他の2つの小説をディオドラの話まで追い付いたら更新再開します
ディオドラ・アスタロトは笑っていた。
「アッハハハハハ!計画通りだ!ついに…ついにアーシアを手に入れたぞ!!」
神殿の奥に着いてディオドラはアーシアを拘束しようとしたら……
『オラァ!!』
「ぶべらぁ!?」
スタープラチナに殴られた。
イッセー達は現在、神殿の奥にいるディオドラの元へ向かっていた。途中でミッテルトと黒歌そして北欧の主神オーディンと合流しオーディンは神殿の入口で敵の足止めを引き受けてイッセー達は先を進みながらこの場にいるアーシアから説明を受けていた。
「それじゃ!今ディオドラの所にいるアーシアは!?」
「はい!このレーティングゲームが始まる寸前で事情を聞きました!私は黒歌さんと一緒に別の部屋で待機してたんです」
「アザゼル先生と同様に知ってたんだな!アイツ!!」
小猫は自分の想い人の名を口にした。
「…丈助くん」
ディオドラは困惑していた。アーシアの横にいるスタンドを見て。
「ど、どうなっているんだ?その隣の幽霊はジョジョしか使えないはずだ!!」
「私はアーシア……じゃないぜ~!」
「なっ!?」
ディオドラはアーシアの声が変わった事と顔が変形した事に驚愕した。
「き、貴様はジョジョ!!」
そう!ディオドラに連れてかれたアーシアはジョジョだったのだ!!
「このスタンドは【クヌム神】。身長 体重 臭いまでも~思いのままさ~♪」
ジョジョはクヌム神を使ってアーシアの影武者になってたのだ!!
「…フフフ」
しかしディオドラは不気味に笑っていた。
「……何が可笑しいんだ」
「フフフ……ジョジョ!!あれを見ろ!!」
ディオドラが指した先には……
「なっ!?イル!!ネル!!」
ライザー眷属の兵士イルとネルがいた。
「何故お前らが!?……ん?」
ジョジョはイルとネルの額を見て気づいた。ジョジョが見たのは、かつてミッテルトの額に付けられていた肉の芽みたいな物だった。
「これは!?……そうか!ミッテルトを操っていたのは貴様かぁ!!ディオドラぁぁぁ!!」
「ジョジョ!貴様にコイツらを倒す事は不可能だ!!アハハハ!!」
「(クソ野郎が!!スタープラチナで時を止めて肉の芽を抜くのは厳しい!ザ・ワールドは長く時を止めれるがスタープラチナ並の精密は無い!そしてスタープラチナは時を止めるのは3秒程度!肉の芽を3秒以内に取り除く事は不可能!脳はデリケートだからヘタに取り除くと危ない!!どうすれば……)」
ジョジョは考えながら操られているイルとネルの攻撃を避けていた。
その頃イッセー達はディオドラの眷属達と戦いながら神殿の最深部手前に1人の男が現れた。
「ヤッホー久しぶりだぜぇ!ゲハハハハ!!」
「ゲッ!?イカれ神父!!」
ミッテルトが言うようにイッセー達の前に現れたのはフリード・セルゼンだった。
「この人……人間をやめてます!!」
小猫の嗅覚でフリードが人間をやめた事を突き止めた。フリードは聖剣事件の後、キメラにされてもはや人間の原型は無かった。
しかもフリードから衝撃の真実が言われた。
アーシアが助けたディオドラは元々アーシアを手に入れる為に自分で傷をつけてアーシアに近づいた。それでアーシアはディオドラを治した事により教会から魔女と言われて追放。そして行き場を失ったアーシアは駒王町で堕天使に拾われた所レイナーレが神器を抜き取った隙を見て自分の悪魔の駒で眷属にしようとしたんだが、リアス達の介入で失敗になり、最後の手段としてミッテルトに相手を操る肉の芽を寄生させたがジョジョにより失敗に終わったのだ。
「何もかもディオドラの筋書きだったわけだ!ギャハハハハハ!!」
これを聞いたアーシアはショックを受けた。アーシアが教会に追放されるのも全てディオドラの策だったのだ。グレモリー眷属や黒歌そしてミッテルトはディオドラに対して怒りが沸いた。
「ウチを……ウチを利用した事を後悔させてやる!!」
ミッテルトは完全に怒った。
「…………」
イッセーに関しては怒り爆発寸前だった。
「イッセーくん。その怒りはディオドラにぶつけるんだ」
「だげど!!」
「怒ってるのはキミだけじゃないんだ!!キミはディオドラにその怒りをぶつけるんだ……彼の相手は僕がするよ」
そういい木場はフリードに近づいた。
「イカれる位に最高だぜぇ!ディオドラの奴は!ギャハハハハハ!」
「……この場にジョジョくんがいたらキミを見てきっとこう言うだろうね」
木場は聖魔剣を出して構えた。
「……この……」
「あぁ?何をぶつくさ言ってるんだ?クソ悪魔ぁぁぁ!!!」
フリードは木場に自身の持つスピードで攻撃を仕掛けたが、木場のほうが速めに仕掛けた。
「ドグサレがァァァァァァァァァァァ!!!!」
完全に見えないスピードにフリードを切り刻んだ。
「がはっ!?…なんだよ……それ……ふざけんなよ!クソ悪魔!……んぁ?」
人間離れしたせいか切り刻んだ身体は再生をしてたがいつの間にか小猫が目の前にいた。
「なんだぁ?チビ!その目は!!文句あんのか!チビ!」
小猫は哀れみの目でフリードを見て言った。
「別に貴方には何も言う事は無いです。とても哀れすぎて……」
小猫は両手に波紋を流し始めた。
「…何も言えません…。
「ぐぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
波紋疾走でフリードは消滅した。
フリード・セルゼン……死亡。
「この先にジョジョとディオドラがいるわ!皆!行くわよ!!」
遂にディオドラと激突する!
←ToBeContinued