艦隊これくしょん―黒き亡霊の咆哮―   作:ハチハル

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あ、あけましておめでとうございます(今更)
久しぶりの投稿です


Task 08 不安、心の壁

 

 

 

 何故だろう。

 アレの存在を感じる度に、身体を内側から掻き毟られるような悪寒を覚える。青白い光の束が作り出すキノコ雲は、あの日の記憶を呼び覚ます。雷鳴のようでいて、暴風とも地響きとも思える咆哮は、己の何か大切な物を奪い取ろうと身体の芯を震わせる。

 

 目にしてはいけない。目にすることが出来ない。目にしたくない。

 

 そう思うのに、ソレは唐突に訪れる。初めてこの目で見るまでは、そんなことなどなかった。

 否、艦娘としての知識を蓄える上で、ソレの写真を目にすることは時折あった。

 いくつものソレと同類の写真を見ても、何も感じることは無かった。勿論、恐怖を覚えなかったわけでは無い。ソレの存在を目の当たりにした時とは、まるで種類が違うものだ。

 アレの方が、その同類よりも何倍も怖い。当時、何となくそんな感情を抱いたことを今になって思い出す。

 

 

 長姉が逝った。次姉も、妹も海の底へ消えた。

 自身も最後は十分な燃料を持てないまま、空を相手に奮戦し力尽きた。

 そしてあの街に振り下ろされた、理不尽な光を見た。

 それを目にしても何も出来ないまま、やがて長い眠りに就いた。

 

 ――それから、私はどこにいたのだろう?

 大切な姉妹も仲間も、守るべき人々も守れず、私は何をしていたのだろう?

 

 ―――私は、()()()()()()()()()()

 

 どちらが現実で、どちらが夢なのか。

 アレの存在は、己という存在を揺るがしてくる。曖昧にしてしまう。

 

 ――私はいったい、何なのだろう。

 

 

 

 

 

 窓から差し込む光に、榛名は思わず目を細める。最初に視界に映ったのは、真っ白い天井だった。

 いつの間に自分は眠っていたのだろうと思いつつ、榛名は首を動かす。

 視線の先には、天井からベッドを囲うように吊り下げられたカーテンレールと、真っ白いシーツが敷かれた、ベッドが3台ほど。首を反対の方へ向ければ、天高くから降り注ぐ初夏の光が窓越しに見える。

 目覚めたばかりで、気怠さが残る体を起こす。

 榛名の向かい側にも、同じように4台ほどのベッドが並んでいる。自分の寝ていたベッドを含めれば、8人は入れるだろう。実際、1台のベッドを除けば他は全て、誰かが使っていた痕跡が残っていた。

 そこで初めて、榛名は自分が病院にいるらしいことに気が付く。

 

「私は……」

 

 記憶が確かなら、つい先程まで“あさぎり”に乗っていた筈だ。

 何故、と眠気がまだ残る頭で考える。

 

「白瀬さんが、倒れて」

 

 それから。それから――――。

 そうだ、声が聞こえた。おぞましいあの声を、確かにこの耳は捉えていた。記憶が無いのは、その後からだ。

 そう考えると、何故陸の病院で眠っていたのかにも得心はいく。

 

「私は、また……」

 

 ゴジラの声で倒れてしまったのだろう。これで、二度目になるのだろうか。

 最初は、南鳥島で敵のジャミングと包囲を切り崩した時だった。

 

「あの声は、まるで――」

 

 口にしかけたとき、榛名の膝元から規則的な寝息が聞こえた。

 視線を下すと、この1ヶ月強で見慣れた人物が榛名のベッドに寄り掛かり、疲れたように眠りこけている。

 

「白瀬さん?」

 

 今や榛名の司令官でもある、白瀬拓海。榛名のことを好きだと言う青年が、静かな寝息を立てていた。その顔はまるで幼い子供のようで、榛名のざわついた心を鎮めてくれる。

 “あさぎり”で巨大生物の接近を知ったときも、まるで子供のような顔をしていた。

 初めは、拓海にとっては架空の存在であったはずの怪獣が見られると喜んでいるのではないかと思った。しかしそれも、拓海がまるで何かを拒絶するように倒れたことで、思い違いだったと分かった。

 なら、あの子供のような顔は何なのだろう。

 

「まるで、殻に閉じこもっているみたい」

 

 拓海がずっと抱え込んでいる何か。彼の妹が関わっていると言うが、それ以上のことは何も聞けていない。ただ、横須賀で鳴川彩水と出会ったときの表情からすると、二人の間に決定的な出来事があったのだろう。

 あんなにも、拓海を頑なにさせてしまうような何か。それをもし耳にしたとして、いったい何が出来るのだろうか。

 

「ごめんなさい……。もっと、貴方のことを知っていれば……」

 

 少しは、この優しい司令官の肩の荷を下ろすことが出来たのではないだろうか。そう思うと、榛名は自分を責めたくなってしまう。しかし、それは時間が解決に導いてくれることを祈るしかない。二人は出会ってからまだ日が浅いのだ。

 

「これからは、貴方のこと、もっと教えてください。私も、教えてもらえるように頑張りますから」

 

 ベッドに置かれた彼の左手を、そっと撫ぜてみる。

 ごつごつしていて大きくて、それでいて繊細な手の平は、彼が歩んできた人生そのものだ。色んなものに触れてきただろうその手で、彼は何を感じたのだろう。

 触れられても嫌ではない、その手で何を思っていたのだろう。

 拓海の手に触れているうち、不思議とそんな気分にさせられる。

 

「あら、榛名ちゃん、起きた?」

「ひゃん!?」

 

 榛名は思わず、上擦った声を上げて咄嗟に自分の手を引っ込める。顔を上げると、奥の出入り口から悪戯っぽい表情をした三笠が顔を覗かせていた。

 

「ごめんね、驚かしちゃった?」

「い、いいえ。榛名は大丈夫です……」

「そう?」

 

 榛名の驚きようが面白かったのか、三笠はくすりと笑い病室に入る。

 まさか見られていたのかと思うと、身体が熱くなるのを感じるが、榛名はそれを誤魔化すように笑って三笠を迎えた。

 

「お邪魔……だったかな?」

 

 榛名のベッドに近づきながら問う三笠に、榛名は慌てたように首を振る。寧ろ、こうして彼女と話が出来ること自体、珍しく思えるくらいだ。所属も違う上、特に仲がいいわけでもない。機会があるのは、精々お互いの司令官が関係したときくらいのものだ。

 

「えっと、お久しぶりです……?」

「何で疑問形? けど、そうよね。直接会うのは、白瀬さんの昇進祝い以来かな。1週間とちょっとね」

 

 その場にいるだけで華やぐような笑みを湛えながら、三笠は答える。言葉にしてみるとさほど長くはないが、榛名にとっては長い一週間だったようにも思える。

 

「三笠さんは、どうしてここに?」

「ちょっと、皆の様子を見に他の病室も回ってたの」

「他の病室? 皆……? そういえば、この病院って……」

 

 幾つかの疑問が漸く頭に浮かんできて、榛名は首を傾げる。そういえば、この病院どこなのだろうか。窓の外を見るに、呉や横須賀ではないようだ。

 

「佐世保防衛軍病院だよ。二日前、作戦海域にいた榛名ちゃんたち艦娘全員が倒れて、ここに運び込まれたの。大変だったんだから」

「全員、ですか?」

 

 榛名の右手側、拓海の左隣に椅子を置き、座りながら三笠は首肯する。

 

「ええ、全員。作戦に参加していた艦娘は、合計105名。状況が状況だったから、鎮守府じゃなくて、こっちに運び込まれたの。榛名ちゃんたちの部隊もね」

「でも、防衛軍病院に艦娘用の施設は……」

 

 そこまで口にして、榛名ははっとする。

 艦娘たちは普段なら、各鎮守府や泊地などの工廠や入渠施設で、深海棲艦との戦いによって生じた負傷や武装の修理を行う。陸地での多少の怪我も、入渠で対応出来るようになっている。

 入渠を行わず、普段は人が使う病院に運ばれたことを考えると、ある程度の想像はつく。

 

「榛名ちゃんたちは、()()()()()()()で運ばれたの。言い換えると、()()()()()()()()()()……になるのかな」

「それって……」

 

 三笠の言葉に嫌な予感を覚えて、榛名はその先の言葉を口にすることが出来なかった。

 榛名と同じ理由。それが意味するところは、一つしかない。

 

()()()()()()によるもの、ね。榛名ちゃんはもう、分かってるんじゃない?」

 

 三笠の、見透かすような目を向けられて榛名はつい目を逸らしてしまう。

 

「他の皆も、ゴジラの声を……」

「そうなるかな。でも、南鳥島の時は何故榛名ちゃんだけが倒れて、今回は全員だったかについては、何も分かっていないの」

「何も、ですか?」

「ええ」

 

 何も分からない。

 その言葉に、榛名はどうしようもなく引っ掛かりを覚える。

 何故、自分だけが。そのことを思うと、胸に何かが突き刺さったように錯覚する。

 

「……そうね。一度目に倒れたのは多分、榛名ちゃん自身が無意識に抱えていたものなんじゃないかって思う」

「私自身が抱えていたもの、ですか?」

「ええ。けれど二度目は、まだ何も。皆が皆、貴女のように何かを抱えていたとは思えないの。でも、その場にいた()()が倒れたわ」

「全員……」

 

 三笠の言葉にも、引っ掛かりを覚える。何故、ゴジラの声で全員が倒れるような事態になったのか。

 

「倒れたのは、艦娘だけですか?」

「ええ。司令官や各艦の乗組員は大丈夫だったって」

 

 それを聞いて、榛名はますます困惑を覚える。その場にいた面々の中で艦娘だけが倒れることなど、有り得るのだろうか。

 

「他の子たちは、何と?」

 

 榛名の問いに、三笠は暫しの沈黙を挟む。

 

「そうね……。ゴジラの声を聞いた時のことは、何も覚えていないか、上手く思い出せない。そんな状況みたい」

「それは、三笠さんも?」

「私は……」

 

 三笠は言葉に詰まったのか、口を閉ざしてしまう。

 ゴジラの声は、あの時あの海域にいた誰もが耳にした筈だ。艦娘だけが影響を受けたと言うのなら、三笠も例外ではないだろう。そう思って、榛名は三笠の次の言葉を待つ。

 

「――――そう、ね」

「他の子たちの様子も見てたって言っていましたけど、大丈夫なんですか?」

「いいの。その方が、少しは気が紛れるかなって思ってたところもあったから。ごめんね? 二人きりのところ、邪魔しちゃって」

「そんな、とんでもないです」

 

 茶化すように微笑む三笠に、榛名はそんなことは無いと首を振る。

 ゴジラや拓海のことで色々と考えがちになっていただけに、三笠との会話は幾分か気分転換になっていた。尤も、話の内容はそれほど明るくは無いのだが、それでも気持ちを整理するのに役立っていた。

 

「いいの、いいの。正直、榛名ちゃんたちのことは羨ましいって思ってたから」

「羨ましい……ですか?」

「ええ。正面から向かい合おうとしているあなたたちが、私には羨ましく思えるの」

「でも、三笠さんは鳴川少将と、その……」

 

 時々耳にする噂や、実際に鳴川光樹と三笠が話している様子を見るに、二人は恋人や愛人のような関係に見える。その当事者である筈の三笠がそう思うというのは、どういうことなのだろうか。

 

「何て言ったらいいのかな。同じものを分かち合っているという意味なら、そうね。でも、結局そこ止まりなの。恋人とはとても呼べないかな」

「どういう、意味ですか?」

「どうもこうも、その通りの意味だよ。――――だから、()()()と榛名ちゃんが羨ましいなって、そう思ったの」

「え……」

 

 どこか遠くを見つめるように、三笠は悲しげな笑みを浮かべていた。それでいて、何かを期待するような眼差しを、拓海の方へ向けている。

 

「結局拓海君には、さん付けで呼ばれたままだったな」

 

 寂しそうに、三笠はぽつりと呟いた。その横顔を見ていると、また違う何かが突き刺さるような感覚に襲われる。

 

「もしかして、三笠さんは――――」

 

 榛名の言葉を遮って、三笠は首を横に振る。

 

「榛名ちゃんが想像している通りなら、それは多分、違うよ。仮にそうだったとしても、私はそんな資格、当の昔に無くしちゃったよ。それに……」

「それに?」

「今の私に生きる意味なんて、無いから」

 

 何故そんなことを言うのか、などと軽々しく口にすることは出来なかった。

 三笠の過去について、榛名はあまり多くを知らない。しかし、言葉の端々から何か辛いことがあったことは感じ取れたが、はたしてそれを聞いてもいいのだろうか。

 拓海も、今のところ自身の過去について話すのを拒んでいる。受け入れがたい、何かを。三笠もそれを抱えているのだろうかと思うと、聞くに聞けない。

 相手の心に土を付けずに聞き出す方法を、榛名は持ち合わせていなかった。

 

「何も、聞かないの?」

 

 沈黙する榛名に、三笠は不安げに問う。

 その不安は、問われることへの恐怖なのか、それとも問われないことへの期待なのか。あるいは、その両方か。

 

「ええ。三笠さんが自分から話すまで、私は何も聞きません。私、こう見えて耐えるのも得意ですから」

 

 両手に握り拳を作って、榛名は意気込んでみせる。

 聞いても話してもらえないなら、話してくれるまで待つしかない。三笠のことも、それから拓海のことも。押して駄目なら、引いてみることも肝心だろう。

 そう考えていると、三笠は不意にくすりと小さな笑いを溢した。

 

「そっか、ありがとう。そういえば、貴女はそんな子だったね。辛抱強いっていうのかな。()()()()のときも、南鳥島のときも榛名ちゃんは一人になっても頑張ってたね」

 

 三笠の表情から暗い色が消えて、幾らか明るくなったように見えた。その様子に、榛名も安堵する。

 

「私は、皆を守るために自分が出来ることを、しただけですから」

「強いんだね、榛名ちゃんは。艦娘かどうかは関係なく誰かのために悩んで、最後まで戦える……。私とは、真逆ね。私は、自分のことばかりだもの」

「いいえ、私だって三笠さんと同じです。守れる誰かを守れないのは、もう、嫌ですから」

 

 ――――あの時、金剛お姉さまたちの傍にいたら。

 ――――あの時、もっと空を舞う敵機と戦えていたら。

 

 この身体では無い頃の記憶と後悔は、今も榛名を苛み続けている。それ故に、ゴジラの声を聞いた時、あの日の記憶が呼び起こされるのだろう。

 

「そうね……。自分の手が届く限り、守りたいものを守りたいと思うのは、自然なこと。……ねぇ、榛名ちゃん」

「はい、何でしょうか」

「たとえ守りたいものに裏切られることになっても、貴女はそれでも守り続けられる?」

「それは――」

 

 三笠に正面から見据えられ、榛名は答えるのを思わず躊躇う。

 彼女はいったい、何を言っているのだろうか。

 覚悟を問われているのか。それにしては、こちらを試しているようには見えない。ただ純粋に、切実に何かを問われているような気がする。一瞬揺らいだ彼女の瞳を見て、それは理解出来た。

 

「そう、よね。すぐには、答えられないよね。ごめんね、可笑しなこと聞いて」

「い、いえ……」

 

 三笠は何かを諦めたように笑って、拓海と榛名の頭を撫ぜる。

 

「貴女には信じるものがあるから、きっと最後まで立ち続けられるんだと思う。国があり、家族があり、友がある。信じている限り貴女はきっと、何者も通さない。でも、そうじゃなかったら? 背後にいる誰かから刺されることになっても、それでも貴女はその人を守れる? それだけ、聞きたかったの」

「三笠さん……」

 

 榛名にはそこまでの自覚は無かったが、確かにそんな部分はあった。国、家族、友、そしてそれらがある幸せな明日を榛名は願っている。そのためなら、最後の最後まで戦える。

 しかし、守りたい誰かに裏切られるということまでは考えたことがなかった。今この場で三笠に言われなければ、それを知らないまま榛名は戦い続けていただろう。

 艦娘となってまだ日が浅い榛名が、三笠の問いに答えられないのは無理もない。

 

「ごめんね、折角起きたばかりなのに、長居しちゃって」

「そんな、こちらこそお時間をいただいて――」

「いいの。少し、話してみたかっただけだから。それじゃあ、私は提督のところに戻るわね」

 

 そう言うと三笠は帽子をかぶり直して立ち上がり、出口の方へと歩いて行く。その背中は先ほどまでの弱々しい少女のそれではなく、一人の艦娘(軍人)のものに見えた。

 ふと、三笠は帰り際に振り返って、榛名に視線を向ける。

 

「榛名ちゃん。誰にでも、話したくない過去の一つや二つはあると思うわ。私みたいにね。けれどね、それを知りたいのなら覚悟をして。()()()()()()()()()()、何も知ることなんて出来ない。それが、辛くて重い過去であるほどね。だから、()()()()()()()()()()()()()()()、なんて言葉、拓海君には絶対言わないでね」

 

 それだけ言うと、三笠は笑みを浮かべて手を小さく振り、病室を出て行く。

 彼女の言葉に、今度こそ榛名は何も言うことが出来なかった。

 

「あれ……。榛名、起きてたのか?」

 

 暫く呆然としていると、傍で眠っていた拓海が身動ぎをして、瞼を擦りながら頭を上げていた。

 

「白瀬さん、おはようございます。その、聞いてましたか?」

「聞いてたって、何が?」

「そ、そうですか。それなら、良いです」

 

 不思議そうに首を傾げる拓海を見て、榛名は安堵する。

 今までの発言を聞かれていたら、恥ずかしかったり気まずかったりで、顔を合わせられない。

 もっとも、今もあまり顔を合わせたくはないのだが、榛名はその気持ちをぐっと飲み込んだ。あまり、拓海に心配事を増やしてほしくは無かったからだ。

 

「そっか。ところで榛名、もう体の方は大丈夫なのか?」

 

 そんな榛名の想いを知ってか知らずか、拓海は気遣わしげに声を掛けてくる。ゴジラの声で倒れたことを聞いているのだろう。

 実のところ、三笠との会話で“自分自身が抱えているもの”が何かは分かった。それが何なのか分かっていれば、幾らか向き合い様はあるだろう。

 しかし、()()()()()()()の正体が榛名には分からない。ただ、あれはまるで誰かに()()()()()()()()()ように思えてならなかった。

 それでも、この確証の無い不安を拓海に伝えるのは(はばか)られた。だからこそ精一杯の笑顔で、こう言うしかない。

 

「はい、榛名は大丈夫です!」

 

 

 




というわけで、お久しぶりです
このところずっと、あーでもないこーでもないと悩んでたら、こんなに間が……
え? 投稿速度? 上がりません(真顔)

それでは、またいつか

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