絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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日常回。
今回は、幼児後退化はしません。
する予定はありません。


五話

フェイト

 

 

 

あの時、私は双夜の行動に全く反応どころか気が付きもしなかった。私が、それに気が付いたのは大悟が床に叩きつけられた後だ。何の予備動作も、気配もなく行われた凶行に私達は驚く事しかできない。

拘束された、大悟が目の前でブラブラと揺れている。

今彼は、リンディ母さんに部屋を一つ借りられないか通信越しに聞いていた。

私達には、何を尋問する気なのかはわからない。

 

 

『貸し出すのは構わないんだけど、中を除かないで欲しいっていうのは……一応、その、彼も局員だから……』

 

 

「なら、一人だけなら立ち合っても良いかな?……とりあえず、口の固い奴をお願いします」

 

 

『そうね……クロノ執務管「クロノ・ハラウオンは嫌です!」……えっと、エイミィ「かなり、ヤバイ話になるかもです!」……じゃあ、私で良いかしら?』

 

 

「はい。では、お願いします」

 

 

どうやら、話が着いたらしい。

私達の同席は、既に断られてしまったので食堂に行くことにした。彼とは、リンディ母さんを待ってから借りた部屋に行くということだったのでその場で別れた。

 

 

「それにしても、何を聞きたいんやろな?」

 

 

「神崎君に聞く様な事ってあるかな?」

 

 

「コッソリ、覗いて見ようぜ!」

 

 

「盗み聞きはあかん」

 

 

「ちぇっ……それにしても、ビックリしたよなぁ……あいつの出現には……」

 

 

ヴィータに言われて、私は双夜が現れた時の事を思い出す。

 

 

 

 

      ◆◇◆◇◆~回想~◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

突然の事だった。

任務を終えて、リンディ義母さんの船で帰路についていた時の事。

もう少しで、地球に着くというところで突如立っていられなくなるぐらいの震動によって私は床にへたり込んでいた。

 

 

「次元震発生!?何この数値!?」

 

 

ヴィーヴィーと艦内に警告音が鳴り響く。

 

 

「エイミィ!詳しく報告しなさい!!」

 

 

「は、はい。……突如、次元震が発生!原因は不明で……艦長!このままでは、次元断層の恐れがっ!!」

 

 

「くっ……震源地は!?」

 

 

「……地球、海鳴市付近!!」

 

 

「っ!至急、なのはさん達に連絡をっ!!」

 

 

リンディ母さんが、そう判断を下そうとした瞬間ピタリと地震は納まってしまった。

 

 

「!?」

 

 

「……次元震消滅!?……どういう事?」

 

 

 

 

 

何もわからないまま、私達はしばらく地球の近くに滞在して様子を見ることになった。

 

 

「ごめんなさいね?学校を休ませてしまって……」

 

 

「そんな、大丈夫ですから!」

 

 

「そぉ?ありがとう」

 

 

食堂で、そんな話をしているとなのは達から通信が入る。

ウィンドを開くと、なのはが映った。

 

 

『あ、フェイトちゃん?』

 

 

「なのは。どうだった?」

 

 

『それが、ちょっと……』

 

 

「何かあったの!?」

 

 

なのはが、困った様な顔をする。

何か困惑しているような感じだ。

兎に角、「何か」はあった様だった。

 

 

『えっと、フェイトちゃん……バルディッシュ持ってるよね?』

 

 

「え?……もちろん。ここにあるよ?」

 

 

『だよね!フェイトちゃん、バルディッシュ持ってるって!』

 

 

『ああ!?じゃあ、コレなんだよ!?』

 

 

『【バルディッシュ】に似た、別物ちゃうか?』

 

 

『あ!【レイジングハート】モドキもあるぞ?』

 

 

『はやてちゃん!これ、【蒼天の書】じゃないですか!?』

 

 

『何やて!?リイン!』

 

 

『はいです!!』

 

 

何故か、画面の向こう側が騒がしくなる。

はやてやヴォルケンリッター達もいるらしい。

そして、問題の次元震の原因が私達のデバイスに似た何かというのがなのは達の会話から聞き取れた。

 

 

「なのは、もうちょっと詳しくお願い」

 

 

『あ、ごめん。えっと、海鳴市の周辺を探索してたら魔力異常?っていうのをシャマルさんが見付けて、現場に到着したら男の子が倒れてたんだよ!』

 

 

『で、気を失ってたみたいやったから、身元調べよ思て持ち物検査をしたら……【バルディッシュ】に似た何かが出て来たんよ』

 

 

「そうだったんだ……で、男の子は?」

 

 

男の子の安否を聞くと、画面が切り替わりその問題の子の姿が映し出された。

 

 

「この子?」

 

 

『うん』

 

 

「まだ、小さい子供じゃない……」

 

 

『それで、どうしたら良いのか迷っちゃって……』

 

 

「なのはさん、ちょっと良いかしら?たぶんだけど、次元震直後に見付かったその子が、今回の次元震に関係していると考えるのが妥当じゃないかしら?だから、一時的に保護して様子を見ることにしましょう」

 

 

『はい。了解しました!はやてちゃん、その子保護しようって!』

 

 

『ん、了解や!にしても、どこに運ぶ?』

 

 

『んー、じゃ家に連れていこう!』

 

 

なのはの案で、その子はなのはの家に保護することが決まった。それにしても、次元震にあんな小さな子が関係しているとは考えられない。

だけど、何が起こるかわからないのが魔法だ。

 

 

「……変な事件の前兆じゃなければ良いんだけど……」

 

 

「そうね。もしも、事件が起きたとしても……皆いるんだから大丈夫よ」

 

 

「はい」

 

 

 

 

   ◆◇◆◇◆◇~回想終了~◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

そして、今へと続く。

 

 

「それにしても、なのは『ママ』かぁ……」

 

 

「こいつに、母親が勤まるのか?」

 

 

ヴィータが、なのはを見ながら呟く。

 

 

「にゃ!?」

 

 

「なのははまだ、14歳だよ?」

 

 

「だがよ、アイツはなのはのこと『ママ』って呼んでるぜ?なのはも満更じゃないみたいだしな……」

 

 

「ほぉ……で?どうなんだ、高町」

 

 

シグナムとヴィータに言われ、なのはが困ったように苦笑いした。

 

 

「どう、と言われても……慕ってくれているのは嬉しいよ?でも、母親とかまだわかんないよ」

 

 

「まあ、そうやろな。私だって、急にママ言われたかってすぐには実感持てへんわ」

 

 

「そうか?全力全開で、母親……いや、母親を通り越しておばちゃんレベルに至っている様に見えるぞ?」

 

 

「………………」

 

 

「………………」

 

 

今、双夜の声が聞こえた様な気がした。

しかし、周囲を見回しても双夜の姿はない。

空耳だったのだろうか?

 

 

「まあ、数百年生きていようが見た目小学生のハンマー娘がいたんじゃぁ母親……おばちゃん風になっても致し方がないか……」

 

 

「どこにおるんや!?」

 

 

「本体は、まだ尋問中だよ」

 

 

ポフッと、頭に何かが降り立つ。

手で掴んでみると、ブニュとした感触を得た。

そのまま、引き下ろしてみる。

 

 

「…………」

 

 

なんと表現すれば、いいのだろうか……不思議な生き物?

ヌイグルミで、良いのかな?

でも、動いているし……ちょっと温かい。蜥蜴……というには、デフォルメされ過ぎているようにも思える。

 

 

「フェイトちゃん、何それ……」

 

 

「【フレールくん】だ!」

 

 

「えっと…………双夜?」

 

 

「にゃ!マルチタスクで、使い魔の意識乗っ取ってお話に参加~♪とりあえず、癒されに来た!!にゃ!?」

 

 

手に持っていたはずの双夜(?)が、はやてに引ったくられて行く。

 

 

「私が、おばちゃん臭いってどういう事やねん!?」

 

 

「そのまんまだにゃ!ハンマー娘っていう子供がいて、毎日守護騎士の為に御飯作ってたら普通に主婦じゃん!」

 

 

「私は、子供じゃない!!」

 

 

「主婦!?」

 

 

「Yes!シングルマザー!OK?」

 

 

「OKやあらへんわ!!」

 

 

「滲み出るおばちゃん臭に、敏感な男共が気が付いて恋人ができないという罠!」

 

 

「どう見たって、普通の美少女や!!」

 

 

「見た目は。中身が、アレなんで詐欺だと思われてる!」

 

 

「何やて!?」

 

 

あうあう……ど、どうしよう喧嘩になっちゃう。

なのはも、苦笑いしてるし……どうしよう……。

 

 

「って、こんなことやりに来た訳じゃなかった……」

 

 

「そっちが、先に始めたんやろ!?」

 

 

「ごめん、ごめん。それでさ……【ニコポ・ナデポ】って知ってる?」

 

 

「ニコポ……ナデポ?」

 

 

「ニコポは、異性に笑いかける事で惚れさせる能力。ナデポは、異性の頭を撫でることで惚れさせる能力……つまり、魅力系の能力……レアスキルらしい」

 

 

「……それで?」

 

 

「神崎ってアホが、保有してた……」

 

 

「………………は?」

 

 

えっと、大悟が魅力系レアスキルの持ち主?

……………………そういえば……。

 

 

「……あんのくそ『ガキがぁ!いてこましたろかあ!!』って、私の台詞を上書きせんといて!!」

 

 

「にゃははは!所で、ヤツに素敵な笑顔を向けられたり、頭を撫でられたりしなかった?」

 

 

「笑い事やあらへん!……まあ、笑顔や頭を撫でる行為に関しては、そこそこ心当たりがあるわ。……それにしてもアイツは、人をなんやと思とんねん!?」

 

 

私にも、心当たりがある。

ずっと、その事を不思議に思っていた。

でも、私達の事を『嫁』と言い続けているから彼にとってはそれが普通なんだろうと気にしないようにしてた。

まさか、そんなレアスキルを持っていたなんて……。

 

 

「そのまま言うね?『なのは達は、我の嫁だ。我が我のモノをどうしようと何の問題もない』だって!」

 

 

「ふざけんのも大概にしろ!って言っといてくれへんか?」

 

 

「無駄だと思うよ?」

 

 

「何が無駄やねん!?」

 

 

「そのレアスキルを持っていると……恋愛限定だけど、まるで自分の思い通りに事が進んでいるように見える……一種の呪いが、かかるみたいだから……」

 

 

「呪いって?」

 

 

「あー……『嫉妬しているのか?大丈夫、我は汝の事も愛しているよ』……的な事、言われたことない?」

 

 

「………………あかん。心当たり、あり過ぎや……」

 

 

「それも、認識を思い通りになっていると思わせる風に調整されるみたい」

 

 

「じゃあ、何か?アイツがしつこいんは、その認識を歪める呪いのせいで……私らが、何を言おうと何をしようとアイツには惚れているように見えとったせいって言うんか!?」

 

 

「擁護するつもりはないが、まあ……そうだな。大体は、そんな感じだ!」

 

 

「……………………」

 

 

つまり、私達はこれからもずっと大悟に付きまとわれることになるらしい。

 

 

「ああ、大丈夫。そのレアスキル、破壊できそう……」

 

 

「本当!?」

 

 

「え?あ、うん。……まさか、フェイトちゃんが真っ先に確認しに来るとは思わなかった。一番手は、八神はやてだと思ってた……」

 

 

「私もや。うっかり、黙ってしもうたわ……」

 

 

「え?あ、あぅ……」

 

 

はやてにまでそう言われて、急に恥ずかしくなってきた。

 

 

「やっぱり、フェイトちゃんも嫌やったんやなぁ……」

 

 

それは……まあ、人並みには……。

 

 

「誰だって、嫌だろ?『俺嫁』発言されるの……男寄り付かなくなるじゃん!」

 

 

「あれ?なのはちゃんに彼氏できてもええの?」

 

 

「あー、なのはママは……ぶっちゃけ、そういう運命線が切れちゃってるから……男の方が、かなり積極的にならないと彼氏できないみたいだよ?」

 

 

「双夜くぅん(怒)」

 

 

「じゃあ、ユーノ君はあかんなぁ……非積極的やから……」

 

 

「にゃ!?ゆ、ユーノ君は友達だよ!」

 

 

「これが、両親ラブラブ症候群ってヤツだ。両親がラブラブ過ぎて、恋愛に一歩引いてしまうんだなぁ……」

 

 

はやてと双夜が、コクコク頷き合いながら説明会を始めた。

その間で、七面蒼をするなのは。

怒ったり、驚いたり、とても忙しそうだ。

 

 

「あー、何となくわかるわー……士郎さん達、すっごいラブラブやもんなぁ……」

 

 

「チロー、昔からラブラブだったんだぁ……モモちゃん、割りと天然さんだから何言っても効果無いんだよね……」

 

 

「せやけど、ああいうのは憧れるで?いつまでも、仲良しさんなんは…………」

 

 

「まあ、日々の中のゴタゴタで【壊れた愛】とか、見るに耐えないからなぁ………………ヤバイ、僕の友人に八角関係のもつれで滅多刺しになった奴がいる……」

 

 

そんな、不純な人がいるんだ……。

 

 

「八角っ……ムッチャ、気になるわ……それ、ムッチャ気になるわ!!」

 

 

「ハーレム目指していた訳じゃ無いんだけど、優柔不断な奴でさぁ……『断れない奴』だったんだよ……」

 

 

「あかん。オチが、見えたわ……」

 

 

はやてが、話が始まってすぐ興味を無くしてしまったようだった。それでも、双夜は続ける。

 

 

「で、デートが被って……みんなで行こうとなったらしい……」

 

 

「はぁ!?死亡フラグやん!!」

 

 

死亡フラグ?

はやては、たまに意味のわからないことを言い出す。

 

 

「そう、思うよな!?でも、その時は大丈夫だったんだよ!」 

 

 

「ちょぉ待ち!オチが、違ってきたわ……」

 

 

「ん?ああ。アイツの優柔不断さは周知の事実だったからな。まあ、そういうこともあるだろう……と思われたんじゃないか?」

 

 

「寛大やなぁ……」

 

 

本当に、ビックリ事実である。

 

 

「で、その八角関係が崩れたのは……その付き合ってた女性達の他に好きな人ができたからなんだ!」

 

 

「ほほぉ……そら、誰でもキレるって……」

 

 

「だよね!相手が、男だったなんてどうにもこうにもだよね……」

 

 

「は?男?」

 

 

「え?」

 

 

「うん。男……ソイツ、ホモだったの……」

 

 

「え?」

 

 

「………………何やてぇ!!!?驚愕の事実やわ!!」

 

 

「うん。ビックリ……」

 

 

「そう?良くある話だよ?むしろ、誰も選ばないで男に逃げた様な気がする……」

 

 

「あー……確かに、そういう解釈もあるかもやな……」

 

 

「BL的な?なのはママとフェイトちゃんみたいな?まあ、未来では最終的に……フェイトちゃんは、なのはママのおっきい子供になりました!」

 

 

「は?ちょぉ待ち!どういう意味や!?」

 

 

「そのまんまの意味だよ!」

 

 

「私が、なのはの子供…………」

 

 

ちょっと、良いかもしれないと思ったのは内緒だ。なのはとずっといられるなら、そういう人生も一つの道だろう。

 

 

「フェイトちゃんが、満更じゃあ無さそうな件!」

 

 

「フェイトちゃん……」

 

 

「ち、違うよ!?そんなこと考えて無いからね!?」

 

 

「おやおや、この程度のカマに引っ掛かるとは……」

 

 

「ちょっ、双夜ぁ!もう……」

 

 

うぅ……こんな小さな子にまで……。

やっぱり、私頼りないのかな?

 

 

「頼りないというより、からかいやすいんだけど……」

 

 

「………………うぅ……」

 

 

「それも、未来知識か?」

 

 

「きゅ?」

 

 

双夜が、突然かわいい声で「きゅ?」とか言い出した。

そのすぐ後、まるで空気に融けるかのように消えていく。

その瞬間、ズズンとアースラ全体が揺れた。

 

 

「っ!なんや!?」

 

 

はやてが、立ち上がると同時に周囲を見回す。

シグナム達も、周囲を警戒していた。

 

 

「双夜が……本体に戻った?事と関係あるのかな?」

 

 

なのはが、そう呟くと同時にはやてがエイミィに何処の部屋かを問い合わせていた。

 

 

「よし!皆、行くで!」

 

 

はやては、シグナム達を引き連れて食堂を出て行く。

その後ろ姿を見送って、私は溜め息を吐いた。

 

 

「フェイトちゃんは、行かないの?」

 

 

「……なのはは?」

 

 

「うーん……余り、行く必要を感じないんだよね……何でかなぁ……」

 

 

首を傾げて、悩むなのは。

なのはが行かないなら、二人でお茶してても大丈夫かな?

 

 

『二人共、何やっとんのや!?はよぉ、来て!!』

 

 

「……呼んでるよ?なのは……」

 

 

「……はぁ、仕方が無いなぁ……」

 

 

なのはは、面倒そうに言って立ち上がった。

 

 

「じゃあ、行こうかフェイトちゃん」

 

 

「うん」

 

 

余り、気が乗らないなのはを連れて私ははやて達の後を追う。きっと、大悟がいるとわかっているのにソコに行かなければならないのが嫌だったんだろう。

それは、私もなので気持ちは理解できる。

 

 

ーー顔、合わせたく無いなぁ……。

 




【ニコポ・ナデポ】暴露話しでした。
好感度、奈落の底へ(笑)
神崎大悟くんは、Fate/のギルガメッシュ風転生者です。 
ステータスは、踏み台のくせにそこそこあります。

神崎 大悟(カンザキ ダイゴ)♂
原作知識有り
金髪・赤(イケメン)
MP‥SSS+
ハイブリッド魔法
デバイス[エヌマ・エリッシュ]
愛称[エア]
剣型(カートリッジ無し)

特典
1,Fate/Stay nightのギルガメッシュの容姿&スキル
(王の財宝EX/黄金率A/カリスマA+/神性B)
2,SSS+の魔力
3,ニコポ・ナデポ※

慢心王。ハーレム希望。
他人を『雑種』、原作組を『嫁』と呼ぶ。


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m(_ _)m

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