ジョジョの家
現在……ジョジョは風呂に入ってた
「よくよく考えたら、この家……男は俺だけだな」
先に女性陣が入る為……ジョジョは最後に入るのだ
「朱乃さんが入ってきた時はビックリしたな……」
ジョジョが先に入っていると、朱乃が堂々と入ってくるのだ
その頃……女性陣は……
「……あれから3年か……」
「……姉さま?」
「どうしたんスか?黒歌」
「あらあら、悩み事ですの?」
「相談のるよ~」
「のるよ~」
「……のる」(蛇)
「ジョジョと出会った時の事を思い出してたにゃ」
「……丈助くんと?」
「そうえば黒歌とジョジョって、どうやって出会ったんス?」
「私、気になる~」
「私も~」
「あらあら、私もですわ」
皆はジョジョとの出会いに興味をもった
「仕方ないにゃ…………話をしよう……あれは……」
「姉さま……普通に話してください」
小猫がつっこんだ
「わ、わかったにゃ……3年前の事にゃ……」
ー3年前ー
あれは……私が、はぐれ悪魔として追われてた時にゃ
「はぁ……はぁ……」
「いたぞ!!」
「っ!!」
当時の私は追ってを撃退しながら、逃げてたけど……限界だったにゃ……
「散々、逃げてくれたな……黒歌」
「離せ!!」
「離すバカが何処にいるんだ?」
「くっ!」
黒歌は1人……相手は4人……
「(ごめんね……白音……)」
瞬間!黒歌の脳裏には彼女自身の青春が!
『お姉ちゃん!』
『お姉ちゃん、これあげる』
『お姉ちゃん?』
「(っ!?……こんな所で!!)」
「しかし、殺すには惜しいよな」
「体は最高だし」
「……犯すか?」
「!?……この!」
「いいな、賛成!!」
黒歌はこの時、絶望に満ちた
しかし!!
「あの~すみません、その人俺の彼女なんで、離してくれないかな?」
突如、声のした方に全員の視線が向いた
数分前
ジョジョは…………
「ハッハー!!夏休みの宿題?そんなの無駄無駄ァ!!俺の夏休みの宿題の終わる速さは世界一ィィィィ!!」
当時のジョジョは中学1年……夏休み初日に夏休みの宿題を終わらせたのだ
「URYYYYYYYYYYYYYY!!」
この時のジョジョはテンションが異常である
「とことん遊んでやるぜ!!」
ジョジョは外に飛び出した
「……あっつ……」
先程のテンションは何処に行った?っとツッコミたい位にテンションが下がった
「……ん?……おいおい、大の大人が女の人を4人で何してんだよ」
ジョジョが見たのは、男が女の人を押さえつけている所だった
「……しゃあねぇ」
ジョジョはその場に向かった。
そして冒頭に戻る
悪魔たちは驚きを隠せなかった
「(おい!何故人間がいるんだ!)」
「(人払いの結界は貼ってます!!)」
「(落ち着けぇぇぇ!!とりあえず、追っ払うぞ)」
悪魔たちが作戦を考えてる時に
「あの~聞いてます?」
ジョジョが話を掛けてきた
「坊や?今から大人の時間をヤるから、家に帰れ」
「大人の時間?」
「そうだ、大人の時間だ」
「……わかった」
「そうだ、それでいい」
「だが断る」
「「「「は?」」」」
ジョジョの十八番……『だが断る』が決まった
「大の大人が女の人を虐めて何が楽しいの?頭イカれてる?」
ジョジョの挑発で悪魔たちがキレた
「調子に乗るなよクソガキィィ!!さっきから黙って聞いてれば!!<ドゴンッ!>」
「図にのるんじゃねぇ!!このクソ野郎!!」
ジョジョは悪魔に波紋を纏った拳で顔面パンチした
「うぎゃぁぁぁ!!」
「にゃ!?」
「な!貴様!!」
「人間の分際で!!」
悪魔たちは攻撃体勢をとるが……
「何だ?その構え……宣戦布告と受けとるぞ」
ジョジョは動揺すらしなかった
「何が宣戦布告だ!お前ら、殺れ!!」
リーダーらしき悪魔が指示をだすが
「これが本当の……宣戦布告だぁぁぁ!!」
ジョジョはマシンガンを取り出してぶっぱなした
黒歌side
私は夢をみてるのか?……ただの人間が何処から取り出したか分からないが、マシンガンを容赦なく私を犯そうとした悪魔に発砲した
「ぶっ壊すほど!シュート!!」
彼から流れる力……あれは仙術なのか……わからない
「HEEEEEY!!」
彼は急に泣き出した…………これは本当にわからない
「…………ふぅ、スッとしたぜ」スッキリ
わからない
「なんで……助けたのにゃ……」
この奇妙な人間が何故助けたのか……わからない
「……俺もわからない」
え?
「気がついたら、体が勝手に動いた……それだけだ」
ー現在ー
「……ジョジョらしいッスね」
「……丈助くんらしいです」
「あらあら」
「お兄ちゃん凄いね!」
「お兄ちゃん凄い!」
「……ジョジョは純粋に思ったことを行動する男にゃ」
「おーい、俺を除け者にして何話してんだよ?」
ジョジョが風呂から上がってきたようだ
「乙女のプライベートに侵入するにゃ!!」
「はいはい、わかりましたよ」
今思えば……私はあの日……ジョジョに出会ってなかったら……どうなってたか……白音と仲を取り戻せたのも、私をはぐれ悪魔を取り消して救ったのも……全部ジョジョにゃ……
「にゃん♪」
「うおい!黒歌どうした!」
私はジョジョに抱きついた……そして
「っ!?」
「「「「「な!?」」」」」
ズキュウウウン!
私はキスした
「ありがとう……ジョジョ♪」
余談だがこの後ジョジョは黒歌以外の皆に『オハナシ』された
←To Be Continued
次は使い魔の話です