ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中]   作:恋愛紳士

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投稿遅くなり、大変申し訳ありません!!

休日に限って急用が出てしまい、それに加えちょっとスランプ気味になっていました……すみません……

では今回はあの男が登場!!ではどうぞ!!


オレとボクとワタシとワイ

前回のあらすじ、コウキの過去の1ページ……

 

グレスリーフの砂浜

 

フィリア「うわぁ、綺麗な砂浜だね!」

 

コウキ「……だな」

 

ユウキ「う~ん、いい波風だねぇ~」

 

刃竜ゾーディアスの討伐から翌日、コウキたちは新エリア、グレスリーフ入り江に辿り着いていた。

 

そこはまるで南国のビーチみたいに白い砂浜、その先には蒼色の海で広がっていた……

 

キリト「今度のエリアは入り江か、魚とか両生類型の敵が多そうだな」

 

フィリア「あっ、見て見て!あんな所に怪しげな洞窟かがあるよ」

 

コウキ「さすがトレジャーハンター、怪しいところをすぐ見つける、今度は海賊の秘宝でも探すのか?」

 

フィリア「むっ、笑わないでよ、それを言うならキリトは新エリアに入ったのに敵のことばっかりだし、コウキは目が釣り竿マークになっているじゃない」

 

コウキ「そんなわけないじゃないか」(釣ω釣)

 

ユウキ「そんな顔で言われたって信用ならないよ」

 

ラン「ですね……ハンクさんもサーフィンしたそうな顔しないでください」

 

ハンク「いつそんな顔した?」(サДサ)

 

ラン「今現在からです」

 

ハンク「なん……だと……?」

 

フィリア「……まったく」

 

フィリア(……昨日の奴の話……やっぱり信じられない……けどコウキのあのとき、奴を見ていたときの『銀色の目』になっていたこと……もしかしたら本当に……)

 

コウキ「おい」

 

フィリア「ひゃ!?な、なに!?」

 

考えごとしていたときに後ろから声をかけられてビクッ!と体を震わせるフィリアに軽く笑うコウキ……

 

コウキ「www……ひゃ!?じゃねぇよ、今回のエリア探索担当が決まったから早速行くぞ」

 

フィリア「わ、わかった……」

 

ユウキ「……」

 

コウキが歩きだすその後ろでユウキはフィリアと話し出す。

 

ユウキ「……ねぇ」

 

フィリア「な、なにユウキ?」

 

ユウキ「……大丈夫?」

 

フィリア「な、なにが?」

 

ユウキ「……今日のフィリア、なんかおかしい」

 

フィリア「!?……な、なんでもないよ」

 

ユウキ「……そう、けどなにかあったら相談してね」

 

フィリア「……うん、ありがとう」

 

コウキ「どうしたぁ?置いていくぞ」

 

ユウキ「ちょ!待ってよぉ~!」

 

少し先へと行っているコウキを追いかける二人……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからしばらく経ち……珍しく今回はユウキとランで探索していたところ……

 

落ちた庭園

 

コウキ「なんだここ?」

 

ラン「どうしましたか?」

 

コウキ「いやぁ……マッピングどころかマップすら映らないぞ、ここ」

 

ユウキ「それって……今いるところが分からないってこと?」

 

コウキ「いや、一応ワールドマップでいる場所は分かるんだが、細かい道とかが分からなくなっているんだ」

 

ラン「……引き返しましょうか?」

 

コウキ「……いや、進もう、ここらが探索担当の最終地点だからな、調べておかないと、それにこういった場所にはレアアイテムとか隠れているからな」

 

ユウキ「……そっちが本命でしょ……」

 

コウキ「うるさいよユウキ、まぁ一応目印は付けとくか」

 

コウキは鉄球とクナイを取り出す。

 

コウキ「鉄球で来た道に落としていき、クナイで通って何もなかったら❌印の切れ込みを木や壁に入れる、って感じで行くぞ」

 

ユウキ「わかった!」

 

ラン「はい」

 

コウキ「それとお互い、見失わないように気をつけろよ……じゃあ行くぞ」

 

コウキたちは未知の場所へと足を踏み入れて行く……

 

………………………………………………

 

それから約一時間、コウキたちは一つ一つ、道の先へと調べていき、そして奥へと進んで行くと……

 

コウキ「うん?」

 

ユウキ「どうしたの?」

 

コウキ「……誰かいる」

 

ユウキ「えっ?」

 

ラン「……人数は?」

 

コウキ「……一人のようだ、けど用心しろよ」

 

壁| ・ω・´)ソ~……←コウキ

壁|;・⊿・)ソ~……←ラン

壁|・ω・)ソ~……←ユウキ

 

コウキたちは壁から覗きこむように奥へ見る……するとそこには一人の男が立っていた……その男は背中を向けていて顔は見えない、しかしその男は成人男性にしては小柄で、髪型が茶色の……マンガとかでたまに見る、トゲトゲボクサーグローブみたいな髪型をしている……すると突然コウキが!!

 

壁| Д) ゜゜←コウキ

壁|;・⊿・)ナニアレ……

壁|;・ω・)サァ……

 

コウキ「!!?……!?!?」

 

ユウキ「コ、コウキ!?」

 

ラン「ど、どうしたんですか!?」

 

キュキュ(´⊃ω⊂`)←コウキ

 

パッ(・ω・)

 

コウキ「い、いやぁなんか幻覚を見てたようだ……いるはずのない奴を見たなんて……」

 

ラン「……幻覚なんて、この世界ではないでしょうに……」

 

コウキ「と、とにかくまた見てみよう」

 

ユウキ「う、うん……」

 

壁| ;´・ω・)ソ~……←コウキ

壁| ・⊿・)ソ~……←ラン

壁|・ω・)ソ~……←ユウキ

 

コウキたちはまた壁から覗きこむように奥へ見る……そこには一人の男が立っていた……その男は背中を向けていて顔は見えない、しかしその男は成人男性にしては小柄で、髪型が茶色の……マンガとかでたまに見る、トゲトゲボクサーグローブみたいな髪型をして(ry

 

壁| Д) ゜゜

壁|;・⊿・)……トゲトゲネ……

壁|;・ω・)ダネ……

 

コウキ「!!?……!?!?」

 

ラン「……認めましょうよ」

 

コウキ「な、なにか、がな?」

 

ユウキ「そもそもいったいなにを知って」

 

???「オイ!そこでナニしてんねん!!」

 

壁|´・ω・) ←コウキ

壁|・⊿・)←ラン?→(゜Д゜#)ア"ア"ア"?

壁|・ω・)←ユウキ

 

壁|Д) ゜゜ギャー!!?

壁|Д) ゜゜ギャー!!?―∑(゜Д゜)

壁|Д) ゜゜ギャー!!?

 

ラン「で、で、で!」

 

ユウキ「栗のオバケ……!」

 

コウキ「出たあああ!!?」

 

???「な、なんやねーーーん!!?」

 

…………………………

 

……謎の男の目の前で正座させられているコウキたち三人……男は顔に怒りのマークを浮かべて仁王立ちして佇んでいる……

 

???「……なんやら後ろが騒がしいと思ったら……壁に隠れてこそこそと覗きこんで騒いでいて、声をかけてみたら「栗のオバケ」……失礼たらありゃあせんわ!!」

 

三人「「「ご、ごめんなさい……」」」

 

コウキ「……あのぉ」

 

???「なんや」

 

コウキ「聞きたいんですが、なんでここにいるんですか、『キバオウ』さん」

 

ラン「えっ!?」

 

ユウキ「?」

 

キバオウ「なんやジブン、ワイのこと知っているんや?」

 

謎の男……キバオウは首をかしげた。

 

コウキ「なに言っているんですか?忘れたの?もうトシなの?」

 

キバオウ「なんでぇや!!ワイはまだまだ現役バリバリや!!」

 

ラン「(あのコウキさん、キバオウってあの……)」

 

コウキ「(「ああ……元「アインクラッド解放隊」のリーダーで(後の「ALF」……現「アインクラッド解放軍」のサブリーダー……けど74層のフロアボス攻略からその後も色々とやらかしてついには除名されたんだが……)」

 

ユウキ「(……やけに詳しいね……)」

 

コウキ「(俺達……シャドーナイツもその件も調査してたし……兄貴は昔、「アインクラッド解放隊」の4番隊隊長だったからな……25層の件で止めたけど……)」

 

ユウキ「(そうなんだ……あれ?コウキは?)」

 

コウキ「(俺はその頃は……「ドラゴンナイツ・ブリゲード」……後の「聖竜連合」に入っていた……兄貴とはそれでお互いのギルドの情報をやり取りしてたしな)」

 

ユウキ「(そうなんだ~)」

 

キバオウ「オイ!ナニこそこそ話てんネン!!」

 

コウキ「ああすまない、どうやら覚えてないようなので自己紹介を、俺はコウキ、左にいるのがランで右にいるのがその妹のユウキ」

 

ラン「ランです」

 

ユウキ「ユウキです!よろしくねキバ……ゴンさん!!」

 

キバオウ「あ、どうもおおきに……ってちゃうわボケ!!?ワイはキバオウや!!」

 

ユウキ「ご、ごめんなさい……」

 

ラン「……そ、それでキバオウさん、なんでここにいるんですか?」

 

コウキ(ナイスお嬢)

 

キバオウ「ワイは、ここで……」

 

コウキ「?どうした?」

 

するとキバオウの様子がおかしいのに気づいた。

 

キバオウ「ワイはなんでここにおるんや……第1層のボス部屋でディアベルはんと……」

 

コウキ「!!?キバオウさん、あんた記憶が……」

 

キバオウ「ど、どうゆうことや、その先の記憶が思い出せへん」

 

コウキ「…………とりあえずお互いに話しあおう。」

 

…………………………………………

 

約1時間……お互いに、いやコウキがメイン(キバオウ関連の話は所々はぐらかしたり)に話しあった……結果……

 

キバオウ「…………じゃあワイは記憶喪失で、それで今じゃあ第84層まで攻略は進んでいるやな……」

 

コウキ「そうゆうことになりますね」

 

キバオウ「……にわかに信じがたいワナ……」

 

コウキ「まぁそうでしょうが今のキバオウさんのレベルや装備を見る限り第1層ボス攻略のときとは全く違うですし」

 

キバオウ「いや、信じがたいとは言ったがぁ、別にオノレの言っていることが嘘とは思っちゃおらんわ」

 

コウキ「では?」

 

キバオウ「とりあえず、お前らの協力はする」

 

ラン「ありがとうございます。」

 

キバオウ「礼には及ばん、ここの、ホロウエリアが謎だらけなの前から感じていたし、そのホロウエリアにPKなんかやる連中がいるのはみすみす見逃すのは危険や、だからオノレらはとはひとまず手を貸す、それだけや」

 

コウキ「……それでもありがとうございます、それでなんですがここらへんでなんか変わった人物か建物とか見てないですか?」

 

キバオウ「……あっ」

 

ユウキ「何かあるの?」

 

キバオウ「そういえば前、暇潰しにここらを散策していたときになにやらデッカイ建物で……教会みたいな建物を見たで」

 

ラン「みたいな……ですか?」

 

ユウキ「その建物、調べようとはしなかったの?」

 

キバオウ「調べようにもその建物の前にはモンスターがうようよいたんや、だからそこは調べられなかったんや」

 

コウキ(……もしかしたらカルマ回復クエストがあるかも知れない、行ってみる価値はあるな)

 

コウキ「キバオウさん、ありがとうございました。これからもお互いに情報のやり取りをやっていきましょう」

 

キバオウ「おう!何かわかったらすぐに報せるんやで!」

 

コウキ「はい、では」

 

ユウキ「バイバイ!」

 

三人はキバオウの元から去っていった……

 

……………………………………

 

ラン「……あの」

 

コウキ「ん?」

 

歩いている途中、後ろに歩いていたランから声をかけられた。

 

ラン「キバオウさん……信用していいんでしょうか?」

 

コウキ「……疑うのも無理はない、けどどうゆうわけかキバオウの記憶が第1層ボス攻略開始する辺りのキバオウになっている……なんとかなるとは思う」

 

ラン「……」

 

コウキ「……大丈夫だって、もしものときは兄貴に任せればいいって、キバオウの弱みのひとつは二つ、持っているからな、兄貴は」

 

ラン「……そうですね」

 

ユウキ「だね、ハンクさんならなんとかしてくれそう」

 

コウキ「だろ?今キバオウにしてやることは信頼を得る、だな……それに今回の話でフィリアをグリーンプレイヤーに戻してやれるかも知れない」

 

ユウキ「本当!?」

 

コウキ「まだ確証はない、だからひとまずこのエリアのボスを攻略してから後日、教会へと向かおう」

 

ユウキ「うん!」

 

ラン「はい!」

 

そして三人は帰路へと向かって行った……




また一つ、コウキたちの過去が明かされましたね……

次はあのボスが登場!!次回をお楽しみに

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