ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中] 作:恋愛紳士
前回のあらすじ、ストレアのパーフェクトボディー?
84層迷宮区一階、ストレアを探しにコウキとユウキ、そしてクルはここに来ていた……
コウキ「ここだな……ストレアがいるところは……」
ユウキ「ここにストレア一人で……」
コウキ「……行こう」
クル「グル!」
そうして二人と一匹は奥へと足を踏み入れた……
それから時おりモンスターに遭遇しては倒しての繰り返してやっと二階に上がることが出来る階段、そしてその前にいるストレアを見つけた……
コウキ「いた!見つけた!」
ストレア「えっ?あれ?コウキにユウキ?どうしてここに?」
ユウキ「ちょっとストレアを会いにね」
ストレア「アタシに?なんのよう?」
ユウキ「コウキが先にいいよ」
コウキ「わかった、ストレア、ちょっと前にキリトからストレアの話を聞いた」
ストレア「話を?」
コウキ「ああ、前にキリトとリズをここで会ったろ?」
ストレア「ん~……うん!会ったね」
コウキ「それでストレアが探しているものの話が気になってな」
ストレア「探しているもの……」
コウキ「『世界を壊してしまうなにか』」
ストレア「!」
ユウキ「えっ?」
コウキの言葉にストレアは少し警戒するような表情を浮かべ、ユウキは驚きコウキのほうに振り向く。
コウキ「……勿論これはストレアは確証はないんだろ?今までだってバグやらなんやら出てきたからもしかしたらそのようなことが起きるかも知れないから一応探している、ってところかな」
ストレア「…………」
コウキ「それ、俺も協力しよう」
ストレア「えっ!?」
ユウキ「ちょ!?コウキ!?」
コウキ「まぁ……ストレアが良ければだが?」
ストレア「…………」
ストレアの目にはどうして……って問いかけてようにコウキを見る……それを真剣な目で答え、ストレアに言う。
コウキ「俺も今のみんなとの生活を、壊しかねない存在がもしあるのなら俺はそれを止めたい、……みんなのことが大切だからな」
ユウキ「コウキ……」
ストレア「…………」
コウキ(これは本当のこと……けど他にも聞きたいことがあるが…………今じゃあなくていいや……)
ストレア「……ありがとうコウキ、もしコウキの力が必要なときはお願いするね?」
コウキ「ああ……でっユウキ?」
ユウキ「へっ?な、なに!?」
コウキ「いや……ユウキもストレアに用があったんだろ?……どうした?そんな動揺して?」
ユウキ「えっ……と、あの……ただストレアと会って話でもしようかな……って思っていたから……まさかそんな真剣な話になるとは思わなくて……」
コウキ「……まさかとは思うが、自分のこと、場違いかな……って思ってたのか?」
ユウキ「…………うん……」
コウキ「…………ハァ」
そう言いながら、ユウキは下に向いて落ち込む……それをコウキは……
コウキ「ユウキ、顔を上げろ」
ユウキ「うん……」
ユウキを顔を上げたところで!
コウキ「テイ!」
ビシィ!!
ストレア「!?」
ユウキ「痛ぁ!!?」
人差し指と中指の二本の指を使って、さらに強めの力で放たれたデコピンがユウキの広いオデコにクリティカルヒットした!!
ユウキ「ッ~~~……な、なにするのさコウキ!?」
仰け反った身体を勢いつけて起き上がり、オデコを両手で押さえながら涙目で訴えるユウキに呆れながら半目でユウキを見るコウキ……
コウキ「バッカじゃあないの?」
ユウキ「なにがさ!?」
コウキ「自分が場違いだと?本当に場違いなら最初からユウキには「あっ、ちょっとストレアと二人きりで話があるからあっちに行っててぶっひー?」って言っておるわ!!」
ストレア「ぶっひーって……」
コウキの言い様に少し笑ってしまうストレア……それに気にせずに話を続けるコウキ
コウキ「ユウキだって俺の仲間だ、余程のことじゃあない限り内緒はしねぇよ」
ユウキ「コウキ……」
コウキ「てかこれ、俺とストレアに限ったことじゃあねぇしな」
コケッ!
突然ユウキがなにもないところでコケた……なぜ?
コウキ「どした?」
ユウキ「……いやなんでもない(そうだ……コウキは元々こうだった……)」
コウキ「……(なにか失敬なこと言われているような……)まぁとゆわけで!ユウキにも協力して貰うからな?」
ユウキ「……まぁ断る理由もないし、いいよ」
コウキ「よし、じゃあこれからどうする?」
ストレア「うん、またここに来たのは前に来たときの見逃しがあるかもしれないからね、今日は隅々まで探し回るつもり」
コウキ「わかった、じゃあ行こう!」
二人と一匹「「うん!(グル!)」」
そして三人は階段に上がって行った……それからしばらく、一階登っては隅々まで探し回ったものの、それらしきものは全く見当たらず、結局そのままボス部屋前にまで来てしまった……
ユウキ「結局……それらしきものは見つからなかったね……」
コウキ「まぁまだ、無いとゆう確証は無いからな、これからも続けよう、さてどうする?」
ストレア「今日はもうこれぐらいにしてぇ……二人ともこのあと時間ある?」
コウキ「あっ?時間?……べつにこれってゆう事はないな」
ユウキ「うん、ボクも無いよ?」
ストレア「じゃあみんなで温泉入りに行こうよ♪」
二人と一匹「「「……………………はぁ?(グル?)」」」
……84層ダヒオス、ここはほとんどが岩で覆われたフィールドだが、ここにいくつか温泉が沸き立つ場所があり、ここで取れる温泉水は美容アイテムとしての価値があり、それでいて攻略帰りに入っていくプレイヤーもいて、特に女性プレイヤーには人気スポットだった……
そんな人気温泉スポットに三人と一匹が来ていた……
コウキ「……マジで入るのか?こんなところで?」
ストレア「なにを気にしてるの?アタシもう汗でベトベトだよぉ~~」
コウキ「いやいや、ここは安全地帯じゃあないし、すでに暗いし、もしモンスターに襲われたらどうするんだよ?」
ちなみに外はすっかり暗くなり、星も出ているぐらい時刻が経っていた……
ストレア「確かに安全地帯じゃあないけどモンスターもいないし暗いっていっても星でけっこう明るいよ?」
コウキ(……これ絶対に譲らない感じだな……)
ストレア「じゃあ早速入ろ~っと、えっとまず武器・防具の解除を」
コウキ「へっ?」
しゃららん……!ヒュン!ブスッ!!
コウキ「ギャーー!!?目が!?目が嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼!!?」
ユウキ「コウキ見ちゃダメ!!」
ストレア「えっ?ど、どうしたの!?」
クル「グ、グル!グルルル!グ、グルルグルグルグル!!グルルルルルルル、グル!グルグルグルグルグルグル!!グルゥグルルルルルグルグル!!(あ、ありのまま起こったことを話すよ!今さっきほどストレアさんがいきなりみんなの前で装備を外しちゃたの!!それでマスターが思わずストレアさんの方へ見たら、そして風が吹いたと思ったらユウキさんがすでにマスターの目を二本の指で目潰ししたの!!何を言ってるのか分からないと思うけどボクもいったいどうやってあの一瞬でどうやってのけたのかさっぱり分からない!!)」
コウキ「嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼!?」ゴロゴロゴロゴロ!
ストレア「コ、コウキ大丈夫!?」
ユウキ「ス、ストレアも早くとりあえずタオル巻いて!揺れてる、揺れてるから!?」
……コウキは目を押さえながら身体を転がし、ストレアはそれに心配し、ユウキはそれをストレアの大きなナニかをなんとか隠そうと必死で……なんとゆうか……凄くカオスな空間であった……
10分後……
コウキ「嗚呼……酷い目にあった……」
今コウキはユウキたちのいる温泉から離れた、ここの温泉の源泉らしい場所いた……ユウキたちには先に入らせ、自分は温泉の源泉で作れる、温泉料理を作る為にここに来ていた……
コウキ「……さて後はこれら網に入れて、源泉の中に入れてっと……さてみんなのところに戻るか」
そしてコウキはみんなのいる温泉へと戻っていった……
コウキ「戻ったぞぉ~~」
ストレア「あっ!お帰り!コウキも入りなよ!気持ちいいよぉ~~♪」
コウキ「へいへい……(もう……いいや)」
コウキは武器・防具などの装備品を全部外し、腰の部分だけタオルを装備した。
コウキ「それでは……あぁ……暖かい……」
コウキはそのまま湯船に入り、身体全体を伸ばしながらゆっくり浸かった……
コウキ(にしても……)チラッ
ユウキ「.…………」
ストレア「♪~~♪~♪~~」
コウキ(こうして見ると……確かにキリトの話通り、メリハリの利いた身体だ……出るトコが出てて、引っ込むトコが引っ込んでる、大抵の男には確かに魅力的な身体だな……けどユウキも引っ込んでいて……胸とかもまだまだ成長を予感させる……)
黒コウキ(ニヤリ)
コウキ(ハッ!?俺としたことが!?これでは黒の俺の思うつぼではないか!!?)
ストレア「コウキもそう思うよね?」
コウキ「えっ!?な、なにがだ?」
ストレア「だからユウキの今のバトルスタイルについてだよ」
コウキ「えっと……どうした」
ストレア「ユウキの戦い方自体は武器と防具のおかげでいいんだけど、やっぱりバトルスキルとかをどんどん使っていったほうがいいよ」
ユウキ「うぅん……そうゆうのまどろっこしくて……好きじゃあないなぁ……」
コウキ「……まぁ一理あるな、せめて自分にとって相性のいいバトルスキルを覚えてみたらどうだ?」
ユウキ「うぅ……」
ストレア「うぅん……コウキは……」
コウキ「なんだ?」
ストレア「……しいて言えば盾かな?」
コウキ「盾?盾がどうした?」
ストレア「コウキって盾持ち剣士だけどあまり盾を使わないよね?あくまで盾は直撃から回避するために盾を持っているんだよね、けど素早く盾で防ぐ為に盾自体を軽くしていてダメージカットがいささか問題があるね」
コウキ「……まぁしょうがないけどな」
ストレア「だから相手の攻撃を何回も直撃してしまうような相手にたいして対策に防御力の高い盾も持っていたほうがいいよ?」
コウキ「……まぁ検討しておこう」
ストレア「うん!よろしくね!あとね……」
それからしばらく温泉に入りながらストレアの戦闘講義が続き、温泉から出たあとに作っていた温泉料理をみんなで食べて、その日を終えた……
ユウキとストレアとの混浴温泉……うらやましい限りだね?(ゲス顔)次回もお楽しみに!!