、彼の悪心を綺麗サッパリ浄化してあげたんだよ。今の彼の心は、純粋無垢な子供の様な心だから……自分がしてきたことを思い出させてやれば、簡単に潰れるのさ!」

 

 

なんでも、そういう大悟が持っているような【宝具】を双夜君が持っているらしい。納得したわけや無かったけど、大悟が双夜君に任せといたら良い言うんで任せることにした。

まあ、お手並み拝見や。

 

 

「さて、思い出したかい?」

 

 

「……お、俺……どうしたら……」

 

 

「何もしないで良いんじゃない?どうせ、この世界はもうすぐ消えて無くなっちゃうんだから……良かったじゃん!みんなの記憶からも、世界の記録からもぜーんぶ消えちゃうんだよ?君の罪も……犯した犯罪も……本当に、良かったね?誰にも許しては貰えないけど、無かったことになるんだから……ラッキーじゃん!!」

 

 

「なんやそれっ!?大悟は、こんな奴に何を任せといたら良いちゅうんや!?」

 

 

「え?ああ……いや、もう少し様子を見てればわかる……」

 

 

「…………あかんようやったら、私らでやるからな?」

 

 

「あ、ああ」

 

 

「世界が無くなって、罪にならない?本当に?」

 

 

「うん。でも、君が本当にソレを望む場合だけどね……」

 

 

イライラしながら、二人の様子をみる。

このまま、なんのお咎めもなく済ますなら私らが全力で霧島をいてこましたるつもりだ。こんな悪人、無罪放免なんてできる訳がない。

 

 

「さて、世界や原作は忘れちゃうけど……転生者達は、忘れるわけじゃ無い。覚えていて、ずっと君を責めるだろう。罪っていうのは、そういうモノだし……そもそも、完全に消えてしまうわけじゃぁ無い……ってのは、わかるよね?」

 

 

「あ、はい」

 

 

せや、私らの罪も消えてしもうた訳や無い。最近はもう、あんまり責められる事も少のうなってきたから……楽しい事ばかりやったから、つい蓋をしたくなるけど……忘れたらあかん事や。

 

 

「そして、今の君自身が忘れないだろう。罪の意識ってのは、決して消えない。RETAKEした後で、許しを求めても誰も赦してくれないよ?これから、そういう世界になるんだ。今は良い。みんな、忘れてくれてラッキー……だ。でも、いずれ君は許しを求めるようになる。そうなった時、君は誰にも罰を貰えないし、許しも得られない。ずっと……ずっとだ!!」

 

 

……それは、最悪やな。

私らの罪が、もし許しも貰えないモノやったら……そう考えるだけで、寒気がした。

決して許されない罪。決して消えない思い。

そんな世界で、ラッキーな気分にはならへんわ。

 

 

「そ、それは……嫌です……」

 

 

「まあ、そうだよね。なら、こういうのはどうだろう?僕の掛ける呪いを甘受してみないかい?」

 

 

「……呪いですか?……どのような?」

 

 

「簡単だよ。君が今までしてきた事を、被害者側で追憶体験するだけさ!」

 

 

「ついおく体験ですか?」

 

 

「追いかける記憶で、追憶だ。まあ要するに、被害者が感じた恐怖や絶望、悲しみや苦しみを自分が体験しているかのように夢で追憶するんだよ!」

 

 

「デスヨネー!ヨカッター……師匠ガ,安定ノ悪人デェ……」

 

 

追憶……しかも、被害者側で?被害者の恐怖や絶望、悲しみや苦しみを加害者が体験する?

私は、双夜君の発案に恐怖を感じた。そんな、悪夢をどれだけの時間見せ続ける気なのだろうか……と。

 

 

「期間は、TAKE3で出会うまでだね。つまり、君達転生者は9歳だっけ?」

 

 

「……この世に、現界してからですね……」

 

 

「生まれてから、この時間軸までだって!じゃ、特殊な方法で、11時に強制睡眠状態になるようにするから……朝6時まで、その追憶体験をしてもらうことにしようか?」

 

 

「えっと……わかりました」

 

 

生まれてからこの時間……つまりは、今日この年代まで!?

その意味と恐怖に、戦慄が走る。霧島は、その意味をわかっておるんやろうか……割りと簡単に頷いておったから、全くわかっとるようには思えへんかったけど……。

 

 

「もし、この時期に僕を見付けられたら解除してあげる。じゃあ、《ルール・メイク》!!これは、僕の能力の一つ《ルール・ブレイカー》と対を為す表の力……裏の力が世界の理(ことわり)を破壊するものなら、表の力は世界に理を追加する力。これを使って、君に呪いをかけてあげる」

 

 

そう言って、虹色の剣を展開して一凪ぎすると……虹色の剣は、真っ黒な剣へと変化した。

 

 

「《ルール・メイカー》!!」

 

 

ドスッ!と、霧島の胸に真っ黒な剣が突き立てられる。

そして、突き立てられた剣が鍵の様に半回転するとそのまま霧島の中に押し込まれてしまった。

 

 

「とりあえず、この剣は僕以外には触れないし……取り出すことも不可能だ……頑張って、自分の犯した罪を体験し……その絶望という名の悪夢に己の心で対峙してくれ……」

 

 

「……はい」

 

 

 

 

……………………

 

 

 

 

…………

 

 

 

 

こうして、霧島は呪いを受けた状態で帰路についた。

《ルール・メイカー》……恐ろしい能力や。世界とか、理(ことわり)がどうとか言っとたけど、悪夢を見せ続ける呪いを掛けることができるってだけで震えが止まらへん。

 

 

「双夜、恐ろしい子!」

 

 

「……本当はさあ、霧島を性転換して……淫獣召喚。永遠となぶり続けるか、腹上死させるつもりだったんだけど……面白そうな方法を思い付いたんで実行してみた!!……見付からないようにしないと……クックックッ……」

 

 

「……………………」

 

 

あかん!!

この子、ムッチャ危険人物や!!

 

 

「師匠が、怖すぎるんですけど……」

 

 

「同感」←不知火翼

 

 

「同じく……」←ありちゃ

 

 

大悟や翼ちゃん達が、ボソボソと感想を言い合っている。

その気持ちが、よぉわかってウンウンと頷いてまう。

 

 

「くすっ。ありがとう、双夜……」

 

 

すずかちゃんが、双夜君を笑顔で迎え入れる。

双夜君も、それを苦笑いで受け入れてすずかちゃんの膝に手を置く。すずかちゃんは、そんな双夜君の頭を撫で始め、最終的に抱き上げてしまった。

 

 

「すずかちゃんも、双夜を育ててたの?」

 

 

「うん。死ぬ前にね……」

 

 

「あー、すずかママが言ってるのは……7年後の世界の話だと思うよ?僕が、恭にぃに海で釣り上げられた時の話だよね?」

 

 

「うん。懐かしい……ね?」

 

 

「すずかママにとっては……だけどね」

 

 

「えっと……なのはちゃんもすずかちゃんも、双夜君が怖くないん?」

 

 

『……………………』

 

 

二人は、顔を見合わせていた。

それを見ていた私は、二人の頭の上にクエッションマークが浮かんでいるのを幻視する。

 

 

「はやてちゃんは、双夜が怖いの?」

 

 

キョトンとした顔で、すずかちゃんが聞いてきた。

その目に恐怖や絶望と言った感情は読み取れない。

本気で、その双夜君を怖がっていなかった。

 

 

「当人の前で、よゆーだね?八神はやて!!貴様にも、絶望という名の悪夢を見せてやろうか?そうだなぁ……君の最も悲しい夢を見せてあげよう……泣き叫んでも、終らない悪夢を……」

 

 

「ひぃっ……」

 

 

「くらえっ!!フェアリーマジック、《ロルホップ》!!」

 

 

ボンッ!という音と共に……何も起きなかった。

 

 

「あ、あれ?」

 

 

全然、平気や……ホッとして、胸を撫で下ろして……違和感に気が付いた。何ていうか、とってもなだらかというか……平面というか……ささやかに、あったはずのソレが無くなっている。そう、私の胸が無くなっていたのだ。

 

 

「な、なんやこれ!?」

 

 

「フフフ。妖精魔法、ロルホップ。対象者の胸が、ストンと無くなります?」

 

 

「なんやてぇー!!そんなっ!せっかく……ちょっと、ささやかに膨らんできたって喜んどったのに……なんて事をしてくれるんや!?」

 

 

「はっ!!知った事かぁ!!」

 

 

「もう……ダメだよ?悪戯しちゃあ……」

 

 

なのはちゃんが、双夜君を注意する。

しかしや、これが悪戯の範疇に納まる訳があらへん。

これはもう、戦争や。私とこの子との戦争。

 

 

「大丈夫だよ、はやてちゃん。一日もすれば、元に戻るから……くすくす」

 

 

そう、すずかちゃんに言われて……私は、ホッと安心する。

いや、ホンマに良かった。一日で、元に戻るんやったら戦争なんてする必要もない。

 

 

「え?これ、人外魔法だよ?妖精の魔法だよ?もちろん、効果は永遠!!」

 

 

胸を張って言い切られた瞬間、私はセットアップを済ませ……そして、双夜にシュベルトクロイツを向けて威嚇する。

 

 

「ちょっと、はやてちゃん!?」

 

 

「はやてちゃん、双夜から杖を離してくれないかなぁ?」

 

 

いつの間にか、なのはちゃんもセットアップしていてエクセリオンなレイジングハートを私に向けていた。

ガションと、目の前で薬莢が飛び出て行く。

それだけで、身体がガタガタと震え出す。

それで、気が付いた。よぉ考えたら、双夜君……黒なのはちゃんに、そっくりや。ちょっと、オーバースペックで過激なところも……☆O☆HA☆NA☆SHI☆と同レベルや。

非殺傷設定があれば、殺人なんてせんやろうから……非殺傷設定のない黒なのはちゃん……と、考えたら結論が出てもうたわ。まあ、常時黒なのはちゃんとか……恐怖の対象でしかあり得へんけど……。

 

 

「黒なのはママ?なのはママ、黒くて危険人物とか?色々言っているよ?」

 

 

「はやてちゃん?ちょっと、☆O☆HA☆NA☆SHI☆しようか?」

 

 

「あかん!死亡フラグ成立してもうた!!」

 

 

真っ黒なオーラーを放つ、なのはちゃんがゆっくりと近付いて来る。もう、これだけで私は恐怖のあまり死にそうや。

 

 

「あのさ、あーいやいや、なのはちゃんははやてちゃんの相手してたら良いから!!双夜君さぁ……何万年も生きてるんだよね?なのに、こんな若い女性に甘えるとかプライドとか無いわけ?」

 

 

翼ちゃんからのフォローかと思いきや、双夜君への質問やった。それは、歳上なのに若い子に甘えてる双夜君へのプライドの有無。っていうか、誰か助けてー!!

 

 

「あー、僕……局地的なトラウマがあって……女性の《裸》がダメなんだ。水着姿でもアウト。でもって、複数の女性が裸体に近い姿で寄って来ると幼児後退化しちゃうのでプライドとかそっちのけで《ママ》になった人になついちゃうらしくて……」

 

 

「師匠、不憫過ぎます……(ダバー)」(号泣)

 

 

「何よそれ!?どうやったら、そうなるわけ!?」

 

 

「元々は、女性恐怖症だったんだけど……克服したつもりが、そんな局地的なトラウマになってた……」

 

 

「……何で、そうなるのよ……訳が、わからないわ!」

 

 

イヤアアアァァァァァーーー…………!!!

 

 

「双夜は、性的虐待を受けてたんだよ!仕方ないじゃない……」

 

 

「ええっ!?そうなの!?」

 

 

「ええっ!?そんなの受けて無いよ!?」

 

 

「え?違うの!?」

 

 

「違うよ?あ、いや、性的虐待っちゃぁ虐待なのかな?女性恐怖症っていうか、女性の《裸》恐怖症って元々は、神様を信仰している神官にハーレムを押し付けられたのが原因なんだ。僕は、たまーに『所属組織』以外からも依頼を受けたりするから、色んな世界に行くんだよね……」

 

 

「所属組織ってどんな?」

 

 

「正義を成すためにあえて『悪』を名乗る組織……かなぁ?」

 

 

「何よそれ、厨ニ病でも患ってる訳?」

 

 

「それをいうなら、時空管理局もだから!ってか、前提が違うんだよ。僕達がいた世界って、権力とお金さえあればどんな悪事でも許される世界なんだ」

 

 

「……それ、やりたい放題じゃない?」

 

 

「うん。旧神族が、やりたい放題しているよ?」

 

 

「何?きゅうしんぞくって?」

 

 

「元々は、神様の眷族だった人達……人達というか、人間じゃない……でも、神様でもない……いうなれば、天使的な何か……かな?」

 

 

「しんぞく……って、神族な訳ね……ってか、神族って人間を守るモノなんじゃないの?」

 

 

「それは、【新】の方だね。旧の方は、人間を玩具みたいに扱ってるよ?代表的なのが、素っ裸にした人間をずっと続く平原に放り出してハンティングする遊びとか……」

 

 

『最悪!!』

 

 

「うん。で、そんな世界なんで……本来、弱者を護る組織が金持ちや権力者に付いちゃってて……仕方がないんで、僕が所属してた組織が弱者を護る様になったんだ。そしたら、【悪の組織】的な扱いを受けるようになっちゃって……」

 

 

「うわぁ……」

 

 

「面倒になったから、【悪の組織】で良いやって代表をやってた奴がそのまま【悪の組織】を始めたのがあの【組織】の始まりなんだよね……」

 

 

「あははは。そりゃあ、そうなるわよね!!」

 

 

「今じゃあ、《死の商人》とかまでやってるけど……法律無視は当たり前、敵と見なせばチートレベルの情報収集能力で相手の弱味を握り、脅して怯えさせてお金を巻き上げる……普通に悪の存在になっちゃったけどね……」

 

 

「うん。厨ニ病じゃないわ……それ!」

 

 

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ!!!!!

 

 

「で、すずかママが気になっているだろう、ハーレムの話ね?まあ、神様を信仰している人間の神官が……翼の生えた真っ白な存在が、空から舞い降りて来たらどう思うかっていうだけの話なんだけど……」

 

 

「天の使いだと思うわね」

 

 

「だよね?」

 

 

「で、その白い存在が、人間の姿に変わって神殿のある町に入ったら?」

 

 

「コンタクトをとるわね」

 

 

「うん」

 

 

「まあ、そんな感じで……コンタクトして来た訳だ。そして、神殿に住まわせてくれたんだが……この時、神官は敬虔たる信者達にとある募集をかけただ……」

 

 

「何となくオチが見えて来ましたよ?その募集って、人間と天の使いとの間に子供ができるかを実験しようと募集をしたんですね?」

 

 

「違うよ!踏み台は、肝心な処で踏み台化するよなぁ……実際は、天との繋がりを得ようとしたんだよ。その方法として、天の使いと人間との間に子供を儲けてそれを繋がりとしようとした……だ!」

 

 

「似たようなモノじゃないですか!!」

 

 

「全然、違うだろう!?」

 

 

「神崎、ウザい!黙ってて!!」

 

 

「うっす!」

 

 

「で……募集された貴族から奴隷までの美女美少女達が、僕に宛がわれた訳だけど……この募集には、特典が付いていたんだ。それが、『天の使いとの間に子を成した者の一生を神殿が保障する』って、特典が……ね……で、その特典に目が眩んだのが市民と奴隷達さ。子供を身籠るだけで、一生を保障してもらえる訳だから……」

 

 

「……オチが見えたわ。あんた、その両方に襲われたんでしょう?しかも、我先に……暴動と化した女性達に……」

 

 

「にゃははは。正解。そ、暴動と化した《裸》の女性達に襲われた訳だ。我先にと手を伸ばし、頭を掴んで床に叩き付け……時には、暴力を使ってね……」

 

 

「どこら辺が、敬虔たる信者なんだよ!?」

 

 

「いやいや、特典さえ無ければ……普通の信者達だったはずだよ?欲に囚われた人間ほど、怖いものはない。それを様々と見せ付けられたね……にゃははは!そして、僕は女性恐怖症となり、克服しても女性の《裸》が苦手なのでした!」

 

 

「……………………最低……」

 

 

「そうね。最低ね……」

 

 

「ハーレム……マジ、怖っ!!」

 

 

「……あんたは、ハーレム狙ってた口じゃ無いの?」

 

 

「あー、まあ、そうだけど……今の話聞いたら、ちょっとやる気が無くなった!!むしろ、怖くなってきたところ……」

 

 

「神崎の場合、ハーレム作ったら滅多刺しになってそう……」

 

 

「ああ。そうね……滅多刺しになってるかもね……」

 

 

『人間の欲望、舐めてると死ぬぞ?』←双夜&翼

 




だああああ!!失敗したァ!!!!
うっかり、はやてを三分の二程でフィードアウトさせちゃったあぁ!!!!
一応、頑張ったんだよぉっ!!でもでも、黒なのはさんが強すぎて……持たなかった……orz。

そして、トラウマの原因が明らかに!!
つーか、みんなハーレム好きだよなぁ……って、思っていたのはホント。なんで、こんなに好きなのか不明なぐらいハーレム!ハーレム!!ってタグに上がってて……。
現実で、実現不可だから?みたいな考察までしてたよ?
でも、怖いモノは怖いんだよ!!欲望怖い……腹上死怖い
……欲望怖い……欲望怖い……女性怖い……欲望怖い……欲望怖い……欲望怖い……女性怖い……欲望怖い……女性怖い。

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m(_ _)m

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