第D×D部/ジョジョの奇妙なハイスクール   作:コブー

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今までの話より多分長い


堕天使幹部のコカビエル その3

祐斗が禁手……双覇の聖魔剣をだし、戦況が変わった。

 

「あれが……木場のバランスブレイカー……」

 

「禁手したからって僕ちゃんのエクスカリバーは最強なんだぜ!クソ悪魔ァァァ!!」

 

フリードがエクスカリバーを振るうが、祐斗は受け止めて弾き返した。

 

「ッ!!本家を凌駕するのかよ!その駄剣が!!」

 

祐斗とフリードは互角だった。

 

「よっと」

 

祐斗はジョジョとゼノヴィアが居る方にバックステップした。

 

「ゼノヴィア」

 

「何だ?」

 

「共同戦線の約束覚えているか?」

 

「あぁ覚えているさ」

 

「ならば……行くぞ!」

 

「あぁ!!」

 

ジョジョはアヌビス神とシルバーチャリオッツを出した。

 

ゼノヴィアは右手を横にして……何かを唱えた。

 

「ぺトロ、パシレイオス、ディオニュシウス、そして聖母マリアよ私の声に耳を傾けてくれ。この刃に宿りしセイントの御名において、我は解放する…………デュランダル!!」

 

ゼノヴィアの右手にはデュランダルが握られた。

 

その名を聞いてこの場の全員が驚いた。

 

「デュランダルだと!?」

 

「貴様!エクスカリバーの使い手ではなかったのか!!」

 

コカビエルとバルパーが驚くなか、ジョジョは……

 

 

「ハーッハッハッハッハッ!!」

 

笑った。

 

 

「なるほど、元から天然物の聖剣使いって訳か…………よーし!俺も『本気』をだそう!!」

 

ジョジョの言葉に全員が疑問に思った。

 

「この場の全員に言うが、俺はスタンドと波紋をベースとして戦ってるが……俺も『神器』を宿しているぜ」

 

「「「「「ッ!?」」」」」

 

ジョジョは左手にアヌビス神を持ち……右手を天に向けて叫んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いでよ!……エクスカリバー!!」

 

ジョジョの右手には神々しいオーラを纏った剣……エクスカリバーが握られた。

 

「なんだと!!?」

 

「そ、その!神々しいオーラは……本物か!?」

 

バルパーの質問にジョジョは答えた。

 

「俺の神器……『無限の創造』(エンドレスクリエイト)は、ありとあらゆる物を創る神器だ……その気になればゼノヴィアのデュランダルだって創れるぜ。……ちなみに本物だ」

 

全員が言葉を失った。

 

「俺はアヌビス神で充分……エクスカリバーをチャリオッツに持たせる!!」

 

ジョジョはエクスカリバーをチャリオッツに投げた!そして叫んだ。

 

「シルバーチャリオッツとエクスカリバーの合体!『エクスカリバーチャリオッツ』の力を思いしれ!!」

 

「そんなのアリかぁァァァ!?でも、3対1でも俺ちゃん最強なんだぜぇぇぇ!!」

 

「『3対1』じゃないだろ?」

 

ゼノヴィアがジョジョに聞く。

 

「あぁ…………『10対1』だ」

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「は?」」」」」」

 

 

ジョジョの答えに皆が呆然とした。

 

「シルバーチャリオッツの真の姿を見ろよフリード……その時お前はゾッとするぜ!!シルバーチャリオッツ!!」

 

ジョジョのシルバーチャリオッツが7体に増えた。

 

「ハァ!?」

 

イッセーが驚く。

 

「これは!?」

 

祐斗も驚く。

 

「いや……これは残像だ!!」

 

ゼノヴィアは見破った。

 

「そうだぜ、ゼノヴィア残像だ。……シルバーチャリオッツの防御甲冑を脱いだことにより本来のスピードが出せるぜ…………フリード、お前も残像が見えるだろ?お前のエクスカリバーの1つ『天閃の聖剣』は速度が速くなるんだよな?残像が見えてる時点でお前のスピードはシルバーチャリオッツ以下だ」

 

「ッ!!」

 

「お!その顔……もしかして、ズバリ当たってしまったのか…………なァーッ!!」

 

ジョジョはシルバーチャリオッツでフリードに襲いかかった。

 

「ホラホラホラホラホラ!!!!」

 

「チィッ!!しゃらくせえんだよぉぉぉぉ!!」

 

フリードがシルバーチャリオッツに攻撃するが

 

「残念!!残像だ!」

 

残像だった。

 

観戦してるイッセー達は……

 

「……確かに『10対1』ね(シルバーチャリオッツ7体(6体残像)、ジョジョ、ゼノヴィア、祐斗VSフリード)」

 

「というか……ジョジョの奴、神器を持ってたのかよ」

 

イッセーが思い出したように呟くが

 

「『無限の創造』……聞いたことのない神器ですわ」

 

「え?そうなんすか?」

 

「姉さまとミッテルトは知ってましたか?」

 

小猫が二人に聞くが……

 

「スタンドと波紋は知ってたッスけど……」

 

「神器を宿してるなんて知らなかったにゃ」

 

※イル、ネル、トロも知りません……ただしオーフィスは知ってます。

 

「ありとあらゆる物を創造……間違いなく神滅具だと思うけど」

 

「オーイ!」

 

ジョジョがこちらを向いて話しかけた……余裕である。

 

「生命を創るのは無理だからな。俺の神器」

 

「無視してんじゃねえぞぉぉぉ!!」

 

ジョジョはアヌビス神で受け止める。

 

「(とりあえず、これで5つのエクスカリバーを覚えたぞ……)」

 

再び戦闘に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「クソ野郎どもがぁそんなチートいらねぇんだよぉぉぉ!!死ねぇクソビッチィィィ!!」

 

フリードがゼノヴィアに襲うが、

 

「フン!」

 

「砕かれたァァァ!?」

 

デュランダルでフリードのエクスカリバーを砕いた。

 

「所詮は折れた聖剣。デュランダルの相手にもならん……本来の姿はジョジョの持つ聖剣だな」

 

「マジかよ!マジかよ!伝説の聖剣が木端微塵!?やっぱり再利用はダメだったのぉぉぉ!?」

 

祐斗がフリードに詰め寄るが、聖魔剣を防ごうとするがエクスカリバーは砕けて、フリードは斬られた。

 

 

「……僕らの力はエクスカリバーを越えたよ」

 

祐斗は天を仰いだ。

 

「あ……ありえん……聖魔剣だと……聖と魔が反発し合う力が1つになるなんて……ありえん……」

 

「バルパー・ガリレイ覚悟を決めてもらおう!」

 

祐斗はバルパーに言うが、バルパーはブツブツ独り言を言うだけで祐斗に気づかない。

 

「……そうか、分かったぞ!!聖と魔……それらを司るバランスが大きく崩れているなら説明がつく!!つまり魔王だけでもなく……神もーーゴハッ!!!?」

 

「え?」

 

祐斗は何が起きたか分からなかったが、バルパーの心臓に聖剣エクスカリバーが刺さってた。

 

祐斗は後ろを見たら、ジョジョのスタンド……シルバーチャリオッツの手元にエクスカリバーは無かった。

 

「貴様……何故バルパーを殺した」

 

コカビエルの視線の先に……

 

「ジョジョくん……」

 

ジョジョが居た。

 

「ソイツはエクスカリバーが好きなんだろ?最後くらいは聖剣に突き刺さって死ぬのがソイツには一番だ……お前だって殺そうとしただろ?」

 

コカビエルの手元に光の剣があった。

 

「優秀だったが居なくても構わんバルパーを殺そうとしたが、『人間風情』に邪魔されるとはな」

 

コカビエルの言葉にジョジョは怒った。

 

「(ホント人外の奴等は人間を見下すな)」

 

「赤龍帝……限界まで力を上げて誰かに譲渡しろ」

 

コカビエルの言葉に全員が驚いた。

 

「私達にチャンスを与えるの!?ふざけないで!!」

 

「ふざけてるのは貴様らだ!!堕天使の幹部である俺に勝てると思ってるのか?」

 

コカビエルのプレッシャーと殺気で全員が恐怖に支配された……皆が死戦に立ち向かう時……一人の男が喋った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふざけてるのはテメェだぜ」

 

「何?」

 

「イッセー、譲渡は万が一の為にしとけ」

 

「え?」

 

「貴様が俺を倒すと言うのか?笑わせるなよ人間」

 

「倒すんじゃねぇコカビエル……殺すんだよ……」ゴゴゴゴゴ

 

「……いいだろう、先ずは手始めに貴様を殺す事にしよう」ゴゴゴゴゴ

 

「ジョジョ!私達も!」

 

 

リアス達が加勢に向かうが……

 

 

 

 

 

 

 

 

「やかましいっ!!引っ込んでろ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョジョは怒鳴った……無理もないリアス達がやろうとしたことは無謀だった。

 

 

「そんな震えた状態でどうやって戦うんだ?」

 

そう、リアス達はコカビエルの殺気を喰らって体が震えていた。

 

そう!恐怖に呑まれたのだ!!

 

コカビエルが地上に降りてきた。

 

「貴様は人間だからな空を飛べないからな……ハンデだ」

 

「テメェ完璧に嘗めてるな……俺の武器で痛い目にあわせてやる!!」

 

ジョジョは武器を取り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この『クラッカーヴォレイ』でな!!」

 

「「「「「それ!?」」」」」

 

ジョジョが取り出したのはクラッカーだった。

 

 

「フハハハ!!嘗めてるのは貴様だ、そんな玩具で俺を痛い目にあわせるだと?笑わせるなよ『下等生物』が」

 

ジョジョはクラッカーを振り回した。

 

「テメェ!本当に人外は人間を見下すのが好きだな!!俺を見下すならクラッカーヴォレイの妙技を見てからにしろ!!」

 

シュルル!フワー

 

「何?」

 

「消えた!?」

 

コカビエルとリアス達が驚いた。

 

ジョジョが振り回してたクラッカーの鋼鉄球が消えたのだ。

 

「線~路は続く~よ~♪ど~こまでも~♪」

 

「あ、あれは!?」

 

祐斗は気づいた……鋼鉄球はジョジョの背中に隠れていたのだ。

 

「まだわからない?わからないなら……」バチッ!!

 

ジョジョはクラッカーの鋼鉄球をコカビエルに振った!

 

「喰らいやがれ!!」

 

しかし!

 

「……フン」

 

コカビエルは体と首を動かして、かわした。

 

ジョジョのクラッカーヴォレイはコカビエルの後ろに吹っ飛んだ。

 

「当たらなかった!!クソ!!」

 

「当たるどころかクラッカーは吹っ飛んでく始末だ!」

 

「しかも掠りもしなかったッス!!」

 

イッセー、ゼノヴィア、ミッテルトはそれぞれの言葉を言う。

 

 

「フン所詮は人間だな……まぁ、少々驚いたが……おもしろい……フフフフ」

 

コカビエルは不気味に笑う。

 

「もう一度だ」

 

「あ?」

 

「もう一度チャンスをやる……飛ばした武器を拾ってこい」

 

「ダメにゃ!?ジョジョ!」

 

「あからさまに罠ッス!!」

 

「行ってはダメです!!」

 

「ジョジョさん!」

 

「止めなさい!ジョジョ!!」

 

「ジョジョ!!」

 

「丈助くん!!」

 

リアス達が心配している。

しかし!

ジョジョはこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ?拾ってこい?お前……今拾ってこいって言った?」

 

ジョジョは右手を右耳に持っていった。

 

「その必要はない!俺のクラッカーヴォレイは拾いに行く必要は全然ないのよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シュルルルルル

 

 

 

「ん?」

 

 

 

風を切る音が聞こえた。

 

 

 

 

シュルルルルル!!

 

 

 

音が強くなってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさか!?」

 

 

 

 

コカビエルは後ろを見た……目の前にクラッカーがあった。

 

 

 

 

「クッ!?」

 

 

 

 

咄嗟にかわしたが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブチィ!!!!

 

 

 

 

 

「グアァァァァァァ!!!?」

 

 

 

 

 

 

「「「「「「なっ!?」」」」」」

 

 

 

 

 

 

クラッカーがコカビエルの左翼を全部むしり取った!!

 

 

 

 

 

パシッ!!

 

 

 

 

「名付けて『クラッカーブーメラン』!!油断大敵とはまさにこの事!!オラッ!!」

 

ジョジョはコカビエルの顔面にクラッカーの鋼鉄球を当てまくった。

 

 

「人を馬鹿にしたテメェの態度!!文字通り打ち砕いてやるぜ!!」

 

 

ジョジョは波紋呼吸をした。

 

 

「波紋疾走(オーバードライブ)のビート!!コォォォォォ!ぶっ飛びな!!」

 

 

ドゴオォォォン!!

 

 

 

クラッカーの4つの鋼鉄球がコカビエルを吹っ飛ばした!!

 

 

 

 

 

←ToBeContinued

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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