第D×D部/ジョジョの奇妙なハイスクール   作:コブー

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オリジナルはぐれ悪魔…さぁ!open the game!!


ジョジョVSはぐれ悪魔ディール その1

修行を終えたジョジョ達はレーティングゲームが始まる3日前…魔王主催のパーティに参加していた。

 

 

「皆、レーティングゲームは3日後…体調管理をしっかりしてね。それと今日は楽しんでね」

 

「「「「はい。部長」」」」

 

グレモリー眷属一行がパーティを楽しんでいた。

 

「リアス・グレモリー様ですね?」

 

「そうですけど…貴方は?」

 

しかし楽しいパーティのハズが…1人の悪魔によって…地獄に変わろうとしていた。

 

「S級はぐれ悪魔…ディールと申します」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だー!!ちくしょう!!」

 

アザゼルが悔しがってた。

 

「なんだよアザゼル…また負けか?」

 

ジョジョがルーレットをしているアザゼルに近づいた。

 

「こうしてみると…まるでダメなオッサン…略して【マダオ】だな」

 

「【マダオ】はドライグだろぉ!!」

 

 

 

※ドライグと長谷川(銀魂)は声優が一緒です。

 

 

 

「丈助くん!!」

 

小猫が慌てて丈助の元にやって来た。

 

「ん?どうした?」

 

「部長とソーナ会長が…大変なのです!!」

 

「「は?」」

 

ジョジョとアザゼルは小猫の案内にその場所に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

リアスに話をかけてきたのはS級はぐれ悪魔…ディール。リアスにチェスのゲームを誘ってきた…しかしそれは…命を掛けたゲームだった。

 

「S級はぐれ悪魔ディール…。貴方は戦闘は苦手と聞いているわ…」

 

「ククク…頭を使うゲームは得意ですからな…私は…さぁ…貴女のターンですよリアス・グレモリー」

 

「くっ!」

 

「考えてくださいね。【シトリー眷属】を取り返したければね」

 

ディールの後ろは会場の壁側…リアスの後ろは会場の広場…会場の殆どがリアスとディールのゲームを見ていた。

 

「ソーナちゃん!!」

 

セラフォルーがソーナを呼ぶ。

 

「(ソーナ!)」

 

リアスが見た先には…【フィギュア】にされた【シトリー眷属】がいた。

 

 

ー【S級はぐれ悪魔ディール】ー

 

この悪魔は戦闘は対して強くないがギャンブルが強い。今までの彼を捕らえに来た相手は彼の提案で平和的に済ますためギャンブルで勝てばディールは捕まると約束する。…しかし挑んだ相手が負けた時は…【フィギュア】に変えられてしまうのだ。

 

ソーナもディールに挑まれたが…ソーナは敗北した。ソーナを取り替えそうとチェスに挑んだ匙達だが…相手はギャンブルが強い為に呆気なく敗北した。そしてディールの手元にはフィギュアにされた8人のシトリー眷属がいたのだ。

 

 

「ソーナ・シトリーは強かったですよ。しかし…まだまだでしたがね」

 

「黙りなさい!!」

 

リアスが滅びの魔力をディールに向けるが…

 

「やめておくんだな。…私を殺せばシトリー眷属も死にますよ」

 

ディールの言う事はハッタリでは無い。自分が殺されればフィギュアにされた者達も死ぬのだ。

 

「チェックメイト」

 

「っ!?」

 

チェックメイト…つまり…

 

「…ま、参りました」

 

リアスの敗北だった。

 

 

「ホホホ流石ですね。ご主人様」

 

はぐれ悪魔ディールの執事をしている同じ【はぐれ悪魔セバス】が褒める。

 

 

だがしかし!!

 

 

「…チャンスをやろう」

 

「…チャンス?」

 

「あまりにも勝敗が見えてたのでね…もう一度チャンスをあげるのさ…キミ達が好きなゲームを選んで構わないよ」

 

ディールは呆気なく勝った為にリアスにもう一度チャンスをあげたのだ。

 

「ただし!…次は貴女と貴女の眷属を掛ける事になりますがね」

 

ソーナを取り戻すには自分と自分の眷属を掛ける…つまり勝てばソーナを取り戻せる…負ければグレモリー眷属全員がフィギュアになるのだ。

 

 

 

「何の騒ぎだ?」

 

丁度ジョジョとアザゼルもやった来た。

 

ジョジョとアザゼルは小猫から事情を聞いた。

 

「リアス!ここは俺がやる!」

 

アザゼルがディールに挑もうとすると…

 

「部長!俺に任せてください!」

 

イッセーが出た。

 

「アザゼル。イッセーに任せよう」

 

「…わかった」

 

ジョジョがアザゼルをなだめた。

 

 

「赤龍帝か…どんなゲームをするんだい?」

 

バン!

 

イッセーはグラスとジュースが入った瓶を置いて…グラスを注いだ。

 

「ルールは簡単だ!このグラスに入った表面張力のジュースにコインを入れてグラスから溢れたら負けだ!」

 

説明を聞いたディールは…

 

「ほう…変わったゲームだな。始めようか」

 

 

 

open the game!

 

 

 

「先攻は?」

 

「アンタからでいいぜ」

 

先攻はディールからだ。

 

「一応聞くが…コインは同時に入れても構わないか?」

 

「構わないぜ。1枚でも2枚でも」

 

「それじゃ…私は5枚入れるよ」

 

ディールはコインを5枚掴んでグラスに近づく。

 

「おいおい。あの野郎…勝負に出るつもりかよ」

 

アザゼルが呆れて見てるが…

 

「だが…あのはぐれ悪魔…中々の強敵だ」

 

ジョジョはディールを警戒していた。…何故なら…

 

「(カジノで勝ち続ける奴は【イカサマ】上等…むしろイカサマ使わないと…勝ち続けなんて無いからな)」

 

イカサマを使わないか警戒していた。

 

 

 

ポチャン!

 

 

「はぁ!はぁ!」

 

ディールはコインを5枚入れてグラスは溢れなかった。

 

「フフフ、久しぶりだよ。こんなにドキドキするゲーム」

 

初めてやったゲームのせいか緊張のあまりに冷や汗をかいてた。

 

「…次は俺だな」

 

イッセーはコインを1枚を手にした。

 

「(ん?…おいおい…イッセーお前はジョセフかよ)」

 

ジョジョは気づいた。

 

それはディールには見えない位置でイッセーがコインの裏に脱脂綿を仕掛けて…ジュースを足していた。

 

「(…それにしても…イッセーがジョセフの提案ゲームをするとわな…ディールって奴はチョコを食ってない時点でチョコのイカサマは無いな)」

 

ジョジョがそう考えてる内にイッセーはコインを入れて溢れなかった。

 

「ちっ!」

 

ディールは舌打ちをした。その頃…内心でのイッセーは…

 

「(どーだ!次に入れる時は確実に溢れる!俺はイカサマを使ったけど…イカサマはバレなければイカサマじゃないんだよ!)」

 

勝ち誇ってた。ディールも1枚を入れようとしていた。しかし…表面張力が限界のせいか溢れかけてたが…

 

「ところで赤龍帝。キミはこう思ってるね?【次に私が入れた時は溢れる】と…でも…そうでもないんだよねぇ」ニヤリ

 

ポチャン!

 

ディールはコインを入れたが…溢れなかった。

 

 

「そ、そんな!!溢れないなんて!」

 

イッセーは驚愕した。

 

「ん?どういう事だい?」

 

「っ!…何でもない」

 

イッセーは危うくイカサマしてる事がバレそうだった。

 

「次はキミだよ」

 

イッセーはコインを1枚とるが…

 

「はぁ…はぁ…」

 

ポチャン!

 

「っ!?…そん…な」

 

リアスは絶句した。何故なら…イッセーが入れたコインは…溢れたのだ。

 

 

「ゲームセットだね。それじゃ約束通り…フィギュアになってもらうぞ!!」

 

「部長…すみません…」

 

「ごめんなさい…皆…ソーナ…」

 

「グレモリー眷属よ…フィギュアになれ!!」

 

ディールの力によってリアス、イッセー、アーシア、朱乃、祐斗、ゼノヴィア、ギャスパー…そして…

 

「丈助…く…ん」

 

小猫がフィギュアになった。

 

「フフフ、魔王の妹とその眷属達を手に入れてしまったよ」

 

ディールは小さくなったフィギュアを手にして笑っていた。

 

「貴様ぁ!!」

 

黒歌がディールの胸ぐらを掴んだ。

 

「どいて黒歌ちゃん…今からコイツを氷付けにして凍死させる」

 

セラフォルーがディールに向けて魔法を放とうとする。

 

「忘れたかい?私を殺せば…フィギュアになった者達も死ぬのだよ!!」

 

「クッ!」

 

「クソがぁ!!」

 

「落ち着くんだ!二人とも!!」

 

「サーゼクス!お前も滅びの魔力を抑えろよ!!」

 

ジョジョは黒歌とセラフォルーをなだめて、アザゼルはサーゼクスをなだめた。

 

「流石ご主人様!!ご主人様のギャンブル強さは!!」

 

セバスはその先の言葉(世界一ィィィ)を言おうとした瞬間…

 

 

 

「やかましい!!引っ込んでろ!!」

 

 

 

「はいぃ!!!?」

 

ジョジョに黙らされた。

 

ジョジョはディールに近づいた。

 

「キミがジョジョだな。初めまして私はディールだ」

 

「さっきのゲームで【イカサマ】してる奴によろしくしたくないな」

 

ディールはジョジョの言葉に眉がよせた。

 

「私がイカサマ?…私がどうやってイカサマしたか言ってみな?」

 

ジョジョはニヤリと笑って答えた。

 

「イッセーがやったイカサマと一緒だ。お前の後ろは壁側…誰も見られない事を利用した。『コインの裏に脱脂綿を仕掛けて【余分な水分を吸った】…そして限界の表面張力はギリギリ耐えた』…これがお前のイカサマだ」

 

そう言った瞬間…

 

パチパチパチパチ!!

 

ディールが拍手した。

 

「その通りだジョジョ。…初めてだよ…私のイカサマを見破った奴は…ちなみにチェスはイカサマを使ってないよ…チェスは私の実力だよ」

 

「それじゃ卑怯にゃ!!」

 

黒歌が抗議するが…

 

「黒歌。イカサマはゲームが終わるまで【バレなければ】イカサマじゃないんだよ」

 

「その通りさ。イカサマを見抜けない奴が悪いんだよ」

 

「……」

 

ディールの言う事に黒歌は黙った。

 

「面白い…ディール!次は俺が相手だ…ゲームはポーカーで勝負だ!!」

 

ディールはジョジョの勝負内容を聞いて喜んだ。

 

「いいだろう!!ポーカーは私の得意ゲームだからな!」

 

「お、おい!ジョジョ!!俺が相手をする!」

 

「お前は絶対に負けるから引っ込んでろ!!」

 

アザゼルを引っ込めるジョジョ。

 

「ジョジョ!大丈夫ッスか!?」

 

「そうにゃ!アイツはイカサマを使うから勝てるのかにゃ!?」

 

黒歌とミッテルトは心配するが…

 

 

「…どのみち…やるしかねぇ!!勝負だ!!」

 

 

ジョジョはディールにポーカー勝負を仕掛けた。

 

 

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