第D×D部/ジョジョの奇妙なハイスクール   作:コブー

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堕天使幹部のコカビエル その2

小猫がケルベロスに噛みつかれる寸前でジョジョが助けた。

 

 

「どういうことだ?貴様はあの時死んだはずだ!!」

 

「知りたいか?」

 

ジョジョはコカビエルに死んでない理由を話す。

 

 

 

 

 

 

 

ジョジョの後ろから……ジョジョが出てきた。

 

 

「ドッペルゲンガー?」

 

「違うぜイッセー……スタンドだ」

 

「そうか!イエローテンパランスだな!!」

 

「イエローテンパランスじゃないぜ」

 

イッセーの後ろから……ジョジョが出てきた。

 

「ハァ!?」

 

皆の周りには…………ジョジョがたくさん居た。

 

 

「これって……幻覚だにゃ!!」

 

黒歌がジョジョに触れたが、そのまま通過した

 

「幻覚を見せるスタンド『ティナーサックス』……コカビエル……お前は俺の幻覚に嵌まっていたのさ」

 

ジョジョの背後にたくさんのジョジョが出てきた。

 

「それじゃ!あの場に居た、黒歌さんとミッテルトは!」

 

「ティナーサックスで作った幻覚さ……マジシャンズレッドで攻撃した後ティナーサックスに変えて幻覚を見せたのさ」

 

「ジョジョ!イリナは?」

 

ゼノヴィアがイリナの心配を聞く。

 

「俺の家で治療して寝かしてるから安心しろ」

 

ジョジョは小猫の前に立った。

 

「いつまでボケッとしてんだ?小猫」

 

「……よ………か…っ……た」

 

「ん?」

 

「……生き……て……た」

 

小猫は涙を流した。

 

 

ジョジョは誰にも聞こえない声で呟いた。

 

 

「お前を置いて死なねえよ」

 

 

 

 

ジョジョはコカビエルに向かった。

 

 

 

「コカビエル……地獄を貴様に ……Hell 2 U!!」

 

 

 

「フン……フリード!エクスカリバーを使って戦ってみろ余興だ」

 

「ハイよ!全くボスは人使いが荒いな」

 

フリードはエクスカリバーを手にした。

 

「バルパー・ガリレイ。僕は聖剣計画の生き残りだ」

 

「ほう、数奇なものだな。お前達のお陰で私の研究は完成したよ」

 

「完成だと?僕達は処分された筈だ!」

 

祐斗の話を聞いた限り確かに処分された筈だ。

 

「聖剣を使うのに因子が必要でな、被験者たちはそれぞれ微量な因子を持っていた。私は因子だけを取り出せないかと思ってね」

 

「ッ!!同志たちを殺して因子を抜いたのか!!」

 

祐斗が殺気を込めた目でバルパーを睨む。

 

「そうだ」

 

 

そこでジョジョがバルパーに向けて言った。

 

 

 

「貴様、その因子を取り出すだけで何人の命を奪いやがった……」

 

 

「ほう……ならば聞くが、お前は今まで食べたパンの枚数でも覚えているのか?」

 

 

「ッ!?」

 

 

ジョジョは何も言えなかった。

 

 

「そうだ、これがその時の因子だ。貴様にくれてやろう」

 

バルパーは因子を祐斗に投げた。

 

「……皆……」

 

祐斗は足元に転がってきた因子を拾った。

 

突如、因子が光だし少年少女が出てきた。

 

「……皆ッ!!僕は!」

 

少年少女たちは何者か誰でも分かる……処分された者達だ。

 

「ずっと思ってたんだ!!僕だけが幸せになっていいか!僕より生きたかった子がいるんじゃなかったか!だから!」

 

霊魂の少年が祐斗に伝える。

祐斗は涙を流した。

 

 

「……聖歌」

 

アーシアが涙を流しながら呟く。

 

少年少女と祐斗は聖歌を口ずさむ。

 

『僕らは一人ではダメだった』

 

『私達では聖剣の因子が足りなかった』

 

『聖剣を受け入れるんだ』

 

『怖くなんてない』

 

『神がいなくても』

 

『僕達の心は』

 

『『『『1つだ』』』』

 

光が祐斗を包み込む。

 

 

「……フッ」

 

「丈助くん?」

 

「……祐斗は至った」

 

 

祐斗の手元に神々しいオーラと禍々しいオーラの纏った剣が出てきた。

 

「禁手!『双覇の聖魔剣』受けてみろ!!」

 

 

 

 

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