ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中]   作:恋愛紳士

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一昨日でこの作品の一周年です!!これからも頑張ります!

今回は龍が如くの戦闘BGMを流しながら読むといいですよ!そしてまたアイツが現れる……ではどうぞ!!


違和感

前回のあらすじ、ストレアの不調……

 

87層を解放した次の日、俺は兄貴とキリトと一緒に87層にある喫茶店で疲れを癒していた……そんなときだった。

 

女性槍使い「ちょっと、なにするの!」

 

ハンク「ん?」

 

コウキ「なんだ?」

 

コウキたちが座っているテーブル席から離れたところで騒ぎが起きた。

 

アルベリヒの部下「いいだろお、別に減るもんじゃないんだから」

 

キリト「あいつはたしか前に攻略組に入りにきたヤツの付き添い……」

 

ハンク「……ああいたなそんなヤツ」

 

コウキ「……どうやらあの女の人に手を出そうとしてるようだな……」

 

コウキたちは遠目で見ていると先ほどの女性の槍使いが更に声を上げる。

 

女性槍使い「いい加減にして!監獄エリア送りにされたいの?しかも今は転送がおかしくなってるんだからどこに飛ばされるか、分かんないわよ!外周部に飛ぶかもしれないんだからね!」

 

アルベリヒの部下「いいよいいよ、やってみな、俺たちにそういう無粋なものは意味が無いんだから」

 

ハンク「なに?」

 

ハンクがアルベリヒの部下が言ったことに、疑問を感じた……が女の槍使いはシステムコンソールを操作するが

 

女性槍使い「っ……!」

 

アルベリヒの部下「ほらね?」

 

女性槍使い「なっ、なんで《犯罪防止コード》が動かないの!?」

 

ハンク「!?」

 

コウキ「なっ!?なに!?」

 

キリト「確かにおかしい!?あれだけの行為をしても、犯罪防止コードがなにも反応しないなんて」

 

コウキ「……兄貴」

 

ハンク「ああ……」

 

キリト「お、おいどこへ?」

 

コウキとハンクが席をたつのを聞くキリト、たった一言で答える。

 

コウキ・ハンク「「ちょっと野暮用」」

 

キリト「……」

 

そして二人はアルベリヒの部下のところへと歩いていく……

 

アルベリヒの部下「さて、俺たちの強さを知ってもらったところでもう少し……」

 

ガシッ

 

ハンク「ちょっと待ちな」

 

アルベリヒの部下「あぁん?」

 

そこでハンクはアルベリヒの部下の肩を握る。

 

アルベリヒの部下「なんだぁてめぇ?邪魔すんなよ」

 

コウキ「ここは皆が気分を落ち着かせる為の茶屋、それを目の前で強引なナンパしてさ、……迷惑なんだよ」

 

ハンク「それに、システムが動かないだけで「俺たちの強さ」?ふん、笑わせるな」

 

アルベリヒの部下「んだとテメェ!!!」

 

アルベリヒの部下は大声を上げてからハンクに睨み付ける……

 

ハンク「どうした?睨み付けるだけか?」

 

アルベリヒの部下「……いいだろ、相手になってやる……おい!!」

 

すると部下の連れが合計5人現れた。

 

アルベリヒの部下「これでも相手しようと思うのか?ん ?」

 

ハンク「……失笑だな」

 

アルベリヒの部下「ッ!!表に出やがれ!!」

 

そしてハンクとコウキ、それにアルベリヒの部下たちは店から出ていった……

 

女性槍使い「ど、どうしよう……」

 

キリト「君、大丈夫か?」

 

女性槍使い「えっ?ええ……それより助けてくれたあの人たちが」

 

キリト「大丈夫、アイツらなら大丈(ry」

 

アルベリヒの部下「うっぎゃあああ!!!」

 

バンッ!!!

 

すると突然!外から店の扉を通り抜いて、そのまま店の壁に打ち付けて人が吹っ飛んできた!!

 

女性槍使い「……(゜ロ゜;)」

 

キリト「やれやれ始まったか」

 

キリトはコウキたちがいるであろう扉の先を見た……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

喫茶店・店前

 

アルベリヒの部下A(以後部下A)「謝っても許さないからな」

 

ジャキ!!

 

そう言いながら槍を抜き放つ部下A、その他の奴等も各々の武器を取り出す……

 

ハンク「……コウキ」

 

コウキ「なんだ?」

 

ハンク「相手の人数6人……人数割りどうする?」

 

コウキ「半々でいいだろ、それにこれは喧嘩だろ?マジになんなよ?」

 

ハンク「……ふっ、だな……これは俺様の喧嘩だ!!」

 

コウキ「いいや兄貴、俺たちの喧嘩だ!!」

 

部下A「なにごちゃごちゃぬかしてんだゴラァ!!!」

 

シュ!!

 

部下Aは槍をハンクに向け、突くが!

 

ハンク「ふんっ!!」

 

バキッ!!

 

部下A「うげっ!?」

 

槍の横に紙一重で避けてそのまま腕の肘で相手の首叩き込む!!部下Aは思わず槍を手放し……ハンクは部下Aの首元とベルトを掴み、そして次の瞬間には!

 

ハンク「せりゃあああ!!!」

 

ブン!!

 

部下A「うっぎゃあああ!!!」

 

喫茶店の扉に向けて投げ飛ばした!!

 

部下たち「「「……(゜ロ゜;)」」」

 

コウキ「ストラーーイク!!」

 

仲間が投げ飛ばされた光景に茫然し、一人だけ……コウキは歓声をあげた。

 

ハンク「……おい」

 

部下たち「「「!!?」」」

 

ハンク「この程度か?あぁ?」

 

部下たち「「「ッ!?」」」

 

部下B「やっちまえ!!」

 

部下Bの言葉をかわぎりに武器を持ってこっちに突っ込んでくる、コウキのほうに三人、ハンクに二人向かってくる。

 

ハンクサイド

 

ハンクに向かってくる二人のうち、一人は短剣、もう一人は片手剣を持ってこっちに向かってくる。

 

部下B「死ねぇ!!」

 

ブンッ!!

 

部下Bは片手剣をハンクに降り下ろしてくる……がハンクは冷静に見定め……

 

ハンク「……ふんっ!!」

 

シュン!ドコォ!!

 

部下B「ぐげぇ!?」

 

部下C「なっ!?ぐはぁ!!?」

 

次の瞬間には部下Bはぶっ飛ばされて、そのまま部下Cを巻き添えに転がっていった……

 

部下C「ば、バカな……何故先に攻撃したのに俺らが倒れ(ry」

 

ハンク「わからねぇだろうな」

 

部下C「!?」

 

部下Cを見下ろすように立ちふさがるハンク……そしてハンクは部下Cの疑問に答える。

 

ハンク「さっきの技は白刃流し(しらはながし)って技で腕一本で防御と攻撃を一度に行う古式空手の真髄の技の一つでな、刃の側面に捻りきった拳を入れる同時に一気に捻り上げ、筋肉のパンプと螺旋の力で最小にして最速の払いと突きを瞬時に行う……ってわけだ」

 

部下C「ば、バカな!?」

 

ハンク「対武器戦闘にうってつけだから練習したんだよ、お前らとは底が違うんだよ底が」

 

部下C「く、くそが!!」ブン!!

 

部下Cは自分の持つ短剣をハンクに目掛けて投げつけた……が

 

ハンク「おっとあぶね」

 

パシッ

 

部下C「なっ!?」

 

ハンクはいとも簡単に手の中指と人差し指で短剣を白羽取りをし……

 

ハンク「はい返す」ブン!

 

ガン!!

 

部下C「ぐはっ!!」バタッ!

 

ハンクはそのままナイフ投げみたいに短剣を投げ返し、その短剣は部下Cの頭に当たり、そのまま部下Cは昏倒した……

 

ハンク「……部下でもこんなもんか……」

 

勝者・ハンク

 

ハンクサイドエンド

 

コウキサイド

 

コウキ「おらおらおらおらぁ!!!」

 

ブンブンブンブン!!

 

部下D「ちぃ!?」

 

部下E「ひっ……!」

 

コウキが持つ武器を必死に避ける部下たち……

 

部下F「このぉ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハリセン野郎が!!」

 

コウキ「ダマシィ!!」

 

ハンクたちの乱闘を遠目で見る観客にとって、これほど異様な光景はないだろ……なんせ大の大人三人が一人の若者が大きなハリセンを持って振り回し、大人三人はそれから逃げているのだから……

 

コウキの最初の一撃を喰らってから、そのハリセンの効果が分かり今はその一撃を避けるしか手がなかった……が。

 

部下D「いい加減にしろぉ!!」ブンッ!!

 

部下Dの持つ、両手剣を背を向けているコウキに振り落とそうっとするが

 

コウキ「ダマ!!」

 

スカッ

 

部下D「なっ!?」

 

コウキ「シィ!!」

 

バシッン!!

 

コウキがちょっと横にステップしていとも簡単に避けて、そのまま回転斬りの要領でハリセンをフルスイングで部下Dの横顔に叩き込む!!結果。

 

部下D→))Д´)タワバッ!?

 

ドッシン!!

 

部下D「ビク,ビクビク……きゅう」カクン

 

痙攣したのちそのまま気絶した……

 

コウキ「ダマシィーー!!(なんかテンションハイになっている(笑))」

 

部下E「隙あり!!」ビュ!

 

コウキが勝利の雄叫び(?)を上げているとまた後ろから部下Eの持つ曲刀でコウキに目掛けて突きを放つ!……が

 

シュン

 

部下E「なっ!?消え!?」

 

コウキ「ダマァ……」

 

そのとき、部下Eは顔に脂汗を垂らした……頭上からなにか声が聞こえてきたのだから……そして部下Eは曲刀の突きを放った体勢でそのまま上へと見上げる……そこには

 

コウキ「シイイイイィ!!!」

 

ハリセンを剣術の真っ向幹竹割りのように振り落とそうっとするコウキが……もう次の瞬間には……

 

バッシイイイイィン!!!

 

ハリセン・真っ向幹竹割りは部下Eの顔面に炸裂した……部下Eは……そのまま倒れ、体を痙攣してからカクッっと力尽きた……そこを最後の部下、部下Fが……

 

部下F「うおおお!!みんなの仇ィイイ!!」

 

部下たち(((いや、死んでねぇよ)))

 

っと言いながら手に持つ両手斧を横へと……コウキごと薙ぐように振るう……が

 

コウキ「ダマ!」スカッ

 

コウキはそれをただ伏せるだけで避け……そしてコウキの顔には……

 

コウキ「ダマァ……」(ニヤリ)

 

部下F「ひっ!?」

 

凶悪な笑みを浮かべていた……そして

 

コウキ「ダマシィ!!」バシッン!!

 

部下F「げふぅ!?」

 

コウキが相手の顎にアッパーのように振り上げた!それをもろに喰らい少しだけ体を浮き上がる……そこを

 

コウキ「ダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマダマァ!!」(⊃=͟͟͞͞⊃=͟͟͞͞⊃ º言º)⊃=͟͟͞͞⊃=͟͟͞͞⊃=͟͟͞͞⊃=͟͟͞͞

 

ハリセンの左右で繰り出すラッシュを喰らわせた!!そして最後は!

 

コウキ「ダマシイイイイィ!!!」バッシイイイイィン!!!

 

相手の体が落ちてきたところをトドメの降り下ろしてキメた。

 

そして相手は痙攣すら起きずままそのまま地にひれ伏した……そしてコウキは……

 

コウキ「ダマシイイイイィ!!(エイドリアァーーン!!)」

 

……また勝利の雄叫びを上げた……

 

コウキサイドエンド……

 

ハンク「……片付いたようだな」

 

コウキ「(我にかえって)……だな」

 

???「おやおや、なんの騒ぎかと思えば、《紅の魔戦士》様と《蒼の竜剣士》様ではないですか」

 

ハンク・コウキ((うげぇ……この声は……))

 

 

二人は声が聞こえた方へ振り向くと、そこには、前と同じ白・金・紫のトリコロールの金属防具を身に纏ったアルベリヒがいた。

 

アルベリヒ「攻略組ってのはずいぶんとお暇なようですな?」

 

ハンク・コウキ「「…………」」

 

皮肉を言い放つアルベリヒを睨み付ける二人……そこを

 

キリト「自分の部下ですらしつけがなってない奴に言われたくないな」

 

アルベリヒ「おやおや、《黒の剣士》様もいらっしゃたんですか?」

 

キリト「ああ、そこの二人と昨日のボス攻略の疲れを癒しに喫茶店に来ていたのに、そこに倒れこんでいるお前の部下たちが問題を起こしたせいだよ」

 

アルベリヒ「ほう?いかように」

 

コウキ「今キリトの横に女性に、そこのお店の中でぶっ倒されている奴が相手が嫌がっているのに言い寄ってくるのを見かねたんだよ」

 

アルベリヒ「……なるほど、そうでしたか」

 

ハンク「あともう1つ、気になるところがある」

 

アルベリヒ「なんでしょう?」

 

ハンク「そこの女性は《犯罪防止コード》を発動しようとしたが……発動しない……いや発動できなかった……そこでだ、さっき言っていた奴が気になることが聞こえた、『俺たちにそういう無粋なものは意味が無いんだから』とか『俺たちの強さを知ってもらったところ』とかな」

 

アルベリヒ「…………」

 

ハンクが言ったことにピクッと眉を揺らすアルベリヒ……

 

ハンク「……なにか知ってんだな?」

 

アルベリヒ「……いいえ知りませんね、にしても私の部下がたいへんご無礼を……謝罪いたします。」

 

ハンク「……………………」

 

そう言って頭を下げる……

 

アルベリヒ「それでは私はこの者たちにちゃんと注意しますんで……おい!さっさと起きろ!!」

 

アルベリヒが叫ぶとその部下たちはノロノロっと立ち上がり、アルベリヒの後ろに並び立つ……

 

アルベリヒ「それでなんですが」

 

ハンク「?」

 

アルベリヒ「あなた方は正義の味方のおつもりで?」

 

ハンク「……そうでありたいっと思っているだけだ」

 

アルベリヒ「ほう……」

 

そう言いながら目を細めて、ハンクに近づく

 

アルベリヒ「まあ、せいぜい格好つけておくといいよ、お前らがほんとうはなにもできない人間だってことをそのうち身をもって教えてやるからな、行くぞ」

 

コウキ「(小声で)……なにこいつカッコつけてんの……キショ」

 

サッサッサッサッ…………

 

アルベリヒたちはそう言ってどこかへ歩き去った……

 

ハンク「……………………」

 

コウキ「あっ~……ああゆう奴には本当にへどが出るわ~……」 ( ゚д゚)、ペッ

 

ハンク「確かにな」 ( ゚д゚)、ペッ

 

女性槍使い「あのぉ……」

 

コウキ「ん?」

 

ハンク「ああ、無事だったか?」

 

女性槍使い「うん、面倒かけてごめんなさい、《紅の魔戦士》さん《蒼の竜剣士》さんあと《黒の剣士》さん」

 

ハンク「いいってことさ」

 

女性槍使い「本当は男ばかりのSAOにいるからね、ああいった連中はある程度慣れてる、でも……アイツらはちょっと違ったね」

 

キリト「《犯罪防止コード》が動かなかった……」

 

女性槍使い「そう、システムの干渉がなかった、まあアイテムやスキルのデータがおかしくなったりで今更なにが起こったって不思議はないけど」

 

ハンク「……」

 

女性槍使い「それじゃあね、今度機会があったらなにかおごらせて」

 

コウキ「はい、また機会があったら」

 

タッタッタッタッ……

 

そして女性槍使いの人は歩き去った……

 

ハンク「…………」

 

コウキ「なぁ兄貴、犯罪防止コードが動かないなんて、やっぱりシステムになんらかの障害があるってことなのか?」

 

キリト「それとも他に原因が……」

 

ハンク「……いや、俺の考えが正しければ……」

 

コウキ「兄貴?」

 

ハンク「……さすがに荒唐無稽な話か……とりあえずアスナたちにも話しておこう」

 

コウキ「だな、とりあえずみんなの元へ帰ろう」

 

キリト「ああ」

 

そして三人は転移門へと歩いて行った……

 

ハンク(この違和感……何事も起きなければいいが……)




いったい、この先なにが起こるのであろうか……次をお楽しみに!!

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