ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中]   作:恋愛紳士

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やっと……「ホロウエリアでの出来事編」に突入……本当にやっと……

あと一つ言わせて……フィリアマジごめん(土下座)これからは出番増やすから!

……けど思ってたのよりホロウエリアのイベントが階層イベントよりだいぶ少ないので駆け足状態で話を進めます!

初っぱなからの『アイツ』の登場、そして、「シャドーナイツ」誕生の経緯が明らかになる!

では……「ホロウエリアでの出来事編」、スタートです!!


ホロウエリアでの出来事編(改稿前)
バステアゲートの浮遊遺跡


前々々回のあらすじ、コウキ一家

 

コウキサイド

 

っとまぁ階層での出来事は以上だな、…………本当に色んなことが起きてたなぁ~~……(遠い目)

 

さて、次から話す事は!この世界……ホロウエリアでの出来事、……正直気の重い話ばかりで先ほどの階層の出来事よりシリアスになってしょうがない……けど話さなくていけない……この世界でまさか……二度と会いたくない『アイツ』との出会い関しては……。

 

コウキサイドエンド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バステアゲートの浮遊遺跡前広場

 

フィリア「随分高い塔ね……頂上は遥か上空……」

 

フィリアが言うようにこの場所は高い上空に点々と大小異なる浮遊孤島があり、その奥には建造物らしい大きい塔があった……

 

コウキ「あの塔……昇るだけで一苦労だな……もしかしたらあそこがここのフロアボスがいるところかもな」

 

フィリア「可能性としてはありそうね、あの十字架を象ったオブジェクトも気になるわね……これはお宝の匂いがするわ」

 

コウキ「だな、エリア名は浮遊遺跡だし、財宝が眠っている可能性もあるな、とりあえずあの塔へ目指すか」

 

ユウキ「……ねぇ、姉ちゃんやキリトたちは?」

 

コウキ・フィリア「「あっ」」

 

ユウキの一言に慌てて二人は周りをくまなく見渡す……

 

コウキ「……あっ!いた!!」

 

ユウキ「どこ!?」

 

コウキ「あの塔へ続く橋の上にいる……合流しよう」

 

フィリア「ええ」

 

コウキたちはキリトたちへと向かいながら、転移石のアクティベイト(有効化)したり、立ち塞がるモンスターを倒しながら前へと進んで行った……

 

……………………

 

コウキ「兄貴!」

 

ユウキ「姉ちゃん!」

 

ラン「ユウキ!」

 

ハンク「……やっと来たか」

 

コウキたちはやっとこさハンクたちの元へたどりついた……

 

コウキ「やっと来たって……兄貴たちが先走ったキリトを……そういえばキリトは……って」

 

コウキが見た先に何故か体育座りで落ち込んでいるキリトとそれを慰めているアスナの姿が……

 

コウキ「……なにがあった?」

 

ハンク「ここに来るまでキリトがモンスターに向かって無双して……」

 

ラン「ここにたどり着いたらハッ!と気がついたらそのまま体育座りを……」

 

コウキ「……やりすぎたか……やっぱり(汗)」

 

ユウキ「そうだよコウキ」

 

フィリア「……それで、ここで待っているのわ?」

 

ハンク「見ての通りだ」

 

ハンクの指さすほうへ見るとそこには先ほどここに来るときにあった封印と同じものがあった……

 

コウキ「……またか」

 

ラン「で、前回と同じようにヒントがあると思い、通ろうとすると……」スッ

 

ユウキ「あっ、姉ちゃん」

 

パッシン!

 

……橋の先へと進もうとするラン……しかしすぐになにかに弾かれる……すると!

 

???『竜王の許可を持たぬ者は直ちにここから立ち去るがよい』

 

……どこからか声が聞こえてきた……

 

ラン「……とゆうわけです」

 

ユウキ「……これってもしかしなくてもなにかキーアイテムを探しだして見つけてこないと……」

 

コウキ「いけないなぁ……」

 

???「「ギャアアアアアア!!!」」

 

みんな「「「「!!?」」」」

 

突然上からモンスターの叫び声が聞こえ、上を見るとそこには大型の、青紫色のしたドラゴンが飛んでいた!

 

キリト「な、なんだアイツ!?」

 

コウキ(あっ、キリトの奴、気がついた)

 

フィリア「ド、ドラゴン!?」

 

ハンク「さっそくお出ましか……!」

 

ドラゴン「「ギャアアアアアア!!!」」

 

だがそのドラゴンは一声上げてからそのまま何処かへ飛び去った……

 

ユウキ「……行っちゃった……」

 

ラン「どうやらあの塔に住みかにしているようですね」

 

コウキ「……あれがここのフロアボスか……なるほど」

 

キリト「……奴の元にたどり着くにはまずは竜王の許可を得る「なにか」を見つけてこないとな」

 

ハンク「……よし、また三組に分けて捜索する、なにかあったら転移結晶で逃げた後、他に連絡、以後指示あるまで待機」

 

アスナ「…………」

 

ハンク「組分けは前回と同じ、一組目はコウキ・ユウキ・フィリア、二組目は俺とラン、三組目はキリト・アスナで……なにか異見あるか?」

 

みんな「「「「…………」」」」

 

ハンク「……よし、次に捜索エリア担当だが……」

 

コウキ「…………」

 

ハンクが話している中、コウキはドラゴンがいる塔へ見上げた……

 

コウキ(……奴の飛行に対して……なにか対策しないとな……)

 

………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数週間、コウキたちはマッピングやホロウミッションをクリアしながらも目的の物を探していた……その日もいつものように探索していた……

 

 

思い人の手を引いた隧道

 

コウキ「……!あれは……」

 

ユウキ「どうしたの?」

 

フィリア「シッ!」

 

コウキ「……あそこを見ろ」

 

コウキが指さす方向を見るとそこにはローブを全身に身に纏った人が複数いた……

 

ユウキ「あれ、あの人たち……あんなところで何してるんだろ……」

 

フィリア「……この前、コウキたちと見かけたPKをしていた連中だよね」

 

コウキ「……ああ」

 

………………

 

???「おい、行くぞ」

 

スタ、スタ、スタ……

 

………………

 

コウキ「……移動するようだな……」

 

ユウキ「どうするの?」

 

コウキ(……危険な賭けだが……後をつけてみるか……)

 

コウキ「……追いかけよう」

 

フィリア「……う、うん」

 

コウキたちは謎の集団に気づかれないように後を追った……

 

………………

 

しばらく後をつけると……そこに誰かがいた……

 

???「片付けてきましたぜぇ、ヘッド」

 

コウキ(ヘッド?……リーダーか、いったい誰?)

 

???「遅ぇじゃねぇか、何手間取ってやがったんだぁ?」

 

???「いやー、案外手強かったんスよ」

 

???「言い訳はいいんだよぉ!」

 

コウキ(!!?こ、この声は……!)

 

ユウキ「コウキ?」

 

コウキ「うそ……だろ……?」

 

ユウキ「ど、どうしたの、ねぇ?」

 

???「次はしっかりやれよぉ?」

 

コウキ(間違いねぇ……アイツは……あの野郎は……!)

 

フィリア「!?」

 

フィリア(な、なに?コウキの瞳がチロチロと銀色に変わって!?)

 

ユウキ(いったい……コウキの身に何が?)

 

フィリアやユウキから見て、コウキの蒼色の瞳が時おり……それこそコウキの怒りに反応するように蒼色から銀色にドクン!ドクン!っとテンポで交互に変わっていた!

 

コウキ(……PoH(プー)……あの胸くその悪い、オレンジギルド、《ラフィン・コフィン》のリーダー……なぜあの野郎がここに……!)

 

PoH「それで、NEXT・TARGET(ネクスト・ターゲット)は……んん?」

 

コウキ(ヤバッ!?……気づかれたか?)

 

PoH「ふぅん?」

 

ラフィン・コフィンメンバー「なんかあったんスか、ヘッド?」

 

PoH「……いいや、何でもねぇ」

 

コウキ(よかった、気づかれてない……)

 

PoH「少し場所を変えるぞ、ここは人が来るかもしれん」

 

ラフィン・コフィンメンバー「うぃッス」

 

スタ、スタ、スタ……

 

PoHたちはそのまま何処かへと歩き去った……

 

コウキ「………………行った……か」

 

ユウキ「コウキ……あの……」

 

コウキ「……なんだ?」

 

ユウキ「…………」

 

ユウキ(元に戻っている……)

 

今のコウキの瞳は普段と変わらない蒼色の瞳に戻っていた……

 

フィリア「……コウキは、あいつらのこと知っているの?」

 

コウキ「……ああ、嫌でも知っているさ……」

 

ユウキ「コウキ……すごく怖い顔してる……」

 

コウキ「…………アイツらのやってきたことを考えたら……誰だってこうなるさ……」

 

フィリア「やってきたこと……?」

 

コウキ「……さっきの奴らは……このアインクラッドでPKを繰り返していた最大で最低な最凶ギルド……《ラフィン・コフィン》」

 

フィリア「えっ!?……」

 

ユウキ「嘘……」

 

コウキ「嘘なんかじゃない……アイツらの手にかかったプレイヤーは……数知れない……」

 

ユウキ「そんな……!どうして……」

 

コウキ「……アイツらは直接的に、あるいは間接的にあらゆる手段でプレイヤーを殺し、それを楽しむ真の外道だ……」

 

ユウキ「…………」

 

フィリア「そいつらが、ここに?」

 

コウキ「ああ……結構前になるんだが……奴らの凶行を止めるためにトップレベルのプレイヤーたちは遂に合同討伐隊を組織した」

 

ユウキ「…………」

 

コウキ「討伐隊には攻略組からも多くのプレイヤーが参加した……俺もそのひとり……」

 

フィリア「コウキが……」

 

コウキ「俺だけじゃない……あの場には、兄貴やキリト、アスナにクラインたちもいた……」

 

ユウキ「ね、ねぇコウキ!!その中に……討伐隊の中に姉ちゃんはいたの!?」

 

コウキ「いや……お嬢は連れてこなかった……正確には連れて来るのを止めたんだ……あの戦場にはお嬢を連れてきたくなかったんだ……」

 

ユウキ「そう……」

 

コウキ「……そして戦いは凄惨を極めて、敵味方双方に多大な犠牲者がでた……そうして、大きな犠牲の果てについにラフィン・コフィンは壊滅した……そのはずだったんだ……」

 

コウキ(だけど……ラフィン・コフィンのリーダーであるPoHはその戦いで行方不明になっていたが……74層主街区ゲートで……その後の調査で解ったが、そのときキリトとその後ラフィン・コフィンメンバーだと分かった血盟騎士団所属のクラディール氏とのデュエルのとき、PoHかも知れないプレイヤーを見たとの情報を聞き、その後調査していたが……そのあとから次から次へと問題が起きてそれどころじゃなかったが……)

 

コウキ「なのに……《ホロウ・エリア》に残党がいたとは……」

 

フィリア・ユウキ「「………………」」

 

コウキ「……俺は、ただの快楽のために平気で人殺しを楽しむ奴らを……許すつもりはない……」

 

フィリア「コウキ……?」

 

コウキ「みんな、生きて帰るために必死で戦っている……それは前線で戦っているプレイヤーだけじゃない、生産系プレイヤーも、ずっと下層にいる人たちも、みんな、現実世界に帰れる日を夢見て生きている、だから俺は……いや俺たち《シャドーナイツ》はそんな奴らから守る為に作ったギルドなんだ!!」

 

ユウキ「コウキ……」

 

コウキ(そして……あの『惨劇』を繰り返さないように……そしてアイツとの『約束』を守る為にも……)

 

フィリア「………………」

 

コウキ「……?フィリア?」

 

フィリア「……ううん、いいの、コウキは……まっすぐだね、ありがとう、教えてくれて」

 

ユウキ「ボ、ボクも……ありがとう、コウキ……」

 

コウキ「いや……二人の腕なら正面から負けることはそうないとは思う……けどアイツらは騙し討ち、待ち伏せ、集団戦……アイツらは何でもアリだ、二人共、気を付けてくれ」

 

ユウキ「わかった!」

 

フィリア「うん」

 

その後、ある程度進めてからその日の攻略を終了した……




色々伏線ありますが……今日はこれまで!!次回をお楽しみに!!

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