そのあとは出ません。
ー授業参観当日ー
「……ハァ」
「今日何回の溜め息だ?小猫」
「数得きれないほどの溜め息ッス」
そう、黒歌が小猫の授業参観に来て余りにも目立っていたのだ。
「全く姉様ったら」
時間はお昼休み
「購買に行ってきます」
「あ、ウチも行くッス」
小猫とミッテルトは購買に向かった。
「屋上に居るからな」
ジョジョは屋上に向かった。
ー屋上ー
「は?」
ジョジョが屋上に向かったら
「魔法少女?」
のコスプレをした人がいた。
「……折角だから1枚」
ジョジョは携帯で写真を撮った。
「あー!撮ったなー!」
コスプレ魔法少女に気づかれた。
「ねぇねぇ!綺麗に撮れた?」
満更でもないようだ。
「綺麗に撮れてますよ……俺は城野丈助だ」
「……もしかしてキミがサーゼクスちゃんが言っていたジョジョ?」
「サーゼクス!?……アンタ悪魔か!」
「うん!私の名前はセラフォルー・レヴィアタンよ『レヴィアたん』って呼んでね♪」
ジョジョの脳内はこうなってた。
「(魔法少女じゃなくて『魔王少女』だったぁぁぁ!!)」
「どうしたの?」
「いや……『セラたん』って呼んじゃダメかな~って(咄嗟に言っちゃったけど何を言ってるんだよ!!俺は!?)」
「…………」
「(ヤベェ絶対怒ってる……)」
「うん!いいよ!!『セラたん』って呼んでも!」
「(ものすごい笑顔で喜んでらっしゃるぅぅぅ!?)」
「その代わり私もジョジョって呼んでいい?」
「どうぞ!呼んでもらって大丈夫です!!」
「ありがとう♪」
……何このフリーダムな魔王。
「おい!見ろ!ジョジョが魔法少女といるぞ!!」
「しかも写真を撮ってる!!」
野次馬がやって来た。
「……セラたん体育館で撮影会を開く?」
「開く♪」
「……やれやれだぜ、野郎共!!体育館で撮影会だ!!」
「「「おぉぉぉぉ!!」」」
小猫達にメールしとくか。
その頃イッセー達は……
「どうしたの?祐斗?」
「体育館で何か撮影会をやってるみたいで」
「撮影会?」
ー体育館ー
野次馬が騒いでた。
「何か賑やかですね」
「あら?小猫とミッテルトもいるわ」
「「…………」」
「呆然としてますね」
小猫とミッテルトは舞台を見て呆然としてた。
「ぶ、部長!あれ!?」
「えっ!?」
「あらあら」
リアス達が見たのは……
『まだ起き上がるの!?ジョジョ!!』
『まさか、あの程度の魔法で死ぬとでも思っていたのかぁ?まぁどんな魔法を放ってもこのジョジョに魔法なんて……無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァァ!!』
セラフォルーとジョジョが演劇をしてた。
『モンキーが人間に追いつけるか!お前はこのジョジョにとってのモンキーなんだよ!!レヴィアたんッ!!』
『違う!信念さえあれば人間に不可能はない!!人間は成長するんだ!してみせる!』
『出来ないね!!貴様はここで死ぬんだからな!!』
『うおぉぉぉぉぉぉ!!』
『URYYYYYYYYYYY!!』
「そこまで!!」
匙が二人の間に入った。
「なんだよ!!生徒会!!いい所なんだぞ!!」
「邪魔するな!!詐欺!!」
「今日は授業参観だぞ!ほら解散しろ!!あと誰だ!!俺を詐欺って言った奴!!」
「俺だぜ!」
「お前かよ!ジョジョ!!」
「文句あるか?今セラたんと演劇をしてたとこを邪魔しやがってよ」
「そうだよ」
「「ねー♪」」
「ねー♪じゃねぇよ!後アンタもそんな格好しないでくれ」
「え~だってこれ私の正装だもん☆」
「そうだ!セラたんの正装だ!」
「「ねー♪」」
「もういいわ!!」
匙がツッコミをしまくる。
「つーか匙、お前さあ自分の立場考えるとその態度マズいぞ」
「は?どういうことだ?」
「何事ですか匙!問題は簡潔に解決しなさいといつも言って……」
「あっ!ソーナちゃん見つけた☆」
セラフォルーがソーナに近づいた。
「セラフォルー、キミも来てたのか?」
イッセーが何処かで聞いたような顔をしてた。
「レヴィアタンだぜイッセー」
「レヴィアタン?」
「魔王さまよ」
「「えぇぇぇぇ!?」」
イッセーと匙が驚いてる……つか匙お前知らなかったのかよ。
「セラフォルー様お久しぶりです」
「リアスちゃん!お久しぶり!元気にしてた☆」
「は、はい。お陰様で……今日は授業参観に?」
「うん!ソーナちゃんたら酷いのよ。授業参観の事を黙ってたから、お姉ちゃんショックで天界を攻めこもうとしちゃったんだから☆」
「おいおい、セラたん……天界を攻めこむのはマズイぜ」
「え~そうかな?」
「ちょっ!?ジョジョ!!セラフォルー様を」
「リアスちゃん☆大丈夫だよ」
「そうだぜ、本人にもOK貰ってるし」
「私もジョジョって呼んでるし」
「「ねー♪」」
この場の皆はこう思ったのだろ……
仲が良いなっと……
「もう!耐えきれません!!」
自分の身内がこんなことして恥ずかしいのかソーナは体育館から出ていった。
「待ってー!お姉ちゃんを置いてかないで!!ソーたぁぁぉぁん!!」
「『たん』付けで呼ばないでください!!」
ソーナとセラフォルーは体育館から出ていった。
パチパチパチパチッ!!
いきなり拍手がなった。
「久しぶりに会いにきたけど元気そうね……ジョジョ」
「っ!?……その声ッ!!……まさか!?」
体育館の入口に外国の女性が立っていた。
「丈助くん?」
「誰ッスか?」
この場に居るのは、魔王と悪魔と堕天使と奇妙な人間……がいる空間に一般人が入ってきた。
「リサリサ先生!! 」
ジョジョはその人の名前を呼んだ。
ゴンッ!!
ジョジョは拳骨を喰らった。
「痛ったぁぁぁ!?」
「アリサ先生と呼びなさいと言ったでしょ!!」
二人の空間になってたが、
「失礼ですが貴女は?」
サーゼクスが女性に質問した。
「初めまして、星空園って孤児院の園長のアリサです……まぁ皆からはリサリサ先生って呼ばれてますが……主にジョジョのせいでね」
「先生何でここに?」
「貴方の学校が授業参観があると聞いて来たのですが……もう授業参観の時間は終わった後でしたね」
「孤児院はどうしたの?」
「他の先生方に面倒を見てます」
「俺のために来たのかよ」
「星空園で育った貴方は星空園の一員です」
「…………そうですね」
「貴女が搭城小猫さん?」
リサリサは小猫に話をかけた
「……は、はい」
「この子はバカだけどこれからもよろしくしてあげてね」
「……はい!」
「私はそろそろ帰るわ……ジョジョ……たまには帰ってきなさい」
「……先生!!」
ジョジョはリサリサを呼び止めた。
「…………」
「今まで言えませんでしたが!こんな俺を拾ってくれてありがとうございました!!」
「…………」
リサリサは無言で立ち去った。
「なぁ、ジョジョお前ってもしかして……」
「聞いた通り俺は孤児院で育った人間だ」
「ご両親はもしかして亡くなったんですの?」
朱乃はジョジョに聞くが……
「俺は捨て子だ」
「「「「っ!?」」」」
「捨てられた理由はスタンドが原因だ……でも寂しい思いはなかった」
「何でですか?」
「いつも側にスタンドがいたからだ……それに皆がいるから俺は寂しくないさ」
ジョジョの顔は辛い顔ではなく、吹っ切れた顔だった。
←ToBeContinued
リサリサを出しました。
孤児院やリサリサの名前は適当に考えました。
うーんシリアスは苦手だな
次回はついにギャスパー登場