ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中] 作:恋愛紳士
そういえばバレンタインデーも近いですね……どうせ今年も母チョコと仕事の同僚から義理チョコで終わりですよ、本命チョコ、ギブミーチョコレート(泣)
……ではどうぞ!
前回のあらすじ、職員B「ウホッ!今誰かが掘られたような?」
阿部さん「そこ、手を動かす!」
夜・コウキの部屋
あれからコウキはエギルの店に帰って来た……今は食事もお風呂も終わらせ、そろそろ寝ようとしたときだった……
コウキ「ああ……今日は散々な目にあったな……最後にケツに矢が刺さるっておま!?って感じだし……もう寝よ」
コンコン!
コウキ「こんな時間に来客?だれぇ?」
ユウキ「ボクだよ」
コウキ「ユウキか、どうぞ~」
カチャ!
ユウキ「えへへ、お邪魔するね?」
お風呂上がりからすぐに来たのか、頭から湯気を出しながら黒のパジャマを着けたユウキが入って来た。
コウキ「こんな時間になんの用だ?」
ユウキ「う~ん……おしゃべりしに来たんだけど……もう寝るところだった?」
コウキ「見ての通りさ」
ユウキ「ご、ごめん……」
コウキ「別にいいさ、このまま寝るのも少しもったいないっと思ってたしな」
ユウキ「……ありがとう」
コウキ「いいっていいって、そうだ!おしゃべりするなら茶菓子出さないとな」
ユウキ「あっ、ボク手伝うよ」
コウキ「サンキュ、じゃあそこの冷蔵庫からなにか良さげな菓子出してくれるか?」
ユウキ「オッケー!……なにがあるかな~♪」
コウキ(やれやれ)
鼻唄を歌いながら冷蔵庫を漁るユウキを見て、苦笑するコウキ……
ユウキ「あれ?こ、これは!?」
コウキ「どした?」
ユウキがなにか見つけ出し、なぜか震えだした……それに不振を感じたコウキはユウキの手に持つ物を見た、それは……
夕焼けをイメージした黄色いパッケージ……
のどかな農村をイメージしたイラスト……
そしてその箱の表面にでかでかと書かれた『アインクラッドチョコスナック きのこの山』っと……
ユウキ「きのこの山……だと……!?(なぜこんなところに!?)」
コウキ「ああ、それ?たまに食べたくなるから試行錯誤しながら作った奴、パッケージの箱の設計は俺で作成は知り合いに」
ユウキ「……コウキ」
コウキ「どしたの?」
ユウキ「どうやらコウキとは相容れないようだね……」
コウキ「……!キサマァ!たけのこの里の者か!!」
ユウキ「コウキ……これは人類が決して相容れない問題の1つだよ……たけのこの里が一番」
コウキ「……確かに相容れないみたいだなユウキよ……きのこの山が一番だ」
コウキ・ユウキ「「ムッムッムッ!!」」
クル「……くあ~あ……クル」くるりん
互いににらみあう二人……そんな二人に呆れてあくびを出したクルはそのまま体を丸めて寝だした……
ユウキ「……やめよ」
コウキ「えっ?」
ユウキ「ボクはおしゃべりしに来たのにきのことたけのこの戦争しに来たわけじゃないから」
コウキ「……それもそうだな、じゃあ茶々っとお茶の準備するか」
ユウキ「そうだね」
それからまたそれぞれで動き出した……
コウキ「あっ、そういえばアスナもきのこ派な」
ユウキ「アスナァ……」
数分後……
コウキ「さて準備完了だな」
コウキたちの目の前にはテーブルに載られた、紅茶とお菓子の皿に盛られたクッキーやカップケーキ、そしてきのこの山があった……
ユウキ「……コウキ、わざと?」
コウキ「えっwなんのこと?www」
ユウキ「このっ……!」スッ!
コウキ「ちょ!?ベットに置いておいたハリセンを!?それアカン!?それはらめぇぇぇ!!?」
ユウキ「……もう……」スッ……
振りかぶったハリセンを下ろすユウキ……それを見て胸を撫で下ろすコウキ……
コウキ「さて、今回の議題はなにかねユウキ君?」
ユウキ「いや、会議じゃないんだから」
コウキ「えっ?わざとだけど?」
バッシン!!
コウキ「ギャアアア!!?」
ユウキ「真面目に話そうよ」
コウキの顔面にハリセンアタック炸裂!!コウキは跳ね上がって顔面を押さえる、ユウキは冷たい目でコウキを見据える……
コウキ「顔がぁ……!顔がぁ……!あ、あれ?顔取れた?」
ユウキ「取れてないからさっさと立つの」
コウキ「イエスマム!」ガグガクブルブル(((´д`|||)))
ユウキのイライラが言葉になって伝わり、コウキはすぐさま椅子に座る……
ユウキ「…………」
コウキ「…………」
ユウキ「…………はぁ(なんでこうなちゃうかなぁ……)」
コウキ「ビクッ(やべぇ……機嫌悪くさせちゃったなぁ……どしよ)」
……3分後……
ユウキ「…………」
コウキ「…………もう」
ユウキ「?なに?」
コウキ「いや…………もうここまでのことを起きたらもはやスイーツwwwだなっと思って」
ユウキ「…………」
コウキ(やべ、外したか……)
ユウキの無言に顔を青くするコウキ……ところが
ユウキ「…………ぷっ!くく……!」
コウキ「え、えっ?」
ユウキ「くく……だね」ニッコリ
コウキ「ポッカーン……(゜ロ゜)」
ユウキ「どうしたの?」
コウキ「あっ、いや」
ユウキの意外な反応に呆けるコウキ……それをおかしいっと思ってユウキが声を掛けて、それにより気を取り直すコウキ……
ユウキ「さて、だいぶ本題が遅くなちゃったけど始めようか?」
コウキ「おっ、おう……そういえば話すことってなんなんだ?」
ユウキ「えっーとね……ハッ!?///」
コウキ「?」
何故か顔を赤くするユウキに?マークを浮かべるコウキ……
コウキ「どうしたユウキ?なんか恥ずかしいことでも?」
ユウキ「う、うぅん!!ぜんぜん!」
コウキ「そ、そうか……」
ユウキ「……ねぇ……コウキってさ」
コウキ「…………」
ユウキ「…………どんな髪型の女の子が好きなの?」
コウキ「……………………へっ?」
ユウキの質問に拍子抜けになるコウキ……そんなコウキに慌てて答えるユウキ
ユウキ「ほ、ほら!今日髪型の話してたけどコウキはどんな髪型が好きなのか話していなかったでしょ?それを思い出して、それで気になちゃったから聞いてみようっと思って!」
コウキ「そ、そうか……ふむっ……好きな髪型か……」
ユウキ「…………」
コウキが答えるのをジッと待つユウキ……そして
コウキ「しいていえば……」
ユウキ「うん……」
コウキ「……ショートカットかな?」
ユウキ「えっ?ショート?」
コウキ「うん、ロングかショートって言われるとショートかな?」
ユウキ「なんで?」
コウキ「うぅん……そこまでこだわりとかないけど、ショートってあまり髪型の変化が少ないからそれがカッコいいと思うしカワイイとも思う、カッコカワイイってやつかな?」
ユウキ「ふーん……じゃあフィリアとかシノンとかそう思っているんだ?」
コウキ「まぁ……そうだな」
ユウキ「ふーん……」
コウキ(あ、あれ?なにか間違えたこと言った?)
ユウキ「……ねぇコウキ」
コウキ「な、なに?」
ユウキ「ボクね、リアルだとね、ショートなんだ」
コウキ「……えっ?髪型が?」
ユウキ「うん、髪止めも今着けてるバンダナじゃあなくてカチューシャなんだ」
コウキ「へぇ~……そうなんだ……」
コウキ(そういえばユウキがリアルのこと余り知らないな、まぁマナー違反だから仕方ないけど)
ユウキ「でっ……だよ?」
コウキ「ん?」
ユウキ「この世界から出られたら……ボクのショートカットの姿見せてあげる」
コウキ「ほ、本当か?」
ユウキ「うん!」
コウキ「……そうだ俺もリアルでの容姿教えよう、聞きたいか?」
ユウキ「き、聞きたい!」
コウキ「うん、てかリアル容姿は今の姿のまんまだけど、ひとつ違うのは……俺、リアルだと眼鏡着けてるんだ」
ユウキ「へぇ~、コウキ眼鏡着けてたんだ?」
コウキ「まぁな」
ユウキ「じゃあお互いに約束!」
コウキ「ん?」
ユウキ「お互いに、リアルでまた会おうって!ほら指切り!」
コウキ「指切りって……まぁいいけど」
そうして二人はお互いに小指を組む
ユウキ・コウキ「「指切りげんまん♪嘘をついたら」」
ユウキ「姉ちゃんにボクの胸をコウキが揉んだってち~くる♪」
コウキ「ちょ!おま!?」
ユウキ「指切った♪」
コウキ「待ってぇ!!?なにその約束!?どっちが約束破っても俺だけバットエンドじゃねぇか!!?」
ユウキ「へっへぇ~んだ♪もう指切っちゃったもんねぇ~♪」
コウキ「は、謀ったなシ○ア!!」
ユウキ「あっはは!逃っげろ~♪」
コウキ「待てやユウキ~~!!」
今度はユウキと鬼ごっこするはめになるコウキ、しかし……ユウキとしたあの約束……それがどんなに困難な約束かは……まだ誰も知らない……
ちょっとシリアスぽく……次もお楽しみに!!