平行歩行者(一時凍結)   作:kotono

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1000文字って結構多いですね。
難しいです。
それでは、どうぞー


朝の風景って非日常のフラグっぽいですよね

朝食を済ませ食器を洗う

その間にスズは軽く家の中を掃除する。

我が家は父が単身赴任で帰ってこず、

母はホリックワーカー気味の社畜なので週末以外はほとんど会社で寝泊まりをしている。......ホントに寝ているのだろうか?

超がつくほどの放任主義ではあるが、2人とも別段両親に対して悪感情を持っておらず。むしろ仕事をせずに家事をやってるほうが気味悪いくらいである。

オレが高校上がるまで定時出勤定時帰宅を続けていた母さんなんて、仕事ができずに家でずっとそわそわしていた。

それなのに子育てを優先してくれた母さんを安心させ説得するために家事をまだ幼い兄妹で一生懸命覚えたものだ。

なので、現在では家事は全て自分たちでこなしている。

具体的には朝食と昼食の弁当と掃除はスズが

夕食と洗い物と洗濯はオレがやるという感じである。

 

 

そんな朝の細やかな労働も終わり

あとは学校に行くだけとなったとき

「そろそろか............」腕時計を見る時刻は6時57分

 

「お兄ちゃん! もうすぐ《48分》だけど?」

 

掃除を終わらせたスズが家にある壁かけ時計を見て

そう言ってきた。この壁かけ時計は両親の結婚記念に買ったものらしく電波時計であるため正確な時間がわかるようになっている。

その壁かけ時計は《6時45分》を指している。

 

「わかってるよー」

 

「でもさ もう何年も続けてるけど『何時でもいいから48分に近づいたら知らせて』ってどうゆう意味なの?そろそろ教えてよー?」

 

「ん~ まぁ色々あるんだよー」

 

「だから、その色々を教えてっていってるのー!」

 

「ま、お兄ちゃんにも少なからず秘密があるってことで、プライバシーは尊重しなきゃだろ?」

 

「またそうやってはぐらかそうとしてー」

 

そんな会話をしながらも視線だけは《12分》針の進んだ腕時計に向けており あと数秒で7時を向かえようとしていた。

.............7..6..5..

 

頭の中でカウントし目を閉じる。

 

............2..1..0

 

目を開く ゆっくり呼吸をする

そして軽く伸びをしながら《ベッドから起きあがる》

周りを見ると先ほどとは全く違う部屋にいることがわかる。床には絨毯が敷かれ、天井にはシャンデリアが吊るされており、スマホやゲーム機は見つからず、壁際にあ本棚にはラノベなどいっさいなく分厚く古めかしい本が並んでおり、さらに手の届く場所に剣やナイフが数本置かれている。

 

目の前にあるレトロな時計が指ししめす現在の時刻は

5時48分

タカシロナツキの本日2回目の起床である。

 

 

 

 


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