ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中] 作:恋愛紳士
……さぁ今回はアヤツの登場……まぁ無事にはすまないが(笑)ではどうぞ!!
前回のあらすじ、カラオケは上手い奴と下手な奴との差が激しい
クラインのカラオケマシーンが動かなくなるオチから次の日、ある意味衝撃的なことが起きた日だった……
キリトサイド
転移門前広場
キリト「……で、ソニック・リープの特性を生かして空中の敵に攻撃が出来るんだ」
ユウキ「なるほど~、にしてもキリトって人には中々考えつかないようなこと思い付くんだね」
キリト「そ、そうかな?まぁ、これって意外にマネ出来るようなヤツだけど」
リズの店で武器の修理をしに来たらたまたま同じ用で来たユウキと会い、修理の間をユウキと散歩しながら片手剣講談をして、時間を潰していた……
ハンク「むっ?」
アスナ「あれ、キリト君にユウキ?こんなところでどうしたの?」
すると転移門の前に立っているアスナが声をかけてきた!
ユウキ「えっ、あっ!アスナ!」
キリト「いや、通りかかっただけだけどふたりともどうしたんだ?」
アスナ「わたしは見ての通り待ち合わせ、攻略組に参加したいギルドがあるって血盟騎士団あてに連絡があってね、そこのギルドマスターと会う約束」
キリト「採用面接みたいなものか」
ユウキ「へぇ~!アスナってそうゆうこともやっているんだ!」
アスナ「そんなに偉そうにするつもりはないんだけどね」
キリト「それでどんなギルドなんだ?」
アスナ「最近、頭角を現したハイレベル集団!かなりの強さなんだって、結構評判になってるよ」
ユウキ「おおお!」
キリト「へえ、それは頼もしいな」
ハンク「でだ、俺達、シャドーナイツはオブザーバーとして来たってことだ」
キリト「なるほど……ん?「俺達」?」
???「オーイ!移動の準備終えたぞ~」
すると別の入り口から誰かがハンク達に声をかけながらこちらに近付いて来た……それは。
ユウキ「あれ?コウキ?」
コウキ「……なんでキリトとユウキがここにいるんだ?」
キリト「いや……たまたまなんだが……コウキはどうして? 」
コウキ「兄貴とアスナの手伝いだ、っと言っても案内係ぐらいだがな」
ユウキ「あっ~そういえば朝なんか忙しそうだったね」
キリト「……じゃあ邪魔になりそうだから俺達は行くな」
コウキ「……「俺達」?」
ユウキ「ええっとね、今ボクとキリトはリズに装備の修理を頼んでいて、それで今は時間を潰しに散歩しながら話してたんだよ」
コウキ「ほうほう……おいキリト、ちょっと来い」
キリト「えっ、えっ?なんで?」
コウキ「いいから来い!」
コウキが俺の首根っこを掴んで隅に移動した。
キリト「でっ?なんだよいったい」
コウキ「……お前よぉ……ユウキにまで手を出す気か?」
キリト「はっ?はぁ!?」
コウキ「毎度毎度、ほとんど!毎日!女の子と連れていて……バカなの?一級フラグ建築士なの?」
キリト「なんだよ一級フラグ建築士って……本当にたまたま会ったんだよ」
コウキ「ふん!どうだか」
キリト「…………」
コウキ「一応言っておくがユウキに手を出したらお嬢が只では済まさないぞ」
キリト「……まさかとは思うがユウキのことでランになんかされたことがあるのか?」
コウキ「…………」
キリト「図星か」
コウキ「また女装されたいか?」
キリト「勘弁してくれ……」
コウキ「ふん!じゃあ皆の元に戻るぞ」
キリト「ああ……」
二人は皆の元へ戻って行った……
ユウキ「あっ、戻って来た、何を話してたの?」
コウキ「で?いつになったら例のギルドマスター来るの?」
ユウキ「スルー……だと?」
アスナ「もうそろそろだと思うけど……」
キリト「じゃあ今度こそ俺達行くな?」
コウキ「ちょお、待ってぇなキリト?」
キリト「なんで関西弁?」
コウキ「気にしたら負け、キリトは例のギルドマスター気にならないのか?」
キリト「うーん、気にならないと言えば嘘になるが……だけど」
コウキ「なら観戦してなよ」
キリト「えっ?」
コウキ「採用面接の一環で兄貴がその例のギルドマスターに模擬戦する予定なんだ、だから俺と一緒に観戦していれば時間潰れるだろ?」
キリト「けど……」
アスナ「そうだよキリト君!……そうだ!キリト君もご意見番として一緒にいてよ」
キリト「ええっ!?俺そういうの苦手なんだけど……」
アスナ「ね、おねがい!いてくれるだけでいいから!」
ハンク「いるだけで意味があんのか?」
コウキ「野暮なこというなよ、兄貴」
キリト「んー……でもなぁ……」
アスナ「ふーん……じゃあ今日の晩ご飯は煮込みハンバーグにしようと思ってたけどやめて黒パンね」
キリト「お、おい!?」
コウキ「ちょ!?キリトにとって効果的な脅し!?」
アスナ「ね? お ね が い!」
キリト「……わかったよ、そのかわり晩ご飯は煮込みハンバーグ頼むからな」
アスナ「もっちろん!任せておいて!」
コウキ「オイオイ……(汗)それでいいのかアスナ……そしてそれでいいのかキリトよ……」
ハンク「……ユウキはどうするんだ?」
ユウキ「……まぁボクもこれといって予定がないからボクも観戦しているよ」
ハンク「そうか……」
そして俺達5人は例のギルドマスターが来るのを待っていた……
キリトサイドエンド……
5分後
カチャ、カチャ、カチャ、カチャ……
すると入り口から、白・金・紫のトリコロールの金属防具を身に纏った、金髪の男性プレイヤーがこちらに近付いて来た……
アスナ「……来たみたいね」
ハンク「あれが……」
???「お初にお目にかかります、アルベリヒと申します」
丁寧な口調で自己紹介するアルベリヒ、だが男3人は……
キリト(装備はそれなりのものを揃えているようだがなんだろう、この違和感……)
ハンク(こいつ……装備の割には着せられている感があるんだが……本当に強いのか?)
コウキ(……また大層な名前してんな……「アルベリヒ」、確か……色々省略するとだが「妖精王」の名前だったような……?)
色々失礼な思案する3人、そしてアスナも自己紹介をする
アスナ「初めまして、私が血盟騎士団副団長のアスナです、本日はよろしくお願いいたします」
アルベリヒ「お噂はかねがね聞いております、《閃光》のアスナさん」
コウキ(さすがにアスナのことは知っているか)
アルベリヒ「いやはや、お美しい限りです、もしや現実の世界ではご令嬢だったりするのでは?……っと失礼、この世界では現実世界の詮索はタブーでしたね、ふふふふふっ」
アスナ「は、はあ……」
そしてこのとき、約2名の男は!
コウキ・ハンク((おええええ(嘔吐)!!!))
……心中吐いていた……
コウキ(オーッ!ノォーッ!!歯がガタガタ浮くぜバカヤロー!!)
ハンク(待て!耐えるんだジ○セフ!……あっダメだおええええ!!!)
コウキ(あ、兄貴ィーー!!?)
アルベリヒ「ところでアスナさん、こちらの方たちは?」
アスナ「ええっと、この人は今日はオブザーバーとして同席してもらってる……」
ハンク「……シャドーナイツ団長、ハンクだ」
キリト「キリトだ、主にソロでやらせてもらってる……よろしく」
アルベリヒ「おお、キリト……《黒の剣士》様でしたか!そしてそちらがあの《紅(くれない)の魔戦士》様でしたか!」
コウキ「……そして今回の道案内をさせて貰います、シャドーナイツ副団長、コウキです」
アルベリヒ「ほっほう……それじゃああなたが《蒼の竜剣士》?」
コウキ「……まぁそうです……」
アルベリヒ「あなた方ご活躍のおかげで僕たちもここまで来れました、攻略組の方々のお力になれますよう粉骨砕身の覚悟で尽力いたす所存です、どうぞ、よろしくお願いいたします」
キリト「あ、ああ……」
キリト(不自然に礼儀正しいな)
ハンク(……まぁ今まで俺達が頑張っていたからな、その分相手も礼儀正しくなるんだろ?……たぶん)
コウキ(……本当にそれだけか?)
アルベリヒ「あの、それでこの方は?」
ユウキ「うっ……」
アルベリヒがユウキのほうへ見る……
ハンク「ああ、そいつはうちで預かっていて、そいつもまだ入りたての攻略組の一人だ、それで、今回の採用面接で俺がアンタと模擬戦をやるから後学として見学して貰おうと思って連れてきた。」
ユウキ「えっ?あ!……どうも、ユウキです」
アルベリヒ「ふむ……なるほど、よろしくユウキさん」
コウキ(兄貴、ナイスフォロー!)
ハンク(ふん、これで奴も文句は言いまい……)
アルベリヒ「……………………」ジッー……
ユウキ「な、なんでしょう……か?」
アルベリヒ「いえ……」
コウキ(……?なんだろう?奴の目……興味がある……そんな目をしてる……)
アルベリヒ「さて、先程模擬戦って言ってましたが、どこでやるんですか?」
コウキ「あっ、案内します、馬車を使うんで……こちらです。」
そしてコウキ達は馬車があるほうへ歩いて行った……
ひとまずこれで……次回をお楽しみに!