皆、ひさしぶりだな。
ジョジョだぜ……。
今、俺は若手悪魔会議の席に座ってる。
「わーい♪ジョジョちゃんの隣だ♪」
え?何でセラたん達が座ってる所に居るって?
三大勢力の平和の象徴の『奇妙な生命体』だから俺も出席しているんだよね……サーゼクスの奴……事前に連絡しろや……。
「よく集まってくれた。これは若手悪魔の顔見せと同時に君達を見定める会議でもある」
「早速やってくれたみたいだがな」
初老の悪魔がそう言った。
まぁ……俺も無関係とは言わないがな……ヤンキー擬きの悪魔は俺の波紋疾走でダメージがあるため、おでこに湿布を貼ってある。
お偉いさんのジジイの長話が始まった……長話は学校の校長で十分だ……それにしても………退屈だ……。
ジョジョはスタンド『ザ・フール』を使って身代わりにしようかと考えたが……。
「ジョジョちゃんダメだよ♪」
セラたんに阻止された。
「……やれやれだぜ」
「さて、最後に君達の今後の目標を聞かせてほしい」
やっと長話が終わろうとしてた。
「俺は魔王になるのが夢です」
サイラオーグが真っ直ぐな目で言った。
「「「「ほう」」」」
……目標や夢を持つことはやっぱり良いな……。
「私はグレモリーの次期当主として生き。レーティングゲームで優勝することが夢ですわ」
う~ん……リアスの目標は何となく予想はしてたが……あの件があったからこその目標だろ。
色々な悪魔が夢や目標を言って……最後はソーナみたいだ。
……セラたん……嬉しいのは分かるが……あんまりキャッキャッしないで……。
「私は冥界にレーティングゲームの学校を建てることです」
「(ほぉ)」
「学校ならある既にあるが?」
「それは上級悪魔と特権階級の悪魔しか通えない学校です。私は下級悪魔や転生悪魔が通える学校を創りたいのです」
……立派な夢だ……。
「「「「ハハハハハハ!!」」」」
お偉いさん達の笑い声が響き渡る……
はぁ?
「それは無理だ!傑作だ!」
「……私は本気です」
ソーナは本気で言った。
魔王の立場上応援は出来ないセラたんはうんうんと頷いてた。
「ソーナ殿。そのような施設を創ると旧家の伝統と顔が潰すことになりますぞ。関係ない、たかが転生悪魔に教えるなど馬鹿馬鹿しい」
ギュッ!!
ジョジョは右の拳に力をいれてた。
「どうして!会長の!……ソーナ様の夢を馬鹿にするんですか!!叶えられないって何で決めつけるんですか!!」
匙が立場を忘れてお偉いさんに物申す。
「口を慎め……転生悪魔の「五寸釘ぶちこむぞ」なに?」
会場の雰囲気が急変して、全員の視線がジョジョに向かった。
「さっきから黙ってればなんだぁ?クソジジイ」
「なっ!貴様!!誰に向かって言っている!!」
ジョジョの返答は……
「クソジジイに向かって言っているんだが?クソジジイ」
「なっ!?」
「貴様!黙って聞いていれば!!」
「喧しいッ!!引っ込んでろぉ!!」
「「「「はい!!」」」」
ジョジョの怒鳴りでクソジジイ達は引っ込んだ。
「……ソーナ会長」
「は、はい」
ジョジョの迫力の怒鳴りでソーナ達も戸惑っていた。
「夢を諦めなければ、夢は叶うぜ。俺は応援してるぞ」
そう言いジョジョはザ・ワールドで時を止めて、その場を去った。
ジョジョの怒鳴りは3部のギャンブル戦の話です。