IS~平凡な俺の非日常~   作:大同爽

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来る!………何かが。


第10話 中途半端な……

「そうだ、言い忘れていた。おい、井口」

 

「はい?」

 

 四月も下旬。遅咲きの桜も散り始めたころ。今日一日の授業も終わり、放課後を迎えて一組クラスメイト達もクラブ活動や遊びのためにちらほらと立ち始めた時だった。

 

「井口君の専用機の準備ができました。明日の実技でフィッテングを行います。これが専用機についての書類です」

 

 とんっ、と俺の手に数枚の紙の挟まれたファイルを置く山田先生。

 

「で、これがISのルールブックだ。ちゃんと読んで、全部覚えろ」

 

 どさっ、と俺の手にすごく分厚いうえに一枚一枚がペラペラの紙でできた本が乗せられる。どさって……。

 

「それと、お前は企業所属のIS操縦者という扱いになる。それで問題ないか?」

 

「えっと、問題はないですが、その企業ってどこなんですか?」

 

「ああ。お前がこれから所属となり、お前の専用機の開発をしたのは日本のIS企業、〝指南コーポレーション〟だ」

 

 その会社の名前を聞き、俺は驚愕。クラスメイト達も少しざわつく。

 

「え?〝指南コーポレーション〟って言ったら日本でもトップクラスのIS関連企業じゃない?」

 

「確か世界的に見てもISの関連のシェアで上位にあるんじゃ…」

 

「いいなー、そんな有名な企業の所属なんて」

 

 そう。〝指南コーポレーション〟は日本屈指のIS関連の会社だ。ISについてあまり詳しくない俺でも以前から何度かテレビ番組や新聞で見ていて覚えていた。

 

「な、なあ、颯太」

 

 と、〝指南コーポレーション〟について思い出していたところで、横から一夏が俺の二の腕のあたりをつつく。

 

「ん?どうした?」

 

「……〝指南コーポレーション〟ってそんなに有名なのか?」

 

 ドガガガッ

 と、一夏の言葉に数人のクラスメイトと俺がずっこける。

 

「え?なんで?」

 

 その反応の理由が分からないようにずっこけて俺たちをきょろきょろと見ている。

 

「お前…前にセシリアが言ってたこと、俺も言ってやる。お前の家にはテレビがないの!?」

 

「テレビくらいあるぞ!見ないけど」

 

「はあ。いいか?〝指南コーポレーション〟ってのはISが登場する以前から日本でも屈指の企業だったんだ。そこからISが登場し、IS関連の製品に着手してからその規模を拡大。数年前には社長が代わって、敏腕女性社長になってからはその社長がテレビにも露出するようになってさらに有名になった。しかも仕事面でも優秀でその人が社長になってからIS関連の製品のシェアで世界でも屈指の企業になったんだ」

 

 ちなみに裏事情だが、その女社長は幼なじみで副社長の男性と社長就任の翌年に結婚してさらに話題になった。

 

「へ~」

 

「はぁ…。とりあえず、詳しくはググれ」

 

 同じ日本人とは思えない一夏の知らなさにため息をつく。

 

「まあ、このバカの無知さは置いておいて。今夜お前にその企業から連絡が来る。詳しくはその人物と話せ」

 

「はい、わかりました」

 

 姉の辛辣な言葉に少しショボーンとする一夏を尻目に俺は頷いた。

 

 

 ○

 

 

 

「はい、もしもし、井口です」

 

 夜8時ごろ。夕食も終わり、部屋で今日渡されていたISルールブックに目を通していた俺は、自分の携帯に出る。

 

「もしもし。俺は指南コーポレーション開発部主任、貴生川といいます」

 

 電話口に聞こえてきたのは男の声だった。知的でどこか優しげな雰囲気のある、イメージで言えば理数系教師と言った感じだ。

 

「こんばんは、井口颯太です。お話は聞いています。ありがとうございます。僕なんかをそちらの企業所属の操縦者に選んでいただいて」

 

「いやいや、そんな礼を言われることじゃないさ。それにこのことはほとんど社長の独断だったんだ。君のことをテレビのニュースで見た社長が『この子をうちの所属操縦者にする』と言い出して、そんな時に井口颯太と織斑一夏の専用機を作るという話がIS学園から出たものだからこれ幸いにと」

 

 その言葉に以前テレビで見た女性の笑顔を思い出す。その顔は大会社の社長と言うよりは天真爛漫な子供の顔だった。

 

「まあ、詳しくは何かの機会で社長にあった時にでも本人から聞けると思うよ。では、そろそろ君の専用機についての話をしよう」

 

「はい」

 

「えっと、学園に井口君宛に資料を送ったはずなんだけど、受け取っているかな?」

 

「はい、あります」

 

「それには目を通してくれた?」

 

「はい、受け取ってからすぐに」

 

「そうか。では資料を元に話を進めていこう」

 

 貴生川さんの言葉に返事をしつつ俺はそのファイルを開く。

 

「確認するんだけど、君の専用機はうちで作る装備の実験台にもなってもらうことになるんだが、それでもいいかな?こちらの送る装備を使ってもらってその状態や性能を見るということになるんだけど」

 

「はい、大丈夫ですよ」

 

「そうか、よかった。では次に君の専用機についてなんだが――」

 

 

 

 ○

 

 

 

「今日の実践訓練は井口の専用機のフィッティング。そして専用機持ちによる演習だ」

 

 織斑先生の言葉。俺たち一組の生徒たちはそんな織斑先生の前に並んでいる。織斑先生の横には山田先生、そして見たことのない白衣でメガネの男性が立っており、その傍らにはコンテナが置かれていた。

 男性は髪を肩のあたりまで伸ばし、それを後頭部のあたりで括っている。長身でその見た目の雰囲気は温和で知的。見た目だけで見れば理数系教師と言った感じの人だ。

 

「IS学園一年一組のみなさんはじめまして。俺は指南コーポレーション開発部主任、貴生川巧です。井口君のISの開発の責任者です」

 

 その人物は俺の予想した通り、昨日の電話口の人物だったようだ。

 

「それではこれから井口にはフィッティングを行ってもらう。井口、織斑、オルコットは前に出ろ」

 

「「「はい」」」

 

 織斑先生の言葉に俺を含めた三人が前に出る。

 

「やあ、井口君。改めてはじめまして。貴生川巧だ。昨日の電話以来だな。これからよろしく」

 

「よろしくお願いします」

 

 すらっと背の高い一夏に比べれば俺は小柄な方(それでも身長的には平均的)なので長身の貴生川さんを若干見上げつつ握手をする。

 

「それじゃあさっそくだけど井口颯太君、これが君の専用IS――」

 

 そう言いながらコンテナに視線を向け、リモコンのようなものをコンテナに向ける貴生川さん。ピッという音とともにコンテナが開く。

 

「――『火焔(ほむら)』だ!」

 

 貴生川さんの言葉とともにコンテナが開ききる。まるで鎧のようにそこに鎮座する一機のIS。赤と白をメインカラーとするそれがまるで俺のことを待っていたかのようにそこにいた。

 

「これが……俺のIS」

 

 言葉とともにその側面に俺はそっと手を置く。

 

「井口君、フィッティングを始めようか」

 

「はい」

 

 貴生川さんの言葉とともに俺は『火焔』に背を向け、体を預ける。

 俺を包み込むように『火焔』が装着され情報が頭に流れ込んでくる。

 

「君のデータはあらかじめ『火焔』に送ってある。後はそのデータと現在の君との誤差を修正し、更新するだけだ」

 

 そう言いながら手元の投影ディスプレイにキーボードで何かを打ち込んでいく貴生川さん。

 

「これで……よし!これでフィッティングが終わったから後はすぐに一次移行が――」

 

 貴生川さんの言葉を遮るように俺の体が――というか『火焔』が発光する。そして、『火焔』の形状が変わっていく。

 

「これが、俺の専用機、『火焔』の本当の姿…」

 

 その姿は数秒前とは違うものになっていた。

 まず、色合いが変わった。メインの色が赤と白だったのが、赤と黒になっていた。

 形状も変わり、背中のスラスター翼の形状も変わった。しかし、翼というような形状ではない。なんというか、枠だけだ。半透明の蛍光グリーンのまるで昆虫のような形の枠が左右に二対の計四枚。ヘッドギアにもスラスター翼のような蛍光グリーンの飾り。

 

「これで名実ともにそれは君のIS、井口颯太専用機『火焔』だよ」

 

 貴生川さんの言葉が俺の心に染みわたっていく。

 両手を開いて閉じてを繰り返し、全身を見渡す。

 

「何か問題はあるかい?」

 

「いえ。むしろ、なんか…馴染む感じです」

 

そう馴染むのだ。まるで自分のからだの一部のように。

 

「それじゃあ、次に武装を展開しよう。武装の一覧のなかに近接ブレードがあるだろう?それを展開するんだ」

 

 貴生川さんの言葉に頷きながら一覧を開く。そのなかに三つ並ぶ文字列の中から近接ブレードを選ぶ。それと同時に俺の左腰に鞘に収まった近接ブレードが展開する。まるで長い日本刀のようだった。

 

「それが『火焔』のメイン装備《火人(ひと)》だ。君の試合の映像を見て、居合斬りしやすいように鞘もつけてみた。いらなければ外すけど?」

 

「いえ、こっちの方がカッコいいんでこのままで」

 

「了解」

 

 俺の言葉に貴生川さんが笑う。

 

「では、次に――」

 

「貴生川さん、少しいいですか?」

 

「はい?」

 

 さらに装備の解説をしようとする貴生川さんの言葉を織斑先生が口を開く。

 

「ここからは『火焔』の性能を知るために軽く模擬戦をするのはどうでしょう?」

 

「なるほど。確かにその方がいいかもしれませんね」

 

 織斑先生の言葉に貴生川さんも頷く。

 

「では、試合はオルコットと井口で行う。両者準備をしろ」

 

「「はい」」

 

 返事とともにセシリアがISを展開。青い鎧とともにその場に浮かぶ。俺もコンテナから出る。

 

「よろしくな、セシリア」

 

「手加減はしませんわよ」

 

 コツンとお互いの拳をぶつけ合う。

 

「それでは、両者、はじめ!」

 

 織斑先生の言葉とともに空中へと飛び立つ。と、同時に腰の鞘から《火人》を抜刀。セシリアに斬りかかる。

 

「はああああ!」

 

「させませんわ!」

 

 斬りかかる俺の斬撃をよけ、俺にスターライトmkⅢを俺に向ける。

 

「おっと!」

 

 撃たれる前にその銃口を蹴り上げ、セシリアから距離を空ける。そんな俺を追いかけるようにセシリアのビットが飛んでくる。

 

「よっ!ほっ!」

 

 流石は専用機。訓練機とは出せるスピードが違う。訓練機よりも動きやすい。

 

「せいやっ!」

 

 気合いの一閃とともに俺に向かってきたビットの一つを斬り裂く。以前の近接ブレードとは比べ物にならないほどの切れ味。

 さらに近くに来ていたビットをもう一基切断する。

 

「うん。流石は専用機のメイン装備」

 

 セシリアから距離を置き、長刀の近接ブレードを眺める。

 それから一度《火人》を鞘に収める。

 

「あら?もう終わりですの?」

 

「ははっ、まさか。ここからだぜ?」

 

 俺の行動に首をかしげるセシリアに笑う。

 

「それじゃあ行くぜ!――《火ノ輪(ひのわ)》!」

 

 俺の呼び出しとともに俺の両手の甲に直径30センチの円形の装備が展開する。

 

「はああああ!」

 

 掛け声とともに俺の手の甲で円形の装備――《火ノ輪》が高速回転を始める。

 

「せいっ!!」

 

 掛け声とともに《火ノ輪》が回転しながらセシリアに向かっていく。

 

「くっ!」

 

 《火ノ輪》をすんでのところで 回避したセシリアが残っている二基のビットを展開し、レーザーライフルをこちらに向ける。

 

「なかなか面白い武器ですが、当たらなければどうということはありませんわ」

 

「当たらなければ…な」

 

 俺の言葉に訝しげな表情を浮かべるセシリアの顔が驚愕に変わったのは自分の横でビットが二基、爆発したからだ。

 確かに、いくら《火ノ輪》の速度が速く、威力が高くても、当たらなければどうということはない。しかし、《火之輪》真骨頂はその軌道を操り、自分の手元に戻ってくることだ。

 ガチンガチンという接続音とともに俺の手の甲に《火ノ輪》が回転したまま接続された。

 

「当たらないなら当てればいいんだよ」

 

「…………」

 

 俺の手の甲で回転する《火ノ輪》を見たまま唖然とするセシリア。

 

「それじゃあこれでフィニッシュ!」

 

 両手に《火ノ輪》を回転させたままセシリアへと瞬時加速を使わずに最大速度で接近する。

 

「甘いですわ!」

 

 接近する俺に向け、レーザーライフルを向けるセシリア。

 

「わたくしの射撃を避けるつもりです?」

 

「違うぜ。避ける必要がないんだよ。《火打羽(ひうちば)》!」

 

 セシリアの射撃が飛んでくる前に俺は最後の装備を呼び出す。

 それと同時に俺の両肩から半身を覆うように半透明のシールドが展開。シールドが肩の接続部分で駆動し、俺の体の前を覆う。それによりセシリアのビーム攻撃がシールド――《火打羽》に当たり、弾ける。《火打羽》は無傷。

 

「なっ!?」

 

 セシリアは驚愕の表情。しかしすぐに顔を引締める。

 

「ならば、これはどうですの!?」

 

 セシリアの言葉と同時に腰部から広がるスカート状のアーマーの突起が外れ、動いた。俺が前回の試合で最後に食らったセシリアの奥の手、『弾道型』のビットだ。でも――

 ドドンッ!

 大きな爆発音とともにセシリアのビットが《火打羽》にぶつかって爆発。が、残念ながら《火打羽》は無傷だ。

 

「なっ!!?」

 

 本日何度目ともわからないセシリアの驚愕の表情を見ながら俺は右手を大きく振りかぶる。

 

「とどめ!!」

 

 そのまま振りかぶった右手とともにセシリアに《火ノ輪》を叩きこむ。

 

「きゃああああ!!」

 

 悲鳴とともにセシリアが落下。

 

「おっと」

 

 そんなセシリアに瞬時加速とともに接近し、追い越す。先に着地した俺は落下して来たセシリアをキャッチする。

 

「先生、これくらいでいいんじゃないですか?」

 

 キャッチしたセシリアを下ろしながら織斑先生に顔を向ける。

 

「そうだな。では、模擬戦は以上だ」

 

「ふう」

 

 織斑先生の言葉に肺の中の空気を吐き出す。と、そこでたくさんの視線を感じ顔を向けると、クラスメイト達が唖然とした顔で俺のことを見ていた。

 

「え?えっと……何?」

 

 何が何だかわからない俺はとりあえず笑いつつ首を傾げる。

 

「いや、なんていうか、すごいなお前の専用機」

 

 一夏が代表するように口を開き、それに賛同するかのようにみんな(山田先生含む)が頷く。

 

「いやいや、今のはあれだから。一度戦ってるからコツとかわかってるし、セシリアは初見だったからってだけで、お互い条件が対等だったらまた違ったと思うぞ?」

 

 俺の言葉にみんな疑わしそうにジト目になっている。

 

「はははは。まさかあそこまで使いこなしてくれるとは思わなかったよ」

 

 その状況を見て、貴生川さんが笑う。

 

「いえ、そうでもないですよ。特に《火ノ輪》はコントロールが難しいですね。普通に自分のところに戻すだけなら勝手に戻ってくるんですよね?」

 

「ああ、そうだね」

 

 《火ノ輪》はある程度持ち主――この場合は俺から離れると自動的に持ち主のもとに戻るようになっているらしい。簡単に言えば手の甲の接続部分と《火ノ輪》本体同士には特殊な電波通信が行われているらしいが…いかんせん、俺は頭にはあまり自信がないので理解できたのはここまでだった。

 

「今のコントロールだけでものすごく疲れました」

 

「うーん、もう少し調整をした方がいいのかもしれないな」

 

 貴生川さんが今の試合データと思われる数値とにらめっこをし始める。

 

「あの…貴生川さん」

 

「あ、はい。なんでしょうか?」

 

 数値の表示されている投影ディスプレイから顔を上げる貴生川さん。貴生川さんに話しかけたのは山田先生だった。

 

「一つお伺いしてもよろしいでしょうか?」

 

「はい、俺でお答えできることなら」

 

「井口君のISは第何世代なんですか?」

 

 あ、そう言えばそうだ。そこは俺も気になっていたんだ。

 

「ん~、強いて言うなら2.5世代…ですかね」

 

「2.……」

 

「…5?」

 

 貴生川さんの言葉にその場の全員(織斑先生以外)が首を傾げる。

 

「彼のISは基本性能で言えば第二世代型ISなんですが、試験的に第三世代相当のうちの装備をいくつか使ってもらうことになっているんです。だから、実を言うと彼の『火焔』の固有の装備は《火人》だけで、今回使った《火ノ輪》と《火打羽》は本来なら『火焔』の装備ではないんだ」

 

 そこまでなら俺も昨日の電話で説明を聞いていたので知っていた。

 

「しかも、今のところ彼に使ってもらう予定の装備は全部で四つ。つまり後二つ用意されてるんだ。まだ調整段階で、使えるようになるのはもう少し後になると思うけどね」

 

「こんな特殊装備が…」

 

「あと二つも…」

 

 現在俺は《火ノ輪》も《火打羽》も展開状態だ。その二つにその場の全員の視線が注がれているのを感じる。

 

「ちなみにそのデータは俺もまだ見てないんだけどね」

 

「ははは。まだ調整段階だからね。でも、うちの会社でもなかなかに自信作なんだよ」

 

 楽しそうな笑みを浮かべる貴生川さん。実は俺も少し楽しみだったりする。

 

「まあとりあえず、これから他の装備も含めて何かおかしなことがあったらいつでも連絡してくれ。こちらからもたまに連絡をすることもあると思うけど」

 

「はい、わかりました」

 

「あ、そう言えば社長も君と話したがっていたよ。今日大事な会議が無ければ一緒に来る気みたいだったけど。そのうち社長からも連絡があるかもしれないからそのつもりでいてくれるかい?」

 

「りょ、了解です」

 

 大会社の社長から連絡が来るとか、緊張してまうわ。

 

「ん。そろそろ時間だな。では、今日の授業はここまでだ」

 

「それじゃあ、みなさん。これからも学園にお邪魔することもあると思うんで、その時はよろしく」

 

 織斑先生の言葉の後に貴生川さんが手を振りながら言った。

 そこから授業は解散となり、俺も『火焔』を解除。俺の右腕に待機状態の赤いリング状のブレスレッドとなる。

 

(これからよろしくな、『火焔』)

 

 俺はそのリングをそっと撫でた。

 




はい、というわけで颯太君の専用機がとうとう登場です。
え?何かに似ている?
てかそのものじゃないかって?
………まあモデルにしましたよ。あの革命機たちを。

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