ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中] 作:恋愛紳士
ではどうぞ!!
前回のあらすじ、堂島の鬼・ハンク
アルベリヒが去ってからすぐにエギルの店に戻ってきたコウキたちは……
エギルの店
キリト「なあアスナ、ひとつ聞いていいか?」
アスナ「なに?」
キリト「犯罪防止コードが、発動しないってことありえると思うか?」
アスナ「唐突ね……えーと、これまでのことを考えるとそんなことは起きないと思うけど……」
コウキ「だよなぁ……やっぱりおかしい……」
アスナ「なにかあったの?」
ハンク「ああ……今日キリトたちと87層の喫茶店に行ってな……そこでゆっくりしてたらアルベリヒの部下たちが女性プレイヤーに対して強引に迫るような事をしていてな」
コウキ「それにもかかわらず犯罪防止コードが発動しなかったんだ」
アスナ「見間違いとかじゃなくて?」
キリト「被害者の女性プレイヤーも発動しないのがおかしいって言ってたから見間違いの類じゃないと思う」
アスナ「……うーん、なんなんだろう……」
コウキ「ほんと、なんなんだろうなぁ……」
ハンク「…………」
リズ「あれ?どうしたの辛気臭い顔して……」
するとリズがこっちに近づいてきた。
コウキ「リズか」
アスナ「リズ……ちょっと、面倒なことになってそうなのよ……」
リズ「面倒なこと?」
コウキ「ああ、いちおうみんなに説明しておくか、キリトみんなを集めてくれないか?」
キリト「わかった」
数十分後…………
キリトはみんなを呼び、集まったときにコウキたちが今日アルベリヒのことで起きたことを話した……
リズ「まずはそいつを攻略組に入れなかったのは大正解ね」
シリカ「痴漢なんて最低ですよ」
ユウキ「それを止めて、その人たちをボコボコにしたんだコウキたちは」
コウキ「怒るか?」
ラン「いいえ、むしろそれはいいことだと思います。」
ハンク「さすがはラン、分かってらっしゃるな」
コウキ「だな(笑)」
ラン「もう、からかわないでください」
リーファ「でもなんでセクハラコードが働かなかったんだろう?」
コウキ「セクハラコードって(笑)」
ユウキ「うーん……これもゲームシステムの異常なのかな?」
キリト「確かに、76層に来たときに起きたシステムの異常が関係しているのかもしれないな」
ユイ「それなら一回試してみてはどうでしょう?」
ユウキ「えっ?」(・ω・;)?
アスナ「試してみるって?」
ユイ「実際にパパたちの誰かが、誰かを触ってみてシステムメッセージが出るかやってみるんです」
シリカ「え?ええっ!?じゃあ、もしかしてキリトさんがち、痴漢するってことですか!?だ、だめですよ!まだ、心の準備が……」
リーファ「あ、あたしたち兄妹だし……そういうのは、いけないと思うよ!」
リズ「誰もアンタらにやるなんて言ってないでしょうが……」
コウキ「それになんでキリト確定なんだよ」
ラン「……確かにユイちゃんは「パパたちの誰か」って言ってたので」チラッ
コウキ「……この場合は俺とキリトと兄貴だな」
ハンク「なぜ俺まで含まれる?」
コウキ「だってエギルは店があるし、クラインはいないし……てかいたらいたで問題あるし、それに現場を見たこの三人が選ばれるだろ?」
ハンク「……解せぬ」
ユイ「じゃあ、じゃんけんで誰がテストするか決めましょう」
キリト「お、おい、ユイ……」
アスナ「そんなの、みんなに頼めないでしょ……」
ハンク「てか「犯罪防止コードがちゃんと発動するか、セクハラしてもらうために協力して!」って……」
コウキ「まぁ、なにそれこわい、だな(笑)」
アスナ「だからわたしで試してみて、キリト君」
ラン「だからってことはないでしょアスナさん……」
リズ「まあまあ、ここはユイちゃんの提案どおり、じゃんけんで決めようよ」
アスナ「ちょっとリズ!どういうことかわかってるの!?」
リズ「どういうことって、どういうこと?」
アスナ「だから……この三人の誰かに……その……触られちゃうんだよ!」
リズ「ああ、そんなこと、もちろん、わかってるわよ、でもセクハラし放題なんていう一大事かもしれないんだからみんなで協力してちゃんと調べないとね」
キリト「なんか……話が怪しい方向に動き出したぞ」
コウキ「いつものことだ、問題ない」
ハンク「……やれやれだぜ」
シリカ「あ、あたし協力します!!犯罪防止コードに異常がないか女性代表として調べないといけません!」
リーファ「アスナさんは攻略でみんなのために活躍されてます!あたしはあたしの出来ることでみんなに貢献したいんです!」
シノン「やっぱ、私も参加なのよね、これ……」
ユウキ「ボクも……ってことだよね?」
ラン「当然私も参加することになりますね……はぁ……」
リズ「とーぜん!身体を張ってこの事件を乗り越えましょう!!」
シノン「乗り越えるというか……自ら乗っかっているように思えるだけど……」
ユイ「それじゃ、じゃんけんしますよ!さあ、ママもこっちに来てください!」
アスナ「もう……キリト君たちのバカ!」
キリト「ええっ!?俺!?」
ハンク「日頃の行いだろうな」
コウキ「せやな……さて男連中も始めるぞ、せーの!」
…………
シノン「ふぅ……なんか私がテストすることになったわ」
コウキ「くそ!女にはフラグ建てるくせに負けフラグだけ折るとは……!」
キリト「あっ……危なかった……」
アスナ(よ、よかった……)
ユウキ(むぅ……またシノンとか……)
コウキ「(またユウキが不機嫌に……)と……とりあえず負けは負けか……えーと……よろしく……か?」
シノン「うん……それで、どうすればいいの?」
コウキ(クソ!こうなったらフザケ路線でいくか?)
ユイ「コウキさんは、どこでもかまわないのでシノンさんの体に触れてください」
コウキ「了解……とはいえ……どこでもって……」チラッ
シノン「変なところは触らないでよ」
コウキ(変なところに触らない……と言うことは……
フリですね、分かります(`・ω・´)キリッ(違))
シノン「ちょっと、なによその無表情は?」
コウキ(なら左手で手を触れると見せかけて右手でお尻でも触って……て完全に変態思考じゃあないか!?)
白コウキ(そうです、ですから止めてください)
コウキ(あっ、白の俺……)
黒コウキ(いやいや、だからこそ触るんだよ、俺よ)
コウキ(く、黒の俺……)
白コウキ(黙れ!また現れたか黒よ!!前回はよくもガムテープでグルグル巻きにしたな!!)
黒コウキ(ああ……あのストレアとユウキとの混浴のときか……随分と俺に染まったな……なぁ?)
コウキ(む、むぅ……)
白コウキ(黙れ!今日こそ、紳士として!相手が気にしないような場所を触り、安全に済ませるべきです!)
コウキ(だ、だよな……それがベストだよな?)
黒コウキ(おいおいおい……なにいってんだ俺よ?相手はふってんだぜ?ここは芸人魂として乗るのがいいに決まってんだろ?(違))
コウキ(た、確かに……俺の中の芸人魂がボケを出したくてうずうずしてやがる……)
白コウキ(黙りなさい!!なにが芸人魂だ!!てかあのシノンだぞ!?そんなフリなんかしないでしょうが!!(正解))
黒コウキ(あぁん!!?今のシノンはあの頃よりかはやさしくなってんだろうが!!てかあのシノンだってボケを放ってるし!!だからあれはフリしてんだよ!!)
白コウキ(うなわけあるか!!)
コウキ(おっ、おい!とりあえず落ち着け)
白コウキ・黒コウキ((黙ってろ!!))
コウキ(えっー……また……)(´・ω・` )
白コウキ(絶対に尻なんて触ちゃ駄目ですよ!ユウキにあとでなにされるか分かりませんよ!?)
コウキ(……リアルにそれが起きそうだなおい……)
黒コウキ(男は度胸……芸人も度胸だ……さぁ触れ!!)
コウキ(……くやしいけど、俺も芸人なんだな(違))
白コウキ(……こうなったら……今度こそ決着を着けましょう……)カチャ!
黒コウキ(おう……いいだろう……)カチャ!
白コウキは自分と同じ色のレイピアを黒コウキは自分と同じ色の片手剣を抜き放った……そして!!
白コウキ・黒コウキ((ウオオオオオオオオ!!))
ザシュ!!
白コウキ・黒コウキ((ぐはぁ!!))ドサッ!!
……互いの体に剣が貫き……そのまま倒れた……
コウキ(………………やっぱりまたかいいいいいいいい!!?)
シノン「ちょっと、聞いてんの!?」
コウキ「ハッΣ(゜Д゜)え、えっと……ちょっとまて」
コウキは慌てながらもコルコインを一枚取り出す……
コウキ「……表なら普通に……裏ならネタに……いざ!」
ピンっ!パシッ!
コウキはコインを指で弾いて、それを手の甲と手のひらでキャッチする……見てみると
コウキ「……裏……か……」
コウキ(どうやら……芸人の神様が微笑んだようだ……)
シノン「ちょっと、さっきからなにをやってんの?」
コウキ「……いやなんでもない……じゃあ、やるか?」
シノン「え、ええ……にしてもなにその決意に満ちた顔は……」
シノンは力を抜いた体勢で立つ……
コウキ「じゃあ、とりあえず手な」
シノン「わかった……」
コウキは左手でシノンの手を触れようとする……が!
コウキ(今だ!)シュン!!
ユウキ「あっ!?」
ピチュン!
シノン・ユウキ「「…………」」
コウキ「……デスヨネ~」
素早くシノンのお尻をコウキの右手が触れようとするところで犯罪防止コードによって防がれた……
コウキ「防がれたってことは犯罪防止コードは出てるよな?」
シノン「……ええ出てるわね……」
コウキ「ということはシステム全体がおかしくなったわけじゃあないようだなぁ!いやあよかったよかった!!……さてそろそろ部屋に」
ユウキ・シノン「「ちょっと待って「待ちなさい」」」
コウキ「……」タラァ……
立ち去ろうとするコウキを呼び止めるシノンとユウキ……
ユウキ「ねえコウキ……なんでシノンのお尻を触ろうとしたのかな?」ゴッゴッゴッゴッ!!
コウキ「い、いやあシノンが変なところを触るなとゆうフリをされましたのでそれでつい……」
シノン「ふ~ん……別にフリなんてしてないんですけど?」ゴッゴッゴッゴッ!!
コウキ「サ、サイですか……」
ユウキ「……ねえシノン」
シノン「なにユウキ?」
ユウキ「お仕置き、どっちがする?」
シノン「そうね、あなたに任せるわ」
コウキ(あっ……オワタ)(゜ω゜;)
ユウキ「そうかぁ……わかった……」
このとき、コウキはある体勢をとった……それは立ったままの「休め」の体勢、コウキはただユウキのお仕置きを受け入れたのであった……
ユウキ「コウキの……セクハラ変態やろおおおう!!」
コウキ「げぼぁ!!?」
コウキ(やめりゃあよかった……このシノンにセクハラ行為するのをよおお……)
コウキが頭から床に落ちるときにコウキは見た、それは……
白コ→(`・ω・´)ゞサッ黒コ→(`・ω・´)ゞサッ
白と黒の自分が自分に向けて敬礼する姿を……
その後はコウキを部屋に寝かしたあと、とりあえず犯罪防止コードはちゃんと発動することとアルベリヒについては注意するように言うだけでその日を終えた……
おまけ、その日のアルベリヒ……3
アルベリヒの部屋
チクッチクッチクッ……
アルベリヒ「…………」
コウキ『(小声で)……なにこいつカッコつけてんの……キショ』
アルベリヒ『』ピクッ
ガスッ!ガスッ!ガスッ!ガスッ!!
相変わらずのコウキとアルベリヒであった(笑)
次回をお楽しみに!!