プロテクトマン    作:667

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これは一応オリジナル作品ですが、作成するにあたってとある特撮作品を参考にさせていたただきました。お察しのつく方なら話の流れでわかると思います。
ちなみにこれはピクシブにあげていた小説の設定を少し流用し、新たに書き起こしています。
つたない文章ですが、暇つぶし程度のつもりで見ていってください。
では、どうぞ。



第一話 変身せよ!プロテクトマン

ピピーピピ、ピーピーピー・・・・・・

機械音が響く謎の地下室。

コンピューターを見つめる、謎の男と女。

男の名は、デビラー・Υ(イプシロン)。女は、φ(ファイ)・オーシャン。

コンピューターは、謎の飛行物体を映していた・・・・・・

まっすぐ地球に向かっている・・・・・・

φ「あれぞまさしく、宇宙戦艦ダブルシックスでございます。」

デビラー「うむ。いよいよやつが復活しおったか・・・・・・・」

φ「いかがいたしましょう、将軍。」

デビラー「ちょうどいい機会だ。奴が、長い眠りから復活したところを、我が新生物兵器、マシンヴィルでたたきのめしてくれるわ!

フハハハハハ!!」

ダブルシックスという宇宙戦艦は、大気圏を突破し、日本上空をかすめた。

「な、なんだあれは!」

「UFOだ! UFOの襲来だ!」

「ああ、お助け・・・・」

ダブルシックスは、段々高度を下げていき、ついに地上に墜落してしまった・・・・・・・・。

翌日。

「むにゃ・・・・・・」

朝よ、起きて! ほら早く!

「う~ん・・・・・俺もう大学いってないよ・・・・?」

違うでしょ、昨日のUFOの正体を確かめに、群馬県の、横川ってところへ行くんでしょ!

「行くんならかってに行けよぉ・・・・・」

あ、じゃああのことばらしてもいいんだ?

「!?」

いかないんなら、あの事、お父さんに言っちゃおっかなぁ?

ガバッ!

「わかった、わかったから、あの事だけはばらさないでくれ! 頼む!」

じゃあ、付き合ってくれる?

「ハイ、ヨロコンデー!」

ここは、矢島宇宙科学研究所。宇宙科学の粋を集めた、トップレベルの研究所である。

ここに務めるのは、矢島 学博士と、その娘、矢島 ユリ、そして、矢島博士の息子、

矢島 孝太 が研究員見習いという名の手伝いとして使わされている。

そして、矢島 ユリの同級生で、マスメディアに務める、天城 織子がたまに出入りしている。

今日は、群馬県横川に墜落した、ダブルシックスの調査をするために、家族総出で出発の準備をしていた。

コウタ「たくもぉー、なんでこんなことになっちゃうんだろうなぁ・・・・」

ユリ「文句ばかり垂れてないで、足を動かしなさい、足を!」

ガンッ!

コウタ「イギャイ!」

博士「ユリ、乱暴はよしなさい、仮にも兄なんだぞ?」

コウタ「仮にもって何、仮にもって・・・・」

オリコ「兄だったら兄らしい振る舞いをしているはずよ、あなたはそれがひとかけらもないから兄じゃないのよ。」

コウタ「酷い! まるで俺を奴隷のように扱いやがって、覚えてやがれ!」

博士「コウタもコウタで、その口調を慎みなさい! だから奴隷扱いされるんだ。」

コウタ「親父まで俺をいじめるの!? 」

ユリ「あなたに味方はいないのよ。 クスクス・・・・・」

コウタ「うぅ・・・・」

ユリ「もう、冗談よ。 さ、もうそろそろ墜落現場じゃない?」

コウタ「! おい・・・・あれ見てみろよ・・・・」

博士「こ、これは・・・・・!」

オリコ「すごく・・・・大きいです・・・。」

何んとも大きな穴がぽっかりと開いていた。

コウタ「相当でかいな、ゴジラがすっぽり収まるぜ!」

ユリ「博士、ここまで大きいと・・・・・」

博士「うむ、戦艦級の大きさかもしれん。 さっそく調べてみよう。」

?「させぬぞ・・・・・・!」

博士「!? 誰だ!!」

近くの煉瓦の建物から、レオタードに身を包んだφが出てきた。

博士「何者だ!」

φ「我らはイーヴィルアイアン・・・・・・この地球を手に入れるもの・・・・・」

博士「イーヴィルアイアンだとぉ!?」

φ「早速だが、博士、貴様には死んでもらおう。

行け、鋼鉄竜!」

φが赤いカプセルを投げると、黄色い煙がもくもくと立ち込めて、その中から、鋼鉄の皮膚に身を包んだ怪物が現れた。

鋼鉄竜「グウェウェ、記念すべきマシンヴィル第一号、鋼鉄竜とは俺のことだ! 」

コウタ「ば、化け物!」

博士「は、早く逃げろ!」

φ「逃がすものか、やれ!」

どこからともなく黒いタイツの男達が襲いかかってきた!

「ウェーィ!」

φ「フフフ、いくらバドラフとはいえ、一般人ぐらいなら容易に殺せる!」

イーヴィルアイアン戦闘員、バドラフ達が一斉に博士たちに襲いかかる!

コウタ「わわわわわわ!!」

ユリ「キャッ! 近づかないで!」

オリコ「・・・・・・・・(気絶)」

φ「鋼鉄竜、とどめをさせ!」

鋼鉄竜「ガハハハ! 死ねぇ!」

ザシュッ!

博士「グアァ!!」

矢島博士は鋼鉄竜のアイアンネイルをもろに受けて、その場で絶命してしまった。

コウタ「父さん! この野郎! よくも!」

ユリ「やめてお兄ちゃん! 無茶よ!」

コウタ「よくも! よくも!」

コウタがどれだけ殴っても、鋼鉄竜には効かなかった。

鋼鉄竜「ムン!」

鋼鉄竜はコウタを片手でいともたやすく持ち上げた!

コウタ「うわわわ!!」

鋼鉄竜「そんなにパパのところへ行きたけりゃ、会わせてやるよ!

そりゃ!」

コウタ「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

コウタは穴の中へとまっさかさまに落ちて行った。

ユリ「お兄ちゃん!」

オリコ「コウタさん!!」

φ「さて、残るはお前達だけ・・・・・・ん?・・・・・自衛隊だ! 皆の者、退けぇ!」

φたちは去って行った。

ユリ「助かった・・・・」

オリコ「でも、コウタさんが・・・・・・」

そのころ、穴に落ちたコウタは・・・・・・

コウタ「う~ん・・・・・・・・・・・・ハッ!」

コウタは穴の中で目を覚ました。

上のほうからかすかな光が漏れてくる。

コウタ「相当深く落とされたみたいだな・・・・・でも何でこの通りピンピンしているんだ?」

?「それは俺が君を助けたからだ。」

コウタ「誰だ!」

ピカッ!!

暗闇の中が一斉に光に包まれ、周りはコンピューターが並ぶ機械室になっていた。

コウタ「ここは、洞窟の中のはずじゃ!?」

?「ここは宇宙戦艦ダブルシックスの心臓部だ。」

コウタの目線の先には、コウタと同じ年齢くらいの青年がたっていた。

コウタ「何者だテメェは?」

エーデル「俺の名はエーデル・ライト。はるかな星、リヴィットからイーヴィルアイアンを倒しにやってきた、宇宙人さ。」

コウタ「あいつらを、倒しに?」

エーデル「ああ、だが、どうやら少し遅かったようだ・・・・・・。」

コウタ「なぜ?」

エーデルは、コウタにブレスレットを見せた。

エーデル「これは、ブレステクトと言って、俺に奴らと戦う力を与えてくれるブレスレットなのだが・・・・あまりにも酷使し続けたため、

ついに俺には使えなくなってしまった。

そればかりではない。奴らを倒すまでは死ねない体になっていたのが、急に免疫が弱まり、こんな体になってしまった・・・・・」

エーデルの腕は、骨と皮しかなかった。

エーデル「このダブルシックスを操縦するのが精いっぱいだったが、ついに操縦できなくなってしまい、暴走して、この星に墜落したというわけさ・・・・・うっ・・・・・」

コウタ「しっかりしろ! 待っててな、今すぐ助けを呼ぶから!」

エーデル「いや、その必要はない・・・・・」

コウタ「なんで!? このままだとお前は死んじゃうんだろう? だったら・・・・・・」

エーデル「俺はもう助けを呼んだところで助からない・・・・・・

死はもはや直前にまで迫ってきている・・・・・・。」

コウタ「そんな・・・・・・」

エーデル「それより、お前に一つ、頼みがある・・・・・・。」

コウタ「俺に出来ることなら、なんでも!」

エーデル「この、ブレステクトを受け取ってくれ・・・・・俺の代わりに、お前が、イーヴィルアイアンを倒してくれ!」

コウタ「えっ・・・・・!」

エーデル「君は奴らから見れば非力な人間だ、だが、そんなことなど気にもせずに、奴らに立ち向かった・・・・・君の行動は無謀だったが、とても勇敢だった・・・・・・。そんな君こそ、このブレスを受け継ぐ人間に相応しい・・・・・」

コウタ「で、でも・・・・いざ戦うとなると・・・・・・」

エーデル「そうだろう、もし君がやつらと戦う羽目になったら、もしかしたら自分の残された家族が危険に会うかもしれない・・・・・

それに、奴らとの戦いは孤独との戦いだ・・・・・誰にも相談できず、誰にも悩みを打ち明けられず・・・・・誰にも自分のつらさを分かってもらえない・・・・・・」

コウタ「・・・・・・・・」

エーデル「だが、もし君が戦いたくないとしても、せめて、せめて、このブレスレットだけは、持って行ってくれないか・・・・そして、私に代わって、戦ってくれそうな人物に、これをわたして・・・・・・く・・・・れ・・・・・」

コウタ「! エーデル!」

エーデル「ハァ・・・・ハァ・・・・俺も、ついに、お迎えが来たようだ・・・・・コウタ。今ここではっきりさせてくれ、君はこれを受け取り、奴らと戦うか・・・? それとも、戦わず、このブレスレットを他の誰かに渡すのか・・・? どれを選べとは言わない、君の、君の考えうる最良の答えを、聞かせてくれ・・・・・・」

コウタ「・・・・俺、戦う。 戦うよ。 だって、目の前でたった一人の親を殺されたんだ! このまま泣き寝入りだなんて、いやなこった! やってやる! 俺は奴らをぶっ潰すぞ!」

エーデル「ありがとう・・・・・・俺が君にしてあげられることは何もないが、もし、君が悩みに悩んで自分を見失いかけた時は、君を導いてあげよう・・・・」

コウタ「分かった! さあ、早くブレスレットを!」

ガチャッ!キュイィィィィン!!

エーデル「さあ、行け! コウタよ! 新たなる勇者、プロテクトマンよ!!」

ゴゴゴゴゴゴゴ!!

コウタ「変身!」

コウタの体をまばゆい光が包み、コウタの体を変えてゆく・・・・・

光は全身を包み、勢いよく大穴を飛び出した!

・・・・・新たなる戦士、プロテクトマンの誕生である!

プロテクトマン「こ・・・・これが・・・・・これが、戦う力・・・・・・」

エーデル「決して、力におぼれるなよ・・・・・・」

そう言い残して、エーデルは永眠した。

コウタ「エーデル・・・・・俺は絶対力になんかおぼれたりはしない。

この力は、平和のために使うのだ!!

・・・・ってあれ? 変身が解けてる? なんで?」

エーデル「おっと、一つ言い忘れていた。 この力はエネルギー消耗が激しくてな、光にあたっている時はいいんだが、夜の時に光から離れると数時間しか活動できなくなる。なにせ今は夜の二時だからな。」

コウタ「うそ~ん・・・・」

エーデル「信越本線の終電ももうない。 ブレスレットでマシンテクターを呼べるから、それで帰るがいい。」

コウタ「よし、じゃ、まずは家に帰って体勢を立て直すとするか!」

コウタはマシンテクターで自宅へと帰って行った。

エーデル「頼んだぞ・・・・・・ガクッ」

エーデルは再び永眠した。

 

コウタ「ただいま~。」

ユリ「お兄ちゃん!? お兄ちゃんなの?」

コウタ「なあに言ってんだ、俺は俺だよ。」

オリコ「きっと幽霊になって化けて出てきたんだ・・・・南無阿弥陀仏!」

コウタ「この野郎、ひとを勝手に殺すな!俺はまだまだピンピンしてらぁ!

・・・・それより、親父は?」

ユリは、首を縦には振らなかった・・・・・。

コウタ「そうか・・・・・・」

ユリ「あの一撃で即死だったみたいで・・・・・・グスッ・・・・」

オリコ「ユリさん、泣かないで、コウタさんだけでも戻ってこれたんだから・・・・」

ユリ「でも・・・・・・でも、うぅっ・・・・・・」

ユリは泣き崩れた。

 

コウタ「・・・・ユリの様子は?」

オリコ「だいぶ落ち着いたわ。 」

コウタ「そうか・・・・・くそう、イーヴィルアイアンめ、一体あいつらは何者なんだ! いきなりやってきて、この地球を手に入れるだのなんだの・・・・・全くわけわからん!」

オリコ「噂で聞いたんだけど、あの集団はおよそ四百年間にもわたって宇宙をさまよい、いろんな星を侵略してきたらしいの。 それも至極残忍な方法で・・・」

コウタ「・・・・・・・さて、と。」

オリコ「どこ行くの?」

コウタ「いや、部屋に戻るんだよ。」

オリコ「あ、そう・・・・・」

コウタは、ついに決心を固めた。

コウタ「(あのときはすぐに返信が解けたけど、今度こそ・・・・・・)変身!」

キュイィィィィン!!

コウタは再び、プロテクトマンに変身した。

プロテクトマン「マシンテクター!」

マシンテクターで再び、群馬は横川を目指す。

プロテクトマン「力のほどを見せてやる!」

 

そのころ、現場では、イーヴィルアイアンがダブルシックス発掘作業を行っていた。

φ「急げ急げ! この戦艦は我らがイーヴィルアイアンにとって大きな戦力となる! 何が何でも発掘作業を進めるのだ!」

鋼鉄竜「φ様、デビラー将軍より連絡が入りました。」

φ「通せ。」

デビラー「φよ、発掘作業のほうはどうだ?」

φ「予想以上に穴が深く、難航を極めております。」

デビラー「そうか、だがたった今、有益な情報を入手した。」

φ「といいますと?」

デビラー「松井田のほうに、巨大な削岩機を作っている工場があるというのだ。その削岩機を使えば、発掘作業も楽になると思われる。即松井田に向かって、奪ってこい!」

φ「了解しました。」

φたちは、松井田へと向かった。

駅からそう遠くない場所に、工場はあった。

φはシャッターをけ破り、中へとはいって行った。

φ「削岩機をよこせ!」

だが、工場には誰もいなかった。

φ「おかしい、確かにここのはずなのだが・・・・・・」

プロテクトマン「ハハハハハハ!!」

突然、笑い声が工場に響いた!

φたちが身構える!

φ「何者だ!」

プロテクトマン「こうも簡単に罠に引っ掛かるとは思わなんだ、お前らも大したことないな。」

φ「だっ、誰だお前は!」

プロテクトマン「俺の名はプロテクトマン。地獄からの使者だ!

父とエーデルの復讐は俺が果たす!」

φ「何者かは知らぬが、我らがイーヴィルアイアンの邪魔をしたらどうなるか思い知らせてやる!

お前達、殺せ!」

バドラフ「ウェーイ!!」

身軽な動きでバドラフ達はプロテクトマンに襲いかかる!

そして、殴るけるなどの、容赦ない攻撃・・・・・だったはずなのだが・・・・

プロテクトマン「・・・・・効かぬ!」

バシッ! ドゴッ! 

バドラフ「ウェロロロ~!」

φ「おのれ、ひるむな!」

バドラフ達は武器を使って、プロテクトマンに切りかかる!

プロテクトマン「ハッ、フン! ハァッ!」

ゴッ! グキィッ! ゲシッ!

バドラフ「ウェリリリ~!」

プロテクトマン「くそぉ、いくらザコとはいえ、多勢に無勢だな・・・・だったら!

レーザー・ネット!」

プロテクトマンは、ブレステクトからレーザーの網を発射し、バドラフ達を一網打尽にした!

バドラフ達は、動けない!

φ「小癪な・・・・! 鋼鉄竜!」

鋼鉄竜「グウェウェウェ!! 八つ裂きにしてくれる!

アイアンネイル!」

ザシュッ!

プロテクトマン「バリアガード!」

バリアガードを張り、鋼鉄竜のアイアンネイルを封じ込める!

鋼鉄竜「おのれ・・・グウェウェウェー!」

ぺしゃんこにしてやる! アイアンプレス!」

飛びかかり、プロテクトマンを押しつぶす!

プロテクトマン「させるか! ヒートフレア!」

鋼鉄竜の隙をつき、急所に高温の熱線を食らわせた!

鋼鉄竜「グハァッ!」

まんまとカウンターを取られてしまった!

地面に倒れ込む鋼鉄竜! だが、まだやられたわけではなかった!」

鋼鉄竜「おのれこうなれば、最後の手段だ! グウェウェウェウェウェウェウェー!!」

ゴゴゴゴ・・・・・・!!

鋼鉄竜野言っていた最後の手段とは、巨大化のことであったのだ!

鋼鉄竜「グウェー! 町ごとつぶしてくれるわぁ!」

プロテクトマン「巨大化するなんて聞いてないぜ! ・・・・・・そうだ!

こい! 戦艦ダブルシックス!」

横川の大穴から、鋼鉄竜に勝るとも劣らない大きさの宇宙戦艦が出てきた。

これが、ダブルシックスである!

マシンテクターでコックピットへ乗り込んだプロテクトマン。

さあ、第二ラウンドの開始である!

プロテクトマン「ダブルシックス! キャノン発射!」

ドガガガガ!!

ミサイルの雨が鋼鉄竜に降りかかる!

鋼鉄竜「なんの! これぐらいでやられる、鋼鉄竜さまではないわ!

アイアンスラッシュ!」

鋼鉄竜は、ダブルシックスめがけて切れ味のいいナイフを投げつけてきた!

ザシュッ! シュバッ!

プロテクトマン「ワッ!! 危なかった、さすがは宇宙戦艦だ、傷一つついてやしねえ。

だが、今は耐えても次来たらまずいかも・・・・・どうにかならないか?」

そのとき、プロテクトマンは気付いた! ブレステクトが光っている!

プロテクトマン「・・・・・文字が浮かんでる・・・・・・チェンジ・ガーディエスト?

分かった! ダブルシックス! チェンジ・ガーディエスト!」

すると、突然ダブルシックスが唸りを上げて変形し始めた! 

グゴゴゴガギギギギグゴゴゴ!!

そして、ダブルシックスは、巨大なロボットへと、変形したのだ!

プロテクトマン「WAO! カッコイイロボットだぜ!」

鋼鉄竜「形を変えても無駄だ!アイアンネイル!」

プロテクトマン「ガーディエスト、バリアだ!」

ヴォン・・・・・・

ザシュッ! シャッ!

プロテクトマン「ガーディエスト! そいつの爪を切ってやれ! スラッシュターン!」

頭の角が光ったかと思えば、鋭いブーメランとなって鋼鉄竜の爪を切り裂いた!

鋼鉄竜「グウェァァァ!!」

プロテクトマン「おおっと、深爪だったかな?」

鋼鉄竜「おのれぇぇぇ! もう一度アイアンプレス!」

まずい!いくらガーディエストとはいえ、あれだけ思いからだがのしかかられては、本当にぺしゃんこになってしまう!」

プロテクトマン「ガーディエスト! 何か武器はないか! その武器でとどめをさせ!」

ガシン、ガシン!

ガーディエストは腰から長い槍を抜いた。

プロテクトマン「ガーディエスト!そいつを鋼鉄竜に投げるんだ!」

シュンッ!

長槍は光り輝き、鋼鉄竜のところへ一直線!

グサッ!

鋼鉄竜「グワァァァァァ!!」

バゴゴゴゴーン!

鋼鉄竜は爆発四散し、クズ鉄と化した。

プロテクトマン「やったー!」

・・・・・・・・・・

φ「申し訳ございませんデビラー将軍。 プロテクトマンと名乗る者にコテンパンにされたばかりか、奴が持つロボット、ガーディエストに鋼鉄竜を破壊されてしまいました・・・・・このφ・オーシャン、一生の不覚でございます・・・・・・・」

デビラー「おのれ! プロテクトマン、ガーディエスト! ・・・イーヴィルアイアンの、最大の敵が出現した・・・・・!

・・・・・・・・・・

プロテクトマン「来るなら来い、イーヴィルアイアン! 俺は戦うぞ! エーデルのためにも、父のためにも!」

かくして、プロテクトマンと、デビラー将軍を筆頭とするイーヴィルアイアンとの戦いの幕が、切って落とされたのである。

それも、長く、苦しい戦いが・・・・・・・・・

 

                                                                   つづく

 

 




ここではこの小説で新たに出てきたキャラクターや用語の説明などを書いていくことにします。
(小説内で説明が出ている場合は省く)

エーデル・ライト イーヴィルアイアンを追って地球にやってきた宇宙人。リヴィット星出身。
イーヴィルアイアンとは何か因縁を持っているらしく、とくにデビラーとの間で何かあったらしい。
コウタにブレステクトをたくし、息絶える。(だが、今後もちょくちょく出てくるかも)
実は作者がピクシブで書いていた「プロテクトマン」の主人公であるが、ほとんど黒歴史状態のため、あまり好んではいない。昔の自分と決別する意味を込めて、この小説に出した。

デビラー・Υ(イプシロン) イーヴィルアイアンを統率するリーダーで、動物の血が大の好物。
生物学の権威であり、生物と機械を融合させた兵器、マシンヴィルを開発した。
エーデルとは何かあったらしい。
これもピクシブプロテクトマンからの流用キャラであるが、もともとはデビラー将軍と、ドクターイプシロンという別々のキャラであった。

φ(ファイ)・オーシャン デビラー将軍の側近で、戦闘員たちを統率する現場主義の女幹部。
だが、その素性を知る者はだれ一人いない・・・・・
φというキャラはもともと、男であったが、その後、女に変更。 どうしてかは、お察しください。

鋼鉄竜 デビラー将軍が開発したマシンヴィル第一号。 爬虫類と鉄鋼を混ぜて作り上げた。
物凄く硬い。そして、手には鋭い爪、アイアンネイルが装備されている。コウタの父を目の前で殺した。プロテクトマンに巨大化して襲いかかるも、巨大ロボットガーディエストの必殺武器、ランスビッカーによってあっけなく倒された。

バドラフ イーヴィルアイアンの戦闘員。ザコ。それだけ。

ガーディエスト 宇宙戦艦ダブルシックスが変形する、巨大ロボ。 ボディの至るとことに武器が隠されており、状況に応じていろんな武器を使いわける。その中でもランスビッカーは、チート級の強さを誇る。プロテクトマンの命令しか効かない。たまにしゃべる。

プロテクトマン、おもしろかったでしょうか?
つまらなかったらつまらなかったで結構です。
おもしろくてもつまらなくても、ただ、この作品がこんなにみられている、ということだけでも励みになりますので、ほんのひとかじりでもいいですので、見ていってください。
それでは、次回、プロテクトマン第二話「幽霊列車は頭が三つ」どうぞお楽しみに。

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