ネタは浮かべども文字にするのはやはり難しい。
更新ペースが落ちてくるなぁ。
アニメ本編の主人公登場!そして相変わらずモンスターボールを触ってない主人公(笑)!
相も変わらず駄文ですが暇つぶしにどうぞ。
あれから色々あった。
「ブイ」
まずタマゴからポケモンが生まれて、じいちゃんたちが発狂した。
「ブイブイ」
そして、この「ブイ」しか言わないナマモノを観察した。
「イー」
なんか反抗しやがった。・・・昔の全身黒タイツの雑魚みたいな鳴き方だぞ。
「・・・ブイ」
話を戻して・・・タマゴの殻とかこのナマモノを世間に公表した。
「ブイ!」
そしてポケモンはタマゴから生まれるということを世界に電撃発表した。
「ブ~イ」
ついでにタマゴの第一発見者である俺も発表された。・・・ついでにいろんな所に顔を出す羽目になった。
「ブイ」
俺とこのナマモノこと「イーブイ」は一躍有名となった。
「ブイ!」
ナナカマド博士はハナダシティまでランニングシューズで駆けて帰っていた。
「ブ~イ」
◇◇◇
「いいよなぁ、シゲル」
「なにが?」
「だってさ、もうポケモンを持ってるんだぜ」
「モンスターボールに入れてる訳じゃないから持ってるってのは語弊があると思うぞ」
「く~、俺も早くポケモンをゲットしたいぜ!」
「・・・人の話聞いてる?」
「ブイブイ」
10歳まであと2か月。
タマゴの第一発見者の俺はここ数カ月いろいろとバタバタしていた。
こうしてサトシの家で話をするのも随分と久しぶりだ。
ちなみにこのイーブイはまだゲットはしてない。
まだ10歳ではないからモンスターボールを使うことが許されないのだ。
余談だが、こいつはやたら俺の肩に乗りたがる。足が短いのに器用なものだ。
あと、見た目よりけっこう重い。
「けど俺たちもあと2か月だな」
「ああ!やっとポケモントレーナーになるんだ、楽しみだぜ」
「そうだな、確かに「やっと」って感じだな」
「ああ、ようやくポケモンマスターの第一歩だ!」
相変わらずサトシはポケモンマスターを目指している。『ポケモンマスターになる』、は昔からの口癖だった。
未だにポケモンマスターってどんなもんか分からんけど・・・。
「そういや、シゲルは最初にもらうポケモンは決めたのか」
「うん?いや、俺は実際に見て決めるつもりだよ」
「そっか。俺もまだ決めてないんだよなぁ」
「ま、とりあえず俺にとっての最初はこいつになるのかね」
「ブイ!」
胡坐をかいている俺に座りおとなしくしているイーブイを見ながら考える。
イーブイというポケモンは中々野生で見ない珍しいポケモンである。
そして進化する種類の多さで有名だ。
初心者用の最初のポケモンとこいつの進化させる『タイプ』についても考慮する必要があるな。
流石にリーフィアやグレイシアは距離的にちょっと無理あるけど進化はさせておきたい。
チャンピオンリーグまでイーブイのままとか正直戦力にならん。
タマムシシティのデパートで石が売ってあったはずだから遅くてもそれまでに決めておきたいな。
「旅に出たら俺とシゲルはもうライバルだな」
「まぁ、ジムバッジ8つ集めてポケモンリーグに出ればやりあうかもな」
ポケモンリーグはトーナメント方式らしいし。
「そのときはお互い本気でバトルしようぜ!」
「わかってるって。これだろ」
そういってポケットから半分に割れたモンスターボールを出す。
「ああ、俺とシゲルがライバルの証だぜ」
「そうだな、将来の目標ってのはまだはっきりしてないけど、俺もバトルで負けるつもりはないよ」
「俺だって絶対に負けないからな!」
ポケモントレーナーまであと2か月。
こうして友人兼ライバルとの何気ない会話もあと2か月。
習慣となっているトレーナー訓練も研究所の手伝いもあと2か月。
こうして間近になってみるとなんだかさびしい気分になってくる。
・・・・・・別にさみしがり屋なわけじゃないんだからな!
目尻が熱いのは今までの訓練を思い出したせいなんだからな!ホントだぞ!
・・・本当に熱くなってきた。
「・・・ところで話がかわるんだけどさ」
「なんだ?」
「このさっきからテレビで流れてる番組なんだけどさ」
「これ?シゲルが居なかった時に放送されていたポケモンバトルを録画したやつだけど」
「いや、これを見せるためにわざわざ録画して見してくれるのはうれしいんだけどさ」
「どうかしたのか?」
『おーっと!ここでサンドパンを出しました!』
『対する相手はスターミーを選出っ!』
『サンドパン!スピードスターだ!』
『スターミー!かわせ!』
『スターミー、見事にかわしました!』
『スターミー!こっちもスピードスターだ!』
『サンドパン、避けろ!』
『サンドパンも見事回避!両者熱いバトルが繰り広げられてます!』
「・・・・・・・・」
「どうしたシゲル?この試合は今回の名勝負だったんだぜ!」
「・・・いや、俺もこういった番組はそれなりに見るけどさ」
「どうかしたのか?」
「・・・・・なんでもない」
スピードスターは星型のなにかを飛ばすだけの攻撃なんですね。
そして「かわせ」という技があるんですね。
スピードスターすらも回避出来る優れた技なんですね。
・・・・・解せぬ。
◇◇◇
「ただいま~」
「ブイ~」
「あら、ちょうどよかった、ちょっと待ってね・・・シゲル、電話よ~」
「電話?だれから」
「話せばわかるわよ、ほら変わって」
そういって受話器を俺に渡し、意味ありげな笑みを浮かべながら姉さんはキッチンに去って行った。
「・・・?。もしもしお電話変わりました~」
『あら、お帰りになられたのですね、シゲルさん!』
「・・・・・・・・・・エリカ?」
アニメ設定ではオーキドじいちゃんはタマムシ大学卒業生だそうです。(ナナカマド博士も)
エリカの出会いの小話は余裕があるときでも投稿するつもりです。
とりあえず今は本編の話を進めたいのでサイドストーリー的な話は一段落ついてからですかね。
あとこのssをお読みくださってる読者様方。
遅くなりましたがあとがきまで読んでくださり感謝してます。
UAが増えてるのを見るとうれしくなります。
では ノシ