何かを得るには何かを捨てる
「……んあ?朝か?」
ジョジョは目を覚めるとスタンドを出した。
「転生神の言った通りに新たなスタンドが追加されてるな…。【ザ・ハンド】【エコーズ】【レッド・ホット・チリ・ペッパー】【ヘブンズ・ドアー】【キラークイーン】…フフフ…本当に追加されたな…ん?…手紙?」
ジョジョの枕元には手紙があった。
『言いそびれたけど、転生特典の神器【無限の創造】は撤去したよ~。あまり使ってないからね~♪【何かを得るには何かを捨てる】…スタンドを得た代わりに神器を捨てたジョジョは【無限の創造】は使えないからね~♪』
「はぁぁぁ!?」
『もう1つ言いそびれたけど、クレイジーダイヤモンドの自分も治せる設定を無しにしたからね~♪やっぱりスタンドの能力は本来でなくちゃね~♪』
「ウソダドンドコドーーン!?」
ジョジョはこっちの内容に衝撃だった。
ジョジョは試しに無限の創造を使おうとしてみたら…
「っ!?おいおい…マジかよ…本当に神器が使えなくなってる…」
ジョジョは再び手紙を見ると…
『言いそびれたお詫びとして【ラブ・デラックス】と【ハーヴェスト】と【ハイウェイ・スター】を追加させといたよ~。ちなみに【ザ・ハンド】で削られた対象は【次元の狭間】に行くようにしたからね~。彼処は特殊な力を持たないと時間が経つと消えちゃうでしょ?』
「は?……はぁぁぁぁぁぁぁ!?」
ジョジョは転生神のサービスに驚愕した。
『フッフッフ……これを読んでるジョジョの次のセリフは…【さすが転生神!俺には出来ない事を平然とやってのける!!そこに痺れる憧れるぅぅぅぅぅぅ!!】と言う!!』
そんな事を書いてるとも知らずにジョジョは…
「グレートだぜ!!こうしちゃいられない!!早速イッセーに試してやるぜ!!」クシャクシャ!!ポイ!
その部分を読まずに捨てた。
~転生神の間~
『えぇぇぇぇぇ!?そこは読むところでしょ!?』
転生神の間で確認してた転生神のツッコミは虚しかった。
『……仕事に戻ろう』
有名な十八番が決まらなかった為に落ち込んだ転生神だった。
~列車の中~
「…無限の創造は消えた代償として新たなスタンドを手に入れたのですか?」
小猫がジョジョに聞く。
「そういう事だぜ」
夏休み終了が近いために人間界に帰るジョジョの奇妙な御一行とグレモリー眷属は列車で雑談していた。
「オーディンの爺さんと仲が深まったしな。また会いたいぜ」
あのふざけた遊びを合図も無しで合わせた事によりジョジョとオーディンは仲が深まったのだ。
「イルとネルは良かったんスカ?」
ミッテルトがジョジョに聞く。
実はイルとネルは強くなる為にレイヴェル達の元に戻ったのだ。
「…寂しくなるが…アイツらが成長してから会うのが楽しみだぜ」
そう言い目的地の駒王駅に着いて降りると…アーシアに話をかける男がやって来た。
「もしかしてアーシア・アルジェントかい?」
アーシアに話を掛けた男は知らない…後に地獄を見ることになるなんて…この時…思いもしなかっただろう…。
第6部 体育館裏のオラオララッシュ
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ヤバイ…早くボコボコにしたい…日頃のストレスをこのドグザレにぶつけてぇ!!
※クレイジーダイヤモンドの設定を本来の力に戻しました。