…マジですみません。
フィギュアにされたグレモリー眷属とシトリー眷属。
ジョジョは取り戻す為にディールにポーカー勝負を挑んだ。
「……」コトッ
ディールがテーブルに置いたのはセキュリティシールが貼ってあるトランプだった。
「セキュリティシールが剥がされてないなら…ディールも中のカードを触れてない証拠だな」
アザゼルが後ろからそう言う。
「……」
ジョジョはセキュリティシールを剥がしてトランプを確認していた。
「(城野丈助…またの名前はジョジョ。…戦闘だと私が勝てる確率は0だが…ギャンブル勝負で私が勝てる確率は…100だ!)」
ディールは絶対な自信があった。
トランプを確認し終えたジョジョはディールにお願いをした。
「ゲームを始める前にそのカードでシャッフルしてみろ」
「ん?…別に構わないが」
ディールはジョジョに言われた通りシャッフルをして、シャッフルを終えた。
「何をするつもりだい?まさか私がシャッフルでイカサマをするところでも見極めようとしてるのかい?」
ディールの質問にジョジョは無視した。
「上から何番目でもいい。自分の好きな部分のカードを取りな…そして…俺に見せるな」
ディールはジョジョの言う通りにカードを取った…すると…
「当ててやるよ…♥6」
「っ!?」
ディールは驚いたが…それだけでは無かった。
「1番上からお前がめくったカードまで言うぞ。♠の5、♦のQ、♠のJ、♥のA、♦の7、♣の6、♣のK…そして♦の2だ」
ディールはジョジョが言ったカードを確認すると…
「なっ!?」
「あ、当たってるッス!!」
全て当てていた。
「おいおい!カードをシャッフルしたのはディールだぞ!どうして分かったんだ?ジョジョ」
アザゼルがそう言うと…ジョジョの後ろにスタンドのスタープラチナが現れた。
「俺のスタンド…スタープラチナは眼が良くてな…シャッフルしてる時にカードを全部見たから覚えてるんだよ」
説明したジョジョにディールは笑う。
「ククク。それなら私がカードをシャッフルする時にカードを見えないようにすればいい話だろう?」
挑発的に言うディールだが…
「分からないのか?…テメーはイカサマをするのが難しくなったって事だぜ…それを分かって貰う為にな…先に言うぜ…テメーがイカサマをした瞬間…最初は指を折るからな」ゴゴゴゴゴゴ
ディールは冷や汗をしながら…
「…good」
承諾した。
-【この小説のオリジナルルール】ー
ディールはコインの代わりにフィギュアになったグレモリー眷属、シトリー眷属をだします。(合計16)
ジョジョはコイン(16枚)をだして賭けます。
ディールの手元にフィギュアが無くなればジョジョの勝利。
ジョジョの手元にコインが無くなればディールの勝利。
「OK!open the game!」
先ずはディーラーを決めるためにカードを取るジョジョとディール。
「♥の10」
「♣の7」
「ディーラーは私だな」
ディーラーはディールに決まった。ディールはカードをシャッフルしだした。
「(コイツに見えないようにシャッフルしなければな…それにコイツは知らない…私はシャッフルでどの位置にカードをあるか分かる事をコイツは知らない!!)」
熟練の動きで滑らかにシャッフルするディール。
「カットをどうぞ」
言われた通りにシャッフルするジョジョ。
「では…このディールがディールしよう…なんてな」
「下らねぇ事を言ってないでカードを配れ」
「怖い怖い…ジョジョに私」
カードを配るディール…
「ジョジョに私」
次の瞬間!!
「ジョジョに【グキィ!!】ギャアァァ!!?」
スタープラチナがディールの指を折った。
「「「え?」」」
アザゼル達は何が起きたか分からなかった。
「先に言ったハズだぜ。イカサマした瞬間…指を折るってな…【セカンドディール】…トランプのシャッフルの心理を使ったイカサマ…1番上からトランプを配るって考えを利用して滑らかな動きで2番目のカードを配る。よく見てみろ…アイツの持ってるカードを…」
ディールの束を見ると…
「にゃ!?アイツ2番目のカードを配ろうとしてたにゃ!!」
「そうだ。そして1番上のカードは自分の元に配る…そうすると…見ろ!」
ジョジョは今まで配られたディールのカードと1番上のカードをめくると…
「10の3カードが出来てるじゃねぇか!!」
確実にディールが勝てる手札になってた。
「分かってるな?次イカサマしたら…オラオラをぶちこむぞ」
「…ぐ、good」
ディールは承諾した。
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